会計ソフトで有名なfreee請求書買取サービスである「請求書ファイナンス」というサービスを行なっています。

ただし、このサービスはfreeeがファクタリング会社であるOLTAとの仲介を行なっていると言った方が正しく、実際にはOLTAに請求書を買い取ってもらうことになります。

freeeの請求書ファイナンスとOLTAとはどのような違いがあるのでしょうか?

freeeの請求書ファイナンスとOLTAとの違いについて詳しく解説していきます。

freee請求書ファイナンスとは

freee請求書ファイナンスとは

freee請求書ファイナンスとは、会計ソフトfreeeを利用している事業者だけが利用することができ請求書ファイナンスです。

しかし、freeeが請求書を買い取ってくれるのではなく、買取を行うのはクラウドファクタリングで有名なOLTAです。

そのため、基本的は買取のルールもOLTAとほぼ同じです。

freeeの請求書ファイナンスの概要などについて詳しく解説していきます。

会計ソフトfreeeを使っている会社が請求書買取のオファーを受ける

請求書ファイナンスは会計ソフトfreeeを使用している法人、個人事業主だけが利用できる、freeeを利用している人だけが利用できるサービスです

freeeを利用している人がfreeeに登録された財務状況や決算状況や請求書のデータなどを自動的に判定され「請求書ファイナンスを利用しませんか?」とオファーを受け、オファーを受けた人だけが利用することができる仕組みになっています。

freeeに登録されている様々なデータから、先に審査を受けることができるという点に特徴があります。

Amazonや楽天なども顧客の取引データなどから顧客の点数化を行い、その点数に基づいて融資を実行するスコアレンディンクサービスを行っています。

freeeの請求書ファイナンスも基本的には同じ仕組みと考えて問題ないでしょう。

請求書を早期に資金化できる

freee請求書ファイナンスでは、請求書を早期に資金化することができます。

このサービスでは、資金化することができるのはfreeeに登録した請求書だけになります。

支払期日がまだ先の請求書でも、このサービスを利用すれば最短即日で資金化することができるので、「急いで資金が必要」という場合に、会計ソフトから直接請求書買取の申し込みができるのは大きなメリットということができます。

請求書買取の概要はOLTAと同じ

このサービスは会計ソフトのfreeeの子会社であるfreee finance lab 株式会社がサービスを提供しています。

しかし、freee finance lab 株式会社が提供しているのはオファーやプラットフォームの提供だけで、請求書の買取自体はクラウドファクタリングで有名なOLTAが取り扱いを行なっています。

そのため、オファーがあってfreeeから申し込みをしたあとはOLTAの請求書ファイナンスと基本的には同じになります。

OLTAの請求書ファイナンスのポイントは以下の通りです。

  • 手数料:2%〜9%
  • 最短即日資金化
  • 非対面で契約可能
  • 2社間契約で売掛先に秘密にできる

これらの特徴はfreeeの請求書ファイナンスでも同様ですので、2%〜9%という非常に低い手数料で、完全非対面で契約することができるので、高い確率で即日で資金調達をすることができると言えるでしょう。

freeeからオファーを受けるには

3つの条件

freeeの請求書ファイナンスはfreeeからオファーを受けなければ申し込むことができません。

「freeeを使っているけどオファーなんてきたことがない」という人も多いのではないでしょうか?

オファーは基本的には以下の3つの条件を満たしていなければ届くことはありません。

  • 取引先が法人であること
  • 振込期日を入力済みであること
  • 正しい試算表を登録済みであること

freeeからオファーが来るための3つの条件について詳しく解説していきます。

取引先が法人であること

請求書の宛先、つまり売掛先が法人でなければ絶対にオファーは届かないでしょう。

そもそも請求書ファイナンスでは個人名義の請求書買い取ってもらうことは不可能で、法人宛の請求書だけを買い取ってもらうものだからです。

そのため、請求書の宛名が法人であることは絶対に必要な条件になります。

振込期日を入力済みであること

請求書の振込期日を入力済みという点も非常に重要です。

請求書ファイナンスでは、期日前の請求書しか買取を行いませんし、「期日まで何日くらいの時間があるのか」という点も審査で重視される点です。

振込期日がない請求書は審査を行う方法がありませんので、振込期日を入力した請求書がなければfreeeからオファーは届きません。

正しい試算表を登録済みであること

審査では直近の自社の情報を審査されます。

そのため、freeeの中で正しい試算表を登録済みでないと、オファーが届きません。

freeeの中で正しい試算表をしっかりと登録しておくことでオファーが届きやすくなります。

freee請求書ファイナンス入金までの流れ

freeeの請求書ファイナンスで申し込みから入金になるまでの流れについて確認しておきましょう。
基本的にfreeeの請求書ファイナンスでは以下の流れで入金が行われます。

  1. freeeからオファーがある
  2. 請求書を選択して申し込み
  3. OLTAの審査
  4. 24時間以内に審査完了
  5. WEB上で契約完結
  6. 最短即日入金

オファーから入金までの1つ1つの流れについて詳しく見ていきましょう。

freeeからオファーがある

まず、会計ソフトのfreeeを使用している事業者に対してfreeeから「請求書ファイナンスを利用しませんか?」というオファーがあります。

これは、会計データなどから「この会社の請求書買い取っても安全だ」とfreeeが判断した場合のみオファーが行われます。

請求書を選択して申し込み

オファーがあったら、freeeに登録してある請求書の中から買い取ってもらいたい請求書を選択してそのまま請求書ファイナンスに申し込みをすることができます。

必要な金額や期間に合わせてここでは任意の請求書を選択することができます。

ただし、法人番号の入力のない取引先や、期日が入力されていない請求書は買い取ってももらうことは不可能なので注意しましょう。

OLTAの審査

freeeの画面上から請求書ファイナンスの申し込みを行うと、そのデータはクラウドファクタリングサービスのOLTAへ送られ、OLTAが審査を行います。

前述したように、このサービスを提供しているのはfreeeの子会社であるfreee finance lab 株式会社ですが、実際に買取を行うのは有名ファクタリング会社であるOLTAになります。

そのため、最終的なリスクを負うOLTAが審査を行うことになります。

24時間以内に審査完了

OLTAの審査はコンピューターのシステムが行うことで有名です。

そのため、審査に時間はかかりません。

基本的には申し込みから24時間以内に審査は終了します。

申し込みも審査も曜日や時間を問わずに24時間365日行われていますので、請求書ファイナンスでありがちな「営業日や営業時間でないと審査をしてもらえない」ということがありません。

クラウド型のサービスであるOLTAは24時間審査を行い、24時間以内に回答をしてくれます。

WEB上で契約完結

OLTAおよびfreeeの大きな特徴が非対面で契約することができるという点でしょう。

即日資金化に対応している請求書ファイナンスはいくつもありますが、その多くが契約手続に担当者との面談が必要になります。

そのため、申込日当日に業者と面談できる距離感にある人でなければ即日買取をするはことはできません。

しかしOLTAおよびfreeeの場合にはWEB上で契約は完結し、印鑑も署名も必要ありません。

どのような僻地にいる人でも高い確率で即日請求書を買い取ってもらうことができるサービスだと言えるでしょう。

最短即日入金

このサービスは24時間以内に審査回答があり、その場でWEBから契約することができるので審査通過後はすぐに振り込みを受けることができます。

即日入金の可能性が非常に高いサービスであるため、急いでお金が必要なときには強い味方になります。

freee請求書ファイナンスの口コミや体験談

freeeを日頃から利用していて、その会社が開始したファクタリングのサービスだからこそ利用してみようと決断できました。言葉を変えると、freeeが提供しているサービスでなければファクタリングを利用することは無かったとも言えます。

参考:freee|事例紹介

とても好印象なサービスだと感じました。銀行などの後ろ盾のない他社のファクタリングサービスなども多くあるのですが、どういった会社なのかわからないだけに利用する時に心配になりました。その点、日頃から使っている会計サービスが提供しているファクタリングサービスなので心配はとくになく安心して利用できました。

参考:freee|事例紹介

このように、freeeの請求書ファイナンスは、普段使っている会計ソフトという安心感があったからこそ、初めて請求書の買取を利用したという人が多いようです。

請求書の買取に慣れていない人も、会計ソフトから直接申し込むことができることによって「安全だ」と判断してfreeeの請求書ファイナンスを利用しています。

残念ながら、請求書の買取を行なっている業者の中には、法外な手数料を設定したりする悪徳業者も多いですが、freeeのサービスを利用すれば安心・安全に請求書の買取サービスを利用することができます。

freee請求書ファイナンスに関してよくある質問

オファーがあれば必ず早期資金化できますか?
オファーはあくまでもfreee finance lab 株式会社の判断で行なっています。
しかし、請求書の買取を行うのはあくまでもOLTAです。
そのため、OLTAの審査はfreeeとは別に行います。
特に売掛先の審査はfreeeは行なっていないため、買取を申し込んだ請求書の売掛先の業況が著しく悪い場合などは、オファーがあっても審査に通過することができないこともあります。
オファーを出すのはfreee、審査をするのはOLTAと別々の会社がチェックするということを忘れないようにしましょう。
OLTAのファクタリングとの違いを教えてください
OLTAが独自に提供しているファクタリングとfreeeの請求書ファイナンスは基本的には同じです。
ただし入口が異なります。
OLTAのファクタリングはWEBから誰でも申し込みをすることができますが、freeeの請求書ファイナンスはfreeeからオファーがあった場合しか申し込むことができません。
freeeからオファーがあった時点で、一定の審査基準をクリアしていることが想定されるため、オファーがあってからfreee経由で申し込みをした方が審査には通過しやすいでしょう。
freeeに登録している請求書以外も買取可能ですか?
買い取ることは不可能です。
freeeの請求書ファイナンスは、freeeに登録している請求書を選択した上で申し込みを行うサービスです。
そのため、freeeに登録している請求書だけしか買取に活用することはできません。
登録外の請求書を売却したい場合には直接OLTAへ申し込みをするようにしましょう。
freeeを利用していないのですが請求書を買い取ってもらえますか?
freeeを利用していない事業者は残念ながらこのサービスを利用することはできません。
このサービスはfreeeの利用者専用のサービスとなっているためです。
freeeを利用していない場合には、直接OLTAへ申し込むことで、結果的に同じ条件で請求書を買い取ってもらうことができるので、そちらを利用するようにしましょう。
申し込みに必要な書類を教えてください
freee請求書ファイナンスに必要な書類は法人と個人事業主によって以下のように異なります。

・法人の場合
①本人確認書類(免許証の表面と裏面、またはパスポートの顔写真ページと住所ページ)
②請求書
③保有する全ての法人口座の直近7ヶ月分の入出金明細
④前年度の決算書及び勘定科目明細書

・個人事業主の場合
①本人確認書類(免許証の表面と裏面、またはパスポートの顔写真ページと住所ページ)
②請求書
③屋号及び個人名義の口座の直近7ヶ月分の入出金明細
④昨年度の確定申告書B(控え)と青色申告決算書(または収支内訳書)
必要書類はWEB上で簡単にアップロードすることができます。

freeeの審査に落ちたあと、OLTAに申し込んでも審査には通過できませんか?
審査はOLTAとfreeeで別々に行われるため、必ずしもfreeeから申し込んだ場合に審査に落ちたからと言ってOLTAの審査に通過することができないとは限りません。
しかし、OLTAは審査をコンピュータ−が行なっており、審査のアルゴリズムはfreee経由で申し込みをしても、OLTAへ直接申し込みをしても同じであることが想定されます。
そのため現実的にはfreee請求書ファイナンスの審査に落ちた後すぐにOLTAの審査に申し込みをしても審査に通過することは難しいと考えられます。

まとめ

freeeの請求書ファイナンスはクラウドファクタリングで有名なOLTAが買取を行うサービスです。

ただし、このサービスは日頃から会計ソフトのfreeeを利用し、freeeの方で「請求書ファイナンスを利用しても支払等には問題ない」と判断できるような企業に対してfreeeからオファーが届いた場合のみ利用することができます。

freeeからオファーが届けば、自社に対する審査の一定程度の基準はクリアできているということですので、申し込みを行うことで請求書を即日資金化することができる可能性は低くはないと言えるでしょう。

freeeを利用している人は、オファーが届くように、正しい試算表を入力しておくなど日頃からfreeeからの信頼を獲得できるように会計ソフトを活用するようにしましょう。