ファクタリングには2社間ファクタリング・3社間ファクタリングがあり、それぞれの違いを知らない人は珍しくありません。2社間ファクタリングとは、売掛先に知られず最短即日で資金調達できるサービスです。

今回の記事では、2社間ファクタリングの仕組み・メリット・デメリット・注意点などをまとめました。くわえて、信頼できるおすすめの2社間ファクタリングサービス9選も紹介します。

この記事を読めば2社間ファクタリングの仕組みや利用方法のほかに、自分に最適なファクタリングサービスがわかります。2社間ファクタリングで資金繰りの改善をし、持続的な事業運営を目指しましょう。

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2社間ファクタリングとは

2社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社による売掛債権の売買契約です。

3社間ファクタリングのように売掛先の承諾が不要なため、スピーディーに資金が調達できます。また、最近は個人事業主向けの2社間ファクタリングサービスも数多く登場しています。くわえて、オンライン完結で契約できるサービスも多いため手軽に利用できるのがメリットです。

2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの違い

ファクタリングには、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの2種類があります。2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの違いは、以下の表のとおりです。

ファクタリング形態 特徴 メリット デメリット
2社間ファクタリング
  • 利用者・ファクタリング会社で契約を締結
  • 売掛金を利用者が回収し、ファクタリング会社に入金
  • 最短即日で資金調達できる
  • 売掛先に利用を知られない
  • 3社間ファクタリングに比べて手数料が高い
3社間ファクタリング
  • 利用者・ファクタリング会社・売掛先で契約を締結
  • 売掛先が直接ファクタリング会社に入金
  • 2社間ファクタリングに比べて手数料が安い
  • 資金調達に1週間ほどかかる
  • 売掛先の承諾が必要

2社間ファクタリングは、資金調達スピードが速く売掛先に利用を知られないのがもっとも大きなメリットです。一方、3社間ファクタリングは資金調達スピードが遅い反面、手数料が安く資金調達コストを抑えられます。

2社間ファクタリングは、手元資金がたりず急な支払いが必要なときにおすすめの資金調達方法です。

2社間ファクタリングに違法性はない

2社間ファクタリングは中小企業庁が資金調達方法として推奨しており、違法性は一切ありません。2社間ファクタリングに違法性がない理由は、以下のとおりです。

  1. 債権譲渡は自由と民法で定められている
  2. 違法との判決が出ていない
  3. 中小企業庁も売掛債権の利用を推奨

まず、民法466条により債権譲渡は自由なためファクタリングは合法です。なお、給与債権は賃金債権とも呼ばれ、本人に直接支払われなければならないと定められています。一方、売掛債権は譲渡が自由で直接支払いが必要とは定められていません。

次に、2社間ファクタリングを違法とした判例は存在しません。そのため、裁判所も2社間ファクタリングの合法性を認めていると判断できます。ただし、買戻特約・償還請求権が入ったファクタリング契約は融資とみなされ貸金業登録が必要です。

さらに、経済産業庁に属する中小企業庁が売掛債権の利用促進を推奨しています。このように、2社間ファクタリングに違法性は一切なく完全に合法の取引です。

参照:中小企業庁「売掛債権の利用促進について」,「中小企業金融の多様化と円滑化に向けた具体的スキーム」,e-Gov法令検索「民法

2社間ファクタリング4つのメリット

2社間ファクタリングを利用するメリットについて解説します。

  • 最短即日で資金調達
  • 取引先に知られずファクタリング
  • 売掛債権が未回収でも弁済義務がない
  • 経営状態・財務状況が悪くても利用可能

メリットを賢く活用して、2社間ファクタリングでの資金調達を実現しましょう。

最短即日で資金調達

2社間ファクタリングは、事前に必要書類をそろえておけば即日資金調達が可能です。

3社間ファクタリングは、売掛先への通知および承諾が必要です。そのため、申し込みから入金まで数日~1週間ほどかかります。

一方、2社間ファクタリングは売掛先の承諾が不要なため、審査通過後すぐに買取代金が入金されます。急ぎで資金調達が必要な場合は、2社間ファクタリングの利用がおすすめです。

取引先に知られずファクタリング

2社間ファクタリングは利用者・ファクタリング会社だけで契約を結ぶため、売掛先に知られずに資金調達できます

ファクタリングの利用を売掛先に知られると、経営状態・資金繰りの悪化などが疑われ、取引停止や発注減の恐れがあります。2社間ファクタリングは秘密厳守で売掛先にファクタリングの利用が知られないため、信頼関係が悪化する心配は不要です。

売掛債権が未回収でも弁済義務がない

2社間ファクタリングは売掛先が倒産して売掛債権が未回収になっても、ファクタリング会社への弁済は不要です。

一般的なファクタリング契約に、償還請求権は入っていません。償還請求権とは売掛先の倒産などで売掛債権が未回収になった場合に、ファクタリング会社が利用者に弁済を求める権利です。

なお、償還請求権が入っているファクタリング契約は融資とみなされ、貸金業登録していなければ違法となります。契約書に償還請求権が入っていた場合は、違法業者の可能性が高いので手続きを止めて利用を避けましょう。

経営状態・財務状況が悪くても利用可能

2社間ファクタリングは、経営状態・財務状況が悪くても審査通過が可能です。

ファクタリングの審査では、売掛先の支払い能力が重視されます。なぜなら、売掛債権を支払うのは売掛先であり、利用者は回収した売掛金をファクタリング会社に入金するだけだからです。

ただし、2社間ファクタリングでは利用者の信用状況もある程度は審査されます。売掛金の回収で利用者を経由するため、財務状況が悪いと着服リスクがあるからです。

一方、3社間ファクタリングは売掛先から直接ファクタリング会社に売掛金が入金されるため、着服リスクはゼロです。そのため、2社間ファクタリングより3社間ファクタリングは審査基準が下がります。信用状況に自信がないなら、3社間ファクタリングの利用も検討しましょう。

2社間ファクタリング4つのデメリット

2社間ファクタリングのデメリットについて解説します。

  • 手数料が高い
  • 違法業者に注意が必要
  • 債権譲渡登記が求められる場合がある
  • 3社間ファクタリングより審査が厳しい

デメリットを事前に理解しておき、ファクタリングを賢く活用しましょう。

手数料が高い

2社間ファクタリングは、3社間ファクタリングと比較してやや手数料が高めです。2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの手数料相場は、以下のとおりです。

ファクタリングの種類 手数料の相場
2社間ファクタリング(面談) 10%~20%
2社間ファクタリング(オンライン) 2%~12%
3社間ファクタリング 1%~9%

ただし、オンライン完結なら2社間ファクタリングでも手数料はかなり安くなっています。オンライン完結の手数料が安い理由は、以下のとおりです。

  • AI審査などによる人件費削減
  • オフィスの賃料が不要
  • 必要書類の電子化によるコスト削減

手数料を抑えつつスピーディーに資金調達したいなら、2社間オンラインファクタリングの利用がおすすめです。

違法業者に注意が必要

ファクタリングを利用するにあたり、違法業者に注意が必要です。

金融庁は「ファクタリングの利用に関する注意喚起」として、給与ファクタリング・偽装ファクタリングの注意を呼びかけています。金融庁によれば、以下のようなファクタリング業者には注意が必要です。

  • 手数料が法外に高い
  • ファクタリングと称して貸付を行っている
  • 利用者が売掛債権を買い戻す契約を締結させられる
  • 利用者の資金でファクタリング業者への支払いが必要

たとえば、償還請求権が入っているファクタリング契約は貸付とみなされます。そのため、利息制限法・出資法の上限金利15%~20%を遵守しなければ違法です。なお、違法業者の貸付に対して利用者に返済義務はありませんので、弁護士に相談して解決するのがおすすめです。

違法なファクタリング業者の利用は、トラブルに発展するリスクが高いため絶対に避けるようにしましょう

参照:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起

債権譲渡登記が求められる場合がある

2社間ファクタリングでは、債権譲渡登記を求められるケースがあります債権譲渡登記とは、保有する売掛債権が譲渡された事実を公式に登記する制度です。

利用者がファクタリング会社2社に、同じ売掛債権を売却する行為を二重譲渡と呼びます。債権譲渡登記を行えば、ファクタリング会社は二重譲渡のリスクを予防できます。

ただし、債権譲渡登記は7,500円の登記費用を利用者が負担しなければなりません。くわえて、登記情報は誰でも閲覧できるため売掛先にファクタリングの利用を知られる危険性があります。さらに、債権譲渡登記は法人しか行えない点にも注意が必要です。

現在では、債権譲渡登記が不要なファクタリングサービスも多く登場しています。また、個人事業主に対応しているファクタリングサービスは債権譲渡登記が不要なケースが多いです。

3社間ファクタリングより審査が厳しい

2社間ファクタリングは、3社間ファクタリングより審査が厳しいのがデメリットです。2社間ファクタリングには、3社間ファクタリングにない2つのリスクがあるからです。

  1. 架空債権・二重譲渡のリスク
  2. 利用者が売掛金を着服するリスク

2社間ファクタリングで、ファクタリング会社は売掛債権の実在を利用者の書類でしか確認できません。そのため、2社間ファクタリングでは架空債権・二重譲渡のリスクが生じます。一方、3社間ファクタリングは売掛先の承諾を得るため売掛債権の実在を確認できます。

また、2社間ファクタリングは利用者が売掛金を着服するリスクがあります。2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの売掛金の流れは、以下のとおりです。

ファクタリングの種類 売掛金の流れ
2社間ファクタリング
  1. 利用者が売掛債権をファクタリング会社に売却して代金を受け取る
  2. 売掛金を売掛先から利用者が回収
  3. 回収した売掛金を利用者がファクタリング会社に入金
3社間ファクタリング
  1. 利用者が売掛債権をファクタリング会社に売却して代金を受け取る
  2. 売掛先がファクタリング会社に売掛金を入金

3社間ファクタリングでは売掛先から直接ファクタリング会社に入金するのに対し、2社間ファクタリングは利用者を経由します。そのため、利用者の信用状況もファクタリング審査のポイントとなりハードルが上がります。

信用状況に自信がないなら、3社間ファクタリングの利用を検討するのも一案です。

2社間ファクタリングを利用するときの注意点

2社間ファクタリングを利用するときは、以下の点に注意しましょう。

  • 信頼性の高いファクタリングサービスを利用
  • 売掛金を期日に入金する
  • 利用しすぎによる資金繰り悪化リスクを回避
  • 手数料の上限を確認
  • 急ぎなら必要書類はそろえておく
  • 複数社に相見積もりを取る
  • オンライン完結の2社間ファクタリングを選ぶ
  • 買取可能額の下限・上限を確認
  • 個人事業主・法人への対応をチェック
  • 違法・悪質なファクタリング業者を避ける
  • 手数料が法外に高いファクタリング会社は利用しない

あらかじめ注意点を押さえ、トラブルを回避してスムーズにファクタリングを利用しましょう。

信頼性の高いファクタリングサービスを利用

ファクタリングは規制がなく、中には悪質な業者もいるため、信頼性の高いファクタリングサービスを選びましょう信頼性を確認するポイントは、以下のとおりです。

  • 上場している・知名度が高い・有名会社のグループに当てはまる
  • 運営歴が長く実績がある
  • 実績を公式サイトで公表している
  • 会社概要で住所・電話番号・代表者名が明記されている
  • 口コミ・評判でネガティブな評価が少ない

売掛金を期日に入金する

2社間ファクタリングを利用するなら、売掛金は支払い期日に必ず入金できるようにしましょう

2社間ファクタリングでは、利用者が売掛金を回収してファクタリング会社に入金します。しかし、忙しさなどで振り込み忘れるケースも見られます。入金をし忘れると信用をなくし、次回以降の利用を断られる可能性も小さくありません

また、入金が遅れると遅延損害金を請求されて余計なコストが発生します。

なお、もし経済的に困窮して売掛金を着服すると横領罪・業務上横領罪に問われかねません。絶対に売掛金の着服・使い込みはやめましょう。

利用しすぎによる資金繰り悪化リスクを回避

2社間ファクタリングを利用しすぎて、手数料のためにかえって資金繰りが悪化しないように気を付けましょう

2社間ファクタリングは、3社間ファクタリングと比較して手数料が高めです。くわえて、ファクタリングそのものが融資より資金調達コストが高い傾向にあります

融資とファクタリングの資金調達コストを比較する場合、以下の式で手数料を年利換算しましょう

12ヶ月÷支払いサイト×手数料率=年利換算相当

たとえば、支払いサイトが60日(2ヶ月)の売掛債権を手数料率10%でファクタリングすると、年利換算で60%になります。

12ヶ月÷2ヶ月(支払いサイト)×10%(手数料率)=60%(年利換算)

融資でもっとも資金調達コストの高いビジネスローンでも、金利相場は5%~18%です。どの程度の資金調達コストが許容できるのか、十分に検討してから利用しましょう。

くわえて、余裕があるときはファクタリングの利用を控え、融資・補助金などほかの資金調達方法への移行も検討してください。

手数料の上限を確認

2社間ファクタリングでファクタリングサービスを選ぶとき、手数料の下限ではなく上限を確認しましょう

ファクタリングの手数料は、「◯%~◯%」といった形で表記されます。売掛先が大企業・公的機関・などだと手数料が低くなりますが、個人事業主・中小零細企業だと高く設定されるのが一般的です。

そのため、資金調達コストを抑えたいなら手数料の上限が大切なポイントです。たとえば、上限が10%ならそれ以上の手数料は請求されません。

手数料をさらに抑えたいなら、3社間ファクタリングの利用も検討してみましょう。

急ぎなら必要書類はそろえておく

急いで資金調達が必要な場合は、必要書類を前もってそろえておきましょう

2社間ファクタリングで必要とされる書類は、ファクタリング会社によって異なりますが2点~7点です。一般的に必要とされる書類は、以下のとおりです。

  • 本人確認書類
  • 通帳のコピー
  • 請求書
  • 決算書・確定申告書(法人・個人事業主)
  • 登記簿謄本(法人)
  • 印鑑証明書
  • 納税証明書

あらかじめファクタリング会社の公式サイトを確認し、必要書類をそろえておけば手続きがスムーズに進みます。なお、準備に手間をかけたくないなら必要書類が少ないファクタリングサービスを利用しましょう。

複数社に相見積もりを取る

2社間ファクタリングは、複数のファクタリング会社で相見積もりを取りましょう

ファクタリングの手数料は「◯%~◯%」と幅があり、具体的な数値は審査後にしかわかりません。また、ファクタリング会社はそれぞれ独自の審査基準を持っており、設定する手数料にも幅があります。

よって、同じ売掛債権でもファクタリング会社によって手数料が異なるケースは少なくありません。そのため、相見積もりを取ればもっともリーズナブルなファクタリングサービスを選べます。

なお、相見積もりの候補が多すぎても労力がかかるため、3つ~4つに絞るのがおすすめです。

オンライン完結の2社間ファクタリングを選ぶ

2社間ファクタリングの特徴であるスピードを活かすなら、オンライン完結のサービスを選びましょう

オンラインファクタリングとは、スマートフォン・パソコンを利用してオンラインで手続きが完了するファクタリングです。面談が不要で移動時間・交通費がかからず、スマートフォン・パソコンさえあればどこからでも手続きができます。

また、面談が必要なファクタリングサービスより手数料が安い傾向があります

なお、オンライン申し込みができても、契約には面談が必要なファクタリングサービスもありますので注意しましょう。

買取可能額の下限・上限を確認

ファクタリングサービスを選ぶときには、買取可能額の確認もかかせません

ファクタリングサービスは、一般的に買取可能額の下限・上限が設定されています。買取可能額はそれぞれ異なり下限は1万円~100万円、上限は100万円~1億円などさまざまです。また、下限・上限なしのファクタリングサービスも最近では登場しています。

小口の売掛債権が多いなら、買取可能額の下限が低いファクタリングサービスを選びましょう。逆に、大口の売掛債権が大半を占めているなら、買取可能額が高いファクタリングサービスがおすすめです。

個人事業主・法人への対応をチェック

ファクタリングを利用するなら、個人事業主・法人への対応も事前に確認しましょう

多くのファクタリング会社は、個人事業主・法人のどちらにも対応しています。しかし、中には法人専門や個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスもあります。

たとえば、法人専門のファクタリングサービスは買取可能額の上限が高いのが大きな特徴です。一方、個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスは買取可能額の下限が低く、入金スピードが速い傾向にあります。

なお、個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスは、事前に会員登録が必要なケースもあるので確認しましょう。

違法・悪質なファクタリング業者を避ける

以下の特徴を持つファクタリング業者は、違法である可能性が高いため利用を避けましょう

  • 分割払いができると謳っている
  • ファクタリングと称した貸付
  • 償還請求権入りの契約

2社間ファクタリング・3社間ファクタリングに関わらず、ファクタリングは一括払いが原則です。分割払いは融資とみなされるため、業者が貸金業登録している必要があります。

ファクタリングを謳いながら、売掛債権を担保とした貸付を行うのも違法です。また、償還請求権が入っているファクタリング契約も貸付とみなされます。償還請求権とは売掛債権が未回収になったときに、ファクタリング会社が利用者に弁済を求める権利です。

貸付は利息制限法が適用されるため、年率20%を超える金利は認められていません。また、貸金業登録せずに貸付をしている場合は、貸金業法違反となります。なお、債権を担保として融資が受けられるABL(動産・債権担保融資)も貸金業登録が必要です。

手数料が法外に高いファクタリング会社は利用しない

違法ではありませんが、手数料が法外に高いファクタリング会社は悪質である可能性があります。ファクタリングの手数料相場は、以下のとおりです。

ファクタリングの種類 手数料の相場
2社間ファクタリング(面談) 10%~20%
2社間ファクタリング(オンライン) 2%~12%
3社間ファクタリング 1%~9%

高い手数料がかかると、かえって資金繰りが悪化する可能性が大きいです。ファクタリングを利用するなら、手数料の安いサービスを慎重に選びましょう。

即日資金調達できるおすすめの2社間ファクタリングサービス9選

即日資金調達ができる、おすすめの2社間ファクタリングサービス9選を紹介します。

  • 日本中小企業金融サポート機構 | 手数料の上限が10%と最安水準!
  • ベストファクター | 財務コンサルティングが無料!
  • ビートレーディング | 東京・仙台・名古屋・大阪・福岡に支店を持つ大手
  • GMO BtoB 早払い | 2回目以降は請求書のみでファクタリングできる!
  • ペイトナーファクタリング | 手数料が一律10%とシンプルな設定!
  • ラボル | 個人事業主・フリーランス向けの小回りが利くファクタリング!
  • QuQuMo | 申し込みから入金まで最短2時間!
  • フリーナンス | 個人事業主・フリーランス向け!手数料3%から!
  • アクセルファクター | 即日資金調達の実績50%以上!

自分に最適なファクタリングサービスを選び、効果的に資金繰りを改善しましょう。

日本中小企業金融サポート機構 | 手数料の上限が10%と最安水準!

種類 ・2社間ファクタリング
・3社間ファクタリング
買取可能額 下限・上限なし
手数料 1.5%~10%
入金スピード 最短3時間
手続き方法 オンライン・電話・メール
公式サイト https://chushokigyo-support.or.jp/

日本中小企業金融サポート機構は、中小企業を支援する専門知識を持ったファクタリングサービスです。

経営革新等支援機関として国に認定されており、一般社団法人であるため利益だけを追求せずリーズナブルな手数料を実現しました。必要書類は本人確認書類・請求書・通帳のコピーの3点だけで、準備に手間がかからずスピーディーな資金調達が可能です。

ファクタリング以外にも、助成金・補助金・クラウドファンディング・財務コンサルティングを提供しています。資金調達と経営相談を同時に進めたい人には、日本中小企業金融サポート機構がおすすめです。

ベストファクター | 財務コンサルティングが無料!

種類 ・2社間ファクタリング
・3社間ファクタリング
・診療報酬ファクタリング
・注文書ファクタリング(BESTPAY)
買取可能額 30万円~
手数料 2%~20%
入金スピード 最短即日
手続き方法 オンライン・電話(契約時は要面談)
公式サイト https://bestfactor.jp/

ベストファクターは、業界最安水準である手数料2%からを実現したファクタリングサービスです。

審査通過率は92%以上で、銀行の融資審査に落ちた人でも資金調達が可能です。年間相談件数は9,000件以上、年間利用者数は1,000社以上と確かな実績を誇ります。

ベストファクターは請求書ファクタリング以外に、同じ運営会がベストペイという注文書ファクタリングも提供しています。公式サイトには簡易診断シミュレーターがあり、30秒で素早く手数料がわかる点もメリットです。

また、専門知識豊富なスタッフが無料の財務コンサルティングを行います。資金繰りに悩んでいるなら、ベストファクターでアドバイスを受けながら資金調達しましょう。

ビートレーディング | 東京・仙台・名古屋・大阪・福岡に支店を持つ大手

種類 ・2社間ファクタリング
・3社間ファクタリング
・注文書ファクタリング
・診療報酬ファクタリング
買取可能額 下限・上限なし
手数料 2社間ファクタリング:4%~12%
3社間ファクタリング:2%~9%
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン・LINE
公式サイトURL https://betrading.jp/

ビートレーディングは、手続きを簡素化して最短2時間で資金調達ができるファクタリングサービスです。

取引実績5万2,000社以上、累計買取額1,170億円以上を達成した信頼性の高さが魅力です。クラウドサインを導入しており、パソコン・スマートフォンがあればオンライン完結でファクタリングが利用できます。

東京・仙台・名古屋・大阪・福岡に拠点を構えており、地方から来店しやすいのも大きなメリットです。注文書ファクタリングにも対応しており受注を取り逃さず、機会損失の最小化が可能です。

信頼性の高いファクタリングサービスを探しているなら、ビートレーディングの利用を検討しましょう。

GMO BtoB 早払い | 2回目以降は請求書のみでファクタリングできる!

種類 ・2社間ファクタリング
・3社間ファクタリング
買取可能額 100万円~1億円
手数料 1%~12%
入金スピード 最短2営業日
手続き方法 対面・オンライン
公式サイトURL https://www.gmo-pg.com/lpc/hayabarai/

GMO BtoB 早払いは、リピート率86%以上を誇る利用者から人気のファクタリングサービスです。

要望があれば対面サポートも可能なため、疑問・不安な点を質問して解消できます。最初のファクタリング審査に通過すれば、買取限度額内で何度でも繰り返し利用が可能です。

注文書ファクタリングに対応しており、請求書発行前でも資金調達を行えます。また、GMO BtoB 早払いの仮想口座を利用すれば売掛金の振り込み手続きが必要ありません。

GMO BtoB 早払いは、東証プライム上場企業が運営しており信頼性の高いファクタリングサービスです。丁寧な対応を求めているなら、GMO BtoB 早払いは有力な選択肢です。

ペイトナーファクタリング | 手数料が一律10%とシンプルな設定!

種類 ・2社間ファクタリング
買取可能額 初回は25万円まで
利用実績に応じて最大100万円
手数料 一律10%
入金スピード 最短10分
手続き方法 オンライン
公式サイト https://paytner.co.jp/factoring

ペイトナーファクタリングは手数料が一律10%に設定されており、最短10分で資金調達できるファクタリングサービスです。

累計申請数は10万件を超えており、高い信頼性を豊富な実績が裏付けています。初回利用は25万円までですが、利用実績に応じて最大100万まで買取可能額が拡大します。

AI審査を採用しており、煩わしい事業計画書などの書類の提出は必要ありません。必要書類は、本人確認書類・通帳のコピー・請求書の3点だけです。

ベイトナーファクタリングは、個人事業主が売掛先の売掛債権でもファクタリングできる珍しいサービスです。個人事業主・フリーランスは、万が一に備えてペイトナーファクタリングに会員登録しておきましょう。

ラボル | 個人事業主・フリーランス向けの小回りが利くファクタリング!

種類 ・2社間ファクタリング
買取可能額 1万円~上限なし
手数料 一律10%
入金スピード 最短1時間
手続き方法 オンライン
公式サイト https://labol.co.jp/

ラボルはフリーランス・個人事業主向けで、申し込みから入金まで最短60分で完了するファクタリングサービスです。

東証プライム上場のセレスの100%子会社が運営しており、信頼性が高く安心して利用できます。銀行の営業時間に左右されず、24時間365日の振り込みに対応しているのは大きなメリットです。面談は不要でオンライン完結のため、急ぎの資金が必要なときの心強い味方です。

会員登録時には本人確認書類が必要ですが、登録後のファクタリングで必要な書類は請求書だけになります。買取可能額が1万円からと低く設定されており、個人事業主・フリーランスにとって使いやすいのもメリットです。

手軽に少ない必要書類でファクタリングしたいなら、ラボルはイチオシのサービスです。

QuQuMo | 申し込みから入金まで最短2時間!

種類 ・2社間ファクタリング
買取可能額 下限・上限なし
手数料 1%~14.8%
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン
公式サイト https://ququmo.com/

QuQuMoは、オンライン完結でスピードを追求するのをモットーにしているファクタリングサービスです。

申し込みから入金まで最短2時間とスピーディーなため、急な支払いに迫られたときの心強い味方です。オンライン完結で面談が必要なく、パソコン・スマートフォンさえあればどこからでも手続きができます。

買取可能額の下限・上限が設定されておらず、個人事業主・フリーランス・中小企業にも利用しやすいのが魅力です。必要書類は請求書・通帳のコピーの2点だけで、準備に手間もかかりません。

資金調達を急いでいるなら、必要書類が少なく審査がスピーディーなQuQuMoに申し込んでみましょう。

フリーナンス | 個人事業主・フリーランス向け!手数料3%から!

種類 ・2社間ファクタリング
買取可能額 1万円~上限なし
手数料 3%~10%
入金スピード 最短30分
手続き方法 オンライン
公式サイト https://freenance.net/

フリーナンスは個人事業主・フリーランス向けなのに、手数料が3%~10%と非常にリーズナブルなファクタリングサービスです。さらに、フリーナンスが提供する口座を利用すればするほど手数料が安くなります。

審査は最短30分と非常にスピーディーで、法人・個人事業主・フリーランス問わず利用できます。ただし、会員登録に最長120分かかるため前もって登録しておきましょう。

フリーナンスは、「フリーランス・個人事業主がもっと自由に、 より安心して働くためのインフラ」をモットーに掲げています。インフラとして、ファクタリング以外にもさまざまなサービスを提供しています。

  • 損害賠償保険
  • 所得補償保険
  • バーチャルオフィス
  • フリーナンス口座

個人事業主・フリーランスで、ファクタリング以外のサービスも必要ならフリーナンスを利用しましょう。

アクセルファクター | 即日資金調達の実績50%以上!

種類 ・2社間ファクタリング
・3社間ファクタリング
・診療報酬ファクタリング
買取可能額 30万円~1億円まで
手数料 2%~
入金スピード 最短即日
手続き方法 申し込みフォーム・メール・ファックス・LINE
公式サイト https://accelfacter.co.jp/

アクセルファクターは即日入金を経営方針とする、スピーディーな資金調達が実現できるファクタリングサービスです。

全体の取引の50%以上で即日資金調達を実現した実績を誇り、審査通過率は93%と業界トップクラスです。最大1億円まで即日資金調達できるため、大口の売掛債権を抱えた企業の資金調達ニーズにも対応できます。

支払いサイトは最大180日まで対応しており、入金サイクルが長い業界でも安心して利用できます。継続利用時は手数料が減額されるので、高い資金繰り改善効果を実現できます。

大口の売掛債権を抱えて資金繰りに悩んでいる企業にとって、アクセルファクターは頼りになるパートナーです。

2社間ファクタリングの審査のポイント

2社間ファクタリングの審査のポイントについて解説します。

  • 売掛先の信用状況
  • 利用者の信用状況
  • 支払いサイト・売掛債権額

売掛先の信用状況

ファクタリングでは、売掛先の信用状況が重要な審査基準です。

ファクタリング会社は利用者に売掛債権の代金を支払い、決済期日に利用者を経由して売掛金を売掛先から回収します。売掛金が支払われないとファクタリング会社が損失を被るため、売掛先の信用状況を十分に調査します。

売掛先の信用状況を調査・確認するポイントは、以下のとおりです。

  • 経営状態
  • 財務状況
  • 企業規模

なお、未回収リスクが小さいと判断される売掛先の特徴は以下のとおりです。

  • 上場企業・知名度の高い企業・有名企業のグループ会社
  • 公的機関・地方自治体・官公庁
  • 利用者と取引履歴の長い売掛先

ファクタリング審査に通過する可能性を上げるなら、信用力の高い売掛先の売掛債権で申し込みましょう。

利用者の信用状況

利用者の信用状況も、2社間ファクタリングでは審査のポイントです。

2社間ファクタリングの売掛金の流れは、以下のとおりです。

  1. 利用者が売掛債権を売却して、ファクタリング会社から代金を受け取る
  2. 支払い期日に利用者が売掛先から売掛金を回収
  3. 利用者がファクタリング会社に売掛金を入金

利用者の経営状態・財務状況が悪いと、売掛金の着服・流用される恐れがあります。そのため、利用者の信用状況をファクタリング会社は審査で確認します。

もし2社間ファクタリングの審査に落ちた場合は、利用者の信用状況が審査されない3社間ファクタリングの利用を検討しましょう。

支払いサイト・売掛債権額

支払いサイトの長短・売掛債権額の大小も、2社間ファクタリングの審査のポイントです。

支払いサイトが長いほど、その間に売掛先の経営状態が悪化する可能性は大きくなります。そのため、支払いサイトの短い売掛債権ほど審査に通過しやすくなります。なお、多くのファクタリング会社が対応している支払いサイトは30日~90日ほどです。

売掛債権額が大きいほど審査のハードルが下がります。ファクタリング会社にとって、売掛債権額が大きくても業務量・コストはほとんど変わりません。売掛債権額が大きいほど利益率が高い取引となるため、審査に通過しやすくなります。

審査通過の可能性を高めたいなら、「支払いサイトが短い」や「金額が大きい」に当てはまる売掛債権を優先しましょう。

 

2社間ファクタリングの利用の流れ

2社間ファクタリングの利用の流れは、以下のとおりです。

  1. 利用者が商品・サービスを売掛先に納入
  2. 利用者が売掛先に商品・サービスの代金を請求し、売掛債権が発生
  3. 利用者がファクタリング会社に売掛債権を売却し、手数料を差し引かれた代金を受け取る
  4. 決済期日に売掛金を利用者が回収
  5. 利用者が回収した売掛金をファクタリング会社に入金

2社間ファクタリングの手数料は、売掛債権の額面から自動的に差し引かれるため別途支払いの必要はありません。一方、売掛先から回収した売掛金は利用者がファクタリング会社に入金する必要があります。

売掛金の入金期限は、ファクタリングの契約書で明確に定められています。ファクタリング会社ごとに期限は異なりますが、10日~15日以内に設定されるケースが多いです。ファクタリング会社によっては、売掛金を回収した当日~数日といったケースも見られます。

売掛金の流用・振り込み忘れを防ぐため、回収後は早急にファクタリング会社へ入金しましょう。

2社間ファクタリングに関するよくある質問

2社間ファクタリングに関するよくある質問を解説します。

  • 2社間ファクタリングの会計での仕訳方法は?
  • 2社間ファクタリング・3社間ファクタリングのどちらがおすすめ?
  • 「2社間ファクタリング」と「2者間ファクタリング」の違いは?
  • 銀行融資の審査に落ちても2社間ファクタリングは利用できる?
  • 悪質なファクタリング業者の被害に遭ったらどうすればよい?

あらかじめ疑問を解消しておき、スムーズにファクタリングを利用して資金調達を目指しましょう。

2社間ファクタリングの会計での仕訳方法は?

商品・サービスを販売して売上が発生したら、以下のように処理します

借方 貸方
売掛金:100万円 売上:100万円

その後、資金調達で2社間ファクタリングを利用したときは、以下の4つの会計処理を行います。

  1. ファクタリング契約を締結
  2. 買取代金がファクタリング会社から入金
  3. 売掛先から売掛金が入金
  4. ファクタリング会社に回収した売掛金を入金

【ファクタリング契約を締結】

借方 貸方
未収入金:100万円 売掛金:100万円

【買取代金がファクタリング会社から入金】

以下の表は、手数料が5%だったケースの仕訳例です。

借方 貸方
現金・預金:95万円 売掛金:100万円
売掛債権売却損:5万円

【売掛先から売掛金が入金】

借方 貸方
現金・預金::100万円 預かり金:100万円

【ファクタリング会社に回収した売掛金を入金】

借方 貸方
預かり金::100万円 現金・預金:100万円

なお、会計処理はクラウドツールなどを利用すれば簡単に行えます。

2社間ファクタリング・3社間ファクタリングのどちらがおすすめ?

急いでいるなら2社間ファクタリング、手数料を安く抑えたいなら3社間ファクタリングがおすすめです。

2社間ファクタリングは最短数時間~即日で資金調達ができますが、3社間ファクタリングは数日~1週間かかります。一方、手数料に関しては3社間ファクタリングの方が安い傾向にあります。

自分の状況にあわせて、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングを使い分けましょう。

「2社間ファクタリング」と「2者間ファクタリング」の違いは?

「2社間ファクタリング」「2者間ファクタリング」に違いはありません。現在は、2社間ファクタリングと表記するのが一般的です。

銀行融資の審査に落ちても2社間ファクタリングは利用できる?

銀行融資の審査に落ちても、2社間ファクタリングは利用できます

融資審査では、利用者の信用状況がもっとも重視されるポイントです。一方、ファクタリング審査で重視されるのは売掛先の支払い能力です。売掛先の信用状況に問題がなければ、ファクタリング審査の通過は難しくはありません。

なお、2社間ファクタリングの審査に落ちた場合は3社間ファクタリングの利用を検討しましょう。

悪質なファクタリング業者の被害に遭ったらどうすればよい?

悪質なファクタリング被害に遭ったら、弁護士に相談するのがおすすめです。ファクタリングを装った貸付だった場合、弁護士に相談すれば返済が不要になるケースも多々あります。

弁護士以外の相談先は以下のとおりです。

名称 営業時間 相談窓口・電話番号など 公式サイト
ファクタリング事業推進協会 平日9時~18時 電話:0120-123-022 https://www.factoring.or.jp/
金融庁金融サービス利用者相談室 平日10時~17時 電話:0570-016811
IP電話の場合:03-5251-6811
ファックス:03-3506-6699
Webサイト受付窓口
https://www.fsa.go.jp/
金融庁多重債務相談窓口 24時間365日 相談窓口 https://www.fsa.go.jp/
日本貸金業協会 平日9時~17時 電話:0570-051051
IP電話の場合:03-5739-3861
ファックス:03-5739-3024
Webサイト受付窓口
https://www.j-fsa.or.jp/
警察 24時間365日 電話:#9110(各都道府県警察相談ダイヤル) https://www.npa.go.jp/
消費者庁消費者ホットライン 平日9時~17時 土日祝10時~16時 電話:188 https://www.caa.go.jp/
国民生活センター平日バックアップ相談 平日10時~12時 13時~16時 電話:03-3446-1623 https://www.kokusen.go.jp/

上記の表の窓口はいずれも無料で利用できますので、悪質なファクタリング業者の被害に遭ったら速やかに相談しましょう。

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2社間ファクタリングとは、売掛先に知られず最短数時間~即日で資金調達できるサービスです。手元資金が少なく急な支払いが必要になったときに、2社間ファクタリングは心強い味方です。

今回の記事では、2社間ファクタリングの仕組み・メリット・デメリット・注意点などを解説しました。くわえて、手数料が安く信頼性の高いおすすめファクタリングサービス9選を紹介しました。

2社間ファクタリングを上手に利用すれば、資金トラブルをスムーズに解決できます。自分に最適な2社間ファクタリングサービスを見つけ、事業の継続・拡大を実現しましょう。