GMO後払いとは
GMO後払いは、GMOペイメントサービス株式会社が提供する後払い決済サービスです。GMO後払いを利用すれば、対応するECサイトで商品を購入し、受け取り後にコンビニ・銀行・LINEPayなどで代金を支払えます。
GMO後払いでは商品発送後にGMOペイメントサービスから請求書が郵送され、指定された期日までに支払いを行わなければなりません。また、利用限度額は累計で5万5,000円(税込)までと設定されており、審査結果によっては後払いを利用できない場合もあります。なお、未成年者が利用する場合は法定代理人の同意が必要で支払い期限を過ぎると回収事務手数料が発生するため、注意しましょう。
GMO後払いとNP後払いの違い
GMO後払いとNP後払いは、いずれも日本で広く利用されている後払い決済サービスですが、提供会社やサービス内容に違いがあります。GMO後払いはGMOペイメントサービス株式会社が提供しており、リアルタイム与信審査を特徴としています。
数秒から数分程度とその場で審査が完了するため、待ち時間がほとんどなく購入者はスムーズに決済を完了できる点が特徴です。また、導入企業にとっては取引金額が多くなるほど手数料率が下がる料金体系を採用しており、未回収リスクは100%保証されます。
一方、NP後払いは株式会社ネットプロテクションズが提供するサービスで、累計取引数が4.4億件を超えるなど業界トップクラスのシェアを誇ります。高精度な与信審査に定評があり、コンビニ払い・銀行振込・郵便振替・LINEPayなど多様な支払い方法に対応している点が魅力です。また、132種類のカート・受注管理システムとの連携が可能で、導入企業にとっては業務負荷を増やすことなく後払い決済を導入できます。
GMO後払いを利用するメリット
GMO後払いを利用するメリットとして、大きく以下の5つがあげられます。
- 資金がなくても商品を購入できる
- クレジットカードがなくても利用可能
- 決済する前に商品を確認できる
- リアルタイム与信で審査がすぐに完了する
- 支払い方法が豊富に用意されている
上記のメリットに魅力を感じる場合は、GMO後払いを積極的に利用しましょう。
資金がなくても商品を購入できる
GMO後払いを利用すれば手元に現金がなくても商品を購入でき、支払いは商品到着後に行うため急な出費にも対応可能です。請求書は商品と同梱、もしくは別途郵送されて発行から14日以内に支払えば問題ありません。支払い方法はコンビニ・銀行・郵便局などから選べ、ライフスタイルに合わせて柔軟に対応できます。
上記の仕組みにより、購入時の資金不足による機会損失を防いで計画的な支出が可能です。特に、給料日前や急な出費が重なった際など資金繰りが厳しい時期でも安心してショッピングを楽しめます。
クレジットカードがなくても利用可能
GMO後払いは、クレジットカードを持っていない方でも利用できる決済サービスである点がメリットです。商品購入時にクレジットカード情報を入力する必要がなく、個人情報の漏洩リスクも軽減できます。
また、GMO後払いは事前の会員登録・アプリのインストールも不要で手軽に利用を開始できます。特に、学生・新社会人などクレジットカードを持つのが難しい層にとって便利な決済手段です。
決済する前に商品を確認できる
GMO後払いの大きな特徴は、商品を受け取ってから支払いができる点です。万が一、商品に不備があった場合でも支払い前にキャンセルなどの対応ができるため、トラブルを未然に防げます。特に、初めて利用するショップや高額商品を購入する際など事前に商品を確認したい場合に安心して購入できます。
リアルタイム与信で審査がすぐに完了する
GMO後払いはリアルタイム与信機能を備えており、購入時にすぐ与信審査が行われます。従来の後払い決済では与信確認に数分かかるケースもありましたが、GMO後払いでは取引完了まで数秒ほどで審査が完了します。
迅速な審査で購入者は待ち時間なく決済をすすめられるため、ストレスなくスムーズに購入手続きを完了できる点が大きなメリットです。また、リアルタイム与信は高精度な審査を実現しており、不正利用のリスクを軽減してくれる点でも安心です。事業者にとっても迅速かつ正確な与信審査により、売上機会の損失を防いで業務効率の向上につながります。
支払い方法が豊富に用意されている
GMO後払いは購入者の利便性を高めるため、豊富な支払い方法を提供しています。具体的には、商品受け取り後に届く請求書を利用して全国の主要コンビニ・銀行・郵便局での支払いが可能です。
また、GMO後払いはスマホを活用した「請求書スマホ支払い」に対応している点も大きな特徴です。LINEPay・ゆうちょPayなどのスマホ決済サービスを利用すれば、外出の手間を省いて時間と場所を選ばずに支払いを済ませられます。さらに、電子バーコードを利用した支払い方法もあり、スマホに届いたバーコードをコンビニで提示するだけで支払いが完了します。
GMO後払いを利用するデメリット
GMO後払いを利用するデメリットとして、以下の3つがあげられます。
- 支払い能力を超えて利用してしまうリスクがある
- 支払い方法によっては手間がかかる
- 払い忘れると利用停止や遅延損害金が発生する恐れがある
上記のデメリットに対しては、事前に対策を講じておきましょう。
支払い能力を超えて利用してしまうリスクがある
GMO後払いを利用するデメリットとして、支払い能力を超えて利用してしまうリスクがあります。GMO後払いは商品を受け取った後に支払いを行うため、手元に現金がなくても購入が可能であるためです。
つい予算を超えた買い物をしてしまうリスクがあり、特に複数の商品を後払いで購入すると支払い総額が予想以上に膨らむケースがあります。結果として、支払い期限までに全額を用意できず、延滞や未払いの原因となる可能性があります。後払いサービスを利用する際は自身の収入・資金状況を正確に把握し、支払い能力を超えない範囲での購入を心掛けましょう。
支払い方法によっては手間がかかる
GMO後払いでは、支払い方法によっては手間や時間がかかる場合があります。たとえば、銀行振込を選択した場合はATM・窓口での手続きが必要となり、営業時間内に足を運ぶ必要があります。また、郵便局での支払いも同様に営業時間や混雑状況を考慮して手続きに向かわなければなりません。
一方、スマホを利用したLINEPayなどの決済アプリを使えば、自宅からでも簡単に支払いが可能です。ただし、スマホでの決済方法を利用するためには事前登録やアプリのダウンロードが必要です。GMO後払いを利用する際は自身のライフスタイルを考慮し、最適な支払い方法を選択しましょう。
払い忘れると利用停止や遅延損害金が発生する恐れがある
GMO後払いの支払い期限を過ぎてしまうと、さまざまなペナルティが発生する可能性があります。まず、支払いの遅延により、延滞事務手数料や遅延損害金が請求されることがあります。また、未払いの状態が続くと後払いサービスの利用が停止されるだけでなく、信用情報に傷がつく可能性も高いです。
最悪の場合、法的措置として裁判や給与の差し押さえなどが行われるケースも考えられます。上記リスクを避けるためには支払い期限を厳守し、万が一支払いが遅れる場合は早めにGMOペイメントサービスに連絡を取りましょう。
GMO後払いの利用手順
GMO後払いを利用する手順は、以下の3ステップです。
- ECサイトで商品を選択して支払い方法で「GMO後払い」を選ぶ
- 商品到着後にGMOペイメントサービスから請求書が郵送またはメールで届く
- 請求書に記載された期日までに指定の方法で代金を支払う
上記の手順を参考に、GMO後払いをスムーズに利用しましょう。
①ECサイトで商品を選択して支払い方法で「GMO後払い」を選ぶ
まず、GMO後払い対応のECサイトで商品を選び、購入手続きの際に支払い方法の選択画面で「GMO後払い」を選択してください。支払い方法で「GMO後払い」を選択した後に、氏名・住所・メールアドレスなどの必要情報を入力します。必要情報を入力した後はリアルタイムで与信審査が行われ、審査に通過すると注文が確定して商品が発送されます。
②商品到着後もしくは商品と一緒ににGMOペイメントサービスから請求書が届く
商品が発送されると、GMOペイメントサービス株式会社から請求書が発行されます。請求書の送付方法は、「商品と一緒に同梱される場合」と「別送で郵送される場合」の2パターンです。また、送付される請求書は以下の2種類があります。
- 封書タイプ(紙の請求書):封筒に入った請求書が郵送される
- ハガキタイプ:圧着ハガキ形式の請求書が郵送される
請求書には支払い期限・支払い方法・振込先口座などの情報が記載されています。なお、請求書が別送される場合は商品到着後から届くまでには数日かかるケースがあるため、到着を待ちましょう。請求書が届かない場合や紛失した場合は、GMOペイメントサービスに問い合わせて再発行を依頼してください。
③請求書に記載された期日までに指定の方法で代金を支払う
請求書を受け取ったら、記載された支払い期限までに代金を支払いましょう。支払い方法は、コンビニ・銀行振込・郵便局・LINEPayなど豊富な方法に対応しています。支払い方法によって付随する手数料や手続きの流れが異なるため、請求書の案内をよく確認して自分に合った方法を選択してください。
GMO後払いの支払い方法・やり方
GMO後払いの支払い方法・やり方は、主に以下の4種類です。
- セブンイレブン・ローソンなどのコンビニ
- 銀行振込・ネットバンキング
- 郵便局
- LINEPayなどのスマホ決済アプリ
上記のなかから、自身のライフスタイルに合った支払い方法を選びましょう。
セブンイレブン・ローソンなどのコンビニ
GMO後払いでは全国の主要なコンビニでの支払いが可能で、具体的に対応する店舗には以下があげられます。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- セイコーマート
- デイリーヤマザキ
支払い方法は、請求書に記載されたバーコードをレジで提示して現金で支払うだけです。また、スマホに届いた支払い案内メールのURLからバーコードを表示し、レジで提示する方法もあります。コンビニでの支払いは24時間対応していて便利ですが、支払いは現金のみとなるため、クレジットカード・電子マネーは利用できません。
銀行振込・ネットバンキング
銀行振込・ネットバンキングの支払いでは、請求書に記載された専用の振込先口座に指定された金額の振込を行います。なお、振込先口座は注文ごとに異なるバーチャル口座が発行されるため、振込人の特定が容易で入金照合もスムーズに行えます。
振込手数料は利用者の負担となるため、GMO後払いを銀行振込で支払う場合は各金融機関の手数料を確認しましょう。また、ネットバンキングを利用すれば、スマホ・パソコンから24時間いつでも支払いが可能です。
郵便局
GMO後払いでは郵便局(ゆうちょ銀行)での支払いが可能で、請求書に記載された払込票を持参して窓口で現金にて支払いを行います。ただし、電信振替は利用できないため、必ず払込票を使用してください。
LINEPayなどのスマホ決済アプリ
GMO後払いでは、LINEPayなどのスマホ決済アプリを利用しての支払いも可能です。たとえば、LINEPayは請求書に記載されたバーコードを「請求書支払い」機能で読み取り、チャージされた残高から支払いを行います。なお、GMO後払いの支払いに対応するLINEPay以外のスマホ決済アプリは以下のとおりです。
- ゆうちょPay
- PayB
- YOKA!Pay
- こいPay
スマホ決済アプリを利用すれば、24時間いつでもどこでも支払いが可能となり、仕事で忙しい方などにも便利です。
GMO後払いの手数料・利用限度額
GMO後払いでの支払いには基本的に手数料が設定されていませんが、支払い方法によっては銀行振込の手数料などがかかります。また、商品を購入した店舗によっては事務手数料などを決済時に徴収しているケースも多いです。
利用限度額は累計で55,000円(税込)までとなっており、他店でのGMO後払い利用分も含まれます。なお、支払い期限を過ぎると回収事務手数料として税込297円が加算され、最大3回の合計891円まで発生する可能性があります。
GMO後払いを利用する際の注意点
GMO後払いを利用する際の注意点として、以下の2つがあげられます。
- 商品・配達先によってはGMO後払いを利用できないケースがある
- 支払い期日は請求書発行から14日に設定されている
上記のポイントに注意して、GMO後払いを利用しましょう。
商品・配達先によってはGMO後払いを利用できないケースがある
GMO後払いは便利な決済手段ですが、すべての商品や配送先で利用できるわけではありません。たとえば、商品の届け先が以下の場合はGMO後払いを利用できませんので注意が必要です。
- 運送会社留め
- 郵便局留め
- 病院・ホテルなどの一時的な滞在先
上記の届け先は、商品の受け取り確認が困難なためにGMO後払いが利用不可となっています。また、転送サービスを利用する場合もGMO後払いの対象外で、一部の配送業者ではGMO後払い自体が利用できないケースもあります。そのため、GMO後払いを利用して商品の購入を行いたい方は、事前にECサイトで利用条件などを確認しましょう。
支払い期日は請求書発行から14日に設定されている
GMO後払いでは、請求書の発行日から14日以内に代金を支払う必要がある点に注意しましょう。特に、別途郵送で届く場合は発行日から到着までタイムラグがあるため、届いた請求書の支払い期日が14日よりも短いケースもあります。
支払い期限を過ぎると、請求書の発行ごとに税込297円の回収事務手数料が発生し、最大3回の合計891円になります。
また、期限までに支払いが確認できない場合はGMO後払いの新規利用が制限されるケースもあります。そのため、請求書が届いたら速やかに内容を確認して支払い期限内に代金を支払うよう心掛けましょう。
請求書の支払いを先延ばししたいなら請求書カード払いもおすすめ
もし法人・個人事業主で事業用支出の支払いを先延ばししたい場合、「請求書カード払い」の活用がおすすめです。請求書カード払いは請求書をクレジットカードで決済し、口座引き落とし日まで実質的に支払いを延長できるサービスです。
GMO後払いは5万5,000円(税込)までしか利用できませんが、請求書カード払いはクレジットカードの利用限度額まで決済できます。そのため、より高額な支出の先延ばしに対応が可能で、事業での資金繰りを改善したい場合は請求書カード払いがおすすめです。特に、「支払い.com」は、最長60日間の支払い延長が可能なおすすめの請求書カード払いサービスです。
「支払い.com」はクレディセゾンとUPSIDERが共同運営するサービスで審査・書類提出が不要であり、最短60秒で利用を開始できます。さらに、請求書金額分のクレジットカードのポイントを貯められるため、利用金額と相殺すれば実質的な経費削減にもつなげられます。事業での資金繰りに課題を感じている方・支払いのタイミングを調整したい方は、「支払い.com」の利用を検討しましょう。
GMO後払いに関するよくある質問
GMO後払いに関するよくある質問として、以下の4つがあげられます。
- GMO後払いが利用できる通販サイトは?
- GMO後払いの請求書は再発行できる?
- GMO後払いの請求書はコンビニでPayPayで支払える?
- GMO後払いの支払い状況確認はどこでできる?
GMO後払いに関して疑問点がある場合は、上記質問への回答を参考にしてください。
GMO後払いが利用できる通販サイトは?
GMO後払いは食品・ファッション・コスメ・家電など、さまざまなジャンルの通販サイトで利用できます。たとえば、以下のような通販サイトでGMO後払いによる購入代金の決済が可能です。
上記のサイトでは商品購入時に支払い方法として「GMO後払い」を選択し、商品到着後に代金を支払えます。ただし、各通販サイトによってGMO後払いの利用条件・手数料が異なる場合があるため、事前にホームページを確認しましょう。
参考:GMO後払いについて|JAタウン
参考:ご利用ガイド(ご注文について)|婦人画報のお取り寄せ
参考:よくあるご質問|DECOチョコ
GMO後払いの請求書は再発行できる?
GMO後払いの請求書は、再発行が可能です。請求書を紛失した場合や届かない場合は、GMOペイメントサービス公式サイトの「お問い合わせフォーム」から再発行を申請してください。
請求書の再発行申請時には、注文番号・氏名・住所などの情報を入力する必要があります。再発行された請求書は通常1週間程度で届きますが、状況によっては遅れる場合もあり、早めの手続きをおすすめします。また、再発行された請求書にも支払い期限が設定されているため、期限内に支払いを完了するよう注意してください。
GMO後払いの請求書はコンビニでPayPayで支払える?
GMO後払いの請求書は、コンビニでの支払い時にPayPayによる決済は利用できません。コンビニでの支払いは現金のみで対応しており、請求書に記載されたバーコードをレジで提示して支払う必要があります。
なお、LINEPayなど一部のスマホ決済アプリを利用した支払い方法もありますが、PayPayには対応していません。GMO後払いの請求書を支払う際は現金を用意してコンビニで支払うか、LINEPayなど対応するスマホ決済アプリを利用しましょう。
GMO後払いの支払い状況確認はどこでできる?
GMO後払いの支払い状況を確認するには、GMOペイメントサービスの公式サイトにアクセスし、注文情報確認ページを利用します。本ページでは、注文時に登録したメールアドレスを入力すると支払い状況の確認が可能です。
また、支払いが確認できていない場合はGMOペイメントサービスからメール・SMS・郵送でお知らせが届くケースがあります。なお、確認が取れるまでに2~4営業日かかる場合もあれば、支払い後すぐに通知が届くケースもあります。支払い状況に不明点があってすぐに確認したい場合は、GMOペイメントサービスの注文情報確認ページから問い合わせましょう。
GMO後払いを活用して手持ちの資金を十分に確保しよう
GMO後払いは、商品到着後に代金を支払える便利な決済サービスです。GMO後払いはクレジットカード不要で利用でき、コンビニ・銀行・スマホ決済など多彩な支払い方法に対応しています。
また、リアルタイム審査で待ち時間がほぼなくスムーズに利用でき、請求書の再発行・支払い状況の確認も公式サイトから可能です。ただし、利用限度額が設定されており、支払い期限までに支払わないと回収事務手数料が発生してしまうので注意してください。
他にも、事業用の請求書の支払いを延ばしたい場合は「支払い.com」のような請求書カード払いサービスの活用もおすすめです。GMO後払いや「支払い.com」などのサービスを活用し、手持ち資金を十分に確保して事業の安定化を図りましょう。