企業の資金調達手段として定着しつつあるファクタリングですが「気になっているけど仕組みがよくわからない」「今さら人に聞けない」という人も多いのではないでしょうか?

ファクタリングは仕組みをよく理解することで企業の資金調達手段を1つ増やすことができますし、よく理解せずに利用すると金銭的な損失を負うことにもなってしまいます。

この記事では初めてファクタリングをする人向けにファクタリングの特徴やメリットとデメリットを解説します。

ファクタリングの特徴をよく理解して、企業の資金調達に有効活用できるようになりましょう。

ファクタリングの仕組み

ファクタリング説明図

ファクタリングとは売掛債権をファクタリング会社へ売却して資金調達することで、主なポイントは次の3点です。

  • 売掛債権を売却する
  • 決済は売掛先の支払いで行う
  • 売掛金のデフォルトリスクも売却できる

外部から資金調達するという点は借入金と同じですが、ファクタリングと借入は全く異なります。

まずは基本的なファクタリングの仕組みを理解していきましょう。

売掛債権をファクターへ売却する

ファクタリングは売掛金などの売掛債権を売却して資金化する方法です。

売掛金は期日になるまで現金にすることはできない資産です。

そこでファクタリング会社に売却することによって、期日を待たずに現金に換えることができます。

例えば100万円の売掛金を手数料10万円を支払ってファクタリングしたとすると、90万円が売掛金の期日前に自社に入金される仕組みになります。

売掛先の支払いで決済する

ファクタリングは売掛債権を売却する行為です。

そのため、売掛金期日になって売掛先企業が支払う代金を受け取る権利はファクタリング会社にあります。

ファクタリング会社が売掛金期日に売掛金の支払いを受ける方法は「売掛先が直接ファクタリング会社に代金を支払う」方法と「売掛先が自社へ代金を支払い自社がファクタリング会社へ支払う」方法に分かれます。

それぞれの方法を3社間ファクタリング2社間ファクタリングと言います。

3社間ファクタリングは売掛先が直接ファクタリング会社へ代金を支払うので、ファクタリング会社のリスクは低い取引です。

お金が自社を経由しないので、申込企業が資金を流用するリスクがないためです。

一方、2社間ファクタリングは一度売掛金代金が自社を経由するので、自社が売掛金代金を流用するリスクがあります。

このため、リスクの低い3社間ファクタリングは手数料が低く、2社間ファクタリングは手数料が高くなってしまう傾向があります。

ただし、2社間ファクタリングは売掛先企業に秘密で売掛債権を売却することができます。

売掛金のデフォルトリスクも売却できる

ファクタリングでは売掛債権売却後にもしも売掛先が倒産などによって代金を払わない場合でも自社に責任は及びません。

ファクタリングの手数料が高いのは、売掛金の回収リスクもファクタリング会社が買い取っているため、そのリスクに対するリスクプレミアムとして手数料が設定されるためです

売掛債権を担保にお金を借りる手形割引などは、手形がデフォルトした場合には自社が銀行などの金融機関に保証をしなければなりませんが、ファクタリングにはこのような責任は生じません。

売掛金を期日前に資金化することができると同時に売掛金のデフォルトリスクまで売却することができるのがファクタリングの大きな特徴です。

ファクタリング4つのメリット

ファクタリング4つのメリット

ファクタリングには、借入にはないメリットが主に4つあります。

  • 最短即日で資金化できる
  • 売掛先に秘密で資金調達できる
  • 売掛先の信用で審査を受けられる
  • 決算書の見た目がよくなる

メリットを活用すれば、銀行借入が間に合わない時にも資金調達することができるようになりますし、自社の業況が悪くお金を借りることができない場合にも資金調達可能です。

これらファクタリングのメリットについて詳しく解説していきます。

最短即日で資金化できる

ファクタリングは最短即日で資金化することができます。

優良企業の売掛金を持っていれば、審査に時間はかかりませんし、ファクタリング会社の中には最短数分程度で審査が完了するところもあります。

このような場合には申込日当日に買い取ってもらうことが可能です。

銀行融資であればいくら早くても1週間程度の時間がかかってしまうことを鑑みれば、急いでお金が必要な時にファクタリングは重宝します

ただし、売掛先への同意が必要になる3社間ファクタリングでは即日資金化は不可能ですので、急ぎの時は2社間ファクタリングを利用するようにしましょう。

売掛先に秘密で資金調達できる

2社間ファクタリングであれば、売掛先に秘密で資金化することができます。

2社間ファクタリングでは売掛先の同意が必要ないためです。

ファクタリングを利用していることが売掛先企業などの取引先に知られてしまうと「売掛金の期日を待つこともできないほど資金繰りが厳しい」などと判断され、今後の取引に悪影響してしまうこともあります。

しかし、2社間ファクタリングであれば取引先に知られることなく現金化できるので、ファクタリングを行ったことによって風評被害を受ける心配はありません。

売掛先の信用で審査を受けられる

ファクタリングでは、ファクターへの支払いは売掛先の売掛金代金を原資として行われます。

このため、ファクターにとって「資金を払うことができるかどうか」は売掛先の業況が非常に重要な判断基準になります。

逆に言えば、自社に信用がなくても売掛先企業に信用があれば売掛先の信用で資金調達ができる可能性があります。

銀行などから「業況が悪くて融資できない」などと言われている企業でも、優良な売掛金さえあれば審査に通過して資金化することができます。

決算書の見た目がよくなる

ファクタリングは借入よりも決算書の見た目がよくなります。

借入ではないので、貸借対象表で負債が増えることはないためです。

借入の場合には借りた分だけは負債が増えてしまうので、自己資本比率などが低下してしまいます。

ファクタリングは売掛金という資産を、現金という資産を交換するだけなので、貸借対象表の見た目は変わりません

このため、ファクタリングは外部から資金調達したということが分かりにくいというメリットがあります。

決算書の見た目を資金調達前と同じような状態を維持することができ、さらに外部から資金調達をしたことを知られにくいのもファクタリングの隠れたメリットということができるでしょう。

ファクタリング2つのデメリット

手数料の違い

ネット上にはファクタリングのメリットばかり強調した記事が多数あります。

しかし、ファクタリングにはデメリットも多いのも事実です。

むしろメリットではなくデメリットを理解しておかないとファクタリングを有効活用することはできないでしょう。

ファクタリングのデメリットとしては以下の2つをあげることができます。

  • 手数料が高く収益を圧迫する
  • 悪徳業者が多い

ファクタリングのデメリットについても詳しく解説します。

デメリットもよく理解して、できる限りメリットだけを得られるようにファクタリングを活用しましょう。

手数料が高く収益を圧迫する

ファクタリング最大のデメリットは手数料の高さです。

  • 2社間ファクタリング:10%~20%
  • 3社間ファクタリング:5%~10%

銀行の事業資金融資の手数料が2% 前後であることを考えれば、ファクタリングの手数料は2社間でも3社間でも高額になってしまいます。

また、2社間ファクタリングの手数料は利息制限法の上限金利を超えることも珍しくないので、ノンバンクのビジネスローンを借りるよりも手数料は高額になります。

ファクタリングの手数料は営業外費用です。

そのため、あまりもファクタリングを多用して手数料負担が大きくなると、経常利益を圧迫します

せっかく本業を頑張って営業黒字になっても、営業外費用の増大によって経常赤字になってしまう可能性もあります。

売掛金の期日前に資金化することができるファクタリングは、短期的には資金繰りにとってプラスになります。

しかし長期的に見れば、手数料分の現金が入ってこないことになるので資金繰りは悪化しますし、収益も悪化するデメリットがあるということは理解しておいた方がよいでしょう。

違法業者が多い

ファクタリングのもう1つのデメリットが違法業者の多さです。

違法業者は売掛債権のリスクをはるかに超えた高い手数料を設定しますし、中にはいやゆる闇金も混じっています。

ファクタリングは貸金業者のように、国や都道府県への登録や許認可を受ける必要がないので、「どの業者が優良業者でどの業者が悪徳業者なのか」ということを見分けるための客観的な指標がありません。

優良業者かどうかは自分の目で見極めるしかないという点もファクタリングのデメリットです。

では、どのような視点で優良業者か悪徳業者かを見分ければよいのでしょうか?

違法業者の見極め方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。

初めてファクタリングを利用する際に注意したいポイント

初めてファクタリングを利用するのであれば次の4つの点には注意しなければなりません。

  • 初回は審査が厳しい
  • 必要書類が多くなる
  • 売掛債権の売却までに時間がかかる
  • 手数料が高くなる

初回は条件が悪く、契約手続きにさまざまな手間がかかってしまいます。

初めてファクタリングを利用する人が注意したい4つのポイントについて詳しく解説していきます。

初回は審査が厳しい

ファクタリング会社は初めて取引する事業者に対して厳しい目線で審査を行う傾向があります。

その業者が信用できるかどうかわからないため、売掛先企業の信用だけでなく、申込企業の信用もしっかりとチェックします。

そのため、ファクタリング会社へ初回の申し込みを行うと、自社の業況について厳しくヒアリングされることもあり、審査に時間がかかることがあります。

また、赤字や債務超過で資金繰りが非常に厳しい企業はファクタリング審査に落とされてしまうこともあります。

2回目以降であればスムーズに審査に通過できる企業でも、初回は入念に審査されるので時間に余裕を持って申し込みをしておきましょう。

必要書類が多くなる

ファクタリングは融資ほどに多くの書類は必要ありませんが、初回利用の際には必要書類が多くなることもあります。

初回は申込企業に対してもしっかりと審査を行うので、決算書や確定申告書の提出を求めるファクタリング会社も多数あります。

2回目以降は請求書と通帳のコピーと本人確認書類のみでOKという企業でも、初回は多数の書類が必要になるので、書類の用意に手間がかかることがあるので、あらかじめ必要書類を確認し、手元に用意しておきましょう。

売掛債権の売却までに時間がかかる

初回に利用は審査に時間がかかるので、売掛債権をファクタリング会社が買い取ってくれるまでに時間がかかる傾向にあります。

最短即日と謳っている業者でも、初回利用の場合には数日程度の時間がかかることもあります。

また、ファクタリング会社の中には「初回だけは面談が必要」と決められていることもあるので、その場合には面談でさらに時間がかかります。

初めてのファクタリング会社と取引する際には、入金までにある程度の時間がかかるものと理解して、時間に余裕を持って申し込みをするようにしてください。

手数料が高くなる

初めて取引するファクタリング会社は手数料が高くなる傾向があります。

ファクタリング会社としても、これまで一度も取引実績がない顧客は信用できるかどうか分からないリスクが高い顧客です。

そのため、ある程度高い手数料を設定して、リスクヘッジをする傾向にあります。

初回はファクタリング会社が設定している上限手数料ギリギリの手数料が設定されることも多いので、ある程度コストが高くなることは覚悟しておいた方がよいでしょう。

初めてのファクタリングで好条件を獲得する方法

ファクタリングの初回利用は審査が厳しく手数料が高くなるなど、利用者にとって不利になることも多いですが、次も3つのポイントを押さえることで、初回利用でも好条件が適用されることがあります。

  • 優良な売掛債権を売却する
  • WEB完結型のファクタリングを選択する
  • 初回の優遇があるファクタリング会社を選択する

売却する売掛債権や申し込むファクタリング会社を工夫することで初回利用でも有利な条件となることがあります。

初めてのファクタリングで好条件を獲得する3つの方法について詳しく解説していきます。

優良な売掛債権を売却する

できる限りリスクが低い優良な売掛債権を売却することで手数料が下がる可能性が高くなります。

ファクタリング会社にとって手数料とは、万が一貸し倒れた際のリスクプレミアムとして設定されるものですので、リスクが低い売掛債権を売却すれば手数料が低くなります。

優良な売掛債権とは次のようなものです。

  • 売掛先が上場企業や官公庁など
  • 期日までの期間が短い

上場企業や官公庁や倒産の心配がなく、ほぼ確実に期日通りに支払いを行なってくれます。

また、支払期日までの期間が短い方が、期日までに売掛先の資金繰りが悪化して支払不能に陥るリスクは低くなります。

このような優良で貸し倒れのリスクが少ない売掛債権を売却すれば、初めてでも低めの手数料が設定される可能性があります。

WEB完結型のファクタリングを選択する

WEB完結型のファクタリングを選択することでも手数料が下がります。

店舗を持たないWEB完結型のファクタリング会社は、店舗の維持コストや人件費を対面型のファクタリング会社よりも抑えられるので手数料が低く設定されています。

このようなファクタリング会社であれば、初回利用でもそこまで手数料が高くなる心配はありません。

大手企業が運営しているファクタリング会社も多いので、手数料を抑えたい方はWEB完結型のファクタリング会社を選択しましょう。

初回の優遇があるファクタリング会社を選択する

ファクタリング会社の中には、新規顧客獲得のために初回利用者に対して手数料の優遇を行なっているケースがあります。

このようなファクタリング会社であれば、むしろ初回利用の方が手数料を抑えることができます。

あまり数は多くありませんが、初回優遇があるファクタリング会社を探してみるのも有効な方法です。

悪徳業者を見分ける3つのポイント

悪徳業者に騙されないために

前述したように、法規制がないファクタリングは悪徳業者が入りやすい業界で、実際にファクタリング会社を名乗る業者の中には悪徳業者も相当数混じっています。

ファクタリングは業者選びが非常に重要になり、悪徳業者を見極めるためには以下の3つのポイントが重要です。

  • 契約書が作成されているかどうか
  • 手数料は相場の範囲内か
  • ファクターが回収リスクを負っているか

悪徳業者を見分ける3つのポイントを最後に解説していきたいと思います。

契約書作成されているかどうか

契約書がない業者は悪徳業者と考えた方がよいでしょう。

法律のルールがないファクタリングは契約書の内容が非常に重要ですが、そのような契約書を作成しない業者は悪徳業者と考えた方がよいかもしれません。

申し込みや契約当初には説明がなかった様々な費用を要求され、結果的に手数料負担が非常に大きくなってしまう可能性があります。

契約書をしっかりと作成する業者と取引するようにしましょう。

手数料は相場の範囲内か

ファクタリングが貸付を超えるような高額な手数料を設定できるのは、ファクタリングが売掛債権のデフォルトリスクまで買い取っていることに対するリスクプレミアムです。

つまり、高い手数料を設定することができるのは、リスクの高い売掛債権だけということになります。

ほぼ100%支払いには問題がない上場企業や官公庁の売掛債権なのに手数料が20%を超えるような場合には、リスクに見合わない手数料を設定している可能性が高いと考えられます。

また、通常の企業でも30%を超えるような手数料を設定する業者は「悪徳業者」と疑った方がよいでしょう。

手数料が非常に高い業者も悪徳業者の可能性が高いと言えます。

「少し手数料が高い気がする」と感じたら他の業者からも見積もりをとった方が無難です。

ファクターが回収リスクを負っているか

ファクタリングは売掛債権の回収リスクをファクタリング会社が負うからこそ、リスクプレミアムが生じて借入よりも手数料が高くなります。

以下のようなファクタリングは回収リスクを負っていないと判断できるので、利息制限法を超えるような高い手数料を設定することはできません。

  • 売掛債権がデフォルトした場合の責任が自社にある(償還請求権あり)
  • 1つの売掛債権の一部金額しか買い取らない
  • 契約時には内金を入金し、残りは代金回収後に支払う

このような取引は、ファクターがリスクを負っていない(債権の保全を行なっている)と判断できるので、実質的には貸付と同じと判断されて利息制限法を超えるような手数料を設定することはできません

上記のような取引であるにも関わらず、手数料が18%(100万円以上の場合には15%)を超える場合には悪徳業者と判断した方がよいでしょう。

初めての利用におすすめのファクタリング会社5選

初めてファクタリングを利用する方におすすめなのが次の5つのファクタリング会社です。

  • ベストファクター
  • ビートレーディング
  • TRY
  • QuQuMo
  • PAYTODAY

これらのファクタリング会社であれば初回利用でもそれほど手数料が高くなることはなく、スピーディーに必要な資金を調達できるでしょう。

初回利用におすすめの5つのファクタリング会社について詳しく解説していきます。

ベストファクター

ベストファクター

種類 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
調達可能金額 30万円〜1億円
手数料 2%〜20%
入金スピード 最短1日
手続き方法 面談
公式サイト https://bestfactor.jp/

ベストファクターは店舗型のファクタリング会社として非常に評判の高い会社です。

最近のファクタリング会社としては珍しく「契約には面談が必要」とはっきりとホームページに明記されている点が特徴です。

面談が必要になるため、審査には時間がかかりますが、その分企業の業況や経営者の人柄などもしっかりとチェックしています。

そのため「初めてだから」というだけで高い手数料が設定されてしまうようなことはないでしょう。

しっかりとした企業に、自社の信用に見合った手数料でファクタリングを利用したい方にベストファクターはおすすめです。

ビートレーディング

種類 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
注文書ファクタリング
調達可能金額 制限なし
手数料 2社間ファクタリング:4%~12%
3社間ファクタリング:2%~9%
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン
公式サイト https://betrading.jp/

ビートレーディングは店舗型のファクタリングサービスとして取引実績や口コミなどは業界最高水準の最も有名な会社の1つです。

メディアにも再三登場しているので、安心して取引できます。

対面式のファクタリング会社ですが、オンライン面談にも対応しており、最短2時間で資金化できます。

また上限手数料は2社間で12%と低めですので、初めての利用だからといって高額な手数料が設定されるような心配はありません。

担当者の専門性も高く接客の評判も高いので、「初めての取引は優良なファクターと行いたい」という方にビートレーディングはおすすめです。

TRY

種類 2社間ファクタリング
調達可能金額 10万円〜5,000万円
手数料 5%~20%
入金スピード 最短即日
手続き方法 対面
公式サイト https://www.factoring-try-sko.co.jp/

ファクタリングのトライは2社間ファクタリングを専門に取り扱う、対面式のファクタリング会社です。

トライも「契約には来店が必要」と明確にホームページに明記されている会社ですので、かなり厳格に審査を行なっていることが分かります。

そのため、業況に問題がない企業であれば、初めての利用でも低めの手数料が設定される可能性があります。

「自社の決算内容を見て、しっかりと審査してほしい」という方にはファクタリングのトライはおすすめです。

QuQuMo

種類 2社間ファクタリング
調達可能金額 下限・上限なし
手数料 1%~14.8%
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン
公式サイト https://ququmo.com/

QuQuMoはオンライン専用のファクタリング会社で、申込から契約まで完全非対面で利用できます。

契約はクラウドサービスという契約システムを採用しているので、郵送やFAXなどで送付する必要もありません。

手数料にはかなり幅がありますが、上限手数料は14.8%とそれほど高いわけではないので、初めて利用する人が超高額な手数料を設定されるような心配はありません。

最短2時間で資金化できるので「急いで資金が必要」という方にはおすすめです。

PAYTODAY

種類 2社間ファクタリング
調達可能金額 10万円〜上限なし
手数料 1%〜9.5%
入金スピード 最短30分
手続き方法 オンライン
公式サイト https://paytner.co.jp/factoring

PAYTODAYの上限手数料が9.5%とファクタリングとしては非常に低いので、初めての利用だからと言って高額な手数料が設定される心配は皆無です。

常連の人でも初めての人でも同じ手数料が設定されるのがメリットです。

ただしPAYTODAYは初回利用の方は15万円までしか利用できないので、最初から高額をファクタリングしたい人は活用できません。

PAYTODAYは最短30分で資金化でき、業界最速クラスのスピードを誇っています。

15万円以下の金額を急いで必要なのであれば、PAYTODAYは初回からかなり活用できるファクタリング会社です。

 

ファクタリングに関するよくある質問

赤字や債務超過でも審査に通りますか?
ファクタリング審査で重要になるのは売掛先企業の与信です。自社が赤字や債務超過であっても売掛先企業に問題さえなければ審査に通過できる可能性は高いと言えます。
土日でも即日資金調達できますか?
多くのファクターが平日しか審査を行なっていないので、土日の資金調達は難しいと考えた方がよいでしょう。
どんな債権でも買い取ってもらうことはできますか?
法律で譲渡が禁止されている債権以外は基本的にどのような債権でも資金化することは可能です。
ただし、支払期日をすぎた債権を資金化することは不可能です。
手数料以外でファクタリングにかかる費用はありますか?
ファクタリングの手数料には全ての経費やリスクプレミアムが含まれていると解されているので、手数料以外に費用を請求されることはありません。請求してくる業者は悪徳業者ですので取引をしないほうが無難です。

まとめ

ファクタリングについてのまとめです。

  • ファクタリングは売掛債権を売却して売掛金期日前に資金化する
  • 自社ではなく売掛先企業の信用で審査を受けることができる
  • 最短即日資金化も可能
  • 取引先にバレずに資金化できる
  • 借入よりも決算書の見た目がよくなる
  • 手数料が高い
  • 国などへの登録や許認可が必要ないので悪徳業者が多いので注意が必要

ファクタリングは悪徳業者にさえ注意すれば安全に利用できますので、初めてファクタリングを利用する場合には、ご紹介した方法で悪徳業者を見分けられるようにしておきましょう。

銀行融資よりも手数料は高いですが、急いで資金が必要な時には重宝します。

使いすぎると収益を圧迫するので、メリットとデメリットをよく理解して非常時だけに利用するなど適切なタイミングで活用するようにしましょう。