資金調達手段には融資・ファクタリングなどさまざまな方法がありますが、後払い(ツケ払い)現金化を利用するケースもあります。ただ、後払い(ツケ払い)現金化が具体的にどのようなサービスか詳しく知らない方も多いでしょう。
後払い(ツケ払い)現金化とは商品・サービスを後払いで購入し、売却して資金化する手法です。即日で現金化できるなどのメリットもありますが、金融庁から違法性を指摘されているため、利用は避けた方が無難です。
今回は後払い(ツケ払い)現金化について、種類・最新情報・安全な資金調達方法を中心に紹介します。本記事を読めば、後払い(ツケ払い)現金化のサービス内容を理解した上で、自分にあった資金調達方法を選べるようになります。安全な方法で必要な資金を確保し、自社の資金繰りを早期に安定化させましょう。
後払い(ツケ払い)現金化とは
後払い(ツケ払い)現金化とは商品・サービスを後払いで購入し、売却して現金化する方法です。後払い(ツケ払い)現金化は即日で資金が入金されるケースが多く、素早く現金を確保する手段として急速に注目を集めています。
ただし、一部の業者は高額な手数料を請求する場合があり、結果的に利用者が想定以上の負担を背負う可能性がある点に注意が必要です。また、後払い(ツケ払い)現金化は金融庁から違法性を指摘されているため、安易に利用しないようにしましょう。便利さを求める一方で、後払い(ツケ払い)現金化を利用するリスク・コストをしっかり理解しておくのが重要です。
後払い(ツケ払い)現金化の種類・仕組み
後払い(ツケ払い)現金化には、主に以下の3つの方法があります。
- キャッシュバック方式
- 宣伝報酬方式
- 転売代行方式
上記の方法ごとに、現金を手に入れるまでに必要な手続きが大きく変わります。
キャッシュバック方式
キャッシュバック方式は利用者が業者から後払いで商品を購入し、特典として一定の現金を受け取る仕組みです。例えば、デジタルコンテンツ・情報商材などが対象となるケースが多く、購入手続き完了後に短時間でキャッシュバックが提供されます。
キャッシュバック方式の利点は、手続きが比較的簡単で、迅速に現金を得られる点です。しかし、手数料が高額になるケースが多く、受け取れる金額は購入代金の70%~90%程度にとどまるケースが多いです。
宣伝報酬方式
宣伝報酬方式は後払いで購入した商品のレビュー・宣伝活動を行い、報酬として現金を受け取る仕組みです。利用者は購入した商品やサービスのレビューを投稿したり、SNSでの宣伝を行ったりして報酬を得ます。
宣伝報酬方式では情報商材・FX自動売買ソフトなどが対象となるケースが多く、購入した商品を活用して副収入を得られる可能性もあります。しかし、報酬額は購入価格の60%~70%程度に設定されるケースが一般的であり、高額な手数料が発生する点には注意が必要です。また、実際に商品が自宅に届くケースもあり、家族に知られたくない場合には不都合が生じる可能性があります。
転売代行方式
転売代行方式は利用者が後払いで商品を購入し、業者が転売を代行して現金を得る仕組みです。主にデジタルコンテンツ・デジタルアートなどの無形商材が対象となり、取引はウェブ上で完結します。
転売代行方式の特徴は実際の商品が手元に届かないため、家族や周囲に知られず現金を手に入れられる点です。しかし、手数料が高く設定されている場合が多く、受け取れる金額は購入代金の70%~90%程度にとどまります。
後払い(ツケ払い)現金化のメリット
後払い(ツケ払い)現金化には以下のメリットがあるため、多くのユーザーが利用しています。
- 信用情報に悪影響がない
- 即日で現金化できる
- 融資を受けられない場合でも利用しやすい
ただし、デメリットも非常に大きいため、後払い(ツケ払い)現金化の利用は慎重に判断してください。
信用情報に悪影響がない
後払い(ツケ払い)現金化は商品を売却して現金化する仕組みであり、信用情報機関に記録が残らない点がメリットです。信用情報に傷がつくリスクがないため、クレジットカード・ローンなどの信用力を調査する審査に影響を与える心配がありません。今後新規で融資による資金調達を考えている人には大きな利点で、信用情報に悪影響を与えずに資金繰りの改善を見込めます。
即日で現金化できる
後払い(ツケ払い)現金化の大きな利点の1つは、即日で現金を手に入れられるスピード感です。どの方式で後払い(ツケ払い)現金化を行ったとしても、申し込みから現金を受け取るまでのプロセスは最短即日で完了します。
急な出費・突発的な資金不足に対応できるため、病気で医療費をすぐに支払わなければならない場合でもすぐに資金を手に入れられます。さらに、手続きはオンラインで完結するケースが多く、店舗に出向く必要がない利便性の高さもメリットです。
融資を受けられない場合でも利用しやすい
金融機関からの融資を受けられない人でも利用しやすい点は、後払い(ツケ払い)現金化の大きなメリットです。審査自体が簡便な上、先述したように融資などで実施される信用情報の調査が行われないためです。
そのため、「社会的信用が低い」「過去に金融事故でブラックリストにのった」という人にも利用しやすい仕組みとなっています。また、保証人・担保を必要とせず、手続きに時間がかからない点も多くの利用者にとって魅力的です。
後払い(ツケ払い)現金化のデメリット
後払い(ツケ払い)現金化は便利な資金調達方法ですが、以下のデメリットがあります。
- 手数料が高額な傾向にある
- 悪質な業者に出会う可能性がある
- 支払いが遅延すると取り立てが行われる
デメリットが非常に大きいため、後払い(ツケ払い)現金化はなるべく利用しないようにしましょう。
手数料が高額な傾向にある
後払い(ツケ払い)現金化の最大のデメリットは、手数料が非常に高額な傾向にある点です。一般的には、現金化された金額の20%~30%が手数料として設定されており、場合によってはより高額が差し引かれるケースがあります。
そのため、手に入る現金額が想定よりも少なくなり、資金不足を完全に解消できない場合もあります。例えば、10万円の商品を現金化しても、実際に手元に残るのは7万円程度のケースも珍しくありません。
悪質な業者に出会う可能性がある
悪質な業者に出会う可能性がある点も、後払い(ツケ払い)現金化のデメリットの1つです。悪質な業者は利用者の弱みにつけ込み、法外な手数料を請求したり、不適切な契約内容を提示したりする場合があります。
また、商品・サービスを後払いで購入したにも関わらず、実際に現金が支払われない詐欺の被害にあうケースも数多く報告されています。トラブルを避けるためにも、口コミ・評判を調べて業者の信頼性を確認するとともに、契約内容に問題がないか十分な確認が必要です。業者の運営情報がホームページに掲載されているかを確認し、少しでも不審な点があれば取引を中止してください。
支払いが遅延すると取り立てが行われる
後払い(ツケ払い)現金化で発生した支払いが遅延すると、取り立てが行われる場合があります。特に、悪質な業者の場合は強引な取り立て・法的に問題のある手法を用いるケースも多いです。例えば、暴力をふるって返済金額の取り立てを行うなど法律で禁止されている行為が伴う危険性も無視できません。
上記のような取り立てにあえば、精神的なストレスが増大する上に家族・職場に迷惑がかかるリスクも生じます。また、返済が遅れると追加の遅延損害金が発生するケースもあるため、負担がさらに増える可能性があります。取り立てによるトラブルを避けるためにも、後払い(ツケ払い)現金化は利用しないようにしましょう。
後払い(ツケ払い)現金化を利用する流れ
後払い(ツケ払い)現金化を利用する一般的な流れは、以下のとおりです。
- 後払い(ツケ払い)現金化の申し込みを行う
- 必要書類を提出して手続きを進める
- 審査が実施される
- 商品の販売価格・受け取れる金額を提示される
- 後払い(ツケ払い)で商品を購入する
- 事前に提示された金額が口座に入金される
- 後払いで購入した商品の金額を後日支払う
ただし、取引の方式によって上記の手順は変わる場合があります。
①後払い(ツケ払い)現金化の申し込みを行う
まず、後払い(ツケ払い)現金化サービスを提供する業者を選び、申し込みを行います。多くの業者はウェブサイト上で申し込みフォームを提供しており、氏名・連絡先・希望する現金化額などの基本情報を入力します。
申し込み前に、各業者の手数料・サービス内容を比較検討して希望の条件にあった業者を選ぶのが重要です。また、申し込みの際には利用規約・プライバシーポリシーを確認し、個人情報の取り扱いに問題がないか注意を払いましょう。
②必要書類を提出して手続きを進める
申し込み後、業者から必要書類の提出を求められます。本人確認書類・収入証明書類などが必要となり、オンラインでのアップロード・メール添付で提出するケースが多いです。
提出書類に不備があると審査が遅れる可能性があるため、すぐに現金化したい場合は事前に必要書類を確認して準備しておきましょう。また、会社によっては在籍確認があり、勤務先に後払い(ツケ払い)現金化の利用を知られる可能性もあるため注意が必要です。職場に知られたくない場合は、「個人名で会社に電話してもらう」などの要望を伝えて在籍確認を実施してもらいます。
③審査が実施される
提出書類をもとにサービスを提供する業者が審査を行い、返済能力を中心に以下の項目を評価します。
- 現在の収入額
- 現在の借入額
- 過去の後払い(ツケ払い)現金化サービスの利用状況
- 必要書類の正確性
後払い(ツケ払い)現金化は信用情報の調査もなく、ビジネスローン・融資の審査と比べて簡易的である場合が多いです。ただし、審査結果によっては希望額より減額される、もしくはサービスの利用が認められないケースもあります。審査期間は業者によって異なりますが、はやい業者では数時間から1日程度で結果を通知されるケースが一般的です。
④商品・サービスの販売価格・受け取れる金額を提示される
審査に通過すると、業者から購入する商品・サービスの詳細・販売価格・実際に受け取れる金額などが提示される流れです。業者は手数料を含んだ諸費用が差し引かれた金額が提示するため、受け取れる現金が想定より少ない場合もあります。なお、業者から提示される契約内容は取引方式によって以下のように異なります。
- キャッシュバック方式:商品価格およびキャッシュバック率
- 宣伝報酬方式:商品価格および報酬額
- 転売代行方式:購入価格および売却金額
不明な点・疑問があれば、契約内容を提示された段階で業者に問い合わせて解消しておきます。
⑤後払い(ツケ払い)で商品・サービスを購入する
業者からの提示内容に同意した場合、指定された商品・サービスを後払いで購入します。業者の指示に従い、オンラインショップ・店舗など指定された方法で商品・サービスを購入するケースが一般的です。
商品・サービスを購入する際は、後払い決済サービスを利用して実際の支払いは後日行う形となります。商品・サービスの購入手続きが完了した後、業者から領収書・購入証明書の提出が求められる場合もあります。
⑥事前に提示された金額が口座に入金される
商品・サービス購入の確認ができると、業者から事前に提示された金額が指定の銀行口座に入金されます。入金までの時間は業者・銀行の処理時間によりますが、最短で即日の入金が可能です。入金されたら提示された金額と一致しているかを確認し、万が一差異がある場合は速やかに業者に連絡して対応を求めます。
⑦後払いで購入した商品・サービスの金額を後日支払う
最後に、後払いで購入した商品・サービスの代金を決められた期日までに支払います。支払い方法・期限は、利用した後払い決済サービスの規約に従うのが一般的です。
期日までに支払いを完了しないと、遅延損害金が発生する・取り立てにあうなどの損害を被る可能性があります。また、手続き完了後は領収書など支払いを証明できる書類を保管しておくと万が一のトラブル時に役立ちます。
金融庁の最新情報によれば後払い(ツケ払い)現金化は違法となる可能性が高い
金融庁は「後払い(ツケ払い)現金化」について、以下のように注意を呼びかけています。
いわゆる「後払い(ツケ払い)現金化」は、
- 形式的には後払いによる商品売買だが、商品代金の支払いに先立ち、商品の購入者が金銭を受け取る
- 給料日等に商品代金を支払うことになり、その商品代金と先に受け取った金銭との差額が高額
といった特徴があります。
その後の高額な支払によりかえって経済的生活が悪化し、多重債務に陥る危険性があります。また、取引で提供した個人情報が悪用されたり、ネット上でさらされるなど、トラブルや犯罪被害に巻き込まれる危険性もあります。
後払い(ツケ払い)現金化は、後払いで商品を購入して代金支払い前にキャッシュバック・報酬名目で現金を受け取る仕組みです。しかし、実質的には高金利の貸付と同様の経済的実態を持つ可能性があると金融庁は判断しています。
なお、形式的に商品の売買等であっても、その経済的な実態が貸付であり、業として行う場合には、貸金業に該当する恐れがあります。貸金業登録を受けずに貸金業を営む者は、違法なヤミ金融業者(罰則の対象)です。
そのため、貸金業登録をせずに後払い(ツケ払い)現金化を行う業者は違法業者と見なされる可能性があります。利用者は高額な手数料・多重債務・個人情報の悪用・ネット上でのさらしなどの、深刻な被害にあう可能性も高いです。
金融庁は「今すぐ現金」「手軽に現金」などの甘い誘い文句に警戒し、後払い(ツケ払い)現金化の安易な利用を避けるよう勧告しています。後払い(ツケ払い)現金化は大きな損失を被る可能性があるため、利用しないようにしましょう。
安全に資金調達をするならファクタリングがおすすめ
安全に資金調達をしたい場合、企業が保有する売掛債権を専門業者に売却して資金を得るファクタリングが有力な選択肢です。ファクタリングの最大の特徴は借入ではなく売買契約であるため、信用情報に影響を与えず返済義務が発生しない点です。さらに、契約が完了すれば即日で現金を得られるケースも多く、資金調達のスピードにも優れています。
特に、中小企業・スタートアップが銀行融資を利用する場合、信用力の観点から審査にとおらないケースも多いです。ファクタリングは健全な売掛債権さえあれば利用できるため、融資を利用しづらい状況でも迅速に資金調達を行えます。なお、ファクタリングを利用する際には、手数料・契約内容をしっかり確認して評判の良い業者を選ぶのが重要です。
ファクタリングのおすすめ会社5選
ファクタリングを利用する際におすすめの会社として、以下の5社を紹介します。
- ビートレーディング
- ベストファクター
- QuQuMo
- PMG
- 日本中小企業金融サポート機構
会社によって手数料・買取可能額などが異なるため、希望の条件にあったファクタリング会社を選びましょう。
ビートレーディング
種類 |
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買取可能額 | 下限・上限なし |
手数料 |
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入金スピード | 最短2時間 |
手続き方法 | オンライン・LINE |
公式サイト | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは2012年設立のファクタリング業界大手で、全国に拠点を持つファクタリング会社です。取引件数5.8万社以上・累計取引高1,300億円と業界最大級の実績を誇り、数多くの企業をファクタリングで支援してきました。
オンライン手続きが主流になりつつあるなか、仙台・大阪・福岡など全国に支店があるため地方の事業者でも対面契約が可能です。「直接スタッフと会話して、疑問を解消しながら手続きを行いたい」などのニーズに対応できる点が魅力です。もちろん、オンライン契約にも対応しており、必要書類が揃っていれば最短2時間で資金調達ができます。
手数料は2社間ファクタリングで4%~12%・3社間ファクタリングで2%~9%と、取引形態に応じて設定されています。また、受注段階で発行される注文書を買い取る「注文書ファクタリング」に対応している点も特徴です。納品までに時間がかかるなど請求書を発行できない場合でも、迅速に資金を調達できます。
ベストファクター
種類 |
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手数料 | 2%〜20% |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 30万円〜1億円 |
手続き方法 | オンライン・電話・メール |
公式サイト | https://bestfactor.jp/ |
ベストファクターは最短即日での資金化が可能で、少額から高額まで幅広い取引に対応しているファクタリング会社です。手数料は2%からと業界内でも低い水準で利用でき、余計なコストをかけずにより多くの資金を調達できる点がメリットです。
また、利用者とファクタリング会社だけで契約する2社間ファクタリングにも対応しています。取引先は契約に絡まないため、資金調達の事実を知られず既存の取引に悪影響を与える心配もありません。
手続きが「問い合わせ」→「審査」→「契約」の3ステップで簡単に完了できる点も特徴です。本業のリソースを削らずに、スキマ時間で資金を調達できます。
QuQuMo
種類 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 1%〜14.8% |
入金スピード | 最短2時間 |
買取可能額 | 下限・上限なし |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://ququmo.net/ |
QuQuMoは2社間ファクタリングに特化しており、全ての手続きをオンラインで完結できるサービスを提供しています。申し込みから審査まで最短40分・入金は最短2時間と非常にスピーディーに手続きを完了できる点が魅力です。直近の支払いが間に合わないなど、急な資金需要にも問題なく対応できます。
手数料は1%からと業界最安水準で、余計なコストを抑えてより多くの資金を調達できます。また、法人・個人事業主問わず利用できる上、買取可能額も下限・上限が設定されていません。日々の事業支出から高額な設備投資まで、幅広い資金ニーズへ柔軟に対応してくれる点がメリットです。
PMG
種類 |
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手数料 | 非公開 |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | ~2億円(それ以上は要相談) |
手続き方法 | オンライン・FAX |
公式サイト | https://p-m-g.tokyo/ |
PMGは東京・大阪・福岡など全国に営業所を構え、幅広い業種にサービスを提供するファクタリング会社です。申し込みから最短即日でのスピード入金が可能で、2億円までの高額な請求書にも対応しています。新規事業の拡大などにかかる多額の資金を、なるべく早期に調達したい場合におすすめです。
また、ファクタリング以外にも以下の財務支援サポートを提供している点も特徴です。
- 財務コンサルティング
- 金融機関対策
- 税金・社会保険料等猶予アドバイス
- 助成金・補助金紹介
- 各種資金調達支援
銀行融資・補助金申請などもサポートしてくれるため、幅広い手法から自分にあったものを選んで効率よく資金調達を行えます。
日本中小企業金融サポート機構
種類 |
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手数料 | 1.5%〜10% |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 上限・下限なし |
手続き方法 | オンライン・電話・郵送 |
公式サイト | https://chushokigyo-support.or.jp/ |
日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人として運営されるファクタリング会社です。非営利企業であるため、過度な利益追求を行っておらず、手数料が1.5%~10%と低く設定されています。
オンラインで申し込みから審査までスピーディーに完結でき、手続きは「申し込み」「審査」「契約」の3ステップで完了します。最短即日での資金調達が可能であるため、取引先への支払い期日が迫っているなど急な資金需要にも問題なく対応が可能です。
また、融資・補助金・リースバックなど幅広く資金調達をサポートしている点も特徴です。受注者と発注者を結びつける事業マッチングも行っており、資金繰り安定に向けた売上の向上もサポートしてくれます。
手元資金で悩んでいるなら請求書カード払いの活用も検討
手元資金の不足に悩んでいる場合、「請求書カード払い」を活用する方法も検討する価値があります。請求書カード払いは、取引先からの請求書支払いをクレジットカードで決済できるサービスです。サービス提供会社が代行して取引先に支払いを行い、後からクレジットカードに請求書分の金額と手数料が請求される仕組みとなります。
請求書カード払いは、請求書の支払いをクレジットカードの決済日まで延ばせるのが大きな特徴です。請求書カード払いで最大60日まで支払い期日を延長できるため、短期的にキャッシュフローの安定化に貢献します。
また、請求書カード払いを利用すれば、クレジットカードの利用特典であるポイント・マイルを獲得できる点もメリットです。サービスによっては高額の請求書にも対応しており、大口の取引先が多い場合でも安心して利用できます。
なお、請求書カード払いを利用する場合は「支払い.com」がおすすめです。大手クレジットカード会社の「クレディセゾン」が運営しており、多くのユーザーから利用されている信頼できるサービスです。請求書カード払いサービスである「支払い.com」には、以下のような特徴があります。
「支払い.com」の特徴 | 概要 |
利用できるクレジットカードが豊富 | セゾンカードに加えてVISA・Mastercardなどの他社発行カードも利用可能で、1件の振込に最大5枚のクレジットカードを使用できる |
手続きが簡単かつスピーディー | 会員登録後は審査なしで利用でき、最短60秒で手続きが完了する |
取引先への振込がはやい | セゾンカード利用時は最短1営業日、他のクレジットカードでも最短2営業日で取引先への振込が完了する |
低水準の手数料と幅広い請求金額に対応 | 一律4%の手数料で、請求金額は1万円から上限なしで対応可能 |
取引先への振込を最短翌日に行ってくれるため、請求書期日間近の申し込みでもすぐに支払いができます。振込金額・口座情報・クレジットカードの情報を登録するだけで手続きが完了するため、本業が忙しい方でも利用が可能です。一時的に請求書の支払いを延長して資金繰りを改善したい場合は、「支払い.com」を利用しましょう。
後払い(ツケ払い)現金化は避けて安全な資金調達手段で資金繰りを改善しよう
後払い(ツケ払い)現金化は、信用情報に影響を与えず即日現金を調達できる点がメリットです。しかし、高額な手数料・悪質業者のリスク・支払い遅延による取り立てなどのデメリットも多く、金融庁から違法性が指摘されています。
安全に必要な資金を確保したい場合は、ファクタリング・請求書カード払いを検討するのがおすすめです。ファクタリングは売掛金を現金化する仕組みで返済義務がないため、後々の返済負担もなく資金繰りを安定させやすいです。
一方、請求書カード払いは請求書の支払いをクレジットカードを活用して延ばせる方法で短期的なキャッシュフローの安定化に役立ちます。後払い(ツケ払い)現金化は避けて、ファクタリング・請求書カード払いのような安全な資金調達手段で資金繰りを改善しましょう。