「借金に頼らざるを得ない資金繰りをなんとか改善したい!」
「コロナの影響で売上が減少、取引銀行からの追加融資は厳しい……」
資金繰りに悩む山口県の事業者の方に、「ファクタリング」という新たな資金調達方法をご紹介します。
ファクタリングは、通常1ヶ月~2ヶ月後に入金される売掛債権(=売掛金)をファクタリング会社が買い取り、入金日よりも前に買取代金を振り込むサービスです。
売掛債権をファクタリングで早期に資金化すれば、入金日までの期間をショートカットして、運転資金に充てられるキャッシュを早期に確保することができます。
資金調達や資金繰りでお悩みの山口県の中小企業・個人事業主の方は、ぜひ本記事をご参考になさってください。
山口県のファクタリング事情
今冬の新型コロナウイルスの急速な感染拡大により、関東の1都3県に2021年1月7日から緊急事態宣言が発されました。関西3府県も9日に緊急事態宣言の発出の要請が決定しています。
山口県でもここ1ヶ月で感染者が急増しており、今なお予断を許さない状況にあります。
とくに飲食業や宿泊・旅館業などはさらなる追い打ちをかけられることが予想され、経営破綻や廃業の危機を回避するための支援策が検討されています。
しかしながら、新型コロナの影響で売上が減少した事業者に対して、現状の国や県の資金繰り支援は息切れ感が否めません。
ふたたび全国的な緊急事態宣言の発出となれば、次こそ破綻を免れない事業者が続出することは火を見るよりも明らかです。
そこで、山口県の事業者の方が当面の運転資金を確保する手段として、入金前の売掛権(売掛金)を最短即日で現金化する「ファクタリング」をおすすめします。
ファクタリングは銀行融資やビジネスローンのような「借金」ではなく、入金前の売掛債権(=資産)を売却して、その代金を受け取る「債権売買」です。
借金ではないため長期にわたる返済負担がなく、売上入金までのつなぎ資金や、感染予防の備品購入、テレワークの準備資金など、事業性資金に利用できます。
ファクタリングを利用するにあたっては、貴社の資金ニーズと資金繰り状況に即したサービスを提供するファクタリング会社を選ぶことが大切です。
次の章では、ファクタリング会社を選ぶときのポイントについて解説します。
山口県でファクタリング会社を選ぶときのポイント
以下は、初めてファクタリングを利用される方からの問い合わせが多い5項目です。これらの問い合わせに対する回答が、すなわちファクタリング会社を選ぶときのポイントとなります。
- 売掛先に知られないためには
- 手数料を下げるには
- 最短即日で資金調達するには
- 自社の経営課題を解決するには
- ファクタリングは本当に安全なのか
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
売掛先に知られないためには
売掛先が一切関与しない「2社間ファクタリング」がおすすめです。
ファクタリングの日本での認知度は、銀行融資やビジネスローンと比べると、まだまだ低いと言わざるを得ません。
債権を他社に売却するという行為は、売掛先の立場からすると「あの会社は借入ができないほど、経営や資金繰りが苦しいのか」というネガティブなイメージを持ってしまい、今後の取引関係や事業運営に支障をきたすリスクもあります。
「2社間ファクタリング」であれば、売掛先(取引先、元請け)に一切知られることなく資金調達ができます。
さらに、ファクタリング会社によっては、2社間ファクタリングで必須の「債権譲渡登記」という手続きも省略可能な場合があります。
この2社間ファクタリングに対して、売掛先への通知および同意が必須となるファクタリングを「3社間ファクタリング」と言います。
手数料を下げるには
ファクタリングの手数料はリスクヘッジ(防止策)として機能しています。つまり、ファクタリング会社が負うリスクが高くなるか、低くなるかで手数料が決まります。
貴社の売掛先やファクタリング契約が以下の条件に当てはまる場合、ファクタリング会社の負うリスクが下がる=手数料が下がる可能性があります。
- 売掛先の信用力が高い
- 3社間取引で契約する
- 非対面契約をする
- 債権譲渡登記を行う
それぞれの条件について詳しく見ていきましょう。
売掛先の信用力が高いと手数料が下がる
ファクタリング会社は、売掛先が期日どおりに売掛金を支払えなければ、貴社に先払いした代金を回収できません。
このことから、ファクタリングの審査では「売掛先の信用力」が重視されます。
たとえば、売掛先が上場企業や官公庁など倒産の心配がなく、債権回収の確実性も高いと判断されれば、信用力が高いと判断され、手数料が下げられる傾向にあります。
また売掛先が中小企業であっても、貴社との長年にわたる良好な取引履歴があれば、これも信用力が高いと判断されます。
なお、ファクタリングでは個人や個人事業主あての売掛債権は買い取りできません。
3社間取引にすると手数料が下がる
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの手数料の相場は、以下のとおりです。
- 2社間取引・・・(債権の買取額面に対して)5%~20%
- 3社間取引・・・(債権の買取額面に対して)2%~9%
2社間と3社間で手数料が大きく異なる理由は、売掛先の関与の有無と債権回収の手段の違いがあるからです。
2社間ファクタリングは売掛先が一切関与せずに契約を結ぶため、売掛金は貴社が回収し、ただちにファクタリング会社に弁済する必要があります。しかし、貴社が回収した売掛金を自身の資金繰りに流用してしまう「使い込みリスク」に備え、ファクタリング会社はリスクヘッジとして手数料を上げざるを得ません。
一方の3社間ファクタリングは、売掛先の同意を得たうえで契約を結び、売掛金はファクタリング会社が売掛先から直接回収します。2社間のような使い込みリスクに備える必要がないため、ファクタリング会社は手数料を下げることができます。
このように、2社間に比べて3社間のほうがファクタリング会社のリスクは低いと考えられるため、3社間ファクタリングで契約すると手数料が下がるのです。
非対面契約をすると手数料が下がる
ファクタリングには、貴社とファクタリング会社の担当者の面談(初回のみ)が必須の「対面契約」と、面談不要の「非対面契約」があります。
非対面契約は売掛先が関与しない2社間取引かつ債権譲渡登記が省略可であるにもかかわらず、10%以下の手数料でファクタリングが利用できます。非対面契約に対応しているファクタリング会社は、出張や面談にかかる人件費や出張費などのコストをカットして、そのぶんを買取率に還元できる(手数料を下げられる)からです。
さらに、オンライン完結で面談も不要なため、来店や出張が必要な対面契約よりもスピーディーに資金調達ができます。
手数料の低さや資金調達までのスピードを重視する場合は、非対面契約のファクタリング会社をおすすめします。
債権譲渡登記を行うと手数料が下がる
ファクタリングで債権譲渡登記を行うと、手数料が下がります。
債権譲渡登記とは、債権がだれからだれに対し、いつ譲渡されたものかを公的に証明する手続きのことです。
売掛先の同意を得ずに契約を結ぶ2社間ファクタリングでは、すでに他の業者に売却されている売掛債権を買い取ってしまう「二重譲渡リスク」や、売掛金の使い込みリスクに備える「対抗要件の具備」のために、債権譲渡登記を行います。
ただし、手数料を引き上げて諸々のリスクヘッジとする代わりに、債権譲渡登記を省略するファクタリング会社もあります。
債権譲渡登記は法務局で概要記録事項証明書の交付請求をすれば、誰でも閲覧ができてしまいます。ファクタリングの利用を徹底的に秘密にしたい場合は、債権譲渡登記が省略できるファクタリング会社を選びましょう。
自社の経営課題を解決するには
利用者向けに経営支援を提供しているファクタリング会社を選びましょう。
ファクタリング会社は、財務コンサルティングや新たな資金調達先の紹介など、経営支援サービスを提供している場合があります。とくに対面契約を行っているファクタリング会社には、無償の経営支援サービスを提供するところが多いです。
「慢性的に資金繰りが悪い」「借金をしないとビジネスが立ち行かない」といった課題を抱えている事業者の方は、ファクタリング会社の経営支援で課題解決への道筋が開けるでしょう。
ファクタリングは本当に安全なのか
ファクタリングは経産省も利用を推奨する安全な金融サービスです。しかし、ファクタリング会社を名乗る業者のなかには、悪質な業者も紛れ込んでいます。
優良なファクタリング会社を選ぶには、手数料やスピードだけでなく、実績や利用者の口コミも参考にすることが大切です。
悪質な業者と取引をしないためにも、ファクタリング会社のホームページで、過去の買取実績や会社概要、利用者の口コミ等を確認しましょう。
山口県のおすすめファクタリング会社
山口県の事業者の方は、全国出張対応のファクタリング会社を利用するか、非対面のファクタリングサービスを利用するかのどちらかをおすすめします。
ここでは、「リーズナブルな手数料」「代金振込までのスピード」「確かな信頼と実績」で選んだおすすめのファクタリング会社をご紹介します。
ビートレーディング|豊富な買取実績と業界トップクラスの信頼性
契約方式 | 対面・初回要面談 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング 診療・介護報酬債権ファクタリング Beペイメント 経営コンサルティング |
ファクタリング手数料 | 【2社間】5%~20% 【3社間】2%~ |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 10万円~7億円(過去の実績から) |
URL | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは創業10年以上のファクタリングの先駆者ともいえる会社で、豊富な買取実績と抜群の信頼性が魅力です。
2社間取引・3社間取引ともに業界最安水準の手数料を設定しており、とくに2社間は申込みから振込まで最短12時間で資金調達ができます。さらに、現在は手数料5%アップのキャンペーンも実施中です。うまく利用すれば、非対面契約に匹敵する低手数料で取引ができるでしょう。
ただし、初回契約は担当者と面談を行う必要があります。山口県へは最寄りの福岡支店から担当者が出張対応します。
ベストファクター|2社間ファクタリングの実績がトップクラス
契約方式 | 対面・初回要面談 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング 診療・介護報酬債権ファクタリング 財務コンサルティング |
ファクタリング手数料 | 2%~ |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 25万円~2,500万円(過去の実績から) |
URL | https://bestfactor.jp/ |
ベストファクターは、中小企業や個人事業主を対象とした2社間取引の実績が豊富なファクタリング会社です。
同社の2社間取引は即日振込実行率77.8%という抜群のスピード感に加え、100万円以下の少額利用にも対応しています。さらに、同社の財務コンサルティングはファクタリング利用者に無償で提供されており、キャッシュフロー改善率69.7%、企業価値改善率59.2%という実績があります。
最多利用業種として建設業者が挙げられているので、資金調達に悩む山口県の建設業者の方は、同社に相談することで課題解決の糸口が見つかるでしょう。
OLTA|オンライン完結型の2社間取引かつ手数料も低い
契約方式 | 非対面 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング |
ファクタリング手数料 | 2%~9% |
入金スピード | 最短即日~翌日 |
買い取り限度額 | 制限なし |
URL | https://www.olta.co.jp/ |
OLTAのオンライン完結型「クラウドファクタリング」は、面談不要、書類の提出もオンラインでアップロードと、簡単な手続きで資金調達が可能です。
さらに、徹底したコスト削減により、売掛先が一切関与しない2社間取引でありながら、3社間並に安い2%~9%の手数料が設定されおり、債権譲渡登記も不要です。
クラウドファクタリングを利用するにあたっては、事前審査およびアカウント登録が必要となります。初回はアカウントの事前審査等で即日の振込は難しいため、余裕を持って申し込みをしましょう。
WIT(ウィット)|小規模事業者の小口の資金調達に強い
契約方式 | 非対面 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング |
ファクタリング手数料 | 5%~ |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 500万円以下 |
URL | https://witservice.co.jp/ |
ウィットは、中小企業や個人事業主からの依頼が多い「500万円以下」の小口専門ファクタリング会社です。ファクタリングの少額利用は敬遠されがちですが、同社であれば100万円以下の買取にも対応してくれます。
さらに、同社のファクタリングは非対面対応ですので、当日中の資金調達も可能です。山口県には近隣にオフィスを構えるファクタリング会社が少なめですが、同社であれば電話一本で申込み~振込までが完了します。
コンサルティング事業も展開しているので、経営課題を根本から解決したい方は、同社のコンサルにも相談をしてみてはいかがでしょうか。
けんせつくん|建設業者の急ぎの資金調達におすすめ
契約方式 | 非対面 |
取り扱いサービス | 2社間ファクタリング |
ファクタリング手数料 | 5%~ |
入金スピード | 最短即日 |
買い取り限度額 | 要見積もり |
URL | http://www.xn--y8jd4aybzqd.jp/ |
けんせつくんは建築業専門のファクタリング会社です。仕事の受注から売上の入金までが長い建築業においては、同社のファクタリングが資金調達の助け舟となるでしょう。
取引はオンライン完結ですので、全国どこからでもスマホやパソコンから申込み、審査開始から最短2時間という圧倒的スピードでの資金調達が可能です。さらに、同社は買取金額に上限も下限も設けていないため、少額を理由に他社を断られた方でも資金調達の可能性があります。
初めてファクタリングを利用する方でも、建設業界に精通した専門スタッフが対応、安心して相談できるでしょう。
山口県のファクタリングに関するQ&A
山口県のファクタリングに関して、よくある質問とその回答をQ&A形式でまとめました。
- Q.ファクタリング会社が買い取ってくれる売掛債権とはどんなものですか?
- A.ファクタリング会社が買い取る売掛債権は、すでに仕事が完了しており、入金日と入金額が確定している「確定債権」である必要があります。取引先と請求書を交わしていれば、その請求書が債権の証明書類となります。なお、支払期日を過ぎてしまった不良債権は買取不可です。
- Q.債権譲渡登記の手数料はいくらかかりますか?
- A.債権譲渡登記の費用としては、登録免許税として7,500円、司法書士に依頼する場合は報酬として5万円~10万円程度かかります。ファクタリングの買取手数料に含まれるケースが多いようです。多くのファクタリング会社は債権譲渡登記を行うことでファクタリング手数料を下げる傾向にあるため、登記を行ったほうがかえって費用が抑えられる可能性があります。
>>「債権譲渡登記」について詳しく見る
山口県で早期の資金調達は「ファクタリング」がおすすめ
今回は山口県の中小企業や個人事業主の方に、融資に代わる「借りない」資金調達手段として、ファクタリングをご紹介しました。
本記事の内容を参考に、貴社の資金ニーズや経営課題の解決に即したファクタリング会社を選びましょう。
また、ここでは紹介しきれなかった他の優良ファクタリング会社は、以下の記事をご参照ください。
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