ファクタリング会社によっては法人のみを対象としており、フリーランスがサービスを利用できないケースがあります。しかし、ホームページを確認しながらフリーランスが利用できるファクタリング会社を探すのは、かなりの労力がかかります。フリーランス向けのなるべく早く資金調達できるファクタリング会社がどこか、手間なく探したい方も多いでしょう。
そこで、今回はフリーランスが利用できる即日入金に対応したファクタリング会社を18社厳選しました。本記事を読めば、希望の条件にあったファクタリング会社を見つけてスムーズに資金を調達できます。即日対応が可能なファクタリング会社で必要な資金を迅速に確保し、キャッシュフローを改善して事業の安定化を図りましょう。
即日対応可能なフリーランス・個人事業主向けファクタリング会社18選
即日対応可能なフリーランス・個人事業主向けファクタリング会社を以下の18社から紹介します。
- ビートレーディング
- QuQuMo
- ラボル
- PMG
- フリーナンス
- PayToday
- GMOフリーランスファクタリング
- アクセルファクター
- ペイトナーファクタリング
- 日本中小企業金融サポート機構
- ベストファクター
- トップ・マネジメント
- OLTA
- ファクタリングのtry
- MSFJ
- ウィット
- バイオン
- ソクデル
上記から、希望の条件にあったファクタリング会社を選びましょう。
ビートレーディング
種類 |
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買取可能額 | 下限・上限なし |
手数料 |
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入金スピード | 最短2時間 |
手続き方法 | オンライン・LINE |
公式サイト | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは、取引実績の豊富な信頼性の高いファクタリング会社です。取引社数58,000社以上・累計買取額1,300億円を達成しており、多くの利用者から信頼されるサービスを提供しています。
即日対応はもちろん、申し込みから最短2時間で資金が入金されるスピードが魅力です。直近の支払いにあてる原資がない場合でも、必要な資金を迅速に調達できます。
受注時点で発行される注文書の買取を行う「注文書ファクタリング」に対応している点も特徴です。請求書を発行するまでに長い時間がかかる場合でも、受注段階でファクタリングを利用できます。
QuQuMo
種類 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 1%〜14.8% |
入金スピード | 最短2時間 |
買取可能額 | 下限・上限なし |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://ququmo.net/ |
QuQuMo(ククモ)は、オンライン完結型のファクタリングサービスを提供している会社です。来店する手間を省けるため、本業が忙しく時間がない経営者でもスキマ時間を利用して申し込みができます。
買取可能額に上限・下限を設けておらず、日々の事業支出にあてる原資から高額な設備投資の資金など幅広い目的に対応できます。
申し込みが請求書・通帳の2点のみで済むため、手続き前の準備に時間と手間がかかりません。また、申し込みから入金まで最短2時間で済むなど急な資金需要にも対応しています。
ラボル
種類 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 一律10% |
入金スピード | 最短60分 |
買取可能額 | 1万円〜 上限なし |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://labol.co.jp/ |
ラボルは独自のAIシステムを活用して自動審査を行い、申し込みから最短60分での入金を可能にしました。申し込みから契約・入金をオンラインで完結でき、24時間365日即時振込対応している点が大きな魅力です。
「1万円から買取可能」「一律10%の手数料」など、わかりやすい料金体系と使いやすさが多くの利用者に支持されています。フリーランスや個人事業主を主な対象としており、少額の売掛債権にも柔軟に対応している点も特徴です。
決算書・契約書の提出や面談は不要で、必要書類は本人確認書類・請求書・取引の証拠となるエビデンスのみで済みます。入金スピードとともに手続きの簡便さも求めるなら、ラボルがおすすめです。
PMG
種類 |
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手数料 | 非公開 |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | ~2億円(それ以上は要相談) |
手続き方法 | オンライン・FAX |
公式サイト | https://p-m-g.tokyo/ |
PMGは「2社間ファクタリング」「3社間ファクタリング」の2種類の契約方式を選べるファクタリング会社です。2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社の2社で契約する方式で、取引先への通知がない点が特徴です。取引先に資金調達の事実を知られないため、既存の取引に悪影響を与える心配がありません。
一方で、3社間ファクタリングは利用者・取引先・ファクタリング会社の3社で契約します。利用者が売掛金を着服する心配がなく回収リスクが低いため、手数料が安めに設定されている点が特徴です。
自社の資金調達ニーズに合わせて、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングといった契約方式を選べる魅力があります。なお、ファクタリング以外にも助成金・補助金の申請サポート・財務戦略立案の支援などもサービスとして提供しています。
フリーナンス
種類 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 3%~10% |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 上限/下限なし |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://freenance.net/sokujitsu_b |
フリーナンスは、最短即日で資金を調達できるフリーランス向けファクタリング会社です。会員登録後に請求書をアップロードするだけで手続きが完了し、最短30分で審査結果がわかります。初回利用に限り手数料から50%をキャッシュバックされるキャンペーンを実施中しており、資金調達コストを抑えられるのも魅力です。
また、ファクタリング以外にもフリーランス向けの様々なサービスを提供しています。特に、納品物の欠陥による損害賠償を求められた際に補償を受けられる「あんしん補償」サービスを提供している点が特徴です。フリーランス活動で万が一取引先に損害を与えてしまった場合も、安心して事後対応ができます。
PayToday
種類 | 2社間ファクタリング |
入金スピード | 最短30分 |
手数料 | 1%〜9.5% |
買取可能額 | 10万円〜上限なし |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://paytoday.jp/ |
PayTodayは、AI審査を活用したスピーディーなサービスが特徴のファクタリング会社です。面談不要かつオンラインで手続きを完結できるため、申し込みから最短30分で資金を調達できます。
また、AI審査による人件費の削減などコストカットも行っており、手数料は1%〜と低水準で利用できます。買取可能額は10万円から対応しており、少額の資金調達に対応している点も魅力のひとつです。
ホームページには、実際にファクタリングサービスを利用したユーザーの声が掲載されています。フリーランスの事例も掲載されており、ファクタリングの申し込みをする際の参考情報として活用できます。
GMOフリーランスファクタリング
種類 |
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手数料 | 一律9.5% |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 1万円〜上限なし |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://freelance.factoring.inc/ |
GMOフリーランスファクタリングは、手続きの簡便さに特徴があるファクタリング会社です。会員登録は必要なく、手続きは請求書をアップロードするだけで完了します。申し込みから最短30分で審査が完了し、迅速に資金が振り込まれる点が魅力です。
多くのファクタリング会社では売掛債権の金額に加え、売掛先の信用力・利用者の経営状態などに応じて手数料が変動します。しかし、GMOフリーランスファクタリングは売掛債権の金額にかかわらず、一律9.5%を手数料として設定しています。自分でいくら資金を調達できるか簡単に計算できるため、わざわざ見積もりをとる必要もありません。
アクセルファクター
種類 |
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手数料 |
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入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 30万円~1億円 |
手続き方法 | 対面・オンライン・郵送 |
公式サイト | https://accelfacter.co.jp/ |
アクセルファクターは、サポート体制が充実しているファクタリング会社です。問い合わせから審査・契約まで専属の担当者がマンツーマンで対応してくれます。担当者が途中で変わらず手続きがスムーズに進むため、利用者の約5割以上が即日入金を実現しています。
年間相談件数が15,000件あり、多くの事業主をファクタリングで支援している実績も特徴です。様々な背景の利用者の相談に応じているため、必要書類を準備できないなどの事情があっても柔軟に対応してくれます。
ペイトナーファクタリング
種類 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 一律10% |
入金スピード | 最短10分 |
買取可能額 | 1万円〜25万円(初回のみ) |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://paytner.co.jp/factoring |
ペイトナーファクタリングは、入金スピードの速さに特徴があるファクタリング会社です。申し込みから最短10分で入金されるため、「なかなか入金されない」などの心配がなく安心して利用できます。
売掛債権の買取可能額は、最低1万円〜と少額に対応している点も特徴です。まとまった金額の売掛債権がなくてもファクタリングを利用できる点は、事業規模が小さいフリーランスにとって魅力的です。
売掛債権の金額や支払いサイトにかかわらず、手数料は一律10%固定とわかりやすい料金体系となっています。見積もりをとらなくても自分で調達金額を計算できるため、他社との条件比較がしやすいファクタリング会社です。
日本中小企業金融サポート機構
種類 |
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手数料 | 1.5%〜10% |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 上限・下限なし |
手続き方法 | オンライン・電話・郵送 |
公式サイト | https://chushokigyo-support.or.jp/ |
日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人として運営されているファクタリング会社です。過度な営利追求をしていないため、手数料は1.5%〜と低い利率で利用できます。買取可能額は上限・下限を設定しておらず、日々の事業支出から新規事業への高額投資まで幅広い資金ニーズに対応しています。
また、税務・金融・財務で専門的な知識・実務経験がある組織に認定される経営革新等支援機関に認定されている点も特徴です。ファクタリング以外にも、補助金申請・融資相談など幅広く資金調達をサポートしています。
ベストファクター
種類 |
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手数料 | 2%〜20% |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 30万円〜1億円 |
手続き方法 | オンライン・電話・メール |
公式サイト | https://bestfactor.jp/ |
ベストファクターは、審査体制の柔軟さに魅力があるファクタリング会社です。複数社から借入がある・税金を滞納しているなど一般的に資金調達がしづらい背景があっても、ファクタリングの申し込みに応じています。
また、電話で売掛債権の情報を伝えれば、その場で買取可能額を提示してくれる点も特徴です。見積もりを簡単にとれるため、他社との条件比較もスムーズに行えます。
電話・オンラインはもちろん、出張訪問による申し込みに応じている点も特徴です。スタッフと直接話して疑問を解消しながら手続きを進めたいなどのニーズにも、柔軟に対応しています。
トップ・マネジメント
種類 |
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手数料 | 3.5%~12.5% |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 3億円まで |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://top-management.co.jp/ |
トップ・マネジメントは、ファクタリングサービスの種類が豊富な会社です。2社間・3社間ファクタリングなど通常のファクタリング会社で提供するサービス以外にも、以下の取引を利用できます。
- 見積書・受注書・発注書ファクタリング
- ペイブリッジ
- 電ファク
- ゼロファク
広告・IT企業を専門としたファクタリングサービス「ペイブリッジ」などユニークなサービスを提供しているのが特徴です。特に、助成金申請とファクタリングを同時に支援する「ゼロファク」では、手数料が最大で10%優遇されます。自社の売掛債権内でより多くの資金を調達したい企業におすすめです。
OLTA
種類 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 2%〜9% |
入金スピード | 最短即日 |
買取可能額 | 下限・上限なし |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://www.olta.co.jp/ |
OLTAは、累計申し込み金額1,000億円を超える豊富な取引実績が特徴のファクタリング会社です。ホームページでは、数多くの利用者によるサービスを利用した感想が掲載されています。「面倒なヒアリングがなく、オンライン上の手続きだけで申し込みが完結する」などサービス内容が好評です。
日本経済新聞・朝日新聞など大手メディアで取材記事が掲載されており、サービスの信頼性が高い点も特徴です。もちろん、申し込みから最短即日での入金にも対応しており、急な資金需要にも十分対応できます。手数料も2%〜と低利率で利用が可能です。
ファクタリングのtry
種類 | 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング |
買取可能額 | 10万円~5,000万円 |
手数料 | 3%~ |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | オンライン・電話 |
公式サイト | https://www.factoring-try-sko.co.jp/ |
ファクタリングのtryは、アフターフォローの充実度合いに魅力があるファクタリング会社です。ファクタリングを利用したアフターフォローとして、以下2つのサービスを提供しています。
- コンサルティングサービス
- マッチングサービス
企業間取引における発注者と受注者をマッチングするサービスが特徴的です。ファクタリングで資金を調達した後も取引先を見つけて案件を獲得できるため、継続的な資金繰りの改善が期待できます。
ファクタリングに関しても最短即日での入金に対応しており、買取可能額も10万円〜5,000万円と幅広いです。2つの契約方式から選択できる点も特徴で、2社間ファクタリングで取引先に知られず資金調達をしたいなど目的に合わせて利用方法を選べるメリットがあります。
MSFJ
種類 |
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買取可能額 | 10万円〜5,000万円 |
手数料 | 1.8%~ |
入金スピード | 最短1時間 |
手続き方法 | オンライン・電話 |
公式サイト | https://msfj.co.jp/ |
MSFJは複数のファクタリングサービスを提供する会社です。具体的には、事業主の属性・利用目的に応じて以下4つのサービスを提供しています。
- 法人専門ファクタリング
- 乗り換えファクタリング
- 個人事業主ファクタリング
- フリーランスファクタリング
フリーランスに特化したファクタリングサービスを提供しており、審査通過率92.5%と高い数値を記録しています。柔軟な審査体制を築いているため、創業して間もないなど他の資金調達方法では難しいケースでも相談に応じています。また、10万円からの売掛債権に対応しており、まとまった金額でない場合でも利用が可能です。
ウィット
種類 |
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買取可能額 | 下限なし〜500万円 |
手数料 | 5%~20% |
入金スピード | 最短2時間 |
手続き方法 | 電話・メール・オンライン |
公式サイト | https://witservice.co.jp/factoring/ |
ウィットは、顧客満足度が94%とサービスに好評のあるファクタリング会社です。ホームページには、実際に利用したユーザーの声が数多く掲載されています。「やり取りがスムーズに行えた」「開業したばかりでも利用できた」など、サービス対応に喜びの声が寄せられています。
請求書だけでなく注文書の買取に対応している点も特徴です。納品に時間がかかるなど請求書を発行できない場合でも、受注段階でファクタリングを利用できます。
バイオン
種類 | 2社間ファクタリング |
入金スピード | 最短60分 |
手数料 | 一律10% |
買取可能額 | 5万円〜 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://ai-factoring.jp/ |
バイオンは、オンラインに特化したファクタリングサービスを提供している会社です。必要書類をアップロードするだけで申し込めるため、手続きが素早く完了し、最短60分で資金を調達できます。
小規模な事業主でも利用できるよう、5万円から売掛債権の買取に対応している点も特徴です。手数料は売掛債権の金額にかかわらず一律10%であり、いくら調達できるかを自分で簡単に計算できます。
ソクデル
種類 |
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入金スピード | 最短60分 |
手数料 | 5%〜 |
買取可能額 | 下限なし〜1,000万円 |
手続き方法 | 電話・オンライン・訪問出張 |
公式サイト | https://www.sokuderu.com/ |
ソクデルは、他社からの乗り換えで2.5%以上買取手数料を割引してくれる「乗り替えソクプラン」を用意しています。再契約するたびに0.5%の手数料割引も適用されるため、継続的に利用するほどより多くの資金を調達できるようになります。
オンライン審査で書類のやり取りにかかる手間を省いており、迅速な手続きが可能です。申し込みから最短60分で入金され、急な資金需要にも問題なく対応できます。
独自の審査体制を築いており、柔軟に相談に応じている点も特徴です。審査通過率は92.5%と高い数値であるため、他社に断られた場合でもファクタリングを利用できる可能性があります。
フリーランスがファクタリングを利用するメリット
フリーランスがファクタリングを利用するメリットは、主に以下の3つがあげられます。
- 現金をすぐに確保できる
- 信用情報に悪影響がない
- 保証人・担保が必要ない
上記のメリットが自社の資金調達における希望条件にマッチする場合は、ファクタリングを積極的に利用しましょう。
現金をすぐに確保できる
必要な現金をすぐに確保できる点は、ファクタリングの大きなメリットです。フリーランスは多額の現金を確保できているケースが少なく、急な支出が発生した際にキャッシュフローの問題に直面しがちです。しかし、ファクタリングを利用すれば、未回収の売掛金を即座に現金化できます。
融資のように入金までに長い待ち時間がなく、ビジネスの継続・拡大に必要な投資をタイムリーに行えるのが魅力です。また、融資と比較して手続きが簡潔で審査も迅速に行われるため、時間と労力を節約できます。
信用情報に悪影響がない
信用情報に悪影響がない点も、ファクタリングの大きなメリットです。ファクタリングは借入ではなく、売掛金の売却によって資金を調達します。そのため、個人の信用情報に借入履歴として残りません。
信用情報に履歴が残らないため、将来的に住宅ローンなど他の金融サービスを利用する際に不利な影響を受ける心配がありません。信用情報を健全に保ちながら必要な資金を調達できるのは、フリーランスにとって大きなメリットです。
保証人・担保が必要ない
保証人・担保が必要ない点も、ファクタリングのメリットです。銀行からの融資を受ける際には、保証人・担保が求められるケースが一般的です。
しかし、ファクタリングは売掛債権自体が担保の役割を果たすため、自分の資産・第三者の保証を求められるケースは基本的にありません。リスクを最小限に抑えつつ、迅速かつ柔軟に資金を確保できます。特に、事業を始めたばかりで信用力が十分でないフリーランスにとって、保証人・担保なしで資金調達できるのは大きなメリットです。
フリーランスがファクタリングを利用する際の注意点
フリーランスがファクタリングを利用する際の注意点として、以下の3つがあげられます。
- 買取手数料がかかる
- 取引先にファクタリング利用を知られる可能性がある
- 審査なし・審査が甘いファクタリング会社は存在しない
ファクタリングを利用する際は、上記のポイントに留意してください。
買取手数料がかかる
ファクタリングを利用する際、買取手数料がかかる点に注意しましょう。ファクタリング会社は売掛債権の買取を行う代わりに、一定の手数料を請求します。手数料は売掛金の金額・取引先の信用度などによって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
ファクタリングの種類 | 手数料の相場 |
2社間ファクタリング(面談) | 10%〜20% |
2社間ファクタリング(オンライン) | 2%〜12% |
3社間ファクタリング | 1%〜9% |
そのため、実際に手元に残る金額は売掛金の全額ではなく、手数料を差し引いた金額となります。資金繰りが厳しい状況での手数料負担は、フリーランスにとって大きなコストです。
ファクタリングを利用する前に手数料率・他の費用をしっかり確認し、コストパフォーマンスが合うか考慮しましょう。また、複数のファクタリング会社を比較検討すれば、より有利な条件で資金調達が可能になります。
取引先にファクタリング利用を知られる可能性がある
ファクタリングの種類によっては、取引先に自分がファクタリングを利用していることが知られてしまう可能性があります。具体的には、3社間ファクタリングだとファクタリング会社が取引先に対して売掛金の譲渡を通知しなければなりません。「資金繰りが厳しいのでは?」と取引先に疑念を持たれ、既存の取引に悪影響を与えるリスクがあります。
一方、2社間ファクタリングを選択すれば、取引先に知られることなく資金調達が可能です。したがって、ファクタリングを利用する際には取引先との関係性を十分に考慮し、契約方式を選びましょう。
審査なし・審査が甘いファクタリング会社は存在しない
「審査なし」「審査が甘い」とうたうファクタリング会社も存在しますが、利用には注意が必要です。ファクタリングは売掛債権の譲渡取引であり、ファクタリング会社は回収リスクを伴います。回収不能となるリスクを避けるためにも、ファクタリング会社は必ず売掛債権の信用力を確認する審査を行います。
「審査が極端に甘い」または「全く行われない」場合、法外な手数料を請求されるなどトラブルが発生するリスクが高いです。最悪の場合、契約した後に売掛債権分の金額が入金されないなど詐欺的な業者である可能性も否定できません。
資金繰りに困っている状況でも、安易に「審査なし」の言葉に飛びつくのは危険です。信頼できるファクタリング会社を選ぶためには、会社の実績・口コミ・契約内容をしっかりと確認しましょう。正規の手続きを踏んで適切な審査を受ければ、安全かつ安心な資金調達が可能になります。
フリーランスがファクタリングの審査に落ちてしまう理由
フリーランスがファクタリングの審査に落ちてしまう理由として、主に以下5つの理由があげられます。
- 売掛債権の支払い期日が長い
- 売掛債権に譲渡禁止特約がついている
- 売掛先の経営状況が悪化している
- 売掛先が個人事業主である
- 売掛先との取引年数が短い
上記の原因に対しては、申し込み前に対策を講じておきましょう。
売掛債権の支払い期日が長い
売掛債権の支払い期日が長いと、ファクタリングの審査に落ちる確率は高くなります。支払い期日が長いほど取引先の経営状況が変化する可能性が高くなり、債権の回収が困難になるリスクが増します。そのため、支払い期日が長い売掛債権は審査でマイナス評価となりやすいです。
フリーランスがファクタリングを利用する際には、できるだけ支払い期日が近い売掛債権を提出しましょう。支払い期日が短ければ、手数料の低減など良い条件でファクタリングを利用できる可能性もあります。
売掛債権に譲渡禁止特約がついている
売掛債権に譲渡禁止特約がついていると、ファクタリングの審査に落ちてしまいます。売掛債権に譲渡禁止特約がついている場合、法律上は債権を第三者に譲渡できないためです。
譲渡禁止特約がついているかどうかは、売掛債権の契約書を確認して把握できます。仮に譲渡禁止特約が設定されている場合、取引先から解除してもらわなければなりません。
ただし、譲渡禁止特約は重要な理由で設定されているケースがほとんどで、取引先に解除を依頼しても断られる確率が高いです。ファクタリングを利用する際は、譲渡禁止特約のない売掛債権を利用しましょう。
売掛先の経営状況が悪化している
売掛先の経営状況が悪化している場合も、ファクタリングの審査に落ちやすいです。ファクタリングの審査では、フリーランス自身の信用力よりも売掛先の経営状況が審査で重視されるためです。
売掛先の財務状況が悪化している場合、債権の回収リスクが高まるため、ファクタリング会社は慎重になります。具体的には、「売掛先が赤字決算を続けている」「信用調査でネガティブな情報がある」などの場合が該当します。取引先の経営状況を定期的に確認し、リスクの高い売掛債権をファクタリングで利用しないようにしましょう。
売掛先が個人事業主である
売掛先が個人事業主である場合、ファクタリングの審査に落ちてしまいます。売掛先が個人事業主の場合、法人に比べて信用力が低いと判断されるためです。
個人事業主は財務情報の開示が限定的であり、経営の安定性についての客観的なデータが不足しています。正確に信用力を測れないため、ファクタリング会社は回収リスクを高く見積もります。ファクタリングを利用する際には、信用力の高い法人取引先との売掛債権を提出しましょう。
売掛先との取引年数が短い
売掛先との取引年数が短い場合も、ファクタリングの審査に落ちやすいです。長期的な取引実績があれば信頼関係が構築されており、債権の回収リスクも低いと判断されます。
しかし、取引開始から間もない場合は取引先の支払い実績・信頼性が確認できず、回収リスクが高いと見なされます。ファクタリングを利用する際は、ある程度の取引実績がある取引先の売掛債権で申請しましょう。
フリーランス向けの即日対応可能なファクタリング会社を選ぶポイント
フリーランス向けの即日対応可能なファクタリング会社を選ぶポイントとして、以下の5つがあげられます。
- 手数料が安い会社を選ぶ
- 審査通過率が高い会社を選ぶ
- オンラインで手続きを完結できるか確認する
- 2社間ファクタリングを利用できるか確認する
- 少額から利用できるか買取下限額を確認する
ファクタリング会社を選ぶ際は、上記のポイントを意識しましょう。
手数料が安い会社を選ぶ
ファクタリングを利用する際は、なるべく手数料が安い会社を選びましょう。ファクタリングを利用する際、手数料は資金調達コストとして直接的に影響を及ぼす要素です。特に、資金に余裕がないフリーランスにとって、余分なコストはビジネスの利益を圧迫する可能性があります。
手数料は売掛金の額に応じて設定されますが、会社によっても大きく異なる場合があります。複数のファクタリング会社の手数料率を比較検討し、より手数料の安いファクタリング会社を選択するのがおすすめです。
審査通過率が高い会社を選ぶ
審査通過率が高い会社を選ぶのも、フリーランスがファクタリング会社を選ぶコツです。ファクタリング会社によっては審査基準を厳しく設定しているケースもあり、なかなか審査に通らないリスクが存在します。
審査基準・プロセスは会社ごとに異なり、中にはフリーランスに特化した柔軟な審査を行っている会社もあります。公式ウェブサイト・口コミなどをチェックし、審査に通りやすいかどうかを事前に調べましょう。
また、事前に必要書類を揃えて売掛先の情報を正確に提供すれば、審査通過の可能性を高められます。迅速な審査かつ高い審査通過率の会社を選び、スムーズに資金を調達しましょう。
オンラインで手続きを完結できるか確認する
オンラインで手続きを完結できるかどうかも、確認しておきたいポイントです。忙しいフリーランスにとって、手続きの簡便さは重要なポイントです。オンラインで手続きを完結できるファクタリング会社を選べば、来店の手間などを省いて時間・労力を大幅に節約できます。
対面での面談・書類の郵送が必要な場合、資金調達までに時間がかかるだけでなく手間も増えてしまいます。一方、オンライン完結型のサービスであれば、スマートフォン・パソコンから24時間いつでも申し込みが可能です。
また、オンライン審査を導入している会社は即日対応が可能なケースも多く、急な資金ニーズにも対応できます。手続きの利便性を重視すれば、余計なリソースを割かずに本業へ集中できる環境を整えられます。
2社間ファクタリングを利用できるか確認する
2社間ファクタリングを利用できるかどうかも確認しておきましょう。ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があり、概要は以下の通りです。
ファクタリングの種類 | 概要 |
2社間ファクタリング | 利用者・ファクタリング会社の2社で契約する方式 |
3社間ファクタリング | 利用者・売掛先(取引先)・ファクタリング会社の3社で契約する方式 |
即日で資金を調達したい場合は、手続きが簡素な2社間ファクタリングが適しています。2社間ファクタリングではファクタリング会社と利用者の間で契約が完結し、取引先への通知作業などの手続きが不要です。3社間ファクタリングよりも手続きが早く完結するため、即日入金を実現できる可能性が高まります。
少額から利用できるか買取下限額を確認する
ファクタリング会社を利用する際は、少額から利用できるか買取下限額を確認しておきましょう。フリーランスがファクタリングを利用する際、売掛金の金額がそれほど大きくない場合も多いでしょう。そのため、少額から利用できるファクタリング会社を選ぶのが重要です。
一部のファクタリング会社では買取下限額を設定しており、一定の金額以上でなければサービスを利用できない場合があります。例えば、買取下限額が100万円に設定されていると、売掛金が50万円の場合は利用できません。
事前に各社の買取下限額を確認し、自分の売掛金額に対応しているかをチェックしましょう。少額から対応可能な会社を選べば小口の売掛金でも資金化が可能になり、柔軟にキャッシュフローを改善できます。
ファクタリングで即日入金を実現するためのポイント
ファクタリングで即日入金を実現するためのポイントとして、以下の5点が大切です。
- なるべく早い時間帯に申し込む
- 平日に申し込む
- 債権譲渡登記が必要ないファクタリング会社を選ぶ
- 審査に必要な書類は事前に揃えておく
- 信用力の高い売掛債権で申し込む
なるべく早く資金を調達したい場合は、上記のポイントを意識しましょう。
なるべく早い時間帯に申し込む
即日入金を実現するために、なるべく早い時間帯に申し込みましょう。ファクタリング会社の多くは営業時間内での対応となります。営業時間ギリギリに申し込めば、審査手続きが当日に完了せず、入金も翌営業日以降となります。
そのため、即日で資金を調達したい場合は、余裕を持って早めの時間帯に手続きを開始しましょう。早めの時間帯であれば、万が一追加の書類を求められた場合でも迅速に対応でき、当日に手続きを完了できます。
平日に申し込む
即日で資金を調達したい場合は、基本的に平日に申し込みましょう。ファクタリング会社の多くは土日祝日・年末年始には営業を行っていないか、対応が限定的である場合が多いです。
平日はファクタリング会社のスタッフ数も多く、審査・契約手続きもスムーズに進行します。また、銀行の振り込み業務は土日祝日に対応していないケースが多いため、入金の観点からも平日での申し込みが望ましいです。
週末を避けて平日に手続きを進めれば、迅速な資金調達が可能になります。事前にファクタリング会社の営業日・対応時間を確認し、計画的に手続きを進めましょう。
債権譲渡登記が必要ないファクタリング会社を選ぶ
資金を素早く調達したい場合は、債権譲渡登記が必要ないファクタリング会社を選びましょう。債権譲渡登記とは債権譲渡が行われた事実を公的に証明できる制度で、手続きに時間・手間がかかります。
債権譲渡登記が不要なファクタリング会社を選べば、手続きを大幅に短縮可能です。結果として、審査・契約プロセスがスムーズになり、当日中に資金を調達できる可能性が高まります。
審査に必要な書類は事前に揃えておく
審査をスムーズに進めるためには、必要な書類を事前に揃えておきましょう。一般的に、ファクタリングを申し込む際には以下のような書類が必要です。
- 身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 売掛債権を証明する書類(請求書・契約書など)
- 銀行通帳のコピー
- 確定申告書・決算書
必要書類が揃っていないと審査が遅れる原因となり、即日入金が難しくなります。事前にファクタリング会社のウェブサイトで必要書類のリストを確認し、全て準備しておきましょう。
信用力の高い売掛債権で申し込む
信用力の高い売掛債権で申し込むのも、即日での入金を実現するポイントです。ファクタリング会社は、売掛債権の信用力を重視して審査を行います。信用力の高い取引先からの売掛債権を提出すれば、審査が迅速に進んで即日入金の可能性が高まります。
具体的には、上場企業・大手企業・公的機関などからの売掛債権は信用力が高いと判断されやすいです。一方、取引先の経営状況が不安定な場合は審査でマイナス評価を受けやすく、時間がかかる可能性があります。複数の売掛債権がある場合は、売掛先の信用力が高く、支払い期日が近いものを優先的に提出しましょう。
ファクタリングで資金を調達する流れ・ステップ
ファクタリングで資金を調達する一般的な流れ・ステップとして、以下の4つがあげられます。
- ホームページから申し込む
- 必要書類を提出する
- 審査通過後に契約する
- 指定口座へ入金される
ただし、ファクタリング会社によって申し込み手続きの手順は変わるため、事前にホームページで確認しておきましょう。
①ホームページから申し込む
ファクタリングで資金調達を始めるには、まずファクタリング会社のホームページから申し込みます。多くのファクタリング会社はオンラインでの申し込みフォームを用意しており、24時間いつでも手続きが可能です。
申し込みフォームには、基本的な連絡先情報・取引先の詳細・売掛金の金額など必要な情報を入力します。申し込みの段階で、検討しているファクタリング会社のサービス内容・手数料・審査スピードなどを事前に確認しておきましょう。
②必要書類を提出する
申し込みが完了すると、ファクタリング会社から必要書類の提出を求められます。主な必要書類としては、本人確認書類・請求書・通帳のコピーなどがあげられます。書類はメール・専用のアップロードフォームを利用して提出するのが一般的です。
事前に必要書類をデジタルデータとして準備しておくと、スムーズに手続きを進められます。また、提出書類に不備・不足がないよう確認し、万全の状態で提出しましょう。書類の提出が遅れると審査全体の遅延につながるため、迅速に対応してください。
③審査通過後に契約する
必要書類の提出が完了すると、ファクタリング会社による審査で主に売掛先の信用力・売掛債権の健全性が評価されます。審査結果が出るまでの時間は会社によって異なりますが、即日対応の会社であれば数十分〜2時間で結果が通知されます。審査に通過した場合、手数料などの具体的な契約条件が提示される流れです。
提示された条件に合意したら、契約書に署名・捺印を行います。契約手続きはオンラインで完結する場合も多く、電子契約システムを利用してスムーズに進められます。
契約内容は資金調達における重要なポイントです。手数料・支払い条件などをしっかりと確認し、不明な点があれば担当者に問い合わせましょう。
④指定口座へ入金される
契約が正式に締結されると、ファクタリング会社から指定した銀行口座へ資金が入金されます。即日入金が可能な会社であれば、契約完了後すぐに資金を受けとれます。
入金が確認できたら、資金調達のプロセスは完了です。その後、3社間ファクタリングの場合は売掛金の支払い期日に取引先からの入金がファクタリング会社に直接行われます。2社間ファクタリングの場合は取引先から売掛金の入金があり次第、利用者が期日までにファクタリング会社に支払います。
フリーランス向けのファクタリング会社に関するよくある質問
フリーランス向けのファクタリング会社に関するよくある質問として、以下の2つがあげられます。
- 24時間即時入金に対応するファクタリング会社はある?
- 即日入金が可能な個人向けの給料ファクタリングは存在する?
ファクタリングに関して疑問点がある場合は、上記質問への回答を参考にしてください。
24時間即時入金に対応するファクタリング会社はある?
ファクタリング業界では資金調達の迅速さが求められる中、24時間即時入金に対応するサービスを提供する会社も登場しています。しかしながら、24時間体制での即時入金に対応しているファクタリング会社はまだ少数です。今回紹介したファクタリング会社で24時間即時入金に対応するのは、ラボルのみです。
多くの場合、申し込みに関してはオンラインで24時間受けつけています。しかし、実際の入金処理は銀行の営業日に依存するため、即時入金が可能なのは平日のみのケースが多いです。
即日入金が可能な個人向けの給料ファクタリングは存在する?
基本的に、給料ファクタリングをうたう会社は違法業者である可能性が高いです。給料ファクタリングは、給料を受けとる権利である給与債権を売却して資金を調達する方法です。
給料ファクタリングは「ファクタリング」の名称であるものの、実際は貸付と同等の性質を有しており、貸金業に該当します。貸金業は、貸金業者として登録されていなければ行えない事業です。しかし、給料ファクタリングをうたう会社の多くは貸金業登録を行っていません。
結果、給料ファクタリングを提供する会社は違法業者である可能性が高いです。給料ファクタリングは絶対に利用しないようにしましょう。
土日の即日入金に対応するファクタリング会社は存在する?
土日の即日入金に対応するファクタリング会社は非常に限られており、今回紹介した中ではラボルだけです。多くのファクタリング会社・金融機関は、土日祝日に営業を行っていないか対応が限定的です。また、銀行の振り込み業務も通常は平日のみとなっており、土日入金への対応は多くありません。
フリーランス向けのファクタリングで迅速に必要な資金を確保しよう
フリーランスが即日で資金調達できるファクタリング会社18社を紹介しました。ファクタリングは現金をすぐに確保でき、信用情報に影響せず保証人・担保も不要などのメリットがあります。一方で、利用には手数料がかかるため、必要な資金を確保できるか事前に見積もり等で確認しておきましょう。
ファクタリングを利用する基本的な流れは、「申し込み→書類提出→審査・契約→入金」の4ステップです。即日での入金を実現するためには平日の早い時間帯に申し込み、必要書類を事前に準備しておきましょう。希望の条件に合ったフリーランス向けのファクタリング会社を選び、迅速に必要な資金を調達してください。