ファクタリング会社を選ぶときに注目したいポイントは以下のとおりです。
- 審査基準
- 手数料
- 入金スピード
- 担当スタッフの対応
利用者の口コミ・評判でいずれのポイントにおいても高く評価されているファクタリング会社は、総合力に優れた優良会社と言えます。
ファクタリング会社選びにおける重要なポイントについて、個別に解説していきます。
審査基準
ファクタリングで重視される審査基準は以下のとおりです。
- 売掛先企業の信用力
- 売掛金の支払期日
- 売掛先との取引履歴
- 申込者の信頼性や人柄
ファクタリング会社の審査が通りやすいかどうかは、公式サイトで提示される「審査通過率」や「資金調達成功率」といった数値に着目しましょう。
審査に通りやすいファクタリング会社は、審査通過率90%以上が目安です。
そのうえでファクタリングの審査に通過するには、支払期日が近く、信用力の高い売掛先企業あての売掛金を利用するようにしましょう。
さらに、売掛先や売掛金のみならず、ファクタリングの審査では申込者の信頼性や人柄も重視されます。
経営者自身が事業の経営状況、財務状況をしっかり把握していることも大切です。
ファクタリング手数料
ファクタリングの手数料は、ファクタリング会社のみ回収リスクが低いと判断されれば下がります。
手数料を下げたい場合は、下表の「手数料が<下がる>要因」に挙げた条件で契約しましょう。
手数料が<上がる>要因 | 手数料が<下がる>要因 |
2社間ファクタリングで契約する | 3社間ファクタリングで契約する |
面談必須の対面式ファクタリングを利用する | 面談不要の非対面式ファクタリングを利用する |
売掛先の信用力が低い | 売掛先の信用力が高い |
売掛先との取引履歴が浅い | 売掛先と長期の取引履歴がある |
入金サイトが45日超 | 入金サイトが短い |
赤字・債務超過・税金滞納がある | 不利な条件がなく、業績も好調である |
債権譲渡登記を留保する(2社間の場合) | 債権譲渡登記を行う(2社間の場合) |
初回契約である | 継続利用(2回以上)である |
さらにファクタリング会社によっては、手数料とは別に「掛け目」が設定されている場合もあります。
掛け目とは、売掛金の評価に応じて買取額のうち何割を早払いするかの割合です。
つまり、上場企業や公的機関など未回収リスクがきわめて低いと評価される売掛金は、100%近い掛け目が設定されます。
一般的にファクタリングの掛け目は70~100%が相場です。
ファクタリングの手数料は、掛け目によって割り引かれた分の買取額に対してかけられます。
調達額シミュレーション
売掛金:1,000万円
掛け目:90%
手数料:10%
1,000万円 x 0.9 x 0.9 = 810万円(調達額)
※売掛金回収後に掛け目で差し引かれた分の90万円が支払われる
入金スピード
ファクタリングで早期の資金調達を希望する場合は、入金までの早さに着目しましょう。
即日で資金調達するには、2社間ファクタリングか非対面契約のファクタリングがおすすめです。
2社間ファクタリングは売掛先への通知および承諾のプロセスが省略されるため、即日入金の可能性が高まります。
ただし対面契約が必須の場合は、2社間であっても即日の資金調達は難しくなります。
一方、非対面契約のファクタリングを利用すれば、すべての手続きがオンライン完結です。
売掛先の同意が不要なことはもちろん、債権譲渡登記も省略できるため、よりスピーディーに資金調達ができます。
担当スタッフの対応
スタッフの対応の良し悪しは、資金調達や資金繰り改善の成否に関わるほど重要なポイントです。
丁寧かつ迅速なスタッフ対応があれば、不安要素や疑問点が解消され、安心してファクタリングが利用できます。
スタッフの対応は手数料や入金スピードと違って数字に出にくいため、利用者の口コミ・評判を参考にしましょう。