インタビュー × ベストファクター
ファクタリングというサービスを利用する時、信頼できるファクタリング会社を選ぶことはとくに重要です。 各社のホームページでは、ファクタリングを含めた提供しているサービスやこれまでの取引実績などは見るこ とができても、そこに存在する「会社(集団)」や「人」にフォーカスした内容はなかなか表に出てきません。当 サイトではその「会社」や「人」に関する情報にこそ価値があると考え、ファクタリング会社の経営者・責任者 の方を対象にインタビューを実施しました。
株式会社アレシア
代表取締役 班目裕樹さん
ベストファクター
2017年に株式会社アレシアを設立。これを足がかりに事業拡大を続け現在に至る。
ーー聞き手:運営事務局・山田
今回は「ベストファクター」の運営会社である株式会社アレシアの代表取締役、班目裕樹さんをお迎えしてい ます。ベストファクターは東京都新宿区に本社を構え、2017年創業と業界では比較的後発ながら、着実に実績 を積み重ねてきているファクタリング会社です。班目さんには、ファクタリングという事業に対する思いや、社 内の雰囲気、営業方針、仕事で大切にしていることを伺いました
ファクタリングという事業について
ファクタリングの利用傾向として、事業の投資機会やオフバランスなど、必要に応じて選択することでビジネス の起爆剤となることがあります。一方で、支払い資金や納税資金などの必要に迫られて利用される方も少なく ありません。ここではファクタリングという事業について、ファクタリングサービスを提供する側の人たちが、ど のような思いで仕事に従事しているかを尋ねました。
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ーー御社にとって、ファクタリングとはどのような仕事ですか?
班目
ファクタリングの利点である早期の資金調達に限らず、プラスアルファで「いざというときに頼れるパートナーがいるという安心感」を提供する仕事だと自負しています。弊社をご利用いただいているお客様は業や個人事業主など、小規模事業者の方が大半で、ご相談内容のほとんどが資金調達やキャッシュフローに関することです。さらに、「売掛先や取引銀行には一切知られたくない」「即日低手数料で対応して欲しい」など、訳アリのご要望をよくいただきます。
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ーーほとんどのお客様が複雑な経営状況を抱えているのですね。
班目
弊社では「お客様の経営パートナーとして認められるような支援」を掲げており、可能な限りお客様の 要望に対応できるよう努めております。たとえば、「売掛先や取引銀行には一切知られたくない」というに対しては、債権譲渡登記を省略した2社間ファクタリングをご提案させていただいています。
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ーーお客様の相談にはどのような対応を心がけておいでですか?
班目
日本におけるファクタリングは、まだまだなじみの薄いサービスだと思います。弊社のお客様はファクリングという言葉は知っていても、どのようなサービスかを把握されている方は少数派です。その用途も山の物ともつかぬサービスに、一縷の望みをかけてご相談くださるお客様だからこそ、ファクタリンぐを安心してご利用頂き、経営課題を解決に導く道筋を示すことが弊社の使命と捉えています。
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ーーまさに「経営パートナー」といった心強い存在ですね。
社内の雰囲気や仕事内容について
社員・同僚にどのような方がいて、どのような社内の雰囲気の中で仕事をされているかお伺いします。
御社について
会社の風土や人材などにより、ファクタリング会社にはそれぞれの歴史・変遷があります。この質問では、他社と差別化できることや、とくに力を入れていることについて伺いました。
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ーー御社の強みは何ですか?
班目
弊社の強みは平均買取率92.2%(申込みに対して)という数字にも表れているように、審査の柔軟性です。
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班目
ファクタリングを利用されるお客様の大半が、赤字や税金滞納などで銀行から融資が受けられず、それでも何とか資金調達ができないかとファクタリングに望みを託されます。弊社はスタッフ全員が「企業の成長を支える」という信念を持って働いていますので、今はキャッシュフローが逼迫していても、ファクタリングと財務コンサルで経営改善の兆しありと判断できれば、基本的にはGOサインを出しています。
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ーー財務コンサルも提供されているのですね。
班目
はい。お客様と二人三脚で企業を成長させていくためには、1回きりの買取で終わりというわけにはいきません。お客様のキャッシュフローが改善するまで、経営課題の解決方法を提案したり、改善までの具体的な道筋を示したりするなどの働きかけを積極的に行っています。
班目社長について
経営者・責任者の思いがビジネスにおいて重要視されることがあります。以下インタビューは、回答者が考えるファクタリングというサービスの社会的な意義や貢献へのスタンス、ファクタリングという職務や業種を選んだ思いを伺っています。
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ーーなぜファクタリングを職(業)として選ばれたのですか?
班目
事業者の方の資金調達手段として普及させたいという思いからです。ベストファクターを立ち上げる前、素早い資金調達やキャッシュフローの改善が成功していれば、生き残っていたかもしれない会社を多く見てきました。
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ーーたしかに、ファクタリングという資金調達手段を知らない経営者の方は多いようですね。
班目
あるアンケート調査によると、日本の経営者のうち「ファクタリング」という言葉の意味すら知らない方が6割近くいらっしゃいます。金融機関から融資を断られた場合、真っ先に考えるべき手段と言っても過言ではないのに、その手段を知らないまま倒産や廃業に追い込まれる方が多いのです。
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班目
ファクタリングというサービスを知っていれば、もしかすると会社をピンチから救えたかもしれません。苦しい状況に置かれている会社を1社でも多く救いたいという思いから、ファクタリングを業として選びました。
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ーー事業を開始して、そして今、ファクタリングに対する思い、気持ちの変化などありましたか?
班目
開業当初は自社のサービスに自信があり、また会社を大きくしていきたいという気持ちも強かったため、とにかくお客様に契約をしていただきたいという姿勢だったように思います。
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班目
しかし、ご相談いただくお客様ごとのタイプの異なるお悩みをお聞きすることで、「とにかく契約していただきたい」よりも、「お客様お一人お一人に寄り添った提案をしたい」という気持ちに変化していきました。
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班目
お客様はファクタリングというよくわからないサービスに対して、大事な取引先の関係に傷はつかないか、手数料を支払ってよいものか、不安を抱えていらっしゃいます。私を含めたファクタリング会社のスタッフは、そんなお客様の不安に真摯に向き合い、信頼を勝ち取るところからスタートしなければなりません。
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班目
ファクタリングのメリットやデメリットはもちろん、ファクタリングを利用した後のビジョンまで示してからお客様にご判断いただく、経験を積むことによってそんな姿勢に変わっていったように思います。
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ーーやはりお客様への説明は徹底されているのですね。では、一番記憶に残っているお客様(案件)を教えていただけますか?
班目
一番は決め難いですが、弊社をご利用いただいたお客様から経営を立て直せた、大型案件を受注できたという報告をいただいたケースは印象に残りますね。
たとえば、あるアパレルショップを経営されているお客様で、100万円以下の小口の案件もそのひとつです。ファクタリング会社にとって小口案件というのは、大口案件とかかる手間は同じでも、得られる利益は少なめです。そういったことから、小口案件は断られるケースや、利用条件で撥ねられるケースが少なくありません。そのお客様も最初に申し込みをした他社のファクターに買い取りを申し込んだところ、売掛債権の金額の少なさで難色を示されたようです。
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ーー「買取額100万円以上」といった条件のあるファクタリング会社も少なくないと聞きます。
班目
そうです。しかし、そのアパレルショップの経営者のお客様は、金融機関からの融資は期待できず、また経営もギリギリという状況で、少額の売掛債権でもすぐに現金に変えてキャッシュフローに補填しないと、経営が立ち行かないというケースでした。
そういった方が弊社をご利用いただき、現金調達に成功されただけでなく、経営まで立て直せたとご報告をいただいたら、やはり冥利に尽きますし、記憶にも残りますね。
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ーー最後に、ファクタリングを検討されている方にメッセージをお願いします!
班目
ファクタリングのご利用を検討されているお客様のなかには、いますぐ現金が必要という方も少なくないかと思います。お急ぎであっても、必ずファクタリングのメリットとデメリットを比較して、検討に検討を重ねたうえで、計画的にご利用されることをおすすめします。
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班目
弊社ではお客様と綿密に面談を行い、ご納得いただいたうえで契約へと進みますが、お客様にとって今回の取引は負担が大きすぎると判断した場合は、無理に契約せず他のスキームを提案することもあります。
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班目
ファクタリング会社を選ぶときは、気になるところをスタッフに気兼ねなくご質問ください。そのうえで、ファクタリングが会社にとって最善の方法であるか、相手は会社の事を親身になって考えてくれているか、ご判断いただきたいと思います。
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ーー本日はインタビューにお答えいただき、ありがとうございました!
「ベストファクター」の運営会社である株式会社アレシアの代表取締役、班目裕樹さんにインタビューを実施しました。斑目さんにお話を伺う中で、資金調達や経営課題に悩む事業者の方にとっての心強い経営パートナーでありたいという気持ちが伝わってきました。今後も当サイトでは、ファクタリング会社の経営者の方にインタビューを実施していきます。