規模・取引実績・サービスの質に着目した中で「大手」と呼べるファクタリング会社20選をご紹介します。

買取限度額・手数料・精通する業界といった詳細情報もお伝えしますので、事業者の方にとってはベストなファクタリング会社を選ぶ参考になるでしょう。

今すぐ大手20社の一覧を見たい場合はこちらから移動できます。

ファクタリング会社の大手20社一覧

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「大手」からベストなファクタリング会社を選ぶポイント

「大手」であれば、すべての事業者にとってベストなサービスを提供してくれるとは限りません。

たとえば、大手の中でも個人事業主を対象としていない会社や、医療報酬債権以外は取り扱わない会社もあります。

自身にとってベストなファクタリング会社は、以下のポイントを基準に選びましょう。

  • 取引形態
  • 手数料
  • 資金調達までにかかる日数
  • 買取限度額
  • アフターフォローの充実度
  • ファクタリング会社の規模・営業実績

それぞれの基準について、詳しく解説していきます。

取引形態

ファクタリングの取引形態には「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があります。

2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2社間で完了する取引です。対する3社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社、さらに売掛先の3社間で完了する取引を指します。

中小企業の経営者や個人事業主の方には、売掛先に知られずに資金調達できる2社間ファクタリングのほうが支持されています。

また、売掛先から債権譲渡の承諾を得るプロセスが省略されるため、最短即日で売掛金を現金化できるというメリットも好評です。

取引形態 2社間取引 3社間取引
売掛先への通知・承諾 不要 必須
メリット ・最短即日の資金調達も可能
・売掛先に秘密で資金調達できる
・手数料が低め(2~9%)
・債権回収はファクタリング会社が行う・審査に通りやすい
デメリット ・手数料が高め(10~20%)
・法人は債権譲渡登記が必要(省略可)
・債権回収は利用者が行う
・個人事業主は利用できない場合あり
・資金調達までに時間がかかる
・売掛先の承諾が得られない場合もある

手数料

ファクタリングの手数料は、2社間取引or3社間取引で大きく異なります。

ファクタリングの取引形態による手数料の違い

  • 2社間ファクタリングの手数料の相場:10~20%(非対面は10%以下)
  • 3社間ファクタリングの手数料の相場:2~9%

取引形態による違いのほかにも、以下の要素によって手数料は変動します。

手数料が<上がる>要因 手数料が<下がる>要因
面談必須の対面式ファクタリングを利用する 面談不要の非対面式ファクタリングを利用する
売掛先の信用力が低い 売掛先の信用力が高い
売掛先との取引履歴が浅い 売掛先と長期の取引履歴がある
入金サイトが45日超 入金サイトが短い
赤字決算・債務超過・税金滞納がある 不利な条件がなく、業績も好調である
債権譲渡登記を留保する(2社間の場合) 債権譲渡登記を行う(2社間の場合)
初回契約である 継続利用(2回以上)である
遠方のファクタリング会社を利用する(対面の場合) 近隣のファクタリング会社を利用する(対面の場合)

売却する売掛金の種類や金額が同じでも、選んだファクタリング会社によって手数料は変わります。実際にどれくらいの手数料がかかるかは、ファクタリング会社に見積もりを取らないとわかりません

ファクタリングでお得に売掛金を現金化するなら、複数のファクタリング会社に見積もりを依頼して、条件や手数料を比較検討することが大切です。

また、社会的信用力の高い売掛先に対する売掛金のほうが、手数料は低くなる傾向にあります。

複数の売掛金を保有している場合は、なるべく信用力の高い売掛金を売却することで、相場よりも低い手数料で現金化できるでしょう。

資金調達までにかかる日数

ファクタリング会社によって、資金調達までにかかる日数も異なります。

2社間取引という取引形態は同じでも、ファクタリング会社によっては即日の現金化が可能な場合もあれば、振込までに2~3日を要する場合もあります。

一般的には対面契約が必要なファクタリング会社よりも、オンライン完結型のファクタリング会社のほうが、資金調達までにかかる日数は少なめです。

急いで資金調達が必要な場合は、事業所の最寄りのファクタリング会社またはオンライン完結型のファクタリング会社を選びましょう。

買取限度額

ファクタリング会社が設定している「買取限度額」のよくあるパターンは以下のとおりです。

  1. 上限・下限ともに制限なし
  2. 買取下限額30万円以上
  3. 買取限度額100万円以上

中小企業や個人事業主を対象としているファクタリング会社は、買取限度額をおおむね1か2で設定しています。数十万円の売掛金から買取対象としているファクタリング会社は、2社間取引の実績が豊富です。

一方、銀行が経営母体となっているファクタリング会社は、総じて買取限度額を高めに設定しています。

たとえば、売掛先1社あたり100万円以上、合計で1,000万円以上といったように、小規模事業者には厳しい利用条件となっています。

アフターフォローの充実度

売掛金の買取業務以外に、利用者の経営改善をサポートするコンサルティング業を取り扱っているファクタリング会社もあります。

具体的なサポート内容は、新規の資金調達先の斡旋やバックオフィス業務代行、銀行リスケの交渉サポート、事業計画書の作成サポートなどです。

ほかにも、事業承継やM&Aなど、会社の存続問題に関する相談を受け付けているファクタリング会社もあります。

また、医療系のファクタリング会社は1回限りの単発契約ではなく、6ヶ月~2年間の契約期間を設けているケースがほとんどです。

診療報酬の早払いを検討している方は、契約期間にも着目してファクタリング会社を選ぶと良いでしょう。

ファクタリング会社の規模・営業実績

事業規模が大きい、営業実績が豊富といったことも、ファクタリング会社選びの1つの選定基準となるでしょう。

たとえば、資本金が潤沢にあるファクタリング会社を選べば、数千万円の売掛金でも最短即日で現金化が可能です。

利用者から高評価を得ているファクタリング会社なら、スタッフの対応一つ取っても気持ちの良い取引ができるでしょう。

ファクタリング会社の詳細については、各社のWEBサイトにも記載されています。ファクタリング会社の口コミ・評判なども事前に調べておくと、安心かつ納得して利用できます。

ファクタリング会社の3分類

ファクタリング会社は、大きく以下3つに分けられます。

  • 独立系ファクタリング会社
  • 銀行系ファクタリング会社
  • ノンバンク系ファクタリング会社

資本力・対象とする顧客・取り扱う売掛債権の金額などがそれぞれの違いです。

中小事業者のニーズに応える「独立系ファクタリング会社」

銀行やノンバンクの系列・グループ会社ではない、完全独立型のファクタリング会社です。

従業員数10名以下と、事業規模の小さい会社が多いものの、その分スピーディーかつ柔軟な審査が可能で、数十万円の小口利用から対応しています。

また、中小企業や個人事業主の資金調達に向いた2社間ファクタリングに特化しているのもポイントです。

ただし、審査によっては手数料が20%以上と、銀行系やノンバンク系と比べてはるかに高くなるケースもあります。

大手銀行の系列・グループ「銀行系ファクタリング会社」

メガバンクや都市銀行、地方銀行の系列・グループのファクタリング会社です。

銀行ならではの厚い信頼性や手数料の安さが大きな特徴で、一般的な買取ファクタリングのほか、国際ファクタリング・一括ファクタリング・回収代行業務などの幅広いサービスを取り扱っています。

一方、ファクタリングはプロパー融資並みに審査が厳しく、取引先への通知と同意が必須な3社間ファクタリングのみの取り扱いです。

数千万~数億円の大口契約がメインですので、審査に2〜3週間の期間が必要となり、急ぎの資金調達には向いていません。

大手信販会社などの系列・グループ「ノンバンク系ファクタリング会社」

信販会社・リース会社・消費者金融会社など、預金業務を行わず、融資などの与信業務に特化した金融機関がノンバンクです。

ノンバンク系ファクタリング会社の手数料は非公開が多いものの、およそ5~15%と独立系ファクタリング会社より若干低めに設定されています。

独立系ファクタリング会社のおすすめ大手10社一覧

独立系ファクタリング会社は銀行系並の資本力はなく、事業規模も小さめです。ただし、その分小回りの利くファクタリング・サービスを強みとしており、中小企業や個人事業主から高く支持されています。

最近では、通常のファクタリングよりもさらに早期の資金調達が可能な「注文書ファクタリング」も登場しています。

事業の運転資金や一時的なつなぎ資金の調達を図りたい方は、独立系ファクタリング会社への相談がおすすめです。

ファクタリング会社 買取限度額 手数料(目安) 最短入金スピード
ベストファクター 30万円~1億円 2%~ 即日~
ビートレーディング 制限なし 【2社間】4~12%
【3社間】2~9%
5時間~
OLTA(オルタ) 制限なし 2~9% 即日~
日本中小企業金融
サポート機構
制限なし 1.5%~ 即日~
WIT(ウィット) 30万円~500万円 5%~ 2時間~
FPSメディカル 最大診療報酬等の
3ヶ月相当分
要見積もり 2週間~
QuQuMo(ククモ) 上限なし 1%~ 2時間~
onfact(オンファクト) 30万円~上限なし 2%~ 即日~
ZIST(ジスト) 30万円~5,000万円以上 【2社間】5~15%
【3社間】3~7%
即日〜2日間
けんせつくん 上限なし 5%~ 2時間~

ベストファクター|2社間ファクタリングの実績が豊富

ベストファクター

ベストファクターは、最小30万円からの2社間ファクタリングの実績が豊富なファクタリング会社です。審査の柔軟性や入金スピードはもちろん、手数料も2%~と業界最安水準となっています。

さらに、ファクタリング・サービスの利用者には、資金繰り改善や財務体質の強化を目的とした財務コンサルティングサービスも提供しています。

資金調達のみならず、企業の財務改善まで責任を持つ幅広い対応力は大きな強みと言えるでしょう。

最短即日の入金を可能としていますが、実際に利用する際は面談が必須となります。利用にあたっては担当者の出張や面談の手間も考慮して申し込む必要があります。

取扱サービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
医療系ファクタリング
手数料 2%~
資金調達スピード 最短即日~
買取限度額 30万円~1億円

※1億円以上は要相談

ビートレーディング|注文書ファクタリングで早期の資金調達が可能

ビートレーディング

ビートレーディングは対応スピード・手数料・信頼性において高水準のファクタリング会社です。契約実績も月間約800件と、実力は申し分ありません。

業界でいち早く「注文書ファクタリング」を取り入れ、より早期の資金調達をサポートしています。

さらに、診療報酬・介護報酬の買取にも対応しており、通常2ヶ月後に国保や社保から入金される医療報酬については最短2営業日での資金化が可能です。

最短5時間のファクタリングサービスのみならず、資金調達サービスや財務コンサルサービスも提供しており、企業の長期的な資金繰り改善に定評があります。

取扱サービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
医療系ファクタリング
Beトレペイメント
注文書ファクタリング
手数料 【2社間】4~12%
【3社間】2~9%
資金調達スピード 最短5時間
買取限度額 制限なし

OLTA(オルタ)|オンライン完結型ファクタリングのパイオニア

オルタ

OLTA(オルタ)は2017年スタートながら、独立系としては破格の資本力を持ち、多くのメディアにも取り上げられるなど、今もっとも勢いに乗るファクタリング会社です。

同社は紙の書類や面談が不要なネット完結型の「クラウドファクタリング」を提供しています。業界最安水準の手数料2〜9%のお得感や、翌営業日に買取金額を振り込むスピード感が強みです。

クラウドファクタリングというサービスでファクタリング業界に新風を起こす、最注目のファクタリング会社と言えるでしょう。

取扱サービス 2社間ファクタリング(非対面)
手数料 2~9%
資金調達スピード 最短即日~
買取限度額 制限なし

日本中小企業金融サポート機構|中小企業のためのファクタリング

日本中小企業金融サポート機構は「中小企業のためのファクタリング」を打ち出しているように、資金調達に悩む中小企業の支援実績が豊富です。

従来は郵送で書類や契約書をやり取りする「郵送ファクタリング」を提供していました。しかし、ニーズに合わせてオンライン完結型の「即日ファクタリング」に移行したことから、同機構の柔軟性の高さがうかがえます。

審査通過率95%という柔軟さに加え、最短即日のスピードは、緊急の資金調達が必要な中小企業におすすめです。

取り扱いサービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
手数料 1.5%~
資金調達スピード 最短即日~
買取限度額 制限なし

WIT(ウィット)|非対面式・500万円以下の小口専門が強み

WIT(ウィット)は500万円以下の少額の売掛金をメインに買い取る、小口専門のファクタリング会社です。電話一本で契約できる完全非対面手続き、手数料5%~という小回りの利くサービスを提供しています。

もちろん、取引先通知が不要の2社間ファクタリングですので、第三者に利用を知られることはありません。

さらに、同社は事業再生をサポートするコンサルティングも提供しています。資金調達から経営課題の改善まで、トータルサポートが受けられるでしょう。

取扱サービス 2社間ファクタリング(非対面)
手数料 5%~
資金調達スピード 最短2時間
買取限度額 500万円以下

FPSメディカル(アクリーティブ)|診療・介護報酬の早払い

FPSメディカルの診療・介護報酬債権の早期支払サービスでは、通常2ヶ月程度かかる保険請求額を最短2週間で早払いしてもらえます。

国保連などの審査支払機関あての診療・調剤・介護報酬債権等を同社に売却することで、最大で保険請求額約3ヶ月分を調達できます。

赤字決算・債務超過でも資金調達できるケースが多々あるため、他社で利用を断られた方でも改めて審査を受けることが可能です。

なお、早払サービス利用時には請求額の85~95%が掛け目として設定されます。掛け目で請求額から差し引かれる5~15%分は、支払い担当機関からの入金後に利用者に支払われます。

取り扱いサービス 医療系ファクタリング
手数料 要見積もり
資金調達スピード 最短2週間
買取限度額 最大3ヶ月分相当

QuQuMo(ククモ)|オンライン完結・入金まで最短2時間

QuQuMo(ククモ)は、数あるオンライン完結型の中でもとくにスピード・手数料に優れる2社間ファクタリングを提供しています。

売掛先への通知が不要な2社間ファクタリングを、最短2時間のスピードと業界最安水準の手数料1%~で利用できます。

全国どこでも電話一本で入金までがスムーズに完了するほか、少額利用OK・個人事業主OKという手軽さと柔軟さも強みです。

取り扱いサービス 2社間ファクタリング(非対面)
手数料 1%~
資金調達スピード 最短2時間
買取限度額 制限なし

onfact(オンファクト)|対面不要で最短1日のスピード資金調達

onfact(オンファクト)は、全国対応かつ対面型の2社間ファクタリングを提供しています。

初回の契約にあたっては、来店または同社スタッフの出張対応による面談が必要です。ただし、メール・FAX・郵送などの柔軟な対応により、最短1日での資金調達も可能としています。

さらに、ファクタリング審査の結果によって売掛金に問題がない場合は、金額・内容にかかわらず100%の売掛金を買い取っています。

売掛金を額面どおり買い取ってもらいたい場合は、信用力の高い売掛金を査定してもらうと良いでしょう。

取り扱いサービス 2社間ファクタリング
手数料 2%~
資金調達スピード 最短即日〜
買取限度額 30万円〜上限なし

ZIST(ジスト)|手数料が低い&初回の出張費が無料

ZIST(ジスト)は、全国出張対応・リモート面談対応の対面型ファクタリングサービスを提供しています。

資金調達サポート専門の認定資格者・企業経営アドバイザーが対応するため、安心・安全かつスピーディーな資金調達に期待できます。

2社間ファクタリングの手数料は業界最安水準の5%~で、債権譲渡登記の手続きも省略可能です。

さらに、初回の出張費用を無料としており、ファクタリング手数料以外の無駄なコストがかかりません。個人事業主の方でも、売掛先が法人であれば問題なく利用可能です。

取り扱いサービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
手数料 【2社間】5~15%
【3社間】3~7%
資金調達スピード 最短即日~2日間
買取限度額 30万円~5,000万円

けんせつくん|建設業界専門のファクタリングサービス

けんせつくんは、建設業者・建築業者が発注者から将来受け取る工事代金の早払いを専門とするファクタリング会社です。建設業界経験のある専門スタッフが対応してくれるため、初めてでも安心して利用できます。

専用のメールフォームもしくはLINEから申込でき、契約から振込まで最短2時間の資金調達が可能です。

さらに、請求書だけでなく注文書も買取対象としています。これにより早期の資金調達が可能となり、受注後の資材や備品の仕入れ費、人件費に充てることができます。

取り扱いサービス 2社間ファクタリング(非対面)
手数料 5%~
資金調達スピード 最短2時間~
買取限度額 30万円~5,000万円

銀行系ファクタリング会社のおすすめ大手5社一覧

銀行系は、保証ファクタリング・国際ファクタリング・一括ファクタリングなど、売掛金の規模が大きい事業者との取引をメインとしています。

手数料が5%未満と低い分、審査はプロパー融資並みに厳しく、3社間ファクタリングが原則です。

また、ファクタリングサービスに関する買取可能額や手数料などの情報は非公開とされているケースが多いため、事前の見積もりが必須となります。

ファクタリング会社 買取限度額 手数料 最短入金スピード
三菱UFJファクター 1億円~ 要見積もり 1週間~
みずほファクター 200万円~ 要見積もり 1週間~
SMBC
ファイナンスサービス
非公開 要見積もり 非公開
りそな決済サービス 非公開 要見積もり 非公開
浜銀ファイナンス 非公開 要見積もり 非公開

三菱UFJファクター|売上債権の保証と与信管理をサポート

メガバンクの一角である三菱UFJ銀行系列のファクタリング会社です。

同社は売上債権(手形を含む債権)を保証し、販売先の与信管理をサポートする「根保証(保証ファクタリング)」を主軸としたサービスを展開しています。

根保証を契約すれば、万が一取引先が倒産した場合でも、保証限度額内で売上債権の100%保証が可能です。

ただし、根保証の保証希望先は10社以上が原則で、事前審査によっては保証を断られる可能性もあります。

取扱サービス 根保証
下請債権保全支援事業
国際ファクタリング等
手数料 要確認
資金調達スピード 最短1週間~
買取限度額 1億円~

みずほファクター|3つの回収保証から自社に合ったものを選べる

メガバンクの一角であるみずほ銀行系列のファクターです。同社の主力サービスである回収保証は、売上債権を保証限度額内で最大100%保証します。

回収保証は取引先数や保証限度額の違いにより、包括保証・個別保証・下請債権保全支援事業の3種類から選択できます。

利用要件は個別保証が取引先数5社以上で1社あたり200万円以上、下請債権保全支援事業が1社あたり制限なしです。

包括保証は取引先数10社以上、1社あたり500万円以上と、規模が大きい企業向けのサービスとなっています。

取扱サービス 包括保証
個別保証
下請債権保全支援事業
手数料 要確認
資金調達スピード 最短1週間~
買取限度額 200万円~

SMBCファイナンスサービス|貸倒リスクヘッジと与信管理強化が図れる

SMBCファイナンスサービスは、三井住友銀行から業務委託を受ける形でポートフォリオ型の保証ファクタリングサービスを提供しています。

このサービスでは、取引先に対して保有する商取引上の売掛債権の支払いを三井住友銀行が保証します。保証を掛けている事実は、取引先に一切通知されません。

ただし、原則として取引先8社以上の売掛債権から申込が可能です。

取扱サービス 保証ファクタリング
手数料 要確認
資金調達スピード 要確認
買取限度額 要確認

りそな決済サービス|手間や事務負担の大幅軽減が見込める

りそな銀行決済サービス

りそな決済サービス株式会社はりそなグループの一員であり、医療報酬前払いサービス(医療報酬ファクタリング)や保証ファクタリング、代金回収業務などを取り扱っています。

保証ファクタリングとは、取引先の倒産等で売上債権が回収不能になるリスクを回避するため、与信調査のうえ債権に保険をかけるファクタリングサービスです。

また、でんさい活用型ファクタリングは、一括ファクタリングの債権発生時の承諾書・確定日付取得などの事務負担を軽減したサービスです。

納入企業は割引申込をすることで、期日前にでんさいを資金化することができます。

取扱サービス 医療報酬ファクタリング
保証ファクタリング
でんさい活用型ファクタリング等
手数料 要確認
資金調達スピード 要確認
買取限度額 要確認

浜銀ファイナンス|3社間ファクタリングのデメリットが最小限に

浜銀ファイナンス代金回収システム

浜銀ファイナンスは、地方銀行「横浜銀行」出資のファクタリング会社です。売上債権の買取に際して、売掛先の承諾が必要な3社間ファクタリングを提供しています。

横浜銀行の子会社ということで信頼性が高く、3社間ファクタリングのデメリットである「取引先との関係悪化のリスク」を最小限に抑えることが可能です。

ただし、通常の3社間ファクタリングとは異なり、利用会社が取引先から債権回収を行い、ただちに浜銀ファイナンスに支払う必要があります。

取扱サービス 買取ファクタリング
手数料 要確認
資金調達スピード 要確認
買取限度額 要確認

ノンバンク系ファクタリング会社のおすすめ大手5社一覧

信販会社やリース会社、消費者金融会社など、銀行以外のノンバンク企業の運営・系列のファクタリング会社は以下のとおりです。

ファクタリング会社 買取限度額 手数料(目安) 最短入金スピード
オリックス 要確認 要見積もり 要確認
アイフルビジネスファイナンス 10万円〜 2%〜 即日〜
三田証券 1億円まで 当初事務手数料:33万円~
月次事務手数料:0.4%~
1週間〜
GMOイプシロン 1億円まで 0.8%(※0.6%〜) 2営業日〜
JA三井リース株式会社 要確認 要見積もり 1週間~

※2023年1月31日までに申し込んだ場合

銀行系よりも入金までの期間が短く(1週間程度)、手数料は独立系の平均よりも低め(2~10%程度)、小口から大口まで幅広く対応しています。

基本的には3社間での契約となりますが、まれに2社間ファクタリングを取り扱う会社もあります。

オリックス(ファクタリング)|オリックス系列会社との取引があれば有利

オリックスは日本の大手総合リース企業であり、プロ球団のオリックス・バファローズのオーナー企業であることでも知られる大手企業です。

売掛債権買取の3社間ファクタリングのほか、手形買取や売掛債権担保融資、診療・介護・調剤報酬債権など、債権を活用した幅広いサービスを提供しています。

基本的には大手企業がメインの顧客となりますが、財務が健全でオリックス系列会社との取引がある中小企業であれば、柔軟に対応してくれるでしょう。

取扱サービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
医療報酬ファクタリング
手数料 要確認
資金調達スピード 要確認
買取限度額 要確認

アイフルビジネスファイナンス|消費者金融会社の大手が提供するファクタリング

アイフルビジネスファイナンスは、大手の消費者金融会社「アイフル」のグループ会社です。事業者向けのローンや不動産担保ローンのほか、売掛債権ファクタリング・売掛債権担保融資などを取り扱っています。

同社のファクタリングは収納代行業者を経由した取引となるため、売掛先企業の債権譲渡通知・承諾が不要で、取引先に資金調達の事実を知られません。

さらに、収納代行業者が請求書の発送・入金管理を実施することにより、経理事務の効率化も図れます。

取扱サービス 売掛債権ファクタリング
手数料 2%〜
資金調達スピード 最短即日〜
買取限度額 10万円〜

三田証券|老舗証券会社が提供するファクタリング

三田証券は創業70年以上の老舗証券会社であり、ファクタリングの実績も豊富です。診療報酬・介護報酬・薬剤報酬の債権買取・一般企業の未収金買取と、幅広い債権についてファクタリングを行っています。

同社のファクタリングは、証券会社のファクタリング業務の中では異例の柔軟審査で知られ、利用会社の個別ニーズに合わせて対応している特徴があります。

ファクタリングのみならず、組織再編や事業コンサルタントなど、ファクタリング以外のノウハウも豊富ですので、状況に応じた適切なアドバイスが受けられるでしょう。

取扱サービス 医療報酬ファクタリング
手数料 当初事務手数料:33万円~
月次事務手数料:0.4%~
資金調達スピード 最短1週間〜
買取限度額 1億円まで

GMOイプシロン|業界最安水準の手数料の医療系ファクタリング

GMOイプシロンは、GMOペイメントゲートウェイ株式会社の100%出資子会社で、オンライン販売の決済代行や代金回収代行業務を行っています。

同社は医療報酬債権ファクタリングを業界最安水準の手数料で提供しており、法人だけでなく個人の利用も可能です。

ただし、請求額の80%を早払い、残り20%は国保・社保から報酬が支払われた後に払い戻しとなっています。

取扱サービス 医療報酬ファクタリング
手数料 0.8%

(※2023年1月31日までの申込で0.6%〜)

資金調達スピード 最短2営業日〜
買取限度額 1億円まで

JA三井リース株式会社|大手総合リース会社のファクタリング

JA三井リース株式会社は、三井系の三井リース事業株式会社とJA系の協同リース株式会社との経営統合により発足した大手総合リース会社です。

同社のファクタリングは取引のある既存顧客がメインとなっており、資金調達や資金繰り健全化の相談を受けた場合に、ファクタリングを提案しているようです。

大手総合リース会社で既存顧客を相手にしているからこその審査の厳しさですが、JA三井リースのファクタリングの利用会社はそれだけで社会的信用が得られます。

取扱サービス 買取ファクタリング(3社間)
手数料 要確認
資金調達スピード 最短1週間〜1ヶ月程度
買取限度額 要確認

大手ファクタリング会社に関するQ&A

大手のファクタリング会社に関して、よくある質問とその回答をQ&A形式でまとめました。

Q.大手ファクタリングでやばい業者はありますか?見極め方があれば教えてください。
A.本記事で紹介した大手ファクタリング業者は、取引実績が豊富なうえサービスのクオリティが高く、社会的信用も厚いので全く問題ありません。じっくりと比較検討し、自社に適したファクタリングサービスを選びましょう。やばい業者の見極め方としては、手数料が高すぎる・償還請求権がある(ウィズリコース契約)・不透明な諸費用が上乗せされるなどがポイントです。これらに当てはまる場合は違法業者の可能性が高いため、注意してください。
Q.ファクタリング会社選びのポイントを教えてください。
A.ファクタリング会社選びに際して、手数料や資金調達スピードも重要ですが、もっとも重視すべきはファクタリング会社の取引実績です。自社と同じ業種がどのような状況で資金調達に成功したか、手数料はどれくらいだったのか、ホームページにて確認しましょう。自社の業種に精通しているか、経営状況に対して適切なコンサルを提供してくれるのかもポイントです。なお、中小事業者は独立系のファクタリング会社に、医療法人は銀行系かノンバンク系の会社に相談されることをおすすめします。
>>ファクタリング会社の3分類について詳しく見る
Q.すでに1社とファクタリングの契約を結んでいるのですが、別の会社に乗り換えはできますか?
A.できます。ただし、既に1社に譲渡している債権を別のファクタリング会社に譲渡することは「二重譲渡」となりますので注意が必要です。
Q.赤字決算や債務超過でも利用できるファクタリング会社はありますか?
A.ファクタリングは融資とは異なる金融サービスですので、赤字決算や債務超過など、融資の審査で不利になる条件であっても、回収前の売掛債権があれば利用できます。ただし、銀行系の場合はファクタリングを利用することで「資金調達に困っている会社=業績が悪化している会社」とみなされ、融資の審査で不利になる場合もあります。

中小事業者には柔軟対応の独立系ファクタリングを推奨

「大手ファクタリング会社」をキーワードに、銀行系・独立系・ノンバンク系それぞれの大手ファクタリング会社をご紹介しました。

いずれも売掛債権買取のファクタリングという手法は同じでも、中小事業者にとってはスキーム(2社間or3社間)や利用金額、入金までのスピードといった要素で選択肢が限られてきます。

中小事業者の事業用資金やつなぎ資金の調達は、審査の柔軟性やスピードの面から、独立系ファクタリング会社の利用がおすすめです

銀行系ファクタリング会社は、利用金額が数百万~数億円にのぼる大口契約が基本であり、ノンバンク系ファクタリング会社は原則的に、審査に時間を要する3社間ファクタリングで行われます。

売掛先への債権譲渡通知および承諾が不要で、なおかつ最短即日の2社間ファクタリングは、独立系ファクタリングが得意とするサービスです。

数ある独立系ファクタリング会社の中から、豊富な実績があり、なおかつ自社の業種に精通していて、アフターフォローもしっかりとした売却先を選びましょう。