個人事業主は個人向けローンの審査には通過することが最も難しい属性です。
個人事業主は業況が不安定で小規模という点と、多くの個人事業主が節税のため所得を小さくしてしまっているためです。
また、生活と事業が混同し、やはり規模が小さいため、個人事業主は事業資金も借りにくく、個人事業主は最も資金調達の選択肢が狭いと言っても過言ではありません。
このような個人事業主の資金調達に強い味方になるのがビジネスローンです。
ビジネスローンであれば、所得を低くしている個人事業主も赤字になっている個人事業主も借入をすることができる可能性がありますが、選び方には注意点もあります。
この記事では個人事業主がビジネスローンを選ぶ際の注意点と即日融資に強いビジネスローン16社を解説していきます。
スムーズかつ安全にビジネスローンで資金調達することができるようになりましょう。
個人事業主がビジネスローンを借りるメリット
個人事業主の方がビジネスローンを利用することには以下の5つのメリットがあります。
- 総量規制対象外
- 最短即日融資
- 審査が緩い
- 税金滞納でも審査に通る
- すぐに借りなくても枠だけ作成可能
個人ローンも事業資金も借りにくい属性の個人事業主ですが、ビジネスローンであれば個人で借りにくい原因と事業者としても借りにくい原因の両方を解決してくれるのが特徴です。
個人事業主がビジネスローンを利用する5つのメリットについて詳しく解説していきます。
総量規制対象外
ビジネスローンは総量規制対象外ですので、年収の3分の1を超える借入も可能です。
個人事業主は節税のために生活費も経費に混ぜ込み所得を低くしているのが実際には当たり前のようになっています。
そのため、それなりに生活水準が高い人でも所得が100万円とか200万円になっていることは珍しいことではありません。
しかし申告所得が低いと個人ローンを借りることは非常に困難になり、例えば所得100万円の個人事業主が総量規制対象のローンを借りることができる金額はわずか33万円です。
ビジネスローンであれば総量規制対象外ですので、個人ローンを借りにくい属性である個人事業主の方でも比較的高額の借入を期待することができるでしょう。
事業資金であるビジネスローンは所得の大小ではなく、売上や経費の規模に応じて融資金額が決まるので、所得の低い個人事業主でも比較的大きな金額を借りられます。
最短即日融資
ビジネスローンは最短即日融資に対応しています。
多くのビジネスローンで当日中に審査回答があり、WEB完結契約後にすぐに融資というスピード感で融資が行われています。
例えば、月末の朝に取引先から「申し訳ないが、今日入金予定の代金の支払いを1週間延ばしてほしい」などと突然言われ自社の支払いに困ってしまった場合、ビジネスローンであれば申込日当日にお金を借りられるので急な資金繰りに間に合う可能性があります。
銀行融資であれば、申し込みから融資までに最短でも1週間程度、平均的には2週間程度の時間がかかってしまうので、この点は銀行融資と比較した場合の大きなメリットです。
ビジネスローンは最短即日融資に対応しているので、急いでお金が必要なタイミングに最適なローンだといえます。
審査が緩い
ビジネスローンは審査が銀行融資と比較して審査がそれほど厳格ではありません。
銀行融資の審査に落ちた多くの企業がビジネスローンへ申し込みを行い、実際に審査に通過できています。
例えば銀行融資では営業赤字と債務超過が重なっている業況が非常に悪い企業では絶対に審査に通過することはできません。しかしビジネスローンであれば審査に通過できる可能性もあります。
銀行融資の審査に落ちて「どこからもお金を借りることができない」という企業でも、ビジネスローンであれば資金調達することができます。
税金滞納でも審査に通る
多くのビジネスローンが税金を滞納していても融資に応じてもらうことができます。
基本的にビジネスローン審査では納税証明書の提出を求めないので、ビジネスローンは税金を期日通りに納めているかどうかのチェックすら行わないのが基本になっているためです。
銀行融資では、必ずと言っていいほど納税証明書の提出を求められるので、1日でも税金を滞納してしまうと審査に通過することはできません。
また、個人事業主も銀行融資の際には個人の納税証明書の提出を求められるので、自動車税や固定資産税や住民税など、本来であれば事業とは無関係な税金の滞納まで厳しくチェックされてしまいます。
ビジネスローンは税金滞納でも借りることができるので、税金支払代金だけビジネスローンで借りておき、滞納を解消した後に金利の低い銀行融資で借入を行いビジネスローンを返済するという便利な活用方法もあります。
すぐに借りなくても枠だけ作成可能
ビジネスローンはすぐに借入をする必要はありません。
事前に借入枠だけ作成しておき、いざという時のために備えておくという活用方法もあります。
多くのビジネスローンが極度内当座貸越という方式で融資されます。
この方法は事前に「〇〇万円まで借入可能」という枠だけ作成しておき、その後は枠の範囲内で自由に借入をする方法です。
ビジネスローンの借入枠を持っているだけでは年会費も利息もかかりません。
いざという時にはATMからすぐに借入ができるので、急にお金が必要になった時にも十分に活用することができます。
銀行と当座貸越契約する場合には、非常に厳しい審査を通過しなければなりませんが、ビジネスローンであれば比較的簡単に枠を作成することができるので、いざという時に備えて簡単に借入枠を保有できるのもメリットです。
個人事業主がビジネスローンを借りるデメリット
個人事業主がビジネスローンを借りることには多くのメリットがありますが、「金利が高い」という点と「外部にバレると評価が下落する」という点はデメリットです。
これらのデメリットがあるため、ビジネスローンの利用は計画的に行う必要があります。
ビジネスローンを個人事業主が利用するデメリットについて詳しく解説していきます。
金利が高い
便利なビジネスローンですが、最大のデメリットは金利の高さです。
ビジネスローンの金利は15%〜18%というのが一般的で、これは利息制限法で定められた上限金利ギリギリの金利になります。
審査が甘い分、そのリスクをカバーするために高い金利を設定しているのがビジネスローンですので、この点は止むを得ないと言えるかもしれません。
しかし、銀行融資が2%〜5%程度の金利で借りることができることを思えば、利息負担は膨大なものになってしまうことは覚悟する必要があります。
例えば、銀行から2%で100万円を1年間借りた場合の利息負担は2万円ですが、ビジネスローンの場合には15万円です。
あまりにも借りすぎてしまうと、利息負担だけで経常赤字に転落してしまうこともあり得るため、ビジネスローンは本当に必要な金額だけを短期間だけ利用し、絶対に借りすぎないようにしましょう。
銀行などに知られると格付けが低下する
ビジネスローンを借りていることが銀行などの外部の関係機関に知られてしまうと、自社の格付けが低下してしまう可能性があります。
銀行はビジネスローンを借りている企業のことを「ノンバンクから借入を行うのは、資金繰りがよほど苦しい証拠」などと判断し、当該企業の格付けを引き下げることも珍しくありません。
個人事業主は借入金の明細まで必ずしも決算書の計上する必要はないので、銀行にバレない可能性もあります。
しかし、もしも銀行に知られてしまったら銀行からの借入ができなくなるなどの可能性があるので、やはり長期的に利用するのではなく本当に必要なタイミングだけ活用するようにしましょう。
個人事業主のビジネスローン選びの7つのポイント
個人事業主がビジネスローンを安全に便利に利用するためには、いくつか注意点を念頭に置いて業者を選択する必要があります。
ビジネスローン選びの主なポイントは以下の7つです。
- 即日借入できるか
- 非対面で契約できるか
- 安心できる会社か
- 消費資金にも利用できるか
- 赤字や債務超過でも利用できるか
- 担保を要求されないか
- 連帯保証人を要求されないか
安心できる会社なのかという点とともに、自社でも安心安全に必要なタイミングで借りることができるのかという点が大きなポイントです。
個人事業主の方がビジネスローンを選ぶ際の重要な7つのポイントについて詳しく解説していきます。
即日借入できるか
ビジネスローンを選択するに当たって即日融資に対応しているかどうかという点は非常に重要です。
ビジネスローンに申込をする個人事業主の多くが「本日中にお金が必要」など、急いでお金を必要としている人が多いためです。
ビジネスローンの中には、申し込みから融資までに1週間以上かかってしまう商品もありますが、それでは急ぎの資金繰りには間に合いません。
またそこまで時間がかかるのであれば金利の低い銀行融資の方がメリットがあります。
早く資金調達することができなければビジネスローンはあまり意味はありません。
素早く資金調達することができるかどうかを知る意味で「即日融資可能かどうか」という点は非常に重要なポイントです。
非対面で契約できるか
申し込みを検討しているビジネスローンが非対面で契約することができるかどうかも重要ポイントです。
対面契約が必要な場合には、当日中に審査に通過しても当日中にノンバンクのオフィスに行くことができなければ当日中に借入ができないからです。
また、郵送契約の場合にも書類のやり取りで契約完了までに1週間以上の時間がかかってしまいます。
早く融資を受けるためには、WEB上や無人契約機などの非対面で契約するのがベストです。
ビジネスローンの契約方法についても事前に確認を怠らないようにしておきましょう。
安心できる会社か
融資を受けようとする会社が安心な会社かどうかという確認も非常に重要になります。
ビジネスローンを扱っている業者の中には、貸金業者登録なしで貸付業務を行ういわゆる闇金も混じっているためです。
そのため、名前を聞いたことがある大手企業を選択するか、金融庁ホームページの「登録貸金業者検索サービス」で当該業者が間違いなく貸金業者登録されているかどうかを確認し、貸金業者登録がされている業者とだけ取引するようにしましょう。
闇金はお金に困っている個人事業主を狙って「必ず融資可能」「審査なしで即日融資」などと広告していますが、このような業者は闇金ですので絶対に取引してはいけません。
消費資金にも利用できるか
ビジネスローンで借りたお金の使い道が消費資金(プライベートな使い道)にも利用できるかどうかという点も非常に重要です。
個人事業主は個人向けカードローンの審査に通過することが最も難しい属性の1つですので、「個人向けの使い道にビジネスローンを利用したい」と考えている人が実はかなり多数存在します。
ビジネスローンの中には事業資金にも消費資金にも利用できるという商品が存在します。
このようなビジネスローンは総量規制対象外でありながらも個人事業主がプライベートな使い道にも利用することができます。
ビジネスローンで借りたお金をプライベートでも利用したいという人は事業資金にも消費資金にも利用することができるビジネスローンを選択するようにしましょう。
赤字や債務超過でも利用できるか
赤字や債務超過など業況が悪い企業でも利用できるかという点も重要です。
ビジネスローンを「銀行融資に落ちた」という理由で申し込む人は多いですが、その多くが赤字や債務超過などの業況に問題があるケースになります。
赤字や債務超過でも融資した実績があるかどうかということを当該ビジネスローンのホームページで確認するようにしましょう。
担保を要求されないか
担保を要求されないかどうかという点も非常に重要です。
悪徳業者は少額の融資に担保を要求し、結果的に借金のカタとしてその不動産を取ってしまうというケースが多々あります。
2000年代はこのような融資を「商工ローン」と呼び、大きな社会問題となりました。
「無担保ローン」という名称なのに後から担保を要求するような業者とは取引しないようにしましょう。
連帯保証人を要求されないか
担保と同じく連帯保証人も後から要求されるようなことがないか、口コミからしっかりとチェックするようにしましょう。
以前「商工ローン問題」では、会社や個人事業主とは無関係な第3者の保証人をつけ、結果的にその連帯保証人に対して莫大な借金の支払義務が生じて自己破産してしまうというのも社会問題となりました。
法人であれば代表者は連帯保証人となりますが、個人事業主の場合には連帯保証人を誰も設定しないのが基本です。
申し込みの際には連帯保証人を要求されないかどうかもしっかりと確認するようにしましょう。
個人事業主でも審査に通るビジネスローンの特徴
ビジネスローンは個人事業主に対しても積極的に融資を行う金融商品ですが、次のような特徴を備えているビジネスローンの方が、信用力の低い個人事業主でも借りやすいでしょう。
- 上限金利が高い
- ビジネスローン専門の消費者金融
- 中小の消費者金融
- 不動産担保融資を取り扱っている消費者金融
- 借入可能額が低い消費者金融
個人事業主も審査に通りやすいビジネスローンの5つの特徴について詳しく解説していきます。
上限金利が高い
上限金利が高いビジネスローンの方が信用度の低い個人事業主でも審査に通りやすいでしょう。
債権者側にとって、金利とはリスクヘッジです。
つまり、金利の高いビジネスローンほど高いリスクを引き受けられるので、金利が高いビジネスローンほど、信用度の低い個人事業主でも借りやすくなす傾向があります。
ただし、法律によって金利の上限は次のように決められています。
融資額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 20.0% |
10万円以上100万円未満 | 18.0% |
100万円以上 | 15.0% |
上記を超える金利を設定する業者は違法業者ですので、上限金利は上記金利の範囲内かを必ず確認してください。
ビジネスローン専門の消費者金融
ビジネスローンを専門に取り扱う消費者金融の方が借りやすいでしょう。
事業資金だけを専門に取り扱う業者は審査のノウハウを持っており、大手消費者金融のように、決算内容と代表者の個人信用情報から一律で点数化するスコアリングなどの審査は行っていないためです。
ビジネスローン専門の会社は個人事業主それぞれの事情や経営者の人柄や経験まで加味して「返済可能かどうか」を判断する傾向にあります。
このような審査は独自審査と言いますが、独自審査であればスコアリング審査に通過できない個人事業主でも審査に通過できる可能性があるでしょう。
大手消費者金融や銀行ビジネスローンの審査に落ちた場合には、ビジネスローン専門の会社へ相談してください。
中小の消費者金融
中小の消費者金融も審査に通りやすい傾向があります。
中小の消費者金融へ相談に来る人は、基本的には銀行や大手消費者金融の審査に落ちた企業です。
そのため、中小消費者金融は独自審査によって、大手には取れないリスクをとって積極的に融資を行っています。
大手や銀行の審査に落ちたら中小の消費者金融が融資しているビジネスローンへの申し込みを検討することで必要な資金を借りられる可能性があります。
不動産担保融資を取り扱っている消費者金融
不動産担保融資を取り扱っている消費者金融も積極的にビジネスローンを融資している傾向にあります。
そもそも「不動産担保ビジネスローン」は大手は取り扱っていません。
取り扱っている業者の多くが中小の消費者金融です。
そのため、不動産担保融資を取り扱っている消費者金融は独自審査を行う中小の消費者金融だと判断できます。
ただし、「無担保融資を貸し出す」と言いながら、後から担保や連帯保証人の提供を融資条件として提示してくる業者には十分注意しましょう。
借入可能額が低い消費者金融
借入限度額が低い消費者金融も融資を受けやすい業者です。
あまり資金力がない中小の消費者金融だと判断できますし、少額だからこそ審査基準を緩くして積極的に融資を行っていると判断することも可能です。
中小のビジネスローンの中には融資限度額が300万円以下など、非常に低く設定されている業者も存在します。
少額の借入を希望するのであれば、そのような業者を狙って申し込みを検討しましょう。
個人事業主のおすすめビジネスローン16選
個人事業主が安心して早く融資を受けることができるビジネスローンは以下の16のローンです。
- プロミス自営者カードローン
- オリックスVIPローンカードBUISESS
- アコムビジネスサポートカードローン
- AGビジネスサポート事業者向けビジネスローン
- アクト・ウィルビジネスローン
- オージェイ無担保融資
- キャレントスーパーローン
- 楽天カード楽天スーパービジネスローンエクスプレス
- ビジネスパートナースモールビジネスローン
- 三鷹産業ビジネスローン(商工ローン)
- ニチデン事業者ローン
- ユニーファイナンス事業者様向けビジネスローン
- クラウドバンクフィナンシャルサービスビジネスローン
- オリコCRESTforBiz(クレストフォービズ)
- セゾンファンデックスカードローン(個人事業主専用)
- アイフル事業サポートプラン
これらのビジネスローンは個人事業主に対しても、積極的に融資を行い、融資スピードについても定評があります。
個人事業主が即日融資を受けられるおすすめの16のローンについて詳しく解説していきます。
プロミス自営者カードローン
金利 | 6.3%~17.8% |
融資額 | 300万円まで |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 残高スライド元利定額返済方式 |
返済期間 | 元利均等返済:最長5年(60回以内) 元金一括返済:最長1年(12回以内) |
大手消費者金融のプロミスの自営者カードローンには以下の特徴があるので個人事業主におすすめです。
- 個人事業主専用カードローン
- 最短30分審査回答
- プライベートな資金に利用できる
- 無人契約機で即日カード発行
資金使途は完全自由で私的な使い道にも利用することができます。
また、審査が早いだけでなく、全国に設置されているプロミスの無人契約機で即日契約・即日カード発行をすることができるので、即日融資の可能性が非常に高いカードローンです。
三井住友グループの安心企業でもあるプロミスの自営者カードローンは個人事業主が借りるビジネスローンとしておすすめできる商品です。
オリックスVIPローンカードBUSINESS
金利 | 6.0%~17.8% |
融資額 | 50万円~500万円 |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 新残高スライドリボルビング返済、元利込定額リボルビング返済 |
返済期間 | 最長10年2ヶ月・122回 |
オリックスクレジットのVIPローンカードBUSINESSも個人事業主にはかなりおすすめのカードローンです。
オリックスクレジットのVIPローンカードBUSINESSの特徴は以下の通りで、個人事業主にも法人代表者の方にもメリットがあります。
- 個人事業主と法人代表者専用カードローン
- 最短60分審査回答
- プライベートな使い道にも利用可能
- カード到着前に振込で融資に対応してくれる
オリックスクレジットのVIPローンカードBUSINESS個人事業主だけでなく、法人代表者も利用することができるビジネスローンです。
法人代表者は個人事業主と同じく個人向けローンの審査に通過することが困難な属性である上、個人事業主でもないので事業資金も借りることができません。
つまり、あらゆる方法で借入手段が非常に少ない属性ですが、オリックスクレジットのVIPローンカードBUSINESSであれば法人代表者も借入可能です。
個人事業主や法人代表者にオリックスクレジットのVIPローンカードBUSINESSはおすすめです。
アコムビジネスサポートカードローン
金利 | 12.0%~18.0% |
融資額 | 300万円まで |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 残高スライド元利定額返済方式 |
返済期間 | 最終借入日から最長8年7ヵ月・1~89回 |
消費者金融最大手のアコムのビジネスローンも個人事業主にはおすすめです。
アコムのビジネスサポートカードローンには以下のような特徴があります。
- 無人契約機で契約・カード発行可能
- 審査回答が早い
- プライベート資金にも利用可能
アコムのビジネスサポートカードローンもプロミスの自営者カードローンと基本的には商品性は同じです。
自営業者専用カードローンで使い道は自由、さらには無人契約機で即日資金調達することできます。
個人事業主の方はアコムでも即日資金化することができます。
AGビジネスサポート事業者向けビジネスローン
金利 | 3.1%~18.0% 5.0%〜18.0%(カードローン) |
融資額 | 50万円〜1,000万円まで |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 元利均等返済・元金均等返済 残高スライドリボルビング方式(カードローン) |
返済期間 | 元利均等返済:最長5年(60回以内) 元金一括返済:最長1年(12回以内) 最長8年4か月(100回以内)(カードローン) |
アコムの子会社である事業資金専用の消費者金融がAGビジネスサポートです。
無担保のビジネスローンは1,000万円までと、無担保でありながら比較的高額の融資に対応しています。
また一括融資の証書貸付タイプと、カードローンタイプの2種類から選べます。
まとまったお金が必要な場合には証書貸付を選択し、運転資金を少しずつ借りたいような場合にはカードローンを選択するのがよいでしょう。
なお、AGビジネスサポートは事業者向けの融資を他にも数多く取り扱っています。
- 不動産担保ビジネスローン
- 不動産担保カードローン
- 不動産担保開業支援ローン
- 不動産投資ローン
- 販売用不動産ローン
- 売掛債権担保融資(ABL)
- ファクタリング
- 補助金対応POファイナンス
- 法人クレジットカード
- 介護報酬担保ローン
- 不動産リースバック
このように、不動産や売掛債権を利用したさまざまな資金調達方法を用意しています。
親会社がアイフルの信用できる消費者金融ですので、利用しても安心のノンバンクを探している方はAGビジネスサポートの利用を検討しましょう。
アクト・ウィルビジネスローン
金利 | 10.0%~20.0% |
融資額 | 500万円まで |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 元金一括返済、元利均等返済 |
返済期間 | 1~60回 |
アクト・ウィルは少額の融資を得意とする中小の消費者金融です。
契約は審査担当者が会社へ訪問して対面で行います。
また、融資金も担当者が現金を持参する形で融資を実行します。
上限金利が20%となっているため、10万円未満の少額融資にも対応しているものと考えられます。
そのため、「数万円程度が足りない」という、小規模の事業者に対しても柔軟に審査をしているでしょう。
返済は借入額に応じて一括と分割の双方に対応しているので、金額や資金繰りに合わせて最適な返済方法を選択できます。
アクト・ウィルは無担保ローンの他にも次のようなさまざまな資金を取り扱っています。
- 不動産担保融資
- 商業手形割引
- 商業手形割引
- 有価証券担保融資
- 車担保融資
- 商業手形担保融資
- 売掛債権担保融資
不動産や手形などの担保になりやすい資産だけでなく、車まで担保にした融資に対応している珍しい消費者金融です。
無担保融資の審査に通らない時には相談してみましょう。
オージェイ無担保融資
金利 | 10.0%~18.0% |
融資額 | 30万円~1億円 |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 一括返済・元金均等・元利均等・自由返済 |
返済期間 | 1ヶ月〜36ヶ月 |
オージェイの無担保融資は融資限度額が1億円と非常に大きいのが特徴です。
中規模以上の企業も利用できる数少ないビジネスローンだと言えるでしょう。
対面契約が基本ですが、オージェイのオフィスへ訪問できない場合には、担当者が会社へ訪問してくれて融資を受けられます。
審査は原則的に当時中に完了するので、必要書類をもれなく揃えて、当時中に契約できれば即日融資も可能です。
返済方法もかなり柔軟なので、その時々の資金繰りの状況に合わせてさまざまな方法で返済できます。
オージェイも不動産だけでなく車などの動産を担保にした融資を行っているので、無担保融資に通らなかった場合には相談しましょう。
キャレントスーパーローン
金利 | 7.8%~15.0%(融資金額100万円以上) 13.0%〜18.0%(融資金額100万円未満) |
融資額 | 500万円まで |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 元金均等返済方式 |
返済期間 | 最長120ヶ月 |
キャレントは500万円までと比較的少額の限度額でありながら、最長120回までの長期返済ができるのが特徴です。
返済回数を長くすることで、極力毎月の負担を減らすことができるので、資金繰りへの負担が少なくなります。
また、キャレントは平日14時までに契約が完了すると当時中に振込融資を行ってくれます。
中小の消費者金融でありながら、即日融資を受けるための条件がしっかりと明記されているので、急いでお金が必要な方も安心して利用できるビジネスローンです。
楽天スーパービジネスローンエクスプレス
金利 | 3.0%~14.5% |
融資額 | 50万円~1,500万円 |
融資スピード | 数日程度 |
返済方式 | 残高スライド定額方式 |
返済期間 | 1カ月~3年 |
楽天市場に出店している個人事業主や法人だけが利用できるビジネスローンです。
申し込みを行うと、楽天市場での売上状況などから楽天カードが限度額や金利などを判断して融資を実行します。
そのため決算書の内容が悪くても、楽天市場内での売上が順調であれば好条件でお金を借りられる可能性があります。
また、本ローンの返済は、楽天市場の売上金から相殺して行います。
そのため、楽天市場での売上が多ければ多いほど高額の融資を受けられる可能性があるでしょう。
楽天市場へ出店している事業者の方は、銀行とは異なる審査基準の楽天スーパーローンへの申し込みを検討するとよいでしょう。
ビジネスパートナースモールビジネスローン
金利 | 9.98% 〜 18.0% |
融資額 | 50万円 〜 500万円 |
融資スピード | 最短5日 |
返済方式 | 借入時残高スライド元金定額リボルビング返済 |
返済期間 | 最長5年(60回以内) |
ビジネスパートナーは事業資金専用の消費者金融として比較的有名な会社です。
無担保ローンは上限金利18%で、500万円まで融資を行っています。
最大の特徴は、このローンにはローンカードが発行されるという点です。
限度額に対してカードが発行されるので、利用者はローンカードを使用して限度額の範囲内でセブン銀行ATMで自由に借入が可能です。
中小の消費者金融としては非常に珍しく、利便性の高い会社だと言えます。
不動産担保ローンやリースなども取り扱っている、事業者への与信には豊富なノウハウのある安心できる会社です。
三鷹産業ビジネスローン(商工ローン)
金利 | 6.0%~15.0%(融資金額100万円以上) 6.0%〜18.0%(融資金額100万円未満) |
融資額 | 50万円~1,000万円 |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 元利均等返済、一括返済 |
返済期間 | 3年以内 |
三鷹産業のビジネスローンは店頭で契約し、融資金を手渡しされるので、当時中に契約が完了すれば即日融資を受けられます。
三鷹産業は手形割引や不動産担保ローン、売掛債権担保ローンなども取り扱っている事業資金専用の会社ですので、審査のノウハウを蓄積しています。
そのため審査は独自審査を行っているので、銀行や大手消費者金融に断られた事業者の方でも審査に通過できる可能性があるでしょう。
また、最大1,000万円までを一括返済と3年間での分割返済を選択できるので、資金使途や資金繰り状況に応じて適切に使い分けることが可能です。
ニチデン事業者ローン
金利 | 4.8%~17.52% |
融資額 | 1億円まで |
融資スピード | 数日程度 |
返済方式 | 元金一括払・元利均等払・ボーナス併用返済(ご相談) 元金据置自由返済(ご相談) |
返済期間 | 20年以内(1ヶ月~240ヶ月) |
ニチデンは大阪に本社を構える消費者金融で、主に関西地方の事業者を融資対象としています。
融資金額は1億円まで対応しており、返済期間も最長20年と、消費者金融とすれば高額長期返済に対応しているビジネスローンです。
そのため、運転資金だけでなく設備資金の借入も可能で、高額な設備資金を減価償却期間に合わせた長期の返済をしていくことが可能です。
借り換えにも対応しているので、複数社のローンをまとめたいという方も利用を検討しましょう。
ユニーファイナンス事業者様向けビジネスローン
金利 | 12.0%~17.95% |
融資額 | ~300万円 |
融資スピード | 数日程度 |
返済方式 | 借入残高スライドリボルビング |
返済期間 | 最終借入日から最長7年5ヶ月 1~82回 |
ユニーフィナンスは、融資限度額300万円と比較的少額の無担保融資を取り扱っています。
限度額は小さいですが、最終返済日から7年5ヶ月もの返済期間があるので、月々の負担をかなり少なく返済していくことが可能です。
また、事業者ローンという商品もあり、最高で1,000万円まで融資を行っています。
こちらは最長5年返済ですので無担保ローンよりは負担は大きくなりますが、高額の運転資金や設備資金を希望する方は利用を検討しましょう。
クラウドバンクフィナンシャルサービスビジネスローン
金利 | 4%〜 |
融資額 | 10億円 |
融資スピード | 最短7日 |
返済方式 | 元金据置一括、元利均等、元金均等 |
返済期間 | 最長60回 |
最大10億円まで一括融資を行うビジネスローンです。
ビジネスローンの中では最も高額な融資に対応した商品だと言っても過言ではないでしょう。
金利も4%〜と比較的低く、最終的な金利は業況などに応じて決定します。
なお、高額の融資は不動産担保が必要になることが多いので、誰もが無担保で高額借入ができるわけではありません。
高額融資でありながら、最短7日で資金調達できるので、中規模以上の規模の大きな企業が緊急でお金が必要になった場合でも活用できるでしょう。
オリコCRESTforBiz(クレストフォービズ)
金利 | 6.0%~18.0% |
融資額 | 300万円まで |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 元利定額リボルビング方式 |
返済期間 | 1ヵ月~159ヵ月 |
オリコのCREST for Bizは個人事業主専用のカードローンです。
すでにオリコに返済用口座の登録がある人は審査通過後すぐに借入ができるので、最短即日借入が可能です。
また、上限金利は18%と法定上限金利ギリギリですが、CREST for Biz入会と同時にお金を借りれば通常金利より最大2.0%の優遇を受けられます。
返済間も最長159ヶ月とかなり長いので、毎月の負担を極力抑えて返済を続けることが可能です。
個人事業主専用ですので、申告所得が低いことから融資を受けるのが難しい個人事業主の方も気軽に保有できるカードローンです。
セゾンファンデックスカードローン(個人事業主専用)
金利 | 6.5%~17.8% |
融資額 | 500万円まで |
融資スピード | 最短1週間程度 |
返済方式 | 定額リボルビング方式、 1回払い |
返済期間 | 1~60ヶ月 |
クレディセゾンが提供する個人事業主専用のカードローンです。
500万円までの融資に対応しておるので、総量規制の問題で希望額を借りることができない個人事業主も高額の借入が可能です。
大手信販会社のローンですので安心して利用できますが、郵送されてくる口座振替依頼書に記入の上返送し、その後カードが到着後に借入開始なので、借入までには早くても1週間程度の時間がかかってしまう点はデメリットです。
なお、契約後は振込融資であれば申込から最短数十秒でキャッシングできます。
急にお金が必要になった時に契約しておくことでいざという時に安心の1枚です。
個人事業主のプライベートにも事業にも活用できるカードローンです。
アイフル事業サポートプラン
金利 | 3.0%~18.0% |
融資額 | 500万円まで |
融資スピード | 最短即日 |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額、リボルビング返済方式、元利定額返済方式 元金一括返済方式(カードローン可) |
返済期間 | 最長10年(120回) |
大手消費者金融のアイフルが融資しているビジネスローンです。
アイフルは事業資金に対しても審査ノウハウを蓄積しているので、最短即日融資を受けられます。
通常のカードローンで希望額を借りることができない個人事業主の方も事業サポートプランであれば希望額の即日融資を受けられる可能性があります。
また、カードローンタイプも選択でき、日本全国のアイフルの無人契約機で即日カード発行を受けることも可能です。
返済期間も最長10年と長いので、月々の負担を軽減ながら安心の大手消費者金融からお金を借りられるのはメリットです。
個人事業主が確定申告書を提出する際のポイント
個人事業主はビジネスローンを借りる際には、確定申告を提出しなければならないケースが多々あります。
確定申告書を提出する際の注意しなければならないポイントを、次の確定申告書の種類ごとに詳しく解説していきます。
- 青色申告の場合
- 白色申告の場合
- 開業から3年未満の個人事業主
青色申告の場合
青色申告書は複式簿記で作成された決算書が添付された確定申告書です。
決算書から事業の内容をしっかりと把握できるため、審査の際にも非常に信頼度の高い確定申告書だと言えます。
ビジネスローン審査の際には青色申告書から、売上、支出、損益などを把握して事業内容を審査します。
青色申告を行っている方は、確定申告書を2年〜3年分用意しておきましょう。
白色申告の場合
白色申告とは単式簿記で作成した、簡易の確定申告書ですので、決算書がついていません。
税金をいくら支払ったのかは白色申告書で把握できますが、事業の業況については全く把握できません。
ビジネスローンの審査では、個人事業主の業況を確認するため、白色申告では、事業内容を審査できないことになります。
そのため、確定申告書や決算書の提出が必要になるビジネスローンへ申し込むのであれば、申込時には「決算書がない」ということを申告して、必要な指示を受けましょう。
場合によっては、決算書がない時点で申し込みを受け付けてももらえないことがあるので、その場合は他のローンへの申し込みを検討します。
なお、事業資金融資の際には決算書の提出は必ずと言っていいほど必要になるので、決算書は毎年作成しておくようにしてください。
開業から3年未満の個人事業主
開業間もない個人事業主はビジネスローンへ申し込みができないことがあるので注意が必要です。
ローンによっては「開業3年以上」などの条件が付されていることが多いためです。
特に開業1年未満の、まだ決算書が作成されていない個人事業主に対する融資はほとんどのビジネスローンで取り扱っていません。
開業から3年未満の個人事業主の方は、申し込めるローンに制約があるケースが多いので、まずは自分でも申し込めるローンを必ず確認した上で申し込みを行いましょう。
なお、開業1年未満はビジネスローンを利用することはほぼ不可能なので、銀行や日本政策金融公庫の創業資金融資や開業資金融資を借りるのがおすすめです。
個人事業主がビジネスローンで即日融資を受ける流れ
個人事業主がビジネスローンで即日融資を受ける流れは次の通りです。
- 申込
- 仮審査
- 必要書類の提出
- 本審査
- 契約手続
- 融資実行
それぞれの流れの中で注意すべきポイントや即日融資を受けるためのコツなどについて詳しく解説していきます。
①申込
まずはビジネスローンへの申し込みを行います。
申込方法はWEBや窓口や電話など、さまざまな方法がありますが、即日融資を受けたいのであればWEB申し込みの方がよいでしょう。
WEB申し込みは申し込み内容がダイレクトに審査システムに反映するため、審査が早く完了する傾向にあります。
なお、WEB申し込みの場合には、申込内容の間違いに注意しましょう。
また、中小の消費者金融の場合には、窓口での申し込みもおすすめです。
窓口で申し込むと契約手続きの後、窓口を融資金を受け取れるので、中小の消費者金融を利用するのであれば、窓口での申し込みを検討しましょう。
②仮審査
申込後は仮審査が行われます。
個人事業主のビジネスローンは代表者の個人信用情報を照会します。
ここで、信用情報に金融事故などの情報が記録されている、いわゆるブラックの人はこの時点で審査落ちする可能性があります。
大手の場合には仮審査は数時間程度で完了します。
中小の消費者金融でも、仮審査は早くて即日で完了します。
仮審査が早く完了すれば即日融資を受けられる可能性は非常に高くなります。
午前中には仮審査が完了するように、午前中の早い時間に申し込みをしておきましょう。
③必要書類の提出
仮審査の前後で必要書類の提出を行います。
個人事業主のビジネスローンで必要になる書類は次のような書類です。
- 本人確認書類
- 決算書・確定申告書
- 印鑑証明書
必要になる書類はビジネスローンによって異なります。
あらかじめどのような書類が必要になるのかをしっかりと確認し、漏れのないように用意してください。
④本審査
書類を提出したら本審査が行われます。
本審査で行う主な審査は書類の内容と申し込み内容が合致しているかどうかという点です。
ここで書類に内容と申し込み内容に齟齬があった場合には、再申し込みになるか審査がやり直しになります。
逆に言えば、申込内容と提出書類に齟齬がなければ本審査にはそれほど時間はかかりません。
本審査をスムーズに完了させるためにも、申込時は書類を確認しながら売上や営業年数などの情報を記載しましょう。
また、本審査では会社や業況の内容について、審査担当者から問い合わせがあることがあります。
この際にも聞かれたことは明確に回答し、追加で提出が求めれられた書類があるのであれば、迅速に提出してください。
⑤契約手続
審査に通過したら契約手続を行います。
大手の消費者金融であればWEB上で契約が完結し、中小の消費者金融であれば窓口か郵送によって契約手続きをするのが一般的です。
郵送契約の場合には、書類のやり取りに時間がかかってしまいます。
中小の消費者金融の契約でで急いで資金が必要な場合には、窓口で契約手続きをした方がよいでしょう。
⑥融資実行
契約完了後に融資が実行されます。
ほとんどの消費者金融は、契約後に振込融資を行ってくれます。
ただし、ローンカードが発行される一部のカードローンでは、ローンカードが郵送で到着した後に、ATMからキャッシングを行う方法でしか借入ができません。
ローンによって、初回はどのような方法で融資を受けられるのかは異なるので、急いでお金が必要な場合には契約後の借入方法についてもしっかりと把握しておくようにしてください。
ビジネスローンの審査に通らないならファクタリングの利用も
ビジネスローンの審査がいくら甘いと言っても、審査がある以上は落ちてしまうこともあります。
このような時にはファクタリングの利用も検討しましょう。
ファクタリングとは、売掛金などの売掛債権の売却です。
売掛債権をファクタリング会社へ売却することで資金化するので、自社に信用がなくても売掛先企業の業況が良好であれば十分に審査に通過することができます。
また、最短即日資金化に対応しているため、ビジネスローンと同様に急いでいる時には最適です。
さらに、ファクタリングによって調達したお金は何に使っても基本的には問題ありません。
ビジネスローンよりもさらに審査通過の可能性が高いファクタリングも、急ぎの資金調達には最適ですので、ビジネスローンと併せて利用を検討しましょう。
個人事業主のビジネスローンについてよくある質問
- 総量規制対象外なのはなぜですか?
- 総量規制とは、個人の借りすぎを予防する法律上のルールです。
ビジネスローンは例え個人事業主向けのものであっても、事業のために借りたお金を使うというのが名目であるため、個人向けのローンとは異なります。
そのため、個人の借りすぎを予防する総量規制の対象外となっています。
- ブラックでも借入できますか?
- ビジネスローンは事業の内容に対して審査を行うものですので、ブラックでも借入することは理論上は可能です。
ただし、多くの個人事業主向けのビジネスローンでは、審査で個人信用情報を確認するためブラックの場合には審査に通過することは困難です。
ブラックで借入を希望する個人事業主の方は確定申告書の内容から審査を行うビジネスローンに申し込みをするようにしましょう。
- 初めての確定申告前でも利用できますか?
- 基本的にほとんどのビジネスローンでは最初の確定申告を終えていない状態で融資を受けることは困難です。
確定申告前にお金を借りることは創業融資の管轄になるので、銀行や日本政策金融公庫の創業融資へ申し込みをするようにしましょう。
- 全てのビジネスローンが税金を滞納していても借入できるのでしょうか?
- 全てではありません。
ビジネスローンの中には納税証明書の提出を求める場合もありますので、このようなローンでは税金の滞納があると審査に通過することができません。
ただし、ほとんどのビジネスローンで納税証明書の提出が必要ないので基本的にはビジネスローンは税金の滞納があっても審査に通過することができると考えた方がよいでしょう。
- ビジネスローンの借入金額の目安はどの程度でしょうか?
- 借入金額の目安は申告所得と同程度だと考えておけばよいでしょう。
赤字になっている場合には個人信用情報に問題がなければ数十万円程度は借りることができる可能性があります。
まとめ
個人事業主はビジネスローンであれば総量規制を超える金額まで借りることができるのでメリットがあります。
個人事業主がビジネスローンを選ぶ時には以下の7つのポイントで商品を確認しましょう。
- 即日借入できるか
- 非対面で契約できるか
- 安心できる会社か
- 消費資金にも利用できるか
- 赤字や債務超過でも利用できるか
- 担保を要求されないか
- 連帯保証人を要求されないか
安心できて、必要なタイミングに必要な資金を借りることができるかどうかということをメインにビジネスローンを選択するようにしましょう。
また、ファクタリングもビジネスローンの特徴である「使い道自由」「銀行審査に落ちても利用できる」「最短即日資金化」という特徴を持っているため、ビジネスローンと併せて利用を検討してみてはいかがでしょう?