企業経営者や個人事業主の方で、事業を営んでいる方の多くが、資金調達や資金繰りの悩みを抱えています。

とくに「今日中にお金が必要」というケースにおいては、審査に2週間~1ヶ月ほどの期間を要する銀行融資では、到底間に合いません。

そこで検討したいのが、「即日融資OK」のビジネスローンです。

銀行融資よりも金利は高めですが、一時的なつなぎ資金として短期間の借入であれば、資金繰りが悪化するほどの脅威とはなりません。

何より、申し込みをしたその日のうちに融資を受けられる可能性があるため、緊急性の高い事業性資金や仕入れ代金の支払いなどに充てることができます。

今回は即日融資が可能なビジネスローンに焦点を当て、サービスの特徴を踏まえたうえで、おすすめのビジネスローンをランキング形式で消費者金融と銀行に分けてそれぞれご紹介します。

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ビジネスローンを利用するメリット

ビジネスローンは銀行融資と比較して金利が高く、高額の借入はできませんが、利用することによって次のようなメリットがあります。

  • 即日資金調達できる
  • 赤字や債務超過でも借りられる(ことがある)
  • 税金の滞納があっても借りられる
  • 総量規制の対象外
  • 代表者個人が利用できる

銀行や日本政策金融公庫の融資よりも、かなり柔軟な審査が行われ、使い道も自由というのがメリットです。

ビジネスローンを利用することの5つのメリットについて詳しく解説していきます。

即日資金調達できる

ビジネスローンは申込日当日に即日で資金調達できるものが多くなっています。

銀行や日本政策金融公庫の融資であれば、申込から融資までに2週間程度かそれ以上の時間がかかります。

しかしビジネスローンであれば早ければ最短即日、遅くても数日以内では資金調達できるので、「急いで資金が必要」な状況で非常に活用できます。

赤字や債務超過でも借りられる(ことがある)

ビジネスローンは赤字や債務超過など、会社の業況が悪いタイミングでも資金調達可能です。

銀行融資の場合には、赤字が2期以上継続しており、さらに債務超過の企業は融資を受けることが非常に厳しくなります。

このような企業は融資金で運転しているだけで、どこかのタイミングで融資がストップしたら破綻する可能性が非常に高いためです。

ビジネスローンは銀行ほど審査が厳格ではないので、赤字や債務超過が続いていても融資を受けられる可能性があります。

銀行から業況が悪いことが原因で融資を断られた場合には、ビジネスローンの活用を検討してください。

税金の滞納があっても借りられる

ビジネスローンは税金の滞納があっても借りられる商品がほとんどです。

ビジネスローンは審査の際に納税証明書の提出を求めないので、そもそも税金の滞納があるかどうかも審査では把握していません。

銀行や日本政策金融公庫の場合には、審査の際にほぼ100%納税証明書が必要になるので、税金の滞納がある場合には融資を受けられません。

税金滞納があり、銀行などから融資を受けられない企業はビジネスローンでまず税金滞納を解消するとよいでしょう。

総量規制の対象外

ビジネスローンは総量規制の対象外です。

総量規制とは、個人向けローンに関して年収の3分の1以内を融資限度額とする貸金業法による決まりです。

ビジネスローンは個人向け融資ではないので、総量規制対象外です。

個人事業主の方も年収の3分の1以上借りられますし、法人経営者も総量規制を気にすることなく利用できるビジネスローンもあります。

個人事業主や法人代表者は節税のために個人の所得を著しく低く申告していることが多々ありますが、ビジネスローンであれば、申告所得が低い経営者の方も多くの金額を借りられます。

代表者個人が利用できる

ビジネスローンの中には法人や個人事業主だけでなく、法人経営者個人が利用できる商品も用意されています。

このような商品は、借りたお金を会社の運転資金に使用できるだけでなく、代表者個人の生活費や交際費など、あらゆることに自由に使用できます。

法人経営者は役員報酬を少額にしていることも多いので、個人ではお金を借りにくい属性です。

しかしビジネスローンであれば、法人経営者個人名義で必要な資金の借り入れが可能です。

ビジネスローンは大きく分けて4系統

即日融資のビジネスローンは、金利や融資額、融資までのスピードにより、大きく以下の4つの系統に分類されます。

  • 銀行系ビジネスローン
  • 信販系ビジネスローン
  • 消費者金融系ビジネスローン
  • オンライン系ビジネスローン

いずれも、中小企業や個人事業主の方が事業資金の借入に利用できますが、それぞれの特徴を踏まえて、自社の資金ニーズに合ったローンを選びましょう。

銀行系ビジネスローン

金利(年率)の相場 2~15%
審査の難易度 厳しい
融資額 10万円~5,000万円
融資スピード 2週間~1ヶ月
保証 あり

従来の銀行は、中小企業や個人事業主に対しても、通常融資で対応していましたが、近年は中小企業を対象に、低金利かつ審査期間が比較的短い「ビジネスローン」を開発、融資先の間口を広げています。

保証会社の保証付きなので、銀行側にとっては、通常融資では貸付できない中小企業に対しても信用リスクが少なく、販売しやすいというメリットがあります。

ただし、通常融資よりも審査期間が短くなっているとはいえ、即日融資はできません。

信販系ビジネスローン

金利(年率)の相場 6~18%
審査の難易度 やや厳しい
融資額 500万円~1,000万円
融資スピード 即日~2週間
保証 なし

信販会社が提供するビジネスローンの多くは、審査期間が1~2週間ほどかかるのが一般的ですが、近年では「オリックスVIPローンカードBUSINESS」をはじめとして、最短即日で借入が可能な商品も登場しています。

大手信販会社の安心のブランド、比較的大口まで可能な融資額で人気があり、運転資金やつなぎ資金、仕入資金、納税資金などの事業性資金として、広く利用されています。

銀行ほどではありませんが、消費者金融系やオンライン系と比べ、審査はやや厳しめです。

消費者金融系ビジネスローン

金利(年率)の相場 6.5~18%
審査の難易度 比較的緩い
融資額 50万円~1,000万円
融資スピード 即日~2週間
保証 なし

「最短即日融資のビジネスローン」の代名詞的存在が、消費者金融会社が提供するビジネスローンです。

コンピューターが審査を行うスコアリングシステムにより、最短即日融資が可能で、パソコンやスマホから申し込みができるため、来店も不要です。

大手から中小まで幅広いローン商品が提供されており、とくに大手のビジネスローンは、法人向けの融資実績が豊富で、安心して利用することができます。

ただし、銀行のビジネスローンに比べると金利は高め、初回利用であれば、融資額も100万円程度となっています。

オンライン系ビジネスローン

金利(年率)の相場 6.5~18%
審査の難易度 比較的緩い
融資額 10万円~500万円
融資スピード 即日~1週間
保証 なし

「オンライン融資」という言葉でも呼ばれており、昨今のフィンテックの発展によって登場したサービスで、申込から融資開始まで一貫してオンラインで行える点が特徴です。

クラウド会計ソフトで知られる「freee」や「弥生会計」などが主に取り扱っていますが、現在はフィンテックのベンチャー企業だけではなく、メガバンクも参入し、注目を集めています。

オンライン系ビジネスローンは、申し込みから融資実行までが早く、会計データなど日々の取引を元にAIが与信判断をするため、銀行融資のように多くの提出書類を用意する必要がありません。

ただし、最短即日~1週間と融資までの時間が短い反面、金利はやや高めに設定されています。

「事業融資型」と「カードローン型」

ビジネスローンは借入・返済方法で「証書型貸付(証書貸付)」と「極度額型(極度貸付)・カードローン型」に分けられます。

「証書型貸付(証書貸付)」は、初めに必要な金額を借り入れ、後は返済するだけのカードローンで、最大融資額が高く設定されており、主に銀行系、信販系が取り扱っています。

一方の「極度額型(極度貸付)・カードローン型」は、利用枠の範囲内で出し入れ自由なカードローンで、主に銀行系以外のカードローンに多く見られます。コンビニのATMなどから24時間いつでも借入・返済ができるため、利便性が高くなっています。

どちらのタイプを選ぶかは、自社の経営状況や資金ニーズから判断しましょう。

それぞれのタイプに向いている人やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

証書型貸付(証書貸付)

証書貸付型とは、必要な資金を一括で融資して、その後は5年〜10年程度の期間で分割で返済していくローンです。

一度にまとまった資金が必要な場合に活用できます。

  • 長期運転資金
  • 設備資金
  • 借り換え

あらかじめ使い道が決まっており、一度にまとまった資金が必要な場合には、証書貸付型でのビジネスローンの利用を検討しましょう。

極度額型(極度貸付)・カードローン型

極度額型(極度貸付)は最初に「〇〇まで借り入れできる」という極度枠を作成し、その枠の範囲内で自由に借り入れと返済を行なっていくローンです。

極度貸付の中にはローンカードがついているものがあり、ローンカードがついている商品はATMから自由に借入と返済ができます。

極度貸付は一度にまとまった資金を借りることには向いていません。

  • いざというときの準備
  • 経営が軌道に乗るまで、毎月少しずつ運転資金を借りたい

このような「少しずつお金を借りたい」状況で極度型貸付は利用しましょう

なお、極度貸付は証書貸付のように使い道があらかじめ決まっているわけでなく、繰り返し利用できるため金融機関にとっては最もリスクの高い商品の1つです。

そのため、証書貸付よりも金利は高くなることが一般的です。

即日融資対応のビジネスローンの選び方

即日融資に対応しているビジネスローンはいくつもあります。

そのため「どの商品を選んだらいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

即日融資に対応したビジネスローンは次の4つの視点から選択してください。

  • 融資までのスピード
  • 金利の低さ
  • 利用限度額
  • 申し込み条件

即日融資に対応してビジネスローンを選ぶ4つのポイントを詳しく解説していきます。

融資までのスピード

即日融資を受けたいのであれば、融資までどの程度の時間がかかるのかという点を必ず確認しましょう。

銀行のビジネスローンなどは融資までに時間がかかってしまうこともあります。

また、「即日融資」と記載されていても、審査システムが充実していない消費者金融の場合には、数日程度の時間がかかることも珍しくありません。

急いでお金が必要なのであれば、審査システムが充実し、無人契約機なども充実した大手消費者金融のローンがおすすめです。

即日融資対応のビジネスローンを希望するのであれば、必ず申し込み前に「融資までのスピード」を確認してください。

金利の低さ

ビジネスローンを選ぶ際には金利も重要です。

ビジネスローンは総じて金利が高いので、商品によっては資金調達コストが非常に大きくなってしまいます。

そのため、できる限り低コストで資金調達できるビジネスローンを選択しましょう。

500万円を5年返済した場合の、金利ごとの利息負担の違いは次のとおりです。

適用金利 利息負担総額
8% 1,082,893円
10% 1,374,079円
15% 2,136,958円

8%と15%では、実に金利負担だけで100万円を超える違いがあります。

金利が高くなれば、利息負担の違いも非常に大きいため、平均的に金利が高いビジネスローンだからこそ、できる限り金利の低い商品を選びましょう。

利用限度額

「ビジネスローンでいくらまで借りられるのか」という点も重要な比較ポイントです。

ビジネスローンは銀行融資などと比較して借入限度額が非常に低くなっており、500万円〜1,000万円程度が相場です。

企業の規模によっては、ビジネスローンで調達できる金額では費用資金に満たない可能性もあるでしょう。

自社が希望する金額を借りられるかどうか、必ず申込前に利用限度額を確認するようにしてください。

申し込み条件

ビジネスローンの申し込み条件も確認しましょう。

ビジネスローンは商品によって次のように申し込みできる人が異なります。

  • 法人のみ
  • 個人事業主OK
  • 法人代表者OK

商品によっては法人しか取り扱っていないものもあるので、必ず申し込み前に「自分でも申し込める商品か」を確認しておきましょう。

【即日融資OK】ビジネスローンランキング

当サイトがおすすめする即日融資OKのビジネスローンを、ランキング形式でご紹介します。

オリックスVIPローンカード BUSINESS|第1位

系統 信販系
金利 6.0%~17.8%
融資額 50万円~500万円
融資スピード 最短即日
返済方式 新残高スライドリボルビング返済、元利込定額リボルビング返済
返済期間 最長10年2ヶ月・122回

「VIPローンカードBUSINESS」は、オリックス株式会社の完全子会社である「オリックス・クレジット」の法人・個人事業主向けローンカード型ビジネスローンです。

運転資金やつなぎ資金、仕入資金、納税資金などの事業性資金のみならず、法人経営者がプライベートでも利用できます。

来店不要のWEB契約で、平日14:30までに手続きが完了すれば、最短即日で借入が可能です。

また、返済方法には、借入残高に応じて毎月の返済額が変わる「新残高スライドリボルビング返済」、借入残高にかかわらず毎月一定額を返済する「元利込定額リボルビング返済」があります。

前者は返済によって借入残高が減ると、毎月の返済負担が少なくなあり、後者は完済までの期間が短く、利息負担が小さいことがメリットです。

アイフルビジネス・ファイナンスのビジネスローン|第2位

系統 消費者金融系
金利 3.1%~18.0%
融資額 50万円~1,000万円
融資スピード 最短即日
返済方式 元利均等返済、元金一括返済
返済期間 元利均等返済:最長5年(60回以内)
元金一括返済:最長1年(12回以内)

アイフルビジネス・ファイナンス(旧ビジネクスト)のビジネスローンは、50万円から1,000万円まで、3.1~8.0%の金利で借入ができる事業融資型ローンです。

同社は大手消費者金融会社の完全子会社が提供するビジネスローンという安心感・信頼性の高さに加え、法人向けの融資の実績も豊富にあります。

契約は原則来店不要、オンラインで申し込みから融資までWEBで完結するため、あらかじめ提出資料を準備しておけば、最短即日で借入ができます。

プロミス自営者ローン【個人事業主のみ】|第3位

系統 消費者金融系
金利 6.3%~17.8%
融資額 300万円まで
融資スピード 最短即日
返済方式 残高スライド元利定額返済方式
返済期間 最終借入後原則最長6年9ヶ月・1~80回

「プロミス自営者ローン」は、消費者金融会社大手プロミスの自営業者向けローンカード型ビジネスローンです。

最大300万円までの利用限度額、スピード審査で当日中の融資を可能としており、事業資金に限らず、生計費などプライベートな資金にも利用できます。

大手消費者金融会社の信頼性があり、利用実績も豊富にあるため、初めて事業資金を借り入れるという方でも安心して利用できるでしょう。

アコムのビジネスサポートカードローン【個人事業主のみ】|第4位

系統 消費者金融系
金利 12.0%~18.0%
融資額 1万円~300万円
融資スピード 最短即日
返済方式 定率リボルビング方式
返済期間 最終借入日から最長8年7ヵ月・1~89回

消費者金融会社大手のアコムが提供するビジネスサポートカードローンは、個人事業主を対象とした最高300万円までのカードローン型ビジネスローンです。

実質年率12.0%~18.0%(融資額100万円以上の場合は12.0%~15.0%)とやや高めですが、数万円~数十万円の小口融資可で、最長8年7ヶ月と返済期間に余裕があります。

ただし、契約の手続きは店頭窓口・自動契約機、もしくは郵送となっており、オンラインで完結はできません。

三鷹産業のビジネスローン|第5位

系統 消費者金融系
金利 6.0%~18.0%
融資額 50万円~1,000万円
融資スピード 最短即日
返済方式 元利均等返済、一括返済
返済期間 元利均等返済(3年以内、36回まで)
一括返済(6カ月以内)

三鷹産業株式会社は、大阪・京都・兵庫を中心とした関西一円の事業者を対象に、不動産担保ローン・ビジネスローン・手形割引を取り扱う消費者金融会社です。

同社のビジネスローンは事業融資型で、法人、個人事業主問わず、運転資金、つなぎ資金、開業資金等に利用でき、即日審査・即日融資も可能です。

また、契約と同時にその場で現金受け取りとなりますが、来店での契約が難しい場合は、希望の時間・場所へ現金を配達してくれます。

審査によっては保証人・担保(不動産)が必要な場合もあるので、まずは無料の見積もり・相談を利用しましょう。

ニチデンの事業者ローン|第6位

系統 消費者金融系
金利 4.8%~17.52%
融資額 1億円まで
融資スピード 最短即日
返済方式 元金一括払、元利均等払、ボーナス併用返済、元金据置自由返済
返済期間 20年以内(1ヶ月~240ヶ月)・1~240回

株式会社日電社(ニチデン)は、関西を中心にフリーローン、事業者ローン、不動産担保ローンなど、各種ローン商品を取り扱う、地域密着型の消費者金融会社です。

同社の事業者ローンは事業融資型なので、融資後は返済のみですが、返済期間が長めに設定されているので、返済計画が立てやすくなっています。

審査により、ニチデンが必要と認めた場合は、保証人(法人の場合は、代表者が原則連帯保証人)または不動産担保を求められる可能性があります。

オージェイの無担保融資(ビジネスローン)|第7位

系統 消費者金融系
金利 10.0%~18.0%
融資額 30万円~2,000万円
融資スピード 最短即日
返済方式 一括返済、元金均等、元利均等、自由返済
返済期間 1ヶ月~36ヶ月

株式会社オージェイは、日本貸金業協会の加盟業者で、個人向け融資・法人向け融資の実績が豊富な中小の消費者金融会社です。

同社の事業者向け無担保融資は、即日融資が可能な事業融資型ビジネスローンです。

「信用だけで即日ご融資が可能」としており、営業年数が短い事業者でも、30万円の小口から借入ができます。

ただし、金利は10.0%~18.0%とやや高め、審査の結果によっては、担保や第三者の保証人が求められる場合があります。

アクト・ウィルのビジネスローン|第8位

アクトウィル

系統 消費者金融系
金利 10.0%〜20.0%
融資額 ~500万円
融資スピード 最短即日
返済方式 一括返済
返済期間 1ヶ月~12ヶ月

アウト・ウィルが事業性融資の取り扱いを非常に豊富に行なっている消費者金融です。

次のようなローンの取り扱いがあります。

  • 信用保証融資(無担保融資)
  • 不動産担保融資
  • 有価証券担保融資
  • 車担保融資
  • 商業手形担保融資
  • 売掛債権担保融資

このうち無担保融資は限度額が500万円と低めですが、柔軟な審査体制で、他の消費者金融の審査に通過できない事業者でも審査に通過できる可能性があります。

この他にも車担保融資などの取り扱いがあることから、不動産や有価証券などの有力な担保を保有していない方も、自動車などを担保にお金を借りられる可能性があるでしょう。

契約時には担当者が会社まで訪問し、融資金も担当者が持参します。

原則として最短1日後融資ですが、希望すれば最短即日に対応してもらえることもあるようです。

ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズビジネスローン|第9位

ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ

系統 消費者金融系
金利 8.0%〜14.9%
融資額 100万〜5,000万
融資スピード 最短1日
返済方式 一括返済方式・元利均等または元金自由返済
返済期間 1ヶ月~38ヶ月

ビジネスローンを専門に取り扱っている消費者金融です。

融資限度額は5,000万円と非常に高額まで対応しています。

また、上限金利も14.9%と、消費者金融としては低めで、審査によっては10%を切るような金利で借りられることもあるようです。

ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズはでんさい割引やコンサルティングなどをメインに行なっている会社です。

そのため、申込企業に対してかなり厳格に審査を行い、審査に必要な書類が次のように非常に多くなっています。

  • 商業登記事項証明書
  • 本人確認資料(代表者様の運転免許証またはパスポートの写し等)
  • 決算書または税務申告書・所得証明書等
  • 資金繰り表または事業計画書

決算書に加えて資金繰り表まで必要になるので、非常に厳格に審査を行なっていることが分かります。

そのため、審査には1日の時間を要するのでよほど早い時間に申し込まないと即日融資は難しいでしょう。

ビジネスパートナースモールビジネスローン|第10位

ビジネスパートナー

系統 消費者金融系
金利 9.98% 〜 18.0%
融資額 50万円 〜 500万円
融資スピード 最短5日
返済方式 借入時残高スライド元金定額リボルビング返済
返済期間 最長5年

事業資金専門の消費者金融として非常に有名な貸金業者です。

中小の消費者金融でありながら、ローンカードの発行を行なっているので、利用者は限度額の範囲内でセブン銀行ATMでキャッシングが可能です。

ただし、融資限度額は500万円までと非常に少ないため、個人事業主や小規模法人しか活用できないでしょう。

またビジネスパートナーの審査は最短即日で完了します。

しかし、カードが届くまでに5日程度の時間がかかるので、融資を受けるまでには最短5日必要です。

ATMでキャッシングができる他、限度額の増額はビジネスパートナーホームページののマイページ上から簡単に手続きできるなど、顧客の利便性を追求した仕組みが多数用意されているのは大きなメリットです。

銀行系ビジネスローンランキング

銀行系のビジネスローンは即日融資は難しいですが、消費者金融よりも金利が低く限度額も大きいので、利用を検討する余地は十二分にあります。

またビジネスローンでれば、融資まで数日程度ですので、急いでお金を必要としている人も十分活用できるでしょう。

おすすめのビジネスローンをランキング形式でご紹介していきます。

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド|第1位

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド

系統 銀行系
金利 0.9%%~14.0%
融資額 〜1,000万円
融資スピード 数日程度
返済方式 一括返済、利用残高の5%ずつ返済
返済期間 契約開始日から1年後(自動更新あり)

下限金利0.9%と非常に金利が低い点が大きな特徴です。

申込から融資までオンラインで完結するので、すでにGMOあおぞらネット銀行の口座を保有している人は、インターネットバンキングからすぐに借りることが可能です。

また、ビジネスローンとしては珍しく創業年度から借りられるので、「まだ決算書ができていないので、どこからもお金を借りられない」という創業間もない企業にも最適です。

三井住友銀行ビジネスセレクトローン|第2位

三井住友銀行ビジネスセレクトローン

系統 銀行系
金利 2.125%~
融資額 〜1億円
融資スピード 数日程度
返済方式 元金均等返済
返済期間 ~7年

三井住友銀行のビジネスローンは高額融資、低金利が特徴です。

審査によって金利は異なりますが、10%を切るような金利が設定されることが多いので、他のビジネスローンよりもかなり低い金利で融資を受けられるでしょう。

その分、融資を受けるための条件は厳しく、次のような条件をクリアしていないと申し込めません。

  • 業歴2年以上
  • 債務超過でないこと
  • 税金の未納がないこと

「業況が悪いからビジネスローンを利用したい」と考える事業者の方は利用することは難しいので注意してください。

りそな銀行「活動力」|第3位

りそな銀行「活動力」

系統 銀行系
金利 年6.0%、年10.0%、年14.0%(
融資額 10万円~500万円
融資スピード 数日程度
返済方式 残高スライドリボルビング方式
返済期間 3年(1年毎の定期審査、3年毎の継続審査あり)

りそな銀行が発行する事業資金専用のカードローンです。

来店不要で無担保無保証を最高500万円まで限度額を作成できます

金利は3パターンのいずれかがですが、上限金利は14%ですので、消費者金融よりも低金利で借りることが可能です。

限度額はかなり低めですので、個人事業主や小規模法人が、日常的な運転資金の不足を補う場面などで気軽に利用できる商品です。

三菱UFJ銀行「Biz LENDING」|第4位

三菱UFJ銀行「Biz LENDING」

系統 銀行系
金利 15.0%未満
融資額 ~1,000万円
融資スピード 最短2日
返済方式 一括返済(最大3ヶ月)または、分割返済(最大6ヶ月)
返済期間 〜6ヶ月

三菱UFJ銀行に一定期間以上入出金履歴がある口座(普通預金・当座預金)を持っている人だけが利用できる新しいビジネスローンです。

審査は過去の預金口座の取引履歴を元にAIが行うので決算書や確定申告書は必要ありません。

また、あらゆる手続きがオンライン上で完結し、審査回答は最短翌日、融資までは最短2日というスピードが大きな特徴です。

最短1,000万円まで借りることができますが、返済は最大3ヶ月の一括返済か最大6ヶ月の分割返済に限られているので高額の長期資金を借りたい方には不向きです。

短期間だけ資金が必要な場合には活用しましょう。

PayPay銀行ビジネスローン|第5位

PayPay銀行ビジネスローン

系統 銀行系
金利 1.8%~13.8%
融資額 ~1,000万円
融資スピード 数日程度
返済方式 残高スライドリボルンビング方式
返済期間 1年(自動更新)

上限金利が13.8%と低めの設定になっているのが特徴のビジネスローンです。

手持ちの預金口座に借入枠をつけられるので、すでに口座を持っている事業者であれば手続きは非常に簡単です。

また、自動融資機能がついているので、キャッシュカードと一体化したVisaデビットでの支払時に普通預金残高が不足していた場合は不足している金額を自動でカードローンから融資して決済を成立させることが可能です。

口座を持っていなくても申し込めるので、まずは気軽に申し込みを行なってみましょう。

東京スター銀行スタービジネスカードローン|第6位

東京スター銀行スタービジネスカードローン

系統 銀行系
金利 4.5%~14.5%
融資額 10万円~1,000万円
融資スピード 数日程度
返済方式 一括返済、元金均等、元利均等、自由返済
返済期間 1年(自動更新)

個人事業主と法人代表者が利用できる珍しい銀行のビジネスローンです。

法人名義では借入はできませんが、法人代表者の個人名義での借り入れが可能です。

69歳まで継続的に利用できるので、高齢の経営者の方も必要資金を調達できます。

銀行ローンでありながら来店不要ですので、忙しくて銀行窓口へ行く時間がないという方も安心です。

融資限度額も1,000万円までと、比較的大きいので、中規模程度の企業の運転資金としても活用できるでしょう。

福岡銀行ビジネスローン「フィンディ」|第7位

福岡銀行ビジネスローン「フィンディ」

系統 銀行系
金利 2.0%~14.0%
融資額 100万円~1,000万円
融資スピード 数日程度
返済方式 元金均等毎月返済
返済期間 1ヶ月~36ヶ月

福岡銀行は地方銀行ですが、ビジネスローン「フィンディ」は日本全国の事業者が利用できるローンです。

審査は決算書ではなく、銀行の取引状況をもとにAIが審査を実施します。

また、福岡銀行の口座を持っていない事業者は、申し込みを行うと福岡銀行がメインバンクの口座の取引状況を取り込むので、福岡銀行の口座を持っていなくても審査を受けることが可能です。

決算書を使用しないので、創業1期目でも申し込むことができます。

また、オンライン契約でき、契約後は福岡銀行以外の口座へ振込融資を行ってくれるので、福岡銀行と全く取引がない事業者でも快適に借り入れ可能です。

AIが審査を行い、他行の取引履歴を審査する非常に新しいローンです。

横浜銀行ビジネスフリーローン|第8位

横浜銀行ビジネスフリーローン

系統 銀行系
金利 4.8%・8.0%・14.5%
融資額 ~500万円
融資スピード 最短2日
返済方式 元利均等返済
返済期間 1年〜10年

横浜銀行の個人事業主専用のローンです。

融資限度額は500万円までと少なめで、必要資金を一括で融資して10年以内で分割で返済していくシンプルな商品です。

横浜銀行の営業テリトリーである「神奈川県内および東京都町田市にお住まいの方または事業所のある方」しか申し込みができないので注意しましょう。

審査結果は申込日翌日には通知されるので、その翌日には最短で借り入れできます。

申込から借入まで最短2日で完結する融資スピードの早い商品です。

静岡銀行しずぎんビジネスクイックローン|第9位

静岡銀行しずぎんビジネスクイックローン

系統 銀行系
金利 4.9%~14.9%(法人向け)
5.9%~14.9%(個人事業主向け)
融資額 ~500万円
融資スピード 数日程度
返済方式 元金均等、残高スライドリボルビング方式
返済期間 10年以内

法人向けと個人向けのローンが用意されており、法人向けの方が若干金利が低くなっています。

また、一括融資の証書貸付タイプとカードローンタイプの2種類から選択できるので、資金使途に応じて任意の融資形態を選べるのも特徴です。

静岡銀行は静岡県の地方銀行ですので、静岡銀行の営業テリトリー内の事業者しか利用できないという点に注意してください。

また、融資限度額は500万円と非常に少額です。

個人事業主や小規模事業者が万一運転資金が枯渇した場合の備えとしてカードローンタイプを活用するとよいでしょう。

関西みらい銀行「事業者向けフリーローン」|第10位

関西みらい銀行「事業者向けフリーローン」

系統 銀行系
金利 4.0%~13.5%
融資額 〜300万円
融資スピード 数日程度
返済方式 毎月元利均等返済
返済期間 6ヵ月以上7年以内

300万円までという比較的少ない金額を一括で融資するという非常にシンプルな商品設計です。

融資限度額が少ないため、使い道は限られますが、上限金利が13.5%と低めに設定されているのが特徴です。

運転資金や軽度の設備投資など、お金が足りない時に活用できるでしょう。

なお、関西みらい銀行の営業テリトリー内の事業者しか利用できないため注意してください。

審査の甘いビジネスローンはある?ビジネスローンの審査基準

ビジネスローンは一般的に「審査が甘い」などと考えられています。

しかし、ビジネスローンは厳格に審査を行なっていますので、一概に審査が甘いローンなどは存在しません。

ビジネスローンは銀行や日本政策金融公庫のローンとは異なる基準で審査が行われているので「審査が甘い」と判断されることがあるようです。

ビジネスローンの審査は次のような点を重点的にチェックしています。

  • 代表者の個人信用情報
  • 決算状況
  • 業歴
  • 売上高

それぞれ、どのような視点を重視してビジネスローンの審査を行なっているのか、詳しく解説していきます。

代表者の個人信用情報

ビジネスローンで最も重視される情報が代表者の個人信用情報です。

ほとんどのビジネスローンの審査で、代表者の個人信用情報を確認し、問題なければ審査通過の可能性が高まります。

反対にブラックや他社借入に遅れがある場合には審査に通過できません。

代表者個人のクレジットカードの支払状況など、遅れがない状況を継続した上でビジネスローンへ申し込めば、審査通過の可能性は高まるでしょう。

決算状況

会社の決算状況も重要です。

当然ながら、利益が出ている会社の方が審査でプラスになりますが、赤字企業でも会社の資産や代表者個人の信用情報などから「支払いに問題ない」と判断されれば審査に通過できる可能性が高くなります。

なお、ビジネスローンの中には、「決算書や確定申告書不要」と決められている商品があります。

このようなローンでは決算内容は重視されません。

業歴

ビジネスローンの審査では業歴も重視されます。

創業間もない企業は審査で不利になります。

業歴は3年以上あった方がよいでしょうし、長ければ長いほど審査では有利になります。

業歴が長い企業は、財務力も営業力も顧客も持っているため、経営基盤が不安定な業歴が浅い企業より確実に審査ではプラスになります。

できれば業歴3年以上になってからビジネスローンへ申し込みをした方がよいでしょう。

売上高

ビジネスローンの審査では売上高も重視されます。

基本的に売上を超える金額の借入はできませんし、売上規模から「返済可能か」ということも判断しています。

従って、売上が大きな企業ほど大きな金額を借りられると考えてよいでしょう。

売上の低い企業は、いくら利益率が高くても高額借入は不可能です。

独自審査とは?

ビジネスローンや消費者金融の審査の中で「独自審査」という言葉を耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?

独自審査とは、コンピューターがなどが一律の審査基準で審査を行うのではなく、審査担当者が人間の視点で「返済できるかどうか」を判定する審査です。

ビジネスローンも大手の消費者金融や信販会社は代表者の信用情報や決算内容をもとに、コンピューターなどが一律に融資可能かどうかを判定するスコアリングという審査を行なっています。

しかし、中小の消費者金融のビジネスローンはこのような一律の審査基準を設けずに、審査担当者が人間の視点で独自審査を行なっています。

独自審査では、経営者の人柄なども加味されるので、銀行や大手消費者金融などで審査に通過できない方も必要資金を借りられる可能性があります。

規模の小さな消費者金融は独自審査を導入していることが多いので、どこからもお金を借りられない方は独自審査を行う消費者金融への申し込みを検討しましょう。

ビジネスローンの審査落ちの原因

ビジネスローンは確かに銀行融資や日本政策金融公庫の融資よりも審査難易度は緩やかになっています。

しかし審査が行われる以上は必ず審査に落ちる事業者も存在します

審査落ちの原因はさまざまですが、代表的な原因として次の5つが挙げられます。

  • 申込内容の不備
  • 開業から1年未満で決算書類がない
  • 開業前の人
  • 代表者の個人信用情報に問題があった
  • 赤字が継続しており債務超過が拡大中

ビジネスローンの審査に落ちてしまう5つの原因を詳しく解説していきます。

申込内容の不備

ビジネスローンの申込内容に不備があった場合には審査に通過できません。

例えば、年商や営業年数など審査に大きく関わる情報が違っていた場合には審査に通過できません。

単に入力や記入を間違えただけであれば、正しい内容で再審査が行われるのが一般的です。

しかし「虚偽申込」と判断されてしまうと、即刻審査落ちになってしまいます

申込内容には不備がないよう、必ず決算書などのエビデンスを確認しながら、慎重に申込をしてください。

開業から1年未満で決算書類がない

ビジネスローンは開業から1年未満で決算書類がない人は利用できません。

銀行や日本政策金融公庫では、開業から1年未満の融資金は「創業資金」として事業計画を評価して融資を行います。

しかしビジネスローンは事業計画を評価する審査は行なっていません。

ビジネスローンは決算内容という実績を評価する審査しか行なっていないので、開業から1年未満で決算書類がない事業者申し込みをしても審査落ちになります。

決算書が作成されてからビジネスローンへの申し込みをしてください。

開業前の人

開業前の人もビジネスローンの利用はできません。

開業前の資金は創業資金になり、やはり事業計画を評価して融資を行うものです。

ビジネスローンは事業計画に対する審査は行なっていないので、開業前の事業者もビジネスローンを借りることはできません。

申し込みの時点で門前払いされてしまうでしょう。

代表者の個人信用情報に問題があった

会社や個人事業の代表者の個人信用情報に問題があるケースも審査通過が難しくなります

ビジネスローン審査において代表者の個人信用情報は必ず確認される項目の1つです。

ここで次のような金融事故の情報がある場合にはまず審査に通過できません。

  • 債務整理
  • 長期延滞
  • 強制解約
  • 代位弁済

これらの情報が個人信用情報に記録されている人はいわゆる「ブラック」ですので、ビジネスローンの審査にはまず通過できないでしょう。

また、他社借入金やクレジットカードの支払いに遅れが多い人や、他社の借入が多い場合もビジネスローンの審査通過が難しくなります。

赤字が継続しており債務超過が拡大中

赤字が何期も連続し、債務超過が年々拡大している会社はビジネスローンの審査通過が難しくなります。

赤字が解消できず、債務超過が年々増えている企業は、借入金の調達によって事業を運営しているだけです。

このような会社はどこかのタイミングで借入金がストップした段階で資金ショートしてしまいます。

銀行や日本政策金融公庫ほど厳格ではありませんが、ビジネスローンも赤字や債務超過が続いている企業は審査に通過できないことがあります。

確実に当日中の融資を受けるポイント

即日融資が可能なビジネスローンをランキング形式でご紹介しました。

ここでは、申し込みをした当日中に確実に融資を受けるために、注意すべきポイントを解説します。

前日までに提出書類を準備する

即日で融資を受けるための最重要ポイントは、あらかじめ利用条件を確認しておくことと、提出書類を準備しておくことです。

ローン商品にもよりますが、申込時には以下の書類の提出が求められます。

  • 身分証明書
  • 登記簿謄本
  • 決算書類 ※2期分必要な場合もある
  • 印鑑証明
  • 納税証明書
  • その他、貸金業者が必要と判断した資料

申し込みから融資までは即日であったとしても、書類集めなどには1週間ほどの猶予が必要です。

現状は借入が必要ない状況でも、万が一の資金不足に備えて、申し込みに必要な書類を集めておくと良いでしょう。

午前中までに申し込みをする

最短即日可のビジネスローンであっても、書類確認や審査等の手続きに時間がかかるため、土日祝日や夜間など、業者の営業時間外の申し込みは、翌営業日以降の対応になってしまいます。

また、現金の受け取りが銀行振込の場合は、銀行の営業時間が終了する15時以降に申し込むと、その日のうちに融資を受けることができません。

当日中の融資を希望するのであれば、業者の営業日の午前中までに申し込みましょう

2~3社のビジネスローンに申し込む

利用条件をクリアしていたとしても、申し込んだビジネスローンの審査に通るとは限りません。

なるべく2~3社のビジネスローンに申し込みをして、審査の可決率を上げることが大切です。

複数のビジネスローンの審査に通過したら、改めて金利が低いものや条件の良ぶと良いでしょう。

事業の将来性や経営者の熱意を伝える

最近ではWEBで申し込み、オンラインで手続きが完了するビジネスローンも増えています。

しかし、最短即日で融資を受ける確率を高めるなら、経営者自身が融資担当者と会って、事業の将来性や熱意を伝えることが大切です。

ビジネスローンの審査では、事業内容や業歴、決算書類等も大切ですが、ビジネスローン専門業者は、事業の将来性や経営者の人柄、仕事への熱意なども重視します。

したがって、できる限り融資担当者に会って話をすることをおすすめします。

対面で話すときはきちんとした服装で臨む、電話で話す場合でも真面目な人間だという印象が与えられるよう工夫しましょう。

ビジネスローンと他の資金調達方法の違いとは?

ビジネスローンの他にも法人や個人事業主が資金調達できる方法は多数あり、主な方法は次の通りです。

  • ファクタリング
  • 公的融資
  • 補助金・助成金
  • カードローン

ビジネスローンとこれらの資金調達方法との違いについて、しっかりと理解して、適切に使い分けられるようになりましょう。

ビジネスローンとファクタリングの違い

ファクタリングとは企業は保有する売掛債権を売却して早期に資金化する方法です。

ビジネスローンとの違いは次の通りです。

  • ファクタタリングは融資ではない
  • ファクタリングは一括返済、ビジネスローンは分割返済
  • ファクタリングの審査対象は売掛先企業

ファクタリングは融資ではなく、売掛債権の売却です。

そのため審査対象は申込企業ではなく、売掛先企業になります。

また、ファクタリングは期日に一括返済しなければならないため、根本的に資金繰りを改善する効果はほとんど期待できません。

どこからもお金が借りられない時に、一時的に資金調達する手段としてファクタリングは活用するとよいでしょう。

ビジネスローンを公的融資の違い

公的融資とは日本政策金融公庫や銀行で取り扱う制度融資などです。

ビジネスローンとの違いは次の通りです。

  • 金利は公的融資の方がかなり低い
  • 公的融資の方が融資限度額が大きい
  • 公的融資の方が審査が厳格
  • 公的融資は融資までに2週間以上かかる

公的融資は、地域の中小企業の資金繰りは円滑化するという公共的使命を負っています。

そのため、金利は1%〜3%台と非常に低く、融資限度額も数千万円規模まで対応しています。

その分審査は厳しくなっており、融資までに時間もかかるので、公的融資の審査に通過できない時や、公的融資を待つ時間がない場合にビジネスローンを活用するとよいでしょう。

ビジネスローンと補助金・助成金の違い

補助金や助成金とは、国や自治体の政策目標の達成や、事業者への支援を目的として、国や自治体から支給される返済不要の資金です。

ビジネスローンとの主な違いは次の通りです。

  • 補助金や助成金は返済不要
  • 採択があるので誰でも利用できるわけではない
  • 使い道が制度の目的に叶ったものに限定されている

補助金や助成金は返済不要です。

また、誰でも受け取れるわけではなく、採択があるので、確実に受給できるわけではありません。

あらかじめ事業計画や資金使途などを提出し、その目的に叶った使い道に対してしか補助金や助成金は使用できません。

借りたお金を何にでも使用できるビジネスローンとは大きな違いがあります。

ビジネスローンとカードローンの違い

カードローンとは、限度額範囲内でATMなどから自由に借入と返済ができるローンです。

ビジネスローンも極度貸付にカードをつけたものも多いので、ATMで自由に借りたお金を使えるという点は同じです。

しかし、カードローンは個人の消費資金にしか利用できないのに対して、ビジネスローンは事業資金にしか利用できません。

ビジネスローンとカードローンは「使い道」が大きく異なります。

プライベートな支出に使用したい場合にはカードローンを選択しましょう。

なお、カードローンは総量規制対象ですが、ビジネスローンは総量規制対象外です。

年収の低い経営者や個人事業主はビジネスローンの方が借りやすい傾向があります。

即日融資可能なビジネスローンの注意点

ビジネスローンは確かに即日融資に対応しており、借りやすい商品ですが、次のような点に注意して利用を検討してください。

金利が公的機関や銀行より高く資金繰りを圧迫する

ビジネスローンは銀行や日本政策金融公庫の事業資金融資よりも圧倒的に金利が高くなっています。

500万円を5年返済した場合の金利ごとの利息負担の違いは次のようになります。

適用金利 利息負担総額
1% 128,095円
2% 258,296円
3% 390,579円
8% 1,082,893円
10% 1,374,079円
15% 2,136,958円

銀行や日本政策金融公庫の金利は1%〜3%程度が相場ですので、ビジネスローンとの利息負担の違いは最大で200万円程度の差になります。

これだけ利息負担の違いがあると、資金繰りにも大きな違いが生じます。

金利が高いと利息の負担で資金繰りが悪化し、収益も圧迫します。

あまりにも金利の高いビジネスローンの利用は控えた方がよいでしょう。

借入可能額が低いため規模の大きな企業は利用できない

ビジネスローンは500万円〜1,000万円程度が融資金額の相場です。

小規模な事業者であれば、これで十分な金額かもしれませんが、中規模以上の企業になると、この程度の金額では1ヶ月分の運転資金にすらなりません。

ビジネスローンは借入できる金額がかなり少ないので、利用できる企業が限られてしまう点に注意しましょう。

運転資金が大きい場合には、必要な金額に申し込めるかを必ず確認してください。

他の融資審査でマイナスになる

ビジネスローンを利用すると銀行や日本政策金融公庫などの融資でマイナスになることがあります。

金利が高いビジネスローンを借りているということは「資金繰りに困っている」と自社をネガティブに判断される材料になるためです。

法人の場合、借入金の内容は決算書に記録されます。

ここで複数本のビジネスローンを利用している企業は銀行や日本政策金融公庫の印象がよくありませんので、利用するのは1本程度の留めておいた方がよいでしょう。

ビジネスローンの審査に落ちた時の対処法

ビジネスローンの審査に落ちてしまったら、資金調達できる方法はないのでしょうか?

そのようなことはありません。

ビジネスローンは商品によって審査基準は異なりますし、借入以外の資金調達方法も存在します。

ビジネスローンの審査に落ちたら次のような方法で資金調達を検討してください。

  • 別のビジネスローンに申し込む
  • ファクタリングなど他の方法で資金調達する

ビジネスローンの審査に落ちた人の2つの対象法について詳しく解説していきます。

別のビジネスローンに申し込む

ビジネスローンの審査に落ちたら別のビジネスローンへの申し込みを検討しましょう。

ビジネスローンの審査基準は各社さまざまなです。

  • 代表者の個人信用情報を重視するローン
  • 決算内容を重視するローン
  • 代表者個人の資産状況を重視するローン

スコアリング審査を行なっているところもあれば、独自審査を行なっているところもあるので、1社に落ちたからと言って、別のビジネスローン審査に通過できないとは限りません。

ビジネスローン審査に落ちたら、別のビジネスローンへの申し込みを検討してください。

ファクタリングなど他の方法で資金調達する

ファクタリングなどの他の方法での資金調達も検討しましょう。

ファクタリングは資産の売却ですので、融資ではありません。

そしてファクタリングの審査対象になるのは売掛先企業ですので、自社の業況が悪いことが原因でビジネスローン新3に落ちた企業でも、優良な売掛先企業が債務者になっている売掛債権を保有していれば審査に通過できる可能性があります。

どうしてもビジネスローンなどの融資審査に通過できない場合には、ファクタリングの利用も検討しましょう。

また、他の資産を売却して資金調達する方法も検討してください。

即日融資OKのビジネスローンに関するQ&A

即日融資OKのビジネスローンに関して、よくある質問とその回答をQ&A形式でまとめました。

Q.「元利均等返済」と「元金均等返済」は、どのように違うのですか?
A.「元利均等返済」は、毎月の返済額が一定となる返済方法で、返済額が変動しないため返済計画が立てやすく、返済開始当初の返済額を少なくすることができます。一方の「元金均等返済」は、返済が進むにつれて返済額が少なくなっていく返済方式で、元金の減少が早いため完済までが早く、また借入期間が同じ場合、元利均等返済よりも総返済額は少なくなります。
Q.資金に余裕があるとき、一括で返済することはできますか?
A.ローンの契約内容によります。返済方式で「一括返済」を選択できる場合は、資金に余裕のある時に利用残高をまとめて支払う繰上返済が可能です。
Q.「事業融資型」と「カードローン型」を選ぶ基準などはありますか?
A.自社の資金ニーズから判断しましょう。事業融資型は一括でまとまった資金を借り入れて、後は返済するだけのビジネスローンで、「大口受注のための準備資金」や、「設備投資の資金」などの資金使途に有効です。一方のカードローン型は、個人向けカードローンのように、利用枠内で出し入れタイプのビジネスローンで、「毎月の売上入金と支払いのズレから、手元の資金が不足する期間がある」など、経常的に資金が必要になるケースで有効です。 >>「事業融資型とカードローン型」について詳しく見る

最短即日の資金調達なら「借りない」ファクタリングも有効

最短即日融資が可能なビジネスローンについて、ランキング形式でご紹介しました。

銀行融資に比べると遥かに借りやすいビジネスローンですが、必ずしも最短即日で融資が受けられるとは限りません。

審査の可決率を上げるためには、事前に利用条件を確認したうえで、書類を完璧に揃えてから申し込むようにしましょう。
万が一、ビジネスローンの借入も難しい場合は、売掛債権売買のファクタリングを検討してみてはいかがでしょうか?

返済能力が乏しいためにビジネスローンに断られた事業者の方でも、信用力の高い未決済の売掛債権(請求書)があれば、最短即日で資金化が可能です。

銀行融資、ビジネスローン、さらにはファクタリングと、複数の資金調達先を持っておくことが、万が一の資金不足や資金ニーズへの備えとなるでしょう。