資金繰りが厳しいとき、すぐ資金を調達できて頼りになるファクタリングですが、審査に落ちては意味がありません。ファクタリングの審査は売掛先を重視しており、通過のためには信用力の高い売掛債権で申し込む必要があります。

本記事ではファクタリングで押さえるべき審査基準を3つ解説し、実際に通過率が高い信頼できるファクタリング会社も紹介します。本記事を読めば、ファクタリング審査に向けて事前に準備すべき項目を把握してスムーズにサービスを利用できるでしょう。ファクタリングの審査にスムーズに通過し、事業に必要な資金を確保してください。

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ファクタリングとは売掛債権を売却して資金化するサービス

ファクタリングとは企業が持つ売掛債権をファクタリング会社に売却し、本来の入金日よりも前に資金化できるサービスです。ファクタリングは売掛債権の譲渡・売買契約に基づく取引で、融資と異なり貸借対照表上の負債とはなりません。

ファクタリングを利用すれば、商品を納品してから入金が30日後のケースでも債権分の金額を即現金として受け取れます。ただし、ファクタリングの利用には手数料が発生するため、必要な資金を確保できるか事前の確認が必要です。

契約方式には2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類がある

ファクタリングには、大きく分けて2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの契約方式があります。

契約の種類 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
契約方式 利用者・ファクタリング会社の2者で契約する方式 利用者・取引先(売掛先)・ファクタリング会社の3者で契約する方式
取引の流れ
  1. 売掛債権をファクタリング会社に売却
  2. 利用企業が売掛債権を回収
  3. 回収後に債権分の金額をファクタリング会社に支払う
  1. 売掛債権をファクタリング会社に売却
  2. 売掛金は直接ファクタリング会社が回収
メリット
  • 売掛先に知られずファクタリングを利用できる
  • 審査から入金まで迅速に進む
  • 手数料が2社間ファクタリングより低い
  • 売掛債権を回収する業務負担がなくなる
デメリット
  • 手数料が3社間ファクタリングより高め
  • 売掛債権を自社で回収しなければならない
  • 売掛先への通知が必要で資金繰りに関して懸念を抱かれやすい
  • 資金化までに時間がかかる

なお、2社間ファクタリングよりも3社間ファクタリングの方が経営状態が赤字でも審査に通りやすいです。3社間ファクタリングは売掛先からファクタリング会社が直接売掛債権を回収するため、利用企業に売掛金を着服されず回収リスクが低いためです。ファクタリングの審査にどうしても通過したい場合は、3社間ファクタリングを利用しましょう。

ファクタリング独自の審査基準3つ

ファクタリング会社では主な審査項目として、以下3つの審査基準を設けています。

  • 売掛先の信用力
  • 売掛債権の支払い期日
  • 売掛先との取引期間

上記の基準を参考に、審査で評価されやすい売掛債権を選んでファクタリングを利用しましょう。

売掛先の信用力

ファクタリングの審査において一番重視されるのは、売掛先の信用力です。ファクタリング会社は売掛債権が支払い期限に回収可能かどうかを見極めるため、売掛先の財務状況や信用情報で与信判断を行います。

そのため、公的機関・上場企業への売掛債権なら支払い能力の観点から小規模企業に比べて信頼度が高く、審査通過率があがる傾向が強いです。なお、過去の支払い遅延履歴や税務滞納などのネガティブ情報があると一気に審査が難しくなります。

売掛債権の支払い期日

売掛債権の支払い期日も、ファクタリング審査における重要なポイントです。支払い期日までの日数が短い債権ほどファクタリング会社がはやく回収できるためリスクは低く、審査の評価も高くなります。

一般的に売掛債権の支払い期日が2ヶ月以内、特に30日以内であれば審査で有利に働きます。逆に期間が長いと、その間に売掛先が経営不振に陥るリスクがあるため、審査基準が厳しくなって手数料が高く設定されやすいです。

売掛先との取引期間

ファクタリングの審査では、売掛先との取引期間も主な審査材料です。利用者と売掛先との取引期間が長く過去に支払いトラブルがなければ、売掛債権の信頼性が高く評価されます。

初めての取引や単発の売掛債権は、そもそも「実在する正当な取引か」「支払いが確実か」が判断しづらいです。安定的かつ定期的な取引実績を示せる場合は審査通過率が高まり、条件交渉でも優位に立ちやすくなります。ファクタリングの審査では通帳の入金履歴や契約書などの証拠書類を用意し、継続的な取引実績があると証明しましょう。

ファクタリングの審査で重視されない項目

ファクタリングの審査で重視されない項目として、以下の3つがあげられます。

  • 利用企業の経営状況
  • 利用企業の財務状況
  • 利用企業の事業年数

利用企業に関する項目は審査であまり重要視されないため、経営状況に不安がある企業でもファクタリングは利用可能です。

利用企業の経営状況

銀行融資では申し込み企業の経営状況は審査で最重要視されますが、ファクタリングでは異なります。なぜならば、資金の回収先は売掛先側であり、利用企業が経営難でも関係がないためです。

実際に、オンライン完結型や少額取引のファクタリングでは決算書など経営状況を示す書類の提出が不要なケースが多いです。そのため、融資が断られた中小企業や個人事業主でも利用が可能なのがファクタリングの大きな利点となります。

利用企業の財務状況

借入額・自己資本比率・利益水準・キャッシュフローなど利用企業の財務状況も、ファクタリング審査ではほぼ対象外です。金融機関では審査基準になりますが、ファクタリングでは売掛先が支払うかどうかが重要で利用企業の財務情報は審査に大きく影響しません。

ただし、2社間ファクタリングの場合には債権の回収が利用企業経由になります。そのため、極端に財務状態が悪く資金を使い込む懸念があればマイナス要因になる可能性があります。

利用企業の事業年数

「事業開始〇年目」といった利用企業の事業年数も、ファクタリング審査では基本的に重要視されません。融資では長年の事業業績と安定性が鍵ですが、ファクタリングでは債権の回収可否が全てであるためです。

なお、個人事業主や創業間もない企業であっても売掛先の信用力に問題がなければ審査通過の可能性があります。実際、市場には「創業○年未満OK」「赤字経営でも可」といった条件で自社サービスを売りにしているファクタリング会社も存在します。

一般的なファクタリングにおける審査の流れ

一般的なファクタリングにおける審査の流れとして、以下の手順があげられます。

  1. 申し込み手続きを行う
  2. 必要書類を提出する
  3. ファクタリング会社が審査を実施する
  4. 審査通過後に契約〜入金

審査の流れはファクタリング会社によって異なるため、細かい手順は公式ホームページで確認しておきましょう。

①申し込み手続きを行う

最初のステップは、ファクタリング会社への申し込みです。電話・メール・Webフォーム・LINE、あるいは対面での相談など業者によって受付方法はさまざまです。

特に、資金調達のスピードを重視するならオンラインで手続きを完結できる業者を選ぶと即日入金を実現しやすくなります。なお、3社間ファクタリングの場合は事前に売掛先の同意を得ておくとスムーズです。

②必要書類を提出する

申し込み後は、ファクタリング会社から指定された必要書類を準備・提出します。基本的な必要書類は請求書や取引先からの入金を示す通帳のコピー、代表者の身分証、法人登記簿謄本や印鑑証明書などです。

なお、ファクタリング会社によっては直近の決算書や納税証明書、取引基本契約書なども求められる場合があります。書類の不備・漏れがあると審査が遅れる可能性があるため、事前にホームページを確認して書類は漏れなく準備しておきましょう。

③ファクタリング会社が審査を実施する

提出書類を基に、ファクタリング会社は審査を行います。審査の中心は「売掛先の信用力・支払い期日・取引実績」であり、利用企業自身の財務状況はあまり重視されません。

審査で不明点がある場合は電話・面談でヒアリングされるケースもあり、必要に応じて追加資料が求められます。ただし、銀行融資に比べれば審査スピードもはやく、業者によっては最短30分で審査が完了します。

④審査通過後に契約〜入金

審査に通るとファクタリング会社から買取条件が提示され、内容を確認し合意したうえで正式契約へと進みます。契約形態や方式により、必要に応じて債権譲渡登記や譲渡通知などの追加手続きが行われます。

契約後は売掛債権の額面から手数料を差し引いた金額が指定口座に振り込まれ、取引完了となる流れです。なお、オンライン契約ならそのまま即入金が可能ですが、紙契約・郵送が必要な場合は入金までの時間が延びる可能性があります。

ファクタリングの審査にかかる時間

ファクタリングの審査にかかる時間は、契約方式によって以下のように大きく異なります。

ファクタリングの契約方式 審査にかかる時間
2社間ファクタリング 最短即日〜数営業日
3社間ファクタリング 1週間~2週間

2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社だけの契約で手続きが簡単であるため、最短即日〜数営業日以内で資金化が可能です。なお、2社間ファクタリングでもオンラインで手続きが完結する会社を選べば、さらにはやく資金を調達できます。一方、3社間ファクタリングは売掛先の承諾・通知が必須で、審査が完了するまで1週間〜2週間程度かかるケースが一般的です。

ファクタリングの審査で求められる書類

ファクタリングの審査では、債権の信頼性を確認するための書類が多数求められます。

書類のカテゴリー 書類の名称 用途・審査の目的
基本的に必須となる書類 請求書・納品書・発注書・契約書などの売掛債権を示す書類 売掛金の存在と金額、取引先・支払い時期の確認
通帳のコピー(直近2ヶ月〜6ヶ月分) 入金履歴で取引実績と支払いの信頼性をチェック
顔写真付き身分証明書(法人代表者・個人事業主) 本人確認、不正防止のため
追加で求められる可能性がある書類 商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書) 会社の実在確認、代表者や所在地等の証明
印鑑証明書 書面契約時の実印押印・証明のため
決算書(法人)・試算表 財務状況・収益性の把握のため
確定申告書(個人事業主) 個人事業者の収支状況確認のため
納税証明書 税金未納の有無を確認するため
基本契約書・個別契約書 継続的な取引関係の証明

まず、必須なのが売掛債権の存在を証明する請求書などの資料で、なければ審査自体が受けられません。次に求められるのが取引先からの入金が確認できる通帳のコピーで、直近3〜6ヶ月分の入金履歴が審査対象となります。また、法人は代表者の身分証明書・登記簿謄本・印鑑証明書以外に、決算書・確定申告書・納税証明書の提出を求められるケースもあります。

ファクタリングで審査に通らない・落ちる理由

ファクタリングで審査に通らない・落ちる理由として、以下の6つがあげられます。

  • 売掛先が個人事業主の売掛債権で申し込んでいる
  • 売掛先の経営状況が良くない
  • 売掛先の信用情報に問題がある
  • 支払い期日の長い売掛債権である
  • 売掛先との取引期間が短い・新規取引先である
  • 不良債権・架空債権・二重譲渡の疑いを持たれている

上記の理由にあてはまらないような、信用力の高い売掛債権を選んでファクタリングを利用しましょう。

売掛先が個人事業主の売掛債権で申し込んでいる

売掛先が個人事業主の売掛債権で申し込んでいる場合、審査以前にファクタリングの利用を受け付けてもらえません。ただし、例外としてペイトナーファクタリングのみ、売掛先が個人事業主・フリーランスの売掛債権に対応しています。

個人事業主の売掛債権を対象外にしている理由は、法人のように登記簿や信用情報の閲覧が難しく支払い能力があるか判断しにくいためです。また、法人と比較して自己資金に乏しいケースも多いため、事業の継続が困難になりやすく未回収となるリスクが高いと判断されやすいです。ファクタリングを利用する際は、法人の売掛債権を選んで申し込みましょう。

売掛先の経営状況が良くない

ファクタリング審査では、売掛先の経営が安定しているかどうかが最重要の要素です。売掛先が赤字続きや税金滞納を起こしている場合、支払いの遅延や倒産リスクを高く見積もられて審査落ちの可能性があがります。

特に、原則として償還請求権がないファクタリングでは、ファクタリング会社はリスク回避のために安全な売掛債権を求める傾向があります。したがって、売掛先の経営安定性を事前にチェックし、必要に応じて他の取引先の債権を選ぶのが審査成功のポイントです。

売掛先の信用情報に問題がある

信用調査でネガティブな情報が確認できる売掛先も、審査落ちの対象となりやすいです。過去に金融事故、信用情報のマイナス記録がある場合、回収不安から審査が厳しくなります。また、法人登記されていても実質的な事業活動が確認できない売掛先は、架空債権の恐れも含めて審査落ちする確率が非常に高いです。

支払い期日の長い売掛債権である

売掛債権の支払い期日が長い場合、ファクタリング会社は審査で厳しい判断を下します。なぜなら、期日までの間に取引先の経営状況が変化して最悪の場合は倒産や支払い不能に陥るリスクが高まるからです。

入金まで120日以上かかる売掛債権が買取対象外の業者もあり、支払いサイトが2ヶ月を超えると審査のハードルがあがります。一部大手業者では180日以内の債権を扱うケースもありますが、基本的には「支払い期日の短さ」が審査通過の鍵です。支払い期日が遠い債権は手数料が割高になるだけでなく、審査そのものが見送られる可能性もあります。

売掛先との取引期間が短い・新規取引先である

「取引先との付き合いが浅い」あるいは「新しい取引先への債権」は、ファクタリング審査で不利な評価を受けるケースが多いです。なぜなら、取引が浅いほど架空取引や回収実績がなくリスクが大きいとみなされる可能性が高くなるためです。

長期間取引のある売掛先であれば、過去の入金履歴などから債権の実在性と回収実績が確認しやすく審査上も信頼されやすくなります。一方、初回取引や関係が浅い相手先では上記の情報を確認できず信頼性に欠け、審査落ちや手数料の上昇につながるケースもあります。

したがって、審査通過を目指すなら継続的な取引実績のある債権を提供するのが基本です。

不良債権・架空債権・二重譲渡の疑いを持たれている

ファクタリング会社が最も嫌うのが、不良債権・架空債権・二重譲渡などの「債権に疑義がある状態」です。不良債権とは既に回収不能になっているか支払いが滞っている債権を指し、回収できる可能性が低いため当然審査は通りません。

また、架空債権は詐欺罪・文書偽造罪の対象となる重大な犯罪行為で、審査が通らないどころか刑事事件へ発展する可能性があります。さらに、二重譲渡とは同じ売掛債権を複数社に譲渡しようとする行為で、明確な違法行為として扱われます。委託物横領罪・詐欺罪に該当し、審査時点で見抜かれれば、ファクタリングの利用どころか法的制裁の対象になるリスクも高いです。

ファクタリングで審査落ちしないためのコツ

ファクタリングで審査落ちしないためのコツとして、以下の5点があげられます。

  • 必要書類は漏れなく準備する
  • 信用力の高い売掛債権で申し込む
  • 支払いまでの期間が短い売掛債権を選ぶ
  • 3社間ファクタリングで申し込む
  • 審査通過率が高いファクタリング会社を利用する

ファクタリングに申し込む際は、上記のポイントを意識して手続きを進めましょう。

必要書類は漏れなく準備する

ファクタリング審査では請求書・通帳のコピー・身分証などの提出は必須で、揃っていないとそもそも審査対象にならないケースが多いです。なお、必要書類に不備があった場合、再提出・再審査となり資金の受け取りが遅れてしまう可能性があります。

また、法人登記簿謄本・印鑑証明書・決算書・納税証明書などもファクタリング会社によっては必要な場合があります。上記の書類には取得に時間がかかるものもあるため、申し込み前の段階ではやめに準備しておきましょう。

信用力の高い売掛債権で申し込む

ファクタリングサービスで審査通過率をあげるためには、売掛先の信用力が最も重要です。公的機関・大手企業・上場企業など支払い能力の高い売掛債権を利用すれば、ファクタリングの審査で評価が高くなります。

逆に、開業直後や取引して間もない企業が売掛先の場合は売掛債権の継続的な支払い実績を確認できず、審査落ちする可能性が高いです。なお、信用力の高い売掛債権を提示できれば審査が有利になるばかりでなく、手数料も低水準に抑えやすいです。

支払いまでの期間が短い売掛債権を選ぶ

支払い期日が1ヶ月~2ヶ月と短い売掛債権は、ファクタリングで審査通過率が格段に高くなります。支払い期日が長い売掛債権では回収期間中に売掛先の経営状況が変わるリスクが増え、審査落ちする可能性も高まります。対応策としては支払い期日の短い債権を選んで申し込むか、取引先に条件変更を働きかけて入金を前倒ししてもらうのが有効です。

3社間ファクタリングで申し込む

3社間ファクタリングで申し込めば、ファクタリングで審査通過できる可能性は高まります。3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者が関わる方式です。売掛先が直接ファクタリング会社に売掛金を支払う構造のため、未回収リスクが大幅に低減でき、結果として審査は通りやすくなります。

また、手数料も相場で1%〜9%程度と2社間方式に比べて抑えられるケースが多く、コスト面でもメリットが大きいです。ただし、売掛先への債権譲渡通知が必要で手続きに時間がかかるため、急ぎの資金調達には不向きです。3社間ファクタリングで申し込む場合は事前に売掛先と相談し、スムーズに手続きを進められるようにしておきましょう。

審査通過率が高いファクタリング会社を利用する

ファクタリングの審査を通過したい場合は、審査通過率が高いファクタリング会社を選ぶのが効果的です。審査通過率90%以上を掲げる業者は複数あり、たとえば以下のようなファクタリング会社があげられます。

  • アクセルファクター:約93%
  • ZIST:約93%
  • ベストファクター:約92%

ただし、通過率が高いファクタリング会社は審査のハードルを下げる分、手数料を高めに設定しているケースがあります。そのため、手数料と審査通過率のバランスを見極め、予算に応じて適切なファクタリング会社を選びましょう。

審査に通りやすいファクタリング会社の特徴

審査に通りやすいファクタリング会社の特徴として、以下の5つがあげられます。

  • 必要書類が少なめである
  • 手続きをオンラインで完結できる
  • 買取手数料の上限が高い
  • 買取可能額の上限が低い
  • 独立系・ノンバンク系ファクタリング会社である

なるべくスムーズに資金を調達したい場合は、上記の特徴にあてはまるファクタリング会社を選びましょう。

必要書類が少なめである

審査のハードルを下げたいなら、提出書類が少ない会社を選ぶのが効果的です。たとえば、請求書と通帳のコピーだけで審査完了できるファクタリング会社は申し込みやすく、審査も簡易的なケースが多いです。例としてアクセルファクターやベストファクターは必要書類が2種類〜3種類のみで、審査通過率も90%以上と高い数値を記録しています。

手続きをオンラインで完結できる

対面不要で書類提出もアップロードのみなどのオンライン完結型ファクタリングは、審査に通りやすいです。オンラインで手続きを完結できるファクタリングは書類提出がWebからのアップロードだけで済み、ビデオ通話・面談も必要ありません。手続きが簡単に済むため、オンラインで手続きを完結できるファクタリングは最短即日で申請から入金まで完了できます。

オンライン完結型のファクタリングで審査が通りやすいと感じる理由は、主に以下の点があげられます。

オンライン完結型のファクタリングで審査が通りやすいと感じる理由 詳細
小口債権でも対応が可能 少額でも対応可能なサービスが多く、審査のハードルが低く感じられる
手続きがシンプルで早い 短時間で申し込みが完了しやすいため、心理的な通りやすさがある
クラウド型はAI審査が主流 一定の自動化で主観的判断が排除されている印象がある
初回利用のハードルが低い 少額・短期前提で利用でき、お試しで使いやすい

特に、オンラインでの手続きは請求書をアップロードするだけなど簡単に手続きを済ませられるケースも多いです。短時間で申し込み手続きから審査まで完了する点から、心理的に通過しやすさを感じられる側面があります。

買取手数料の上限が高い

手数料設定が柔軟で上限手数料を明示していない、あるいは高めに設定されている会社ほど審査に通過しやすいです。ファクタリング会社は回収リスクをカバーするために、高い手数料を設定し、審査を通しやすくしています。もちろん、審査に通過しやすい分コストはかかるため、両者のバランスを判断して選ぶのが大切です。

また、オンラインで手続きできるファクタリング会社では人件費の削減などで手数料が安いにも関わらず審査に通りやすい場合があります。手数料だけでなく審査通過率も確認しながら、総合的な観点で利用するファクタリング会社を選びましょう。

買取可能額の上限が低い

ファクタリング会社を選ぶ際、審査の通りやすさを重視する場合は買取可能額の上限が低いサービスを選びましょう。買取可能額の上限とは、ファクタリング会社が一度に買取してくれる売掛債権の最高額を指します。

買取する売掛債権の金額が低いほど、ファクタリング会社が回収できなかった際の損失も少なくなるため審査基準も柔軟です。なお、買取可能額が低い個人事業主向けファクタリングは、法人専用のサービスより審査通過率が高い傾向にあります。

独立系・ノンバンク系ファクタリング会社である

独立系・ノンバンク系ファクタリング会社は銀行系と比べて審査が通りやすく、申し込みから資金化までのスピードがはやいです。特に、独立系は「法人・個人事業主問わず少額案件にも柔軟対応」「必要書類が少なくオンライン完結も可能」といったファクタリング会社も多いです。

一方、銀行系は利用企業の業績・信用情報まで厳しくチェックするため、審査通過の可能性は比較的低くなります。独立系であれば、利用企業の業績は審査で重要視していないため、赤字決算や創業間もない会社でも審査に通りやすくなっています。

審査に通りやすいファクタリング会社9選

ここでは、審査に通りやすいファクタリング会社として以下の9つを紹介します。

  • アクセルファクター
  • ZIST
  • ベストファクター
  • ネクストワン
  • 買速(かいそく)
  • GoodPlus
  • SOKULA
  • トラストゲートウェイ
  • メンターキャピタル

入金スピード・手数料など利用条件は各社で異なるため、自社の希望条件にマッチしたファクタリングを選びましょう。

アクセルファクター

アクセルファクター

種類
  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング
手数料
  • 2社間:3%~10%
  • 3社間:1%~8%
入金スピード 最短即日
買取可能額 30万円~1億円
手続き方法 対面・オンライン・郵送
公式サイト https://accelfacter.co.jp/

アクセルファクターは、審査通過率約93%と業界でも高水準のファクタリング会社です。赤字経営・債務超過の企業、他社で審査が通らなかったケースにも柔軟に対応する姿勢が特徴です。

債権支払い期日が最大180日先でも買取が可能なため、建設業や長期サイト取引の業種にとっても使いやすいサービスとなっています。必要書類は請求書・通帳のコピーのみで手続きでき、書類の準備にも時間がかかりません。また、利用者の半数以上が申し込み当日中に入金を受けており、資金調達のスピードを重視する企業にも最適です。

ZIST

ZIST

種類
  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング
買取可能額 30万円~5,000万円以上
手数料 3%〜15%
入金スピード 最短即日
手続き方法 出張訪問・電話・FAX・オンライン
公式サイト https://zist.co.jp/

ZISTは審査〜入金スピードのはやさと経営コンサル支援が両立されているファクタリングです。審査通過率は公表値で約93%となっており、最短2時間で審査が完了して即日〜2日以内の資金化が可能です。

手数料は2社間で5%〜15%、3社間では3%〜7%となっており、乗り換え時の割引など手数料優遇制度も整っています。買取可能額も30万円〜5,000万円以上と幅広く設定されていて、中小規模から大型案件にも対応できます。

ZISTの特徴として、資金調達だけでなく経営アドバイザーによる継続支援が受けられる点も大きな魅力です。出張対応やオンライン契約といったサポート体制も整っており、地方企業や訪問希望者にも安心できる設計です。

ベストファクター

ベストファクター

種類
  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング
  • 注文書ファクタリング
手数料 2%〜20%
入金スピード 最短即日
買取可能額 30万円〜1億円
手続き方法 オンライン・電話・メール
公式サイト https://bestfactor.jp/

ベストファクターは、審査通過率約92%を誇るファクタリング会社で、個人事業主・小規模法人でも使いやすい審査基準が魅力です。特徴は買取手数料で2社間は5%〜、3社間は2%〜と非常に低く設定されており、コストを抑えて資金を調達できます。

また、手数料の安さに加えて即日入金も可能で、買取可能額は30万円〜1億円と幅広い資金需要に対応できます。なお、2社間・3社間の両契約方式に対応しており、審査通過を優先する場合は3社間ファクタリングがおすすめです。

ネクストワン

種類
  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング
買取可能額 30万円〜上限なし
手数料 1.5%〜10%
入金スピード 最短即日
手続き方法 オンライン・電話・メール・郵送
公式サイト https://next1-one.jp/

ネクストワンは審査通過率96%以上と高水準のファクタリング会社で、赤字経営・債務超過でも申し込みできる柔軟さが魅力です。必要書類は決算書・請求書・通帳のコピーなど標準的ですが、オンライン完結・郵送対応など全国どこからでも利用できる体制も整っています。

手数料は2社間で5%〜10%、3社間で1.5%〜7%と良心的な設定で、買取可能額に上限がなく高額債権にも対応が可能です。さらに「他社から乗り換え割引」や「診療報酬・介護報酬債権の買取」など幅広いサービスを提供しています。ただし、ネクストワンは法人向けで個人事業主は対象外である点は事前に注意が必要です。

買速(かいそく)

買速

種類
  • 2社間ファクタリング
買取可能額 10万円〜5,000万円
手数料 2%〜
入金スピード 最短30分
手続き方法 オンライン・電話
公式サイト https://kai-soku.jp/

買速は審査通過率が80%以上と高く、買取手数料2%〜を掲げて最短30分で資金調達可能な2社間ファクタリングサービスです。買速のファクタリングではオンライン契約に対応するほか、札幌・名古屋・大阪など全国対応で対面希望にも柔軟に応じています。

さらに10万円からの小口債権の買取にも対応し、取引規模が小さい個人事業主・フリーランスでも申し込みが可能です。他社で断られた売掛債権でも相談にのってくれる柔軟さがあり、資金繰りに追われて迅速な資金調達を望む経営者に評価されています。

GoodPlus

GoodPlus(グッドプラス)

種類
  • 2社間ファクタリング
  • 診療報酬ファクタリング
買取可能額 要問い合わせ
手数料 5%〜15%
入金スピード 最短90分
手続き方法 オンライン・電話
公式サイト https://goodplus-service.co.jp/

GoodPlus(グッドプラス)は審査通過率90%を誇り、「最短90分で資金化」「手数料5%〜」を打ち出すファクタリング会社です。必要書類は請求書・通帳のコピー・本人確認書類と少なく、柔軟な審査とオンライン対応で申し込みがスムーズだと高く評価されています。

口コミでは「電話とメールだけで完結」「土日祝日にも対応している」「既存の契約先より手数料が安い」と実用性への評価が目立ちます。ただし、2社間ファクタリング専門で審査が比較的通りやすい3社間ファクタリングには対応しない点に注意が必要です。

SOKULA

SOKULA

種類
  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング
買取可能額 非公開
手数料 2%〜15%
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン・電話・メール
公式サイト https://sokula.info/

SOKULAは審査通過率93%超で、最短2時間入金とスピード重視のファクタリング会社です。2社間と3社間の両契約方式に対応し、手数料は2%〜15%と業界でも低水準の料率設定になっています。

個人事業主・フリーランスでも申し込め、他社で断られた債権でも「どうすれば買取できるか」を起点に審査を進める方針が特徴です。買取上限額は公表していませんが、1億円規模まで応相談と高額の売掛債権にも対応しています。

また、オンライン完結での手続きが可能であり、通帳のコピー・請求書・本人確認書類があればすぐ利用できます。利用者の約50%が当日振込を体験しており、「スピードを重視したい」「初回利用でも安心感を重視したい」企業におすすめです。

トラストゲートウェイ

種類
  • 2社間ファクタリング
  • 診療報酬ファクタリング
買取可能額 10万円〜5,000万円
手数料 1.5%〜
入金スピード 最短即日
手続き方法 電話・オンライン
公式サイト https://trustgateway.co.jp/

トラストゲートウェイは西日本・九州エリアに特化したファクタリング会社で、審査通過率は93.8%と高い水準です。クラウド契約によるオンライン完結が可能で、最短即日での資金調達にも対応しています。

3社間ファクタリングは1.5%〜、2社間ファクタリングは4%〜と手数料が低く、追加費用のない明確な料金体系です。買取可能額は10万円~最大5,000万円まで対応し、個人事業主・法人問わず幅広く利用が可能です。地域の経営コンサル支援も提供しており、地元企業に対する安心感と柔軟な資金サポートを兼ね備えています。

メンターキャピタル

メンターキャピタル

種類
  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング
買取可能額 30万円〜1億円
手数料 2%〜
入金スピード 最短即日
手続き方法 オンライン
公式サイト https://mentor-capital.jp/

メンターキャピタルは創業2009年からの老舗で、実績が豊富で多くの利用者から人気のファクタリング会社です。2社間・3社間ファクタリングともに対応可能で買取可能額は30万円〜1億円、手数料は2%〜の水準でサービスを提供しています。

必要書類を準備すれば、審査は最短30分、入金は最短当日〜翌日に完了できるため資金調達スピードに優れています。また、赤字・債務超過・税金滞納といった経営状況の悪い企業でも対応しており、審査通過率92%以上と高水準です。

建設業・医療・介護といった業種別にも強く対応しているなど、ファクタリングでの支援実績も豊富にあります。さらに、全国出張対応も可能でオンラインと対面の両面サポートがつくため、利用者から「断られた案件でも相談しやすい」と評判です。

ファクタリングの審査で落ちた場合の対処法

ファクタリングの審査で落ちた場合の対処法として、以下の3つがあげられます。

  • 別の売掛債権で再度申し込む
  • 電話および対面で直接相談する
  • 別のファクタリング会社で申し込む

上記の方法を参考に、ファクタリングの審査に落ちても諦めず必要な資金を迅速に調達しましょう。

別の売掛債権で再度申し込む

「売掛先の信用力不足」「支払い期日が長い」などが審査落ちの原因の場合、他の債権に切り替えて再申し込みすると通るケースもあります。たとえば、審査に落ちた売掛債権と比べて、より支払い期日が短く信用度の高いものを選ぶと審査に通過できる確率は高まります。複数の売掛債権から信用力の高いものを選び直し、債権内容を刷新して審査に再挑戦しましょう。

電話および対面で直接相談する

ファクタリングではオンラインでの申し込みが主流ですが、電話・対面で直接相談しながら条件をすり合わせる方法も有効です。審査では質問時の「対応力」や「誠実さ」も評価される可能性があり、書類では補えない裏付けが生まれます。また、担当者と直接話をすれば足りない書類の追加や売掛先の信用について説明が可能となり、審査でも好印象を与えやすいです。

別のファクタリング会社で申し込む

業者ごとに審査基準や得意案件の領域が異なるため、他のファクタリング会社に乗り換えて申し込みするのもおすすめです。特に、銀行系のファクタリングで審査落ちした場合は独立系や審査通過率が高い業者を選んで審査に通るケースがあります。

なお、ファクタリングを利用する際は最初から複数社に相見積りをとる方法も有効です。あらかじめ複数社の見積りを取得しておけば、申し込む優先順位も決めやすくて手続きもスムーズに進められます。

ファクタリングの審査に関するよくある質問

ファクタリングの審査に関するよくある質問として、以下の3つを紹介します。

  • 個人事業主・フリーランスで即日対応可能な審査の緩い・甘い・激甘なファクタリング会社はある?
  • 審査に100パーセント誰でも絶対に通るファクタリング会社はある?
  • 即日対応かつ審査なしのファクタリング会社はある?

特に、審査なしをアピールするファクタリング会社は悪徳業者の可能性が高いため、注意が必要です。

個人事業主・フリーランスで即日対応可能な審査の緩い・甘い・激甘なファクタリング会社はある?

個人事業主でも即日対応でき、審査が緩い・甘い・激甘とされるファクタリング会社はいくつか存在します。具体的に、個人事業主・フリーランスが利用できる即日対応可能で審査に通過しやすいファクタリング会社は以下のとおりです。

最短即日入金が可能な個人事業主が利用できるファクタリング会社 審査通過率
アクセルファクター 約93%
ベストファクター 約92%
GoodPlus 90%
SOKULA 93%超
トラストゲートウェイ 93.8%
メンターキャピタル 92%以上

上記のファクタリング会社は最短即日入金に対応しており、いずれも審査通過率が90%以上で非常に高い水準となっています。個人事業主でなるべくはやく資金を調達したい場合は、上記のファクタリング会社から希望の条件にあうところを選びましょう。

審査に100パーセント誰でも絶対に通るファクタリング会社はある?

結論として、審査に100%誰でも絶対に通るファクタリング会社は存在しません。ファクタリングは売掛先の信用力や債権の実在性、支払い期日などを評価する審査を必ず実施し、回収リスクの高い債権は審査落ちします。

なお、審査通過率90%以上を公表しているなど柔軟な審査体制を売りにしているファクタリング会社は存在します。とはいえ、絶対に通る保証はないため、売掛債権・取引先の信頼性によっては断られる可能性が残る点を念頭に置いておきましょう。

即日対応かつ審査なしのファクタリング会社はある?

即日対応かつ審査なしのファクタリング会社も存在しません。ファクタリングでは、「売掛先や債権の回収可能性」「架空債権・二重譲渡の有無」を精査するために審査が必要です。審査なしをうたう業者は、ファクタリングを装った貸付など法的リスクのあるサービスを提供している可能性が高く避けるべきです。

ファクタリングの審査を通過してスムーズに資金調達しよう

ファクタリングは急な支払いが必要なときに、売掛債権を活用して迅速に資金を確保できる強力な手段です。銀行融資とは異なり、ファクタリングの審査で重視されるのは利用者の経営状況ではなく売掛先の信用力や売掛債権の内容となります。

そのため、ファクタリングは赤字や創業間もない個人事業主・法人でも利用しやすく即日での資金化も可能です。ただし、審査に通すには「信用力の高い売掛先を選ぶ」「必要書類を漏れなく準備する」などのポイントを押さえる必要があります。

万一審査に落ちても、「売掛債権を変える」「別のファクタリング会社」に申し込むなど再挑戦の方法はあります。今回の内容を参考に、ファクタリングの審査を通過してスムーズに必要な資金を調達しましょう。