「コロナ対策でリモートワークを実施したいが、先出しの費用が確保できない……」
「赤字決算でもファクタリングで資金調達できるの?」
新型コロナの影響で売上が減少し、事業の運転資金やコロナ対策資金、納税資金などの確保が難しい和歌山県の事業者の方に、ファクタリングという新たな資金調達方法をご紹介します。
中小企業や個人事業主の資金調達と言えば「銀行からの借入」がもっともポピュラーですが、ファクタリングは売掛債権(売掛金)という資産を活かした「借りない」資金調達方法です。
ファクタリングを利用すれば銀行からの借入よりも早く、事業用のキャッシュを確保することができます。
資金調達や資金繰りでお悩みの和歌山県の中小企業・個人事業主の方は、ぜひ本記事をご参考になさってください。
和歌山県のファクタリング事情
一般社団法人・和歌山社会経済研究所の2020年7月~9月期の景気動向調査は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響と今後の売上高水準はやや上昇するも、コロナ禍の影響は依然強く、約半数の事業者が出張・商談・営業を自粛し、約 2 割が従業員の一時休業を実施」と報告しています。
全国的に緊急事態宣言が解除された5月末以降、11月までは全業種において売上高水準は持ち直していましたが、12月になるとふたたび感染者が増加、飲食業や旅行・宿泊業、イベント業は依然として厳しい状況にあります。
国や自治体による事業者への資金繰り支援は息切れ感が否めず、年をまたいでの先行き不透明感が依然として強い状況です。
コロナの影響を受けた中小零細企業や個人事業主の方のなかには、金融機関からの借入もギリギリで、これ以上は打つ手がないという方も多いのではないでしょうか?
そこで、和歌山県の事業者の方が早期に運転資金を確保する手段として、入金前の売掛債権(売掛金)を最短即日で現金化する「ファクタリング」をおすすめします。
ファクタリングは借入のように負債を増やすのではなく、入金前の売掛債権(=資産)を売却、最短即日で代金を受け取る資金調達方法です。
調達した資金は、事業のつなぎ資金や新型コロナ予防・対策のための資金などに使うことができます。
ファクタリングを利用するにあたっては、自社の資金ニーズと資金繰り状況に即したサービスを提供するファクタリング会社を選ぶことが大切です。
次の章では、ファクタリング会社を選ぶときのポイントについて解説します。
和歌山県でファクタリング会社を選ぶときのポイント
以下に挙げるのは、事業者の方より寄せられる問い合わせのなかでもとくに多いものです。これらの問い合わせに対する回答が、すなわちファクタリング会社を選ぶときのポイントとなります。
- 売掛先に知られないためには
- 手数料を下げるには
- 最短即日で資金調達するには
- 自社の経営課題を解決するには
- 悪質な業者に騙されないためには
それぞれの問い合わせについての回答を詳しく見ていきましょう。
売掛先に知られないためには
売掛先に知られれずに資金調達するには、「2社間ファクタリング」を利用しましょう。
ファクタリングは入金前の売掛債権(売掛金)を売却して、早期に現金化できる便利なサービスですが、まだまだ日本では認知度が高いとは言えません。
債権を他社に売却するという行為は、売掛先の立場からすると「あの会社は経営や資金繰りが悪化しているでは?」というネガティブなイメージを持ってしまいます。
債権売却の事実を売掛先に知られ、ネガティブなイメージを持たれたくない方には、自社とファクタリング会社の2社間だけで契約を結ぶ2社間ファクタリングがおすすめです。
さらに、ファクタリング会社によっては、2社間ファクタリングで必須の「債権譲渡登記」という手続きも省略してもらえる可能性があります。
これに対して、売掛先への通知および同意が必須となるファクタリングを「3社間ファクタリング」と言います。
手数料を下げるには
ファクタリング会社に売却する売掛債権や契約内容によっては、手数料が下がる可能性があります。
手数料は以下に挙げる項目に応じて、ファクタリング会社が負うリスクが高くなるか、低くなるかで変動します。
- 売掛先の信用力は高いか
- 2社間取引か3社間取引か
- 対面か非対面か
- 債権譲渡登記の有無
各項目について詳しく見ていきましょう。
売掛先の信用力が高いと手数料は下がる
ファクタリング会社は、売掛先が期日どおりに売掛金を支払えなければ、利用者に先払いした代金を回収できません。
このことから、ファクタリングの審査では、とくに「売掛先の信用力」が重視されます。
たとえば、上場企業や国・自治体の機関など、倒産の懸念がなく、債権回収の確実性も高い相手の売掛債権は、手数料が下がる傾向があります。
また売掛先が中小企業であっても、自社と長年にわたって良好な取引関係にあれば、これも債権回収の確実性が高いと判断され、手数料が下がる要素となります。
なお、ファクタリングでは個人や個人事業主あての売掛債権は買取不可です。
3社間の方が2社間よりも手数料が下がる
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの手数料相場は、以下のとおりです。
- 2社間取引・・・(債権の買取額面に対して)5%~20%
- 3社間取引・・・(債権の買取額面に対して)2%~9%
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで手数料が大きく異なる要因は、売掛先の関与と債権回収の手段の違いです。
2社間ファクタリングは、売掛先の同意が不要な代わりに、債権回収は通常どおり自社が行い、ただちにファクタリング会社に弁済しなければなりません。しかし、売掛金を自社の資金繰りに流用してしまう「使い込みリスク」が懸念されるため、手数料が高くなります。
一方の3社間ファクタリングは、契約を結ぶにあたって売掛先の同意が必須で、債権回収はファクタリング会社が直接売掛先に対して行います。2社間ファクタリングのような使い込みリスクの懸念がないため、手数料は下がります。
このように、2社間に比べて3社間のほうがファクタリング会社の負うリスクが低いと考えられるため、手数料を下げることができるのです。
債権譲渡登記を行うと手数料は下がる
ファクタリングで債権譲渡登記を行うかどうかも、手数料が変動する要素のひとつです。
債権譲渡登記とは、債権がだれからだれに対し、いつ譲渡されたものかを公的に証明する手続きのことを指します。
ファクタリング会社は、すでに他の業者に売却されている売掛債権を買い取ってしまう「二重譲渡リスク」に備えるために、債権譲渡登記を行います。
売掛先の同意を得ずに契約を結ぶ2社間ファクタリングでは、原則として債権譲渡登記が必須です。
ただし、ファクタリング会社によっては手数料を引き上げることで二重譲渡リスクに備える代わりに、債権譲渡登記を留保するところもあります。
債権譲渡登記は法務局で概要記録事項証明書の交付請求をすれば、誰でも閲覧ができます。ファクタリングの利用を徹底的に秘密にしたい場合は、債権譲渡登記を留保してくれるファクタリング会社に依頼しましょう。
非対面で契約すると手数料は低くなる
ファクタリングには、自社とファクタリング会社の担当者の面談(初回のみ)を行う対面契約と、面談不要の非対面契約があります。
非対面契約の場合、2社間取引かつ債権譲渡登記不要にもかかわらず、10%以下の手数料でファクタリングが利用できます。
なぜなら、非対面契約はファクタリング会社の人件費や出張費などのコストがカットされるため、2社間であっても3社間並みに低い手数料を実現できるからです。
手数料の低さや資金調達までのスピードを重視する場合は、非対面OKのファクタリング会社をおすすめします。
自社の経営課題を解決するには
財務コンサルティングを提供しているファクタリング会社を選びましょう。
ファクタリング会社の中には、財務コンサルティングや新たな資金調達先の斡旋など、無償の経営支援を提供しているところがあります。
「しょっちゅう資金繰りが悪化している」「借金に頼らないと事業資金を確保できない」といった悩みを抱えている事業者の方は、ファクタリング会社の経営支援で自社の経営課題を解決するヒントが得られるでしょう。
悪質な業者に騙されないためには
ファクタリング会社のホームページで、過去の買取実績や情報発信の内容を確認しましょう。
ファクタリングサービスを提供する会社のなかには、悪質な業者も紛れ込んでいます。過去には、ファクタリングを装って高利貸しを経営していたヤミ金業者が摘発された事例もあります。
悪質な業者に騙されないためにも、ファクタリング会社選びは手数料やスピードだけでなく、信頼性や利用者の口コミも参考にして選ぶことが大切です。
和歌山県のおすすめファクタリング会社
和歌山県の事業者の方が早期に資金調達を行うには、関西エリアに店舗を構えるファクタリング会社を利用するか、非対面のファクタリングサービスを利用するかの二択となります。
ここでは、リーズナブルな手数料、振込までのスピード、信頼と実績で選んだおすすめのファクタリング会社をご紹介します。
ビートレーディング|赤字・債務超過・税金滞納でも資金調達可
契約方式 | 対面・初回要面談 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング 診療・介護報酬債権ファクタリング Beペイメント 経営コンサルティング |
ファクタリング手数料 | 【2社間】5%~20% 【3社間】2%~ |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 10万円~7億円(過去の実績から) |
URL | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは、2012年4月に設立、業界全体でもトップクラスの業歴を持つファクタリング会社です。全国に4店舗を展開しており、大阪にも支店を置いています。
同社のファクタリングは審査通過率98%という高い水準にあり、赤字決算・債務超過・税金滞納など、利用者の事情を踏まえ、専任の担当者が丁寧に相談を承ります。
さらに、ファクタリング手数料は業界最安水準の2%~で、買取金額に制限は設けていません。対面・出張・郵送の3つの契約方法から、自社にとって都合の良いもの選びましょう。
ベストファクター|2社間ファクタリングでも手数料が低め
契約方式 | 対面・初回要面談 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング 診療・介護報酬債権ファクタリング 財務コンサルティング |
ファクタリング手数料 | 2%~ |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 25万円~2,500万円(過去の実績から) |
URL | https://bestfactor.jp/ |
ベストファクターは2社間ファクタリングの実績が豊富にあり、初めての方でも安心して利用できます。
同社の2社間ファクタリングは非常に良心的な手数料で、とくに中小企業や個人事業主の利用者から好評です。
実際に同社を利用した方の口コミでは、「手数料について早い段階で知ることができた」「概ね高い買取率を提示された」といった好意的なものが多く寄せられています。
和歌山県内の事業者の方は事前に必要書類・情報を準備したうえで、同社の大阪支店に申し込みをすれば、最短即日の資金調達ができるでしょう。
WIT(ウィット)|小規模事業者向けのファクタリングとコンサルティング
契約方式 | 非対面 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング |
ファクタリング手数料 | 5%~ |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 500万円以下 |
URL | https://witservice.co.jp/ |
ウィットは中小企業、個人事業主の小口利用に特化したファクタリング会社です。
少額でも、個人事業主でも、どなたでも利用可能で、完全非対面の手続きですのでスマホからでも申し込みができます。
さらに、同社は事業者が直面するあらゆる課題を徹底的にヒアリングし、安定的な会社運営を継続させるためのコンサルティングも提供しています。
短期的な資金調達だけでなく、長期的な資金繰りの安定化、経営改善までのサポートを希望される方は、同社に相談してみましょう。
日本中小企業金融サポート機構|非営利だからこその低手数料
契約方式 | 非対面 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング 事業再生 M&A・事業承継 事業マッチング |
ファクタリング手数料 | 1.5%~10.0% |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 要確認 |
URL | https://www.chushokigyo-support.or.jp/lp04/0b/ |
日本中小企業金融サポート機構は、「申し込みから即日振込可」「2社間取引で承認不要」「一般社団法人だからこその低手数料」の三拍子揃ったファクタリングを提供しています。
利用者の都合に合わせて2社間取引・3社間取引から選択、赤字決算や税金・社会保険料滞納中といった融資の審査では不利となる要素があっても利用可能です。
さらに、ファクタリングによる資金調達サポートだけでなく、事業再生、M&A・事業承継、IPO支援など、経営の改善や事業存続に関する多角的なサポートを提供しています。
アクセルファクター|スピード・手数料・審査通過率でトップクラス
契約方式 | 非対面 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング |
ファクタリング手数料 | 2%~ |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 上限なし |
URL | https://accelfacter.co.jp/ |
アクセルファクターは「最短1日の圧倒的スピード」「業界最安水準の手数料2%」「審査通過率9割以上」と、非常に使い勝手の良いファクタリングを提供しています。
本社は東京都新宿区ですが、関西エリアの事業者の方のニーズに対応するため、郵送、FAX、メール等でサービスの利用が可能です。
買取債権額については、30万円の少額債権から1億円の高額債権まで幅広く対応しており、ファクタリング手数料も最低2%~良心的な価格設定になっています。同社には各業界の事情に精通した担当者が配置されているため、「契約書は無いが伝票で対応して欲しい」といった要望にも、専門の担当者が柔軟に対応します。
和歌山県のファクタリングに関するQ&A
和歌山県のファクタリングに関して、よくある質問とその回答をQ&A形式でまとめました。
- Q.創業したばかりでもファクタリングは利用できますか?
- A.創業したばかりの事業者は、「売掛先との長期にわたる良好な取引履歴」というアドバンテージがないため、審査においてはやや不利な点はあるものの、信用力の高い売掛先の債権があれば利用できます。
- Q.債務超過や税金滞納中でもファクタリングは利用できますか?
- A.債務超過や税金滞納のある利用者は、ファクタリング会社に弁済すべき売掛金を自社の資金繰りに流用してしまう「使い込みリスク」が高いと判断されます。したがって、利用者が売掛先から債権を回収する2社間ファクタリングは利用できないが、ファクタリング会社が売掛先から直接債権を回収する3社間ファクタリングであれば利用できるといった提案をされる場合があります。
>>「使い込みリスク」について詳しく見る
和歌山県で早期の資金調達は「ファクタリング」がおすすめ
今回は和歌山県の中小企業や個人事業主の方に、融資に代わる「借りない」資金調達手段として、ファクタリングをご紹介しました。
本記事の内容を参考に、自社の資金ニーズや経営課題の解決に即したファクタリング会社を選びましょう。
また、ここでは紹介しきれなかった他の優良ファクタリング会社は、以下の記事をご参照ください。
優良ファクタリング会社はこちら