宮城県のファクタリング事情
七十七リサーチ＆コンサルティング（７７Ｒ＆Ｃ、仙台市）が、2020年4月24日に公表した1～3月期の宮城県内企業動向調査によると、景気判断指数（DI）は、前期比35ポイント低下のマイナス62で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、1995年の調査開始以来、過去3番目の大幅な悪化が浮き彫りとなっています。
また、みやぎ経済月報の3月を中心とした宮城県経済の動向でも、「新型コロナウイルス感染症の影響などから、悪化している」とし、企業倒産の増加が懸念されています。
6月には新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除されましたが、今後も長期にわたって中小企業や個人事業主の資金繰りへの影響は大きな影を落とすことでしょう。
そんななか、銀行融資やビジネスローンとは異なる「借りない」資金調達方法であるファクタリングは、宮城県の事業者から高い需要が見込まれます。
では、宮城県の事業者の方がファクタリングを利用する場合、どのような会社を選べば良いのでしょうか？
当サイトが独自に選んだ、おすすめのファクタリング会社（対面式、非対面式）をご紹介します。
宮城県のおすすめファクタリング会社｜対面式編
対面式を採用しているファクタリング会社は、担当者が自社まで出張するか、利用者がファクタリング会社に来店するかして二者面談をしたうえで、ファクタリング契約を結びます。
面談の時間を確保したり、担当者の交通費を負担したりといったデメリットはあるものの、面談で利用金額や手数料について交渉したうえで、より有利な条件で債権売買できる可能性があります。
ここでは、宮城県の事業者の方におすすめする対面式のファクタリング会社をご紹介します。
ビートレーディング
| 取扱いサービス |
2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、医療報酬債権買取、Beトレペイメント |
| ファクタリング手数料 |
【2社間】5％～
【3社間】2％～ |
| 入金スピード |
最短即日（2社間） |
| 買取限度額 |
10万～7億円（過去の実績から） |
| 所在地 |
宮城県仙台市青葉区本町1-12-7 三共仙台ビル3階（仙台支店） |
ビートレーディングは東京、仙台、大阪、福岡の4拠点に店舗を構え、契約数・申込金額ともに業界トップを走る大手ファクタリング会社です。
同社は手数料良し、スタッフの対応良し、取引実績良しと、トータルでバランスが取れており、初めてファクタリングを利用する方にもおすすめできます。
主力サービスである2社間ファクタリングは、秘密厳守はもちろん、業界最安水準の手数料で、最短即日の資金化が可能です。
対面式は担当者が来社するまでの時間や出張費用の負担が懸念されますが、宮城県内の事業者は同社の仙台支店を利用すれば、調達コストを押さえたうえで、スピーディーにファクタリングが利用できます。
日経フィナンシャルトライ
| 取扱いサービス |
2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、医療報酬債権買取 |
| ファクタリング手数料 |
2～8％ |
| 入金スピード |
最短即日（当日12時までの申し込み要） |
| 買取限度額 |
50万～2億円（即日は5,000万円まで） |
| 所在地 |
宮城県仙台市太白区八木山本町1-5-1-206号（仙台支店） |
日経フィナンシャルトライは、東北に拠点を構える数少ないファクタリング会社のひとつで、通常の買取ファクタリング以外に、医療機関向けの医療報酬債権買取サービスも提供しています。
利用条件の「年商5,000万円以上の法人」というハードルはあるものの、業界最安水準の手数料2～8％で、買取債権額50万～5,000万円までなら最短即日で資金調達ができます。
さらに、担当者の出張費は同社が負担するため、ファクタリングの調達コストが抑えられます。
東京などの首都圏まで足を運ぶ時間はないが、面談でじっくりと取引の交渉を行いたいという経営者の方におすすめです。
アクセルファクター
| 取扱いサービス |
2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、医療報酬債権買取 |
| ファクタリング手数料 |
【2社間】5％～
【3社間】2％～ |
| 入金スピード |
最短即日 |
| 買取限度額 |
最大1億円 |
| 所在地 |
宮城県仙台市青葉区本町一丁目12-12GMビルディング3階（仙台営業所） |
アクセルファクターは東京、仙台の2ヶ所に拠点を置き、中小企業や個人事業主の資金調達を積極的に支援するファクタリング会社です。
同社のサービスは、2社間で5％～、3社間で2％～という良心的な手数料、緊急性の高いと判断した場合、オンラインで取引を完結させる柔軟性、さらにはリピーター率の高さから伺えるスタッフの対応と、トータルバランスが取れています。
さらに、「原則即日で対応」をモットーとしている通り、他社よりも圧倒的なスピードで対応してくれるため、急ぎの資金調達が必要な事業者の方は、同社に相談してみると良いでしょう。
宮城県のおすすめファクタリング会社｜非対面式編
対面式を採用しているファクタリング会社は、申し込みから契約まで、すべてネットや郵送で完結するため、手数料が対面式よりも抑えられており、2社間であればほぼ確実に最短即日で資金調達ができます。
したがって、「面談に対応する時間の余裕がない」「確実に当日中の資金調達を実現したい」という事業者の方におすすめです。
ここでは、宮城県の事業者の方におすすめの非対面式ファクタリング会社をご紹介します。
OLTA（オルタ）
| 取扱いサービス |
2社間ファクタリング |
| ファクタリング手数料 |
2〜9% |
| 入金スピード |
最短即日 |
| 買取限度額 |
無制限 |
| URL |
https://www.olta.co.jp/ |
OLTAは、どこよりも早くオンライン完結型の「クラウドファクタリング」を導入、わずか創業2年で申し込み金額100億円を達成し、いま最も注目を集めているファクタリング会社です。
同社のクラウドファクタリングは2社間契約であるにも関わらず、オンラインでスピードは一切損なわれることなく、2～9%の非常に安い手数料を実現しています。
最短即日の資金調達を実現したい場合は同社に依頼すれば間違いありませんが、オンライン完結型は提出すべき書類が通常より多めですので、早めに準備しておきましょう。
ウィット
| 取扱いサービス |
2社間ファクタリング |
| ファクタリング手数料 |
5％～ |
| 入金スピード |
最短即日 |
| 買取限度額 |
30万～500万円 |
| URL |
https://witservice.co.jp/index.html |
ウィットは、500万円以下の小口専門のファクタリング会社で、非対面式のファクタリングを提供しています。
30万円から500万円までなら即日資金化可能としているため、緊急の支払い対応や売上入金までのつなぎ資金を必要とする中小企業や個人事業主から高い支持を得ています。
さらに、ファクタリング利用者に提供している財務コンサルティングサービスを利用すれば、銀行リスケの交渉支援や新たな資金調達先の紹介、資金繰りの安定化から経営改善の実行まで、長期にわたってサポートが受けられるでしょう。
FREENANCE（フリーナンス）
| 取扱いサービス |
2社間ファクタリング |
| ファクタリング手数料 |
5％～ |
| 入金スピード |
最短即日 |
| 買取限度額 |
最大1,000万円まで |
| URL |
https://freenance.net/ |
中小企業の資金調達を積極的に支援するファクタリング会社の中にも、個人事業主の利用についてはハードルが高いところも少なくありません。
FREENANCEは、GMOグループが運営するフリーランスと個人事業主の「お金」と「保険」のサービスです。
同社の「即日払い」サービスは、オンライン完結型の2社間ファクタリングで、請求書額面の3〜10%の手数料、最短即日で請求書の現金化ができます。
ただし、利用にあたっては事前にFREENANCEの振込専用口座を開設する必要があります。
宮城県のファクタリング会社選びのポイント
宮城県の事業者の方におすすめするファクタリング会社を、対面式・非対面式に分けてご紹介しました。
以下では、さらに自社の利用目的に合ったファクタリング会社を選ぶ際のポイントを解説します。
取引実績を確認する
ファクタリング会社各社は、公式ホームページに過去の取引実績を掲載しています。
取引実績では、自社と同業種・同規模の会社が、どのようにして資金調達に成功しているかを確認しましょう。
この一手間をかけることにより、実際に自社がファクタリングを契約した際に調達できる資金、スピード感が把握できます。
事前に見積もりを依頼する
ファクタリングの手数料は、売掛債権を売却して実際に手元に残せる現金の額に関わるため、なるべく低く抑えたいというのが利用者の希望ではないでしょうか。
しかし、ファクタリング会社が公式ホームページ等に掲載している手数料は、あくまでも目安に過ぎません。
どのファクタリング会社も手数料は一様に見えて、実は得意な業種、債権の種類があります。
たとえば、建設業の方がファクタリングを利用する場合は、建設業との取引実績が豊富で、業界の経済に精通しているファクタリング会社を選んだほうがお得です。
ファクタリング会社を選ぶ場合は、可能であれば3社ほどピックアップして、相見積もりを取りましょう。
宮城県のファクタリングに関するQ&A
宮城県のファクタリングに関して、よくある質問とその回答をQ&A形式でまとめました。
- Q.ファクタリング会社選びのコツを教えて下さい。
- A.自社が「最も重視するポイント」を明確にしておきましょう。たとえば、即日で入金してほしい場合は、事前に提出書類を揃えておいたうえで、非対面式の2社間ファクタリングを提供する会社を選ぶと、オンラインの手続きだけで当日中に現金が振り込まれます。また、数千万円単位の売掛債権を売却する場合は、高額債権の取引実績が豊富な会社を選びましょう。このように、自社が重視するポイントを明確にして、ファクタリング会社の過去の取引実績などを参考にして選ぶことが大切です。
- Q.ファクタリング会社はどんな債権でも買い取ってくれるのですか？
- A.ファクタリング会社の多くは、法人あての売掛債権であり、なおかつ支払期日が確定している「確定債権」を買い取ります。個人あての債権や、すでに支払期日が超過している「不良債権」、支払期日が未確定で将来的に発生することが予定されている「将来債権」は、ファクタリングの買取対象となりません。
- Q.取引先が倒産した場合、買い取ってもらった債権は買い戻す必要がありますか？
- A.ありません。ファクタリングは償還請求権のないノンリコース契約です。ファクタリング会社に売掛債権を売却した後、取引先が倒産等で期日どおりに売掛金が支払われなかったとしても、利用者には買い戻しの義務がなく、すべてのリスクをファクタリング会社が負担します。
宮城県で最短即日の資金調達ならファクタリングがおすすめ
ファクタリングは、売掛債権という資産を売買する資金調達方法ですので、銀行融資やビジネスローンのように、借金が増えることがありません。
すでに金融機関からの融資を断られている状況でも、回収前の売掛債権があれば、ファクタリングで資金調達ができます。
さらに、取引先の同意が不要な2社間ファクタリングなら、2～20％の手数料こそかかりますが、申込みの当日中に資金化が可能です。
ファクタリングで最も重要なプロセスは、自社の目的に合ったファクタリング会社選びです。
手数料やスピード、資金繰り支援など、自社がもっとも重視するポイントを明確にして、できれば3社ほど候補を上げて見積もりを依頼しましょう。
本記事でご紹介したおすすめの対面式・非対面式のファクタリング会社や、自社に合ったファクタリング会社選びのポイントを、ぜひご参考になさってください。
