後払いアプリとは?誰でも審査なしで使える?
後払いアプリとは、商品・サービスの代金を購入後に支払える決済手段です。後払いアプリはクレジットカードを持たない人でも利用しやすく、若年層を中心に人気があります。
多くの後払いアプリでは簡易的な審査や本人確認を行い、利用限度額が設定されます。そのため、「誰でも審査なしで使える」とは限らず、信用情報・利用履歴に基づく審査が行われるケースが一般的です。後払いアプリは便利な一方で、支払い能力を超えた過度な利用は支払い遅延や信用情報への悪影響を招く可能性があるため、注意が必要です。
後払いアプリには4つの種類がある
後払いアプリには、大きく分けて以下の4つの種類があります。
- クレジット型
- 非チャージ型
- チャージ型
- キャリア決済型
上記の中から、自身の条件にあった後払いアプリを選びましょう。
クレジット型
クレジット型の後払いアプリは、クレジットカードと連携して利用するタイプです。後払いアプリでの決済後、利用金額はクレジットカードの引き落とし日にまとめて支払われます。
クレジット型の特徴はネットショッピングだけでなく実店舗でも利用できる点で、国際ブランドが付いているアプリなら国内外のお店で使えます。また、キャッシング枠を設定すると現金の引き出しも可能で、利用限度額が高めに設定されているケースが多い点も特徴です。たとえば、後払いアプリ「Oliveフレキシブルペイ」では最大100万円と高額な決済が可能です。
非チャージ型
非チャージ型の後払いアプリは事前にチャージが不要で、利用した分を後日まとめて支払う仕組みです。非チャージ型の後払いアプリは、クレジットカードを持っていない人や簡単に後払いを利用したい人に適しています。
たとえば、Paidyやatoneなどが非チャージ型に該当し、簡単な登録やSMS認証だけで利用を開始できて審査が不要な場合も多いです。非チャージ型後払いアプリの支払い方法はコンビニ払い・銀行振込・口座振替などがあり、サービスによって異なります。また、分割払い対応のアプリもあり、支払い負担を軽減しやすい点が魅力ですが、利用限度額は比較的低めに設定されているケースが多いです。
チャージ型
チャージ型の後払いアプリは事前にチャージを行い、チャージ金額内で支払う仕組みです。なお、後払いアプリでチャージした金額は後日コンビニ払い・銀行振込など指定された方法で支払います。たとえば、バンドルカードでは「ポチっとチャージ機能」を利用して与信審査で決まった利用金額の範囲内で何度もチャージができます。
チャージ型では利用者がチャージした金額内でのみ支払いができるため、使い過ぎを防ぎやすい点がメリットです。なお、チャージ額の上限金額が低く設定されているケースが一般的で、利用回数に応じて利用金額があがっていくサービスもあります。
キャリア決済型
キャリア決済型の後払いアプリは、携帯電話の通信料金と合算して商品やサービスの代金を支払う仕組みです。主要なキャリア決済型の後払いアプリとしては、以下があげられます。
- ドコモの「d払い」
- auの「auかんたん決済」
- ソフトバンクの「ソフトバンクまとめて支払い」
キャリア決済型は携帯電話の契約時に本人確認と審査が完了しているため、追加審査なしで利用できる点が特徴です。利用限度額はキャリアや契約内容により異なりますが、一般的に月間の利用上限が設定されています。
後払いアプリを選ぶポイント
後払いアプリを選ぶポイントとして、以下の6つがあげられます。
- 審査の有無
- 在籍確認があるか
- 利用できるサイト・店舗
- 分割払いができるか
- 利用限度額
- 手数料
上記のポイントを確認して、自身の条件にあった後払いアプリを選びましょう。
審査の有無
後払いアプリを選ぶ際に審査の有無は、チェックしておきたい重要なポイントです。多くの後払いアプリでは利用者の信用情報や過去の利用履歴に基づいて審査が行われます。たとえば、クレジットカードと連携するタイプのアプリでは信用情報機関への照会が行われ、一定の審査基準を満たさなければなりません。
一方で、審査が不要な後払いアプリも存在します。たとえば、d払いやau PAYなどのキャリア決済型アプリでは携帯電話の契約時に本人確認が済んでいるため、追加の審査なしで後払い機能の利用が可能な場合も多いです。ただし、審査なしのアプリは利用限度額が低めに設定されており、利用可能な店舗やサービスが限定されるケースもあります。
在籍確認があるか
後払いアプリの中には、利用申請時に在籍確認が行われるものがあります。在籍確認とは、申請者が申告した勤務先に実際に勤務しているかを確認するプロセスで、主に信用情報の一環として行われます。
後払いアプリの在籍確認は、電話連絡・書類提出などの方法で行われるのが一般的です。在籍確認があるアプリでは安定した収入が利用の条件となるため、学生・フリーランスの方は利用が難しい場合があります。一方で、在籍確認が不要なアプリも存在し、本人確認書類の提出のみで利用できるアプリもあります。
利用できるサイト・店舗
後払いアプリを選ぶ際には、利用可能なサイトや店舗の範囲も重要な選定基準です。一部のアプリは特定のオンラインショップ・サービスに限定されている場合があり、利用範囲が狭いケースがあります。
一方で、VisaやMastercardなどの国際ブランドと連携しているアプリでは国内外の多くの店舗・オンラインサイトで利用が可能です。また、コンビニ・飲食店などの実店舗でも利用できるアプリもあり、日常生活での利便性が高まります。
分割払いができるか
後払いアプリの中には、分割払いに対応しているサービスがあります。たとえば、Paidyでは本人確認を行うと3回までの分割払いが手数料無料で利用可能です。
一方で、ファミペイは分割払いに対応していますが、所定の手数料が発生します。分割払いを希望する場合は手数料の有無などを事前に確認し、自身の支払い計画に合ったアプリを選びましょう。
利用限度額
後払いアプリの利用限度額はアプリや利用者の信用情報、利用実績によって異なります。一般的に、審査なしで利用できるアプリの限度額は5万円程度に設定されているケースが多いです。たとえば、atoneやみんなの銀行「Cover」などが利用限度額5万円の後払いアプリに該当します。
一方、本人確認・審査を行うと限度額が引き上げられる後払いアプリもあります。メルペイの場合、初回は1万円~10万円程度の限度額が設定されており、利用実績に応じて最大30万円までの引き上げが可能です。
手数料
後払いアプリを利用する際には、手数料の有無・金額を確認しましょう。多くの後払いアプリでは支払い方法・利用金額に応じて手数料が発生するため、注意が必要です。
たとえば、atoneでは口座振替での支払いは手数料無料ですが、コンビニ払い・銀行ATMを利用する場合は税込209円の請求手数料がかかります。また、バンドルカードの「ポチっとチャージ」機能では、チャージ金額に応じて510円~1,830円の手数料が発生します。
後払いアプリ20選|審査なしで誰でも使えるサービスも紹介
おすすめの後払いアプリとして、以下の20選を紹介します。
- Oliveフレキシブルペイ
- バンドルカード
- Kyash
- ワンバンク
- Vマネー後払い
- みんなの銀行「Cover」
- atone
- VALUECA
- アトカラ
- d払い
- Paidy
- PayPayクレジット
- ファミペイ
- ultra pay
- au PAY
- メルペイスマート払い
- ナッジカード
- QUICPay(クイックペイ)
- ソフトバンクカードアプリ
審査なしで誰でも使えるサービスも紹介しますので、自身の利用用途にあった後払いアプリを選びましょう。
Oliveフレキシブルペイ

利用限度額 |
- 一般ランク:100万円
- ゴールド:300万円
- プラチナプリファード:500万円
|
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
- クレジットモード利用時は審査あり
- デビットモード・ポイント払いモードは審査不要
|
年齢条件 |
- クレジットモード:18歳以上(高校生除く)
- デビット・ポイント払いモード:年齢制限なし
|
公式サイト |
https://www.smbc.co.jp/kojin/olive-account/flexible-pay/ |
Oliveフレキシブルペイは、三井住友銀行と三井住友カードが共同で提供する多機能型の支払いサービスです。Oliveフレキシブルペイでは、1枚のカードで以下3つの支払い方法を切り替えて利用できます。
- クレジットモード
- デビットモード
- ポイント払いモード
特に、クレジットモードでは後払いが可能で分割払い・リボ払い・ボーナス払いに対応している点も特徴です。利用には審査が必要ですが、Vポイントの還元率が最大15%と高く、日常の支払いでポイントを効率的に貯められます。
また、年会費が永年無料の一般カードから特典が充実したゴールドカードまで利用者のライフスタイルに合わせたカード選択が可能です。スマートフォンのタッチ決済にも対応しており、後払いアプリとしての利用もできます。
バンドルカード

利用限度額 |
5万円 |
手数料 |
ポチっとチャージ利用時:510円~1,830円 |
審査の有無 |
審査なし
※ポチっとチャージ利用時は審査あり |
年齢条件 |
ポチっとチャージ利用時:満18歳以上 |
公式サイト |
https://vandle.jp/ |
バンドルカードは誰でも簡単に発行できるVisaプリペイドカードで、スマートフォンアプリから1分でバーチャルカードを作成できます。通常は事前にチャージして利用するプリペイド方式ですが「ポチっとチャージ」機能を使えば、チャージ金額の後払いが可能です。
「ポチっとチャージ」機能は満18歳以上であれば利用でき、審査も氏名・年齢などの基本情報を入力するだけと比較的簡単です。「ポチっとチャージ」機能を利用する場合の限度額は5万円までで、手数料は510円~1,830円(税込)となっています。
支払い方法はコンビニ・銀行ATM(ペイジー)・ネット銀行などから選択でき、種類が豊富な点が特徴です。リアルカードを発行すると実店舗での利用も可能で、オンライン・オフライン問わず幅広いシーンで活用できます。
Kyash

利用限度額 |
5万円 |
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
18歳以上(未成年は親権者の同意が必要) |
公式サイト |
https://www.kyash.co/ |
Kyashはスマートフォンで簡単にVisaプリペイドカードを発行できるアプリで、リアルタイムな支出管理機能も備えています。特筆すべきは、「イマすぐ入金」とよばれる後払いサービスで、3,000円から5万円までの金額を即時にKyashアカウントへ入金して翌月末までに支払える点です。
「イマすぐ入金」は信用情報に基づく厳しい審査ではなく、利用規約への同意と簡単な手続きで利用が可能です。Kyashカードは全国のVisa加盟店・QUICPay+対応店舗で利用でき、Apple Pay・Google Payにも対応しています。
また、支出は自動でカテゴリー分類されてリアルタイムで履歴が反映されるため、家計管理に役立つ点もメリットです。ポイント還元もあり、最大1%のKyashポイントが付与されて買い物など日常の支払いをお得にできます。
ワンバンク

利用限度額 |
利用状況に応じて変動 |
手数料 |
500円〜1,800円 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
年齢制限なし(未成年は親権者の同意が必要) |
公式サイト |
https://onebank.jp/ |
ワンバンクはAI家計簿機能を備えたVisaプリペイドカードアプリで、支出が自動で記録されて家計管理が手軽に行えます。また、「あとばらいチャージ」機能を利用すれば、事前のチャージなしに支払いが可能です。
「あとばらいチャージ」機能は本人確認と審査が必要ですが、ペアカード・ジュニアカードも発行できて家族・カップルでの共同利用にも適しています。リアルカードの発行には数日かかりますが、バーチャルカードは即時発行されてオンラインショッピングなどで利用できます。ワンバンクではAIアシスタントが支出パターンを学習し、家計改善をサポートしてくれる点も魅力です。
Vマネー後払い

利用限度額 |
3万円 |
手数料 |
1回のチャージにつき300円のシステム手数料が発生 |
後払いの種類 |
「Paidy」を利用した翌月払いチャージ |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
未成年者は保護者の同意が必要 |
公式サイト |
https://t-point.tsite.jp/finance/tmoney/charge/bnplcharge/ |
Vマネー後払いは、Vポイントを展開するCCCライフパートナーズ株式会社が提供する「Vマネー」に後払いでチャージできるサービスです。Vマネー後払いでは後払い決済サービス「Paidy」を利用して3,000円~2万9,000円までの金額をチャージし、翌月27日までに支払えます。
チャージ1回ごとに300円のシステム手数料がかかり、さらにPaidyの支払い方法によっては追加の手数料が発生する場合があります。たとえば、コンビニ払いでは最大390円の手数料がかかりますが、口座振替を選択すれば手数料は無料です。
チャージ金額200円ごとに1ポイントのVポイントが貯まるため、ポイントを効率的に貯めたい方にも適しています。ただし、利用にはPaidyの審査が必要で未成年者が利用する場合は保護者の同意が必要です。
みんなの銀行「Cover」

利用限度額 |
5万円 |
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
明確な年齢制限は記載されていないが、口座開設には18歳以上が推奨される |
公式サイト |
https://www.minna-no-ginko.com/service/cover/ |
みんなの銀行「Cover」は、スマートフォン完結型のデジタルバンク「みんなの銀行」が提供する後払いサービスです。みんなの銀行「Cover」では、ウォレット(普通預金)の残高が不足した際に最大5万円までを自動で立て替えてくれます。
立て替えた金額はウォレットへの入金によって自動的に返済されるため、返済期日を気にする必要がありません。利用には、「20歳以上である」「所定の審査に通過する」「月額600円のプレミアムサービスへの加入」などの条件があります。なお、プレミアムサービスは初回6ヶ月間無料で利用でき、急な出費や一時的な資金不足に対応できる利便性の高いサービスです。
atone

利用限度額 |
5万円 |
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
明確な年齢制限は記載されていないが、未成年者は保護者の同意が必要 |
公式サイト |
https://atone.be/ |
atone(アトネ)は、クレジットカード不要で利用できる後払い決済サービスです。atoneの利用は会員登録が必要ですがメールアドレス・SMS認証のみで完了し、すぐに利用を開始できます。
atoneの利用代金は月末に締められ、翌月10日までにコンビニ払いや口座振替などで支払う流れです。支払い方法によっては手数料が発生する場合がありますが、口座振替を選択すれば無料です。利用金額に応じてNPポイントが貯まり、貯まったポイントは請求額の支払いに充当したり、商品交換や懸賞応募に利用したりできます。
VALUECA

利用限度額 |
2万円 |
手数料 |
なし |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
満18歳以上 |
公式サイト |
https://www.bankit.jp/service/valueca/ |
VALUECA(バリューカ)は、アプラスが提供する後払い機能とオートチャージ機能を備えたスマートフォン決済アプリです。アプリの登録は無料で、事前にチャージした残高をQUICPay加盟店やVisaのタッチ決済対応店舗、インターネットショッピングで利用できます。
VALUECAではアプリ内で発行するアプリ完結型クレジットカード「スマートクレカ」を使って、後払いでのチャージが可能です。また、利用金額に応じてVポイントが貯まり、200円の利用につき1ポイントが付与されます。貯まったVポイントはVALUECAへのチャージに利用でき、アプリ決済の代金としても活用できます。
アトカラ

利用限度額 |
5万5,000円 |
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
満18歳以上(高校生除く) |
公式サイト |
https://www.atokara.jp/ |
アトカラは、GMOペイメントサービス・三井住友カードが共同で提供する後払いサービスです。アトカラではクレジットカードが不要であり、スマートフォンだけで簡単に利用を開始できます。利用者は携帯電話番号・メールアドレスを登録するだけで、オンラインや対面での買い物時に後払いが可能です。
支払いは翌月にまとめて行い、コンビニ払い・銀行振込・口座振替など多様な方法が選べます。また、利用状況はアプリ内で一覧表示されて支出管理がしやすいのも特徴です。さらに、Vポイントとの連携でポイントを貯めて支払いの充当として活用できます。アトカラは分割払いにも対応しており、6回までであれば分割手数料は無料で利用できます。
d払い

利用限度額 |
- 20歳未満:最大1万円/月
- 20歳以上:最大10万円/月
|
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
審査なし |
年齢条件 |
なし |
公式サイト |
https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/ |
d払いはNTTドコモが提供するスマートフォン決済サービスで、ドコモ回線契約者であれば、利用代金を月々の携帯料金と合算して支払う「電話料金合算払い」が可能です。電話料金合算払いではクレジットカード不要で後払いができ、利用する際の審査も不要です。
利用限度額は最大で10万円となっており、dポイントカードを提示してd払いを利用するとポイントの二重取りでお得に買い物ができます。オンラインショップ・実店舗での利用が可能な場所が多いため、ドコモユーザーには手軽で便利な後払い決済手段です。
Paidy

利用限度額 |
審査結果に基づいて変動 |
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
なし |
公式サイト |
https://paidy.com/ |
Paidy(ペイディ)はクレジットカード不要の後払い決済サービスで、メールアドレスと携帯電話番号を登録するだけですぐに利用できます。Paidyの利用代金は月末に締められ、翌月10日までにコンビニ払い・銀行振込・口座振替で支払う流れです。
本人確認を行うと「Paidyプラス」にアップグレードでき、3回までの分割払いが手数料無料で利用できます。また、6回・12回の分割払いにも対応しており、高額な買い物でも支払いの負担を軽減できます。
PayPayクレジット

利用限度額 |
PayPayカードの限度額 |
手数料 |
無料
※リボ払い利用時は手数料発生 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
18歳以上(高校生除く) |
公式サイト |
https://paypay.ne.jp/guide/paylater/ |
PayPayクレジットはPayPayアプリ内で利用できる後払いサービスで、当月の利用金額を翌月27日にまとめて支払えます。PayPayクレジットは事前の残高チャージは不要で、年会費・翌月一括払いの手数料も無料です。
登録者数1,000万人を超える人気のPayPayクレジットですが、利用にはPayPayカードの登録と所定の審査が求められます。また、PayPayで支払うとポイント還元率が通常の0.5%から1.0%にアップし、さらに条件を満たせば最大1.5%の還元も可能です。PayPayアプリを既に利用しており、日常の買い物でお得にポイントを貯めたい方に最適なサービスです。
ファミペイ翌月払い

利用限度額 |
130万円 |
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
18歳以上 |
公式サイト |
https://famipay.famidigi.jp/guide/skip/ |
ファミペイ翌月払いはファミペイ内で利用できる後払いサービスで、ファミペイ残高が不足していても利用枠内で支払いが可能です。ファミペイ翌月払いの利用金額は翌月27日に銀行口座から引き落とされ、手数料は無料です。
また、支払い方法として自動リボ・スキップ払い・分割払いも選択でき、柔軟な支払い計画が立てられます。利用には所定の審査がありますが、申し込みから審査完了まで最短5分とスピーディーです。公共料金・税金の支払いにも対応しており、日常生活のさまざまなシーンで活用できます。
ultra pay

利用限度額 |
5万円 |
手数料 |
500円〜1,800円 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
明確な年齢制限は記載されていないが、未成年者は保護者の同意が必要 |
公式サイト |
https://ultra-pay.co.jp/ |
ultra payは審査なしで誰でも持てるプリペイド式Visaカードで、アプリから簡単にバーチャルカードを発行できます。チャージ方法は多彩でコンビニ・セブン銀行ATM・ペイジー・後払い(ミライバライ)などから選択可能です。
後払いチャージ「ミライバライ」を利用すれば、最大5万円までをチャージ残高として翌月末までの支払いに先延ばしできます。ミライバライのチャージ単位は1,000円からで、手数料は利用金額に応じて500円~1,800円です。なお、ultra payはオンラインショッピング専用の「でじなカード」と実店舗でも利用できる「そとなカード」があり、シーンに応じて使い分けが可能です。
au PAYあと払い

利用限度額 |
30万円 |
手数料 |
- 一括払い・2回〜3回分割払い:手数料無料
- 4回以上の分割払い:支払い回数に応じて手数料が発生
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審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
18歳以上(高校生を除く) |
公式サイト |
https://www.kddi-fs.com/function/promotion/bnpl/ |
au PAYあと払いはKDDIが提供するカードレスの後払いサービスでスマートフォンから簡単に申し込みができ、最短5分で審査が完了します。利用者は翌月一括払い・分割払い・リボ払いなどから支払い方法を選択でき、3回までの分割払いは手数料が無料です。
また、Apple Payにも対応しており、実店舗でのタッチ決済やオンラインショッピングでも利用できます。利用限度額は最大30万円で、「クレジットカードを持っていない」「スマートフォン1つで手軽に後払いを利用したい」という方に適したサービスです。
メルペイスマート払い

利用限度額 |
50万円 |
手数料 |
- 翌月払い:無料
- 定額払い(分割払い):年率15.0%
|
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
翌月払い:18歳以上
定額払い:20歳以上 |
公式サイト |
https://www.merpay.com/news/lp/2023/07/net_smartpay_merchant.html |
「メルペイスマート払い」はメルカリが提供する後払い決済サービスで、チャージ不要で利用分の支払いを翌月にまとめて清算できます。メルペイスマート払いの利用には「かんたん本人確認」が必要で、翌月払いは18歳未満、定額払いは20歳未満が利用対象外です。
メルペイスマート払いの利用上限金額は審査によって決まり、ユーザー自身で限度額の設定できます。メルペイスマート払いの支払い方法は3種類から選択でき、自動引き落としやメルペイ残高を利用すれば手数料は無料です。また、毎月一定金額を支払う定額払いも選択できて計画的な支払いが可能で、日常の買い物やメルカリでの取引に便利な後払いサービスです。
ナッジカード

利用限度額 |
10万円 |
手数料 |
- リボ払い手数料:年率15.0%
- 利用残高が2,000円未満の場合:手数料無料
|
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
18歳以上(高校生を除く) |
公式サイト |
https://nudge.cards/ |
ナッジカードは、スマートフォン連動型の次世代型クレジットカードで年会費無料で利用できます。申し込み時にインフルエンサー・猫カフェ・キャラクターなど好きなクラブを選択すると、クラブ限定の特典がもらえるのが特徴です。
カードデザインは100種類以上あり、同じカード番号で複数枚発行できるため、ファッション感覚で利用できます。また、AIを用いた独自審査を採用していて勤務先情報などの入力が不要で、学生・フリーランスでも作りやすいクレジットカードです。最短で決済の翌日からセブン銀行ATM・銀行振込で返済が可能であり、好きなタイミングで返済できる柔軟性も魅力です。
QUICPay(クイックペイ)

利用限度額 |
- QUICPay:1回あたり2万円まで。
- QUICPay+:紐付けたクレジットカードの利用枠に準ずる
|
手数料 |
無料 |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
クレジットカード発行会社の規定に準ずる |
公式サイト |
https://www.quicpay.jp/ |
QUICPay(クイックペイ)はJCBが提供する非接触型の電子マネーサービスで、スマートフォン・専用カードを使ってタッチ決済が可能です。QUICPayはクレジットカードと連携して利用するため、基本的に後払い形式となります。
QUICPayは全国のコンビニ・スーパーなど、約300万ヵ所以上の店舗で利用が可能です。また、QUICPay+ではデビットカード・プリペイドカードとの連携も可能で対象店舗であれば利用の幅が広がります。
QUICPayはApple Pay・Google Payにも対応しており、スマートフォンでの設定も簡単です。QUICPayクーポンなど独自の特典もあり、日常の買い物をより便利でお得にするキャッシュレス決済サービスです。
ソフトバンクカードアプリ

利用限度額 |
- 12歳未満:月額上限2,000円
- 20歳未満:月額上限2万円
- 20歳以上:月額上限10万円
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手数料 |
チャージ方法により異なる |
審査の有無 |
審査あり |
年齢条件 |
なし |
公式サイト |
https://www.softbank.jp/card/special/member/app/ |
ソフトバンクカードアプリは、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOのスマートフォンユーザー向けに提供されるプリペイド式のバーチャルカードアプリです。ソフトバンクカードアプリを使えば、スマートフォンをかざすだけでコンビニなどでの支払いが可能になります。
ソフトバンクカードアプリは、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの利用者であれば、審査なしで後払いできるのが特徴です。「ソフトバンクまとめて支払い」機能を利用すると、チャージした金額を携帯電話の料金と合算して翌月に支払えます。
ソフトバンクカードアプリ内では、利用明細の確認やチャージがいつでもどこでも簡単に行えます。また、AIによる自動家計簿機能により支出管理がしやすく、利用限度額は最大100万円と高額なのも魅力です。
後払いアプリ以外で後払いを利用する手段
後払いアプリ以外で後払いを利用する手段として、以下の4種類を紹介します。
- 後払いができる決済システム
- 後払いができるECサイト
- 即時発行可能なクレジットカード
- 無利息期間のあるローンアプリ
上記の中から、自身の条件にあった後払い方法を選びましょう。
後払いができる決済システム
後払いができる決済システムとして、以下の2つがあげられます。
上記の中から、自身の利用用途にあった後払い決済システムを選びましょう。
NP後払い
NP後払いは、株式会社ネットプロテクションズが提供する後払い決済サービスです。商品を受け取った後に、コンビニ・銀行・郵便局・LINE Payなどで購入代金の支払いが可能です。
請求書は商品に同梱されるケースと別に郵送されるケースの2種類があり、発行日から14日以内に支払い期限が定められています。利用限度額は累計残高で5万5,000円までとなっており、複数の購入店での合計も含まれます。
NP後払いはクレジットカード情報の登録や会員登録が不要で、初めての方でも簡単に利用できる点が特徴です。NP後払いでの決済によってNPポイントを貯められ、ポイントは請求額の支払いに充当したり、商品交換や懸賞応募に利用できたりします。
Smartpay
Smartpayは、手数料無料で3回の分割払いが可能な後払い決済サービスです。Smartpayにクレジットカード・銀行口座を登録し、オンラインショップや実店舗での買い物に利用できます。
初回の支払いは購入日、残りの2回は1ヶ月ごとに自動で引き落とされ、本人確認を行うと利用限度額が最大30万円まで引き上げられます。また、専用のアプリを利用すれば、支払いの管理や利用状況の確認が簡単に行える点も特徴です。
後払いができるECサイト
後払いができるECサイトとして、以下の7つを紹介します。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- Qoo10
- ZOZOTOWN
- アイリスプラザ
- ヤマダウェブコム
上記の中から、自身の希望する商品が提供されているECサイトを選びましょう。
Amazon
Amazonでは、「あと払い(ペイディ)」を利用してクレジットカード不要で後払いが可能です。利用者はメールアドレスと携帯電話番号を登録し、SMSで届く認証コードを入力するだけで簡単に利用を開始できます。
Amazonで購入した商品の支払いは、翌月10日までにコンビニ払い・銀行振込・口座振替のいずれかで行います。さらに、本人確認を行い「ペイディプラス」にアップグレードすると3回または6回の分割払いも手数料無料で利用が可能です。
楽天市場
楽天市場では、ネットプロテクションズが提供するNP後払いサービスを導入しています。商品発送後、注文者のメールアドレスに電子バーコードつきの請求案内が送付され、14日以内にコンビニや銀行で支払いを行う流れです。請求書発行料として250円(税込)が必要で利用には審査があり、利用上限額は税込5万4,000円までとなっています。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングでは、「ゆっくり払い」とよばれる後払いサービスを提供しています。ゆっくり払いはネットプロテクションズの「NP後払い」を基盤としており、注文日から2ヶ月後までに支払いを行えるサービスです。
ゆっくり払いの支払い方法は、コンビニ払い・銀行振込・LINE Pay・PayB・ファミペイなど多岐にわたります。ゆっくり払いの利用には簡単な与信審査があり、利用上限額は税込5万3,999円までです。注文ごとに税込250円の手数料が発生しますが、支払い期限が長く計画的な支払いが可能です。
Qoo10
Qoo10では複数の後払い決済サービスが利用可能で、代表的なものとしてあと払い(ペイディ)とatoneがあります。あと払い(ペイディ)はメールアドレスと携帯電話番号を登録し、SMSで届く認証コードを入力するだけで利用が可能です。支払いは翌月10日までにコンビニ払い・銀行振込・口座振替のいずれかで行い、本人確認を行うと3回・6回・12回の分割払いも無料で利用できます。
atoneはクレジットカード不要で利用できる後払い決済サービスで、メールアドレスとSMS認証のみで利用手続きが完了します。利用代金は月末に締められ、翌月10日までにコンビニ払い・口座振替などで支払う流れです。
ZOZOTOWN
ZOZOTOWNでは、「ツケ払い」とよばれる後払い決済サービスを提供しています。ツケ払いはGMOペイメントサービスが提供する「GMO後払い」を基盤としており、商品を受け取った後に代金を支払えるシステムです。
ツケ払いの利用には所定の審査があり、利用上限金額は税込10万円までとなります。支払いは商品購入から2ヶ月以内にコンビニ・銀行で行い、手数料として税込330円が必要です。
アイリスプラザ
アイリスオーヤマが運営する公式通販サイト「アイリスプラザ」では、後払い決済サービスPaidyを導入しています。アイリスプラザでは家電・収納・インテリア・寝具・キッチン用品・事務用品など、約1万5,000点を超える商品を取り扱っています。Paidyを利用すると、クレジットカードなしでもメールアドレスと携帯電話番号の入力だけで簡単に商品を後払いで購入可能です。
Paidyは購入した商品の代金を翌月にまとめて決済でき、コンビニ払い・銀行振込・口座振替の支払い方法が選択可能です。また、本人確認を行うと手数料無料の3回分割払いも利用できます。
ヤマダウェブコム
ヤマダ電機が運営する公式通販サイト「ヤマダウェブコム」では、後払い決済サービスPaidyを導入しています。ヤマダウェブコムは家電製品を中心にパソコン・スマートフォン・生活家電・家具・日用品など、幅広い商品を取り扱っているECサイトです。
Paidyを利用すれば、上記の商品を手軽に購入して支払いを翌月にまとめられます。さらに、過去には初回利用者対象のキャッシュバックキャンペーンも実施されており、今後もお得なキャンペーンが期待されます。
即時発行可能なクレジットカード
即時発行可能なクレジットカードも後払い決済手段として有効利用できます。即時発行可能なクレジットカードの代表例として、以下の2つを紹介します。
上記の中から、自身の利用用途にあったクレジットカードを選びましょう。
ACマスターカード
「ACマスターカード」はアコムが発行する年会費無料のクレジットカードで、最短即日発行が可能です。申し込み後は全国の自動契約機「むじんくん」でカードを受け取れ、土日祝日も対応しています。
審査は最短20分で急ぎの支払いがある方に適しており、ショッピング利用金額の0.25%が自動でキャッシュバックされるのも特徴です。バーチャルカードの発行にも対応していてスマートフォンでの利用も可能ですが、支払い方法はリボ払い専用でポイント還元はありません。
PayPayカード
「PayPayカード」はPayPayとの連携に優れたクレジットカードで、年会費は永年無料です。最短7分で審査が完了してバーチャルカードが発行されるため、カード本体が届く前でもネットショッピングやApple Payでの決済が可能です。
基本還元率は1%と高めに設定されており、PayPayアプリとの連携で最大1.5%の還元が受けられます。また、Yahoo!ショッピング・LOHACOでの利用では最大5%のポイント還元があり、お得に買い物ができます。
無利息期間のあるローンアプリ
無利息期間のあるローンアプリでもすぐに返済すれば、コストをかけずに後払い決済が可能です。無利息期間のあるローンアプリとして、以下の3つを紹介します。
上記の中から、自身の利用条件にあったローンアプリを選んでください。
レイク
レイクは新生フィナンシャルが提供するカードローンサービスで、無利息期間の選択肢が豊富です。初めての契約者で以下の条件を満たすと、最長365日間の無利息期間が適用されます。
- Webから申し込む
- 契約額が50万円以上
- 収入証明書類を提出
1年間利息を気にせず借入れが可能で、条件を満たさない場合でも初回契約者には60日間の無利息期間が提供されます。レイクの公式アプリを利用すれば、借入れ・返済・残高確認などがスマートフォンで完結し、セブン銀行ATMでのカードレス取引も可能です。
プロミス
プロミスはSMBCコンシューマーファイナンスが提供するカードローンサービスで、初回借入日の翌日から30日間の無利息期間が設けられています。無利息期間中に返済した金額はすべて元金に充当されるため、利息負担なくサービスを利用できます。
無利息サービスを利用するためには、メールアドレスの登録とWeb明細の利用が必要です。プロミスのアプリ「アプリローン」を利用すれば、借入れ・返済・残高確認などがスマートフォンで完結してカードレスでの取引が可能です。また、アプリ内で無利息期間の残日数を確認できるため、計画的な返済がしやすくなっています。
アイフル
アイフルは、初めての契約者に対して契約日の翌日から30日間の無利息期間を提供しています。上記の期間中に返済した金額はすべて元金に充当され、利息負担なくサービスの利用が可能です。
アイフルの公式アプリを利用すれば、借入れ・返済・残高確認などがスマートフォンで完結し、セブン銀行ATMでのカードレス取引も可能です。審査は最短18分で完了して即日融資も可能なため、急な支払いがある場合でも対応できます。
後払いアプリを利用するメリット
後払いアプリを利用するメリットとして、以下の3つがあげられます。
- 資金がなくても支払いができる
- 審査が必要ないアプリも存在する
- 本人確認なしで利用できるアプリもある
上記のメリットに魅力を感じる場合は、後払いアプリを利用しましょう。
資金がなくても支払いができる
後払いアプリの最大の利点は、手元に現金がなくても商品・サービスを購入できる点です。給料日前や急な出費が発生した際にも後払いアプリを利用すれば、支払いを翌月以降に延ばせます。また、後払いアプリは事前のチャージが不要なものも多く即座に決済ができるため、登録手続きさえ済ませればスムーズに支払いができます。
審査が必要ないアプリも存在する
後払いアプリの中には、クレジットカードのような厳格な審査が不要なものもあります。そのため、学生・専業主婦やクレジットカードを持っていない方でも利用しやすい環境が整っています。
たとえば、atone・Kyashなどのアプリはメールアドレス・電話番号の登録だけで利用を開始できる手軽さが魅力です。ただし、審査がないアプリは利用限度額が低めに設定されており、特定の機能を利用する際には追加審査が必要なケースもあります。
本人確認なしで利用できるアプリもある
後払いアプリの中には、本人確認なしで利用を開始できるものも存在します。そのため、身分証明書の提出や複雑な手続きを行う必要がなく、迅速にサービスを利用できる点がメリットです。
たとえば、Paidyはメールアドレス・電話番号の登録のみで利用でき、本人確認など面倒な手続きがない手軽さが魅力です。ただし、Paidyで分割払いを利用するなど特定の機能・高額な取引を行う際には本人確認が求められます。
後払いアプリを利用するデメリット・注意点
後払いアプリを利用するデメリット・注意点として、以下の4つがあげられます。
- 利用できる店舗・サイトが限定される
- 手数料がかかる
- 支払い能力を超えて利用してしまうリスクがある
- 審査に落ちて利用できないケースがある
利用できる店舗・サイトが限定される
後払いアプリは、すべての店舗・サイトで利用できるわけではありません。各アプリが提携している加盟店でのみ使用が可能であり、利用可能な店舗・サイトはアプリごとに異なります。たとえば、PaidyはAmazonで利用できますが、楽天市場には対応していません。
そのため、自分がよく利用する店舗・サイトが希望する後払いアプリに対応しているかを確認しておきましょう。対応店舗・サイトの情報は、各アプリの公式サイトで確認できます。また、金券・一部のサービスには後払いが適用されないなど利用できる商品・サービスに制限がある場合もあります。
手数料がかかる
後払いアプリを利用する際には手数料が発生する場合があり、利用者にとっては予期せぬ出費となる点がデメリットです。たとえば、Paidyでは利用代金の支払いでコンビニ払いを選択すると1回あたり356円(税込)の手数料がかかります。また、バンドルカードの「ポチっとチャージ」機能では、チャージ金額に応じて510円から1,830円の手数料が発生します。
後払いアプリの利用頻度が高い場合、手数料が積み重なって大きな負担となりかねません。そのため、後払いアプリを利用する前に「どの支払い方法でどのくらい手数料がかかるか」を把握しておきましょう。
支払い能力を超えて利用してしまうリスクがある
後払いアプリは手元に現金がなくても商品・サービスを購入できるため、つい使いすぎてしまうリスクがあります。特に、複数の後払いサービスを同時に利用すると総支払額が自身の返済能力を超えてしまう可能性が高いです。
返済能力を超えると利用代金の延滞・滞納につながって信用情報に傷がつき、他の金融サービスの利用にも影響を及ぼします。後払いアプリを利用する際は利用限度額・支払い期限を把握し、計画的な利用を心がけましょう。
審査に落ちて利用できないケースがある
後払いアプリの中には利用時に審査が行われるものが多く、通過できない場合は利用できません。後払いアプリの審査に通らない主な原因として、以下があげられます。
また、同居している家族や過去の住人が後払いサービスでトラブルを起こしていた場合、当該住所に対して審査が厳しくなるケースもあります。審査に落ちた場合は、他の後払いアプリ・決済手段を検討するのも選択肢の1つです。
後払いアプリに関するよくある質問
後払いアプリに関するよくある質問として、以下の7つを紹介します。
- 誰でも後払いできる・審査に通るアプリはある?
- 後払いアプリは現金化に使える?
- 後払いアプリは安全?
- 後払いアプリの返済が遅れるとどうなる?
- マエカリ後払いは審査なしで利用できる?
- 後払いで2万円〜10万円を審査なしで利用できるアプリはある?
- 後払いチャージを審査なしで利用できるアプリはある?
後払いアプリに関して疑問がある場合は、上記質問への回答を参考にしてください。
誰でも後払いできる・審査に通るアプリはある?
後払いアプリの中には、審査が不要で誰でも利用できるものがあります。たとえば、d払いの利用代金を月々の携帯料金と合算して支払う「電話料金合算払い」は、審査なしで利用が可能です。
後払いアプリは現金化に使える?
後払いアプリを現金化目的で使用するのは利用規約に違反する行為であり、推奨されません。たとえば、メルペイは公式に「メルペイスマート払いの与信枠を現金化する行為」を禁止しています。違反が確認された場合、利用停止・一括返済を求める措置を取るとも明記されています。
さらに、金融庁は「後払い(ツケ払い)現金化」に対して注意喚起を行っている状況です。後払い現金化は形式的に商品売買であっても実質的な貸付とみなされ、貸金業法に抵触する可能性があると指摘しています。後払いアプリは、本来の目的である商品・サービスの決済手段として計画的に利用しましょう。
参考:【注意喚起】メルペイスマート払いの与信枠を現金化する行為について|メルペイ
参考:「今すぐ現金」「手軽に現金」にご注意ください!|金融庁
後払いアプリは安全?
多くの後払いアプリは基本的なセキュリティ対策が施されており、安全に利用できます。しかし、「スマートフォンのセキュリティ設定が不十分」「アプリのパスワードが漏洩」などの場合は不正利用のリスクが高まります。そのため、スマートフォンのロック設定やアプリの二段階認証を有効にするなど、利用者自身もセキュリティ対策を行うことが重要です。
後払いアプリの返済が遅れるとどうなる?
後払いアプリの返済が遅れると、以下のような影響があります。
- 遅延損害金が発生する場合がある
- アプリの利用が停止されたり、アカウントに制限がかかったりする
- 延滞情報が信用情報機関に登録され、今後のローン・クレジットカードの審査に影響を及ぼす
上記のリスクを避けるためにも、後払いアプリの支払いは返済期限を守って計画的に利用しましょう。
マエカリ後払いは審査なしで利用できる?
マエカリ後払いは、かつてファッション通販サイトで提供されていた後払いサービスで現在は利用できません。マエカリ後払いを利用するには審査が必要で、審査基準は他の後払いサービスと比較してやや厳しめです。
後払いで2万円〜10万円を審査なしで利用できるアプリはある?
後払いアプリで2万円〜10万円を審査なしで利用できるサービスもあります。たとえば、d払いの「電話料金合算払い」など携帯料金と一緒に利用代金を決済できるサービスでは、審査なしで後払いの利用が可能です。ただし、多くの後払いアプリでは信用情報などの審査があり、通過できないとサービスを利用できない仕組みになっています。
後払いチャージを審査なしで利用できるアプリはある?
後払いチャージを「完全に審査なし」で利用できるアプリは存在しません。多くのチャージ型後払いサービスでは、利用時に何らかの審査・本人確認が求められます。なお、ソフトバンクカードアプリはアプリ利用時に追加審査はありませんが、キャリア契約審査がある点に留意が必要です。
後払いアプリを上手に活用して急な支払いにもスムーズに対応しよう
後払いアプリは手元資金なしに買い物ができる便利な決済手段で、審査なし・本人確認不要で使えるアプリも一部あります。一方、利用店舗の制限や手数料、支払い遅延のリスクもあるため注意が必要です。
自分の利用目的や返済能力に合わせて、無理のない範囲で賢く後払いアプリを活用しましょう。後払いアプリを上手に活用して、急な支払いにもスムーズに対応してください。