SMSフィナンシャルの会社情報
SMSフィナンシャルサービスは2014年に会社を設立し、介護事業者向けにファクタリング業務を開始しました。その後も保険業やインターネットを活用した広告業を開始するなど、金融以外にも事業領域を広げています。
SMSフィナンシャルサービスは、医療・介護事業を手がける株式会社エス・エム・エスの100%出資による完全子会社です。SMSは2003年に運営を開始した人材紹介サービスを皮切りに、2008年には東証マザーズ、2011年には東証1部に上場を果たし、積極的な事業展開を行ってきました。
SMSの設立当初からの事業である人材紹介サービスは、現在看護師向けに「ナース人材バンク」、介護職向けには求人・転職情報サイト「カイゴジョブ」を運営しており、日本の約7割の病院がクライアントになるなど成長を見せています。
親会社としてのSMSは介護ソフト「カイポケ」の開発・運営元としても知られています。通所や訪問サービスを始めとして、様々な介護業務を効率化する総合介護システムです。2020年4月現在では約27000以上の事業所に利用されており、中小事業所から大手事業所に至るまで広く浸透しているサービスです。
SMSの介護ファクタリングはこの「カイポケ」を通して、「カイポケ早期入金サービス」の名称で実施しています。ただしカイポケの介護ファクタリングは、カイポケの非会員でも利用することができます。
SMSフィナンシャルのファクタリングの特徴
医療ファクタリングを全般に扱っています。SMSでは診療報酬、介護報酬、調剤報酬ファクタリングの全てを行うことができます。医療・介護に特化した一部上場企業による運営、という信頼感を活かし2019年時点で約1800法人に利用されています。
いずれのファクタリングも最大で0.8%の手数料で医療債権の資金化を行えます。この0.8%は請求額の80%に対して適用され、残りの20%に対しては適用されません。
「解約しやすい契約」も特徴に挙げられます。一般的に医療ファクタリングは手数料が低いことから、長期契約を前提としている場合があります。ですがSMSの医療ファクタリングならば最短契約期間は3ヶ月です。さらに解約料や違約金、更新料や審査料は発生しません。
このため資金繰りの状況に合わせた臨機応変な資金調達が可能になります。解約料は0円なので、タイミングを見計らってファクタリングを中止できます。
法人だけでなく、クリニックを始めとする個人事業主からの利用が可能です。申込みに必要な書類は簡素化されており、事業計画書は必要ありません。また新設法人も利用対象に含まれます。
入金までは国保連への請求から約5営業日で完了します。他社では「数日程度」といった曖昧な表現が用いられることがありますが、SMSの医療ファクタリングならば素早い入金が可能です。
ここに挙げた長所は診療報酬、介護報酬、調剤報酬ファクタリングに共通しており、幅広い医療事業者にファクタリングサービスを提供しています。
介護ファクタリングでは、介護報酬の他に障害者自立支援給付費や訪問看護療養費のファクタリングも可能です。ただしこちらは利用地域や状況によって申込みができない場合があります。
銀行融資を検討していたのですが、最終的にはSMSさんでファクタリングをすることにしました。まとまった資金を確保できることに加え、銀行の金利と比べても遜色のない水準を提示してもらえたことが契約を後押ししました。また、銀行融資と異なり資金使途が制限されない点も便利です。銀行融資を受ける際に間違いなく聞かれるのが資金使途ですが、ファクタリングでは事業所拡大からスタッフの増員など幅広く用いられるそうで、そうした柔軟性の高さも決め手の一つでした。