シャープファイナンスの会社情報
シャープファイナンス株式会社はリース及び金融事業を取り扱う総合ファイナンス企業です。通常のリースよりもスピーディーな取引ができる「ベンダーリース」を事業の中核としており、情報機器や医療機器を中心に事業を展開しています。2020年時点で営業拠点は日本全国で40を超えるなど、これまで日本各地にネットワーク網を拡大してきました。累計取引実績は約5万社を数え、主に日本の中小企業向けにサービスを提供しています。
2016年には移転を行い、現在は大阪市に本社を置いています。
リース事業と並行して信用販売事業や不動産賃貸業、保健代理業などを扱っており、様々な顧客需要に対応できるサービスが特徴です。ファクタリングは医療・介護関係者向けに行われています。保険請求額の90%を上限として、早期の資金調達が可能です。
シャープファイナンスは1982年にシャープ家電から独立する形で設立されました。独立以後もシャープのグループ企業という立ち位置でしたが、2008年からは芙蓉総合リース出資による連結子会社となっています。これは大企業との取引が豊富な芙蓉総合リース、中小企業との取引を得意とするシャープファイナンス、双方の強みを活かすことを目的とした関係強化です。なお現在においてもシャープは主要株主であり、シャープファイナンスとは持分法適用会社という関係です。
親会社である芙蓉総合リースは1969年に設立されたリース・ファイナンス会社です。情報・事務機器から船舶・航空機に至るまで、多種多様なリースサービスが特徴です。ファクタリングも行っており、こちらはグループ企業であるアクリーティブ株式会社が担当する形でサービスを提供しています。
シャープファイナンスのファクタリングの特徴
シャープファイナンスでは診療・調剤・介護報酬債権を買い取る医療ファクタリングを行っています。保険給付費請求額の最大90%まで資金化可能です。
障害福祉サービス等報酬債権にも対応していますが、地域によって利用できない場合があります。
申込み対象は法人に限ります。クリニックや個人経営の調剤薬局からの申込みはできません。法人であれば開業間もない時期でも利用可能ですが、その際は事業計画書などを元にした審査が行われます。
ファクタリング可能な限度額は最大6000万円までです。この額は過去1年の保険給付費を元にして決定されます。手数料は公開されておらず、シャープファイナンスは「個別に相談」としています。
入金は毎月10日の請求期限日から5日~10日以内に実行されます。これにより入金日を約1.5ヶ月早めることが可能です。 また保険請求ソフトの制限はないため、サービスのスムーズな導入が可能です。
最大9割の現金化が可能であるため、十分な手元資金を確保できました。 ちなみに9割というのはあくまでも上限に過ぎず、限度額の範囲内であれば割合の変更は可能です。契約後であっても臨機応変にできる部分が多く、いわゆる縛りが少ない仕組みになっています。