ファクタリング審査のポイントについて解説していきます。

「審査はファクタリング会社が行うもの。自分ではどうしようもない」とまな板の上の鯉のような受動的な気持ちになっている人も多いのではないでしょうか?

確かに、ファクタリング審査は自社や売掛先企業のこれまでの実績に対して行われるため、自助努力ではどうしようもない部分が多数あります。

しかし、ファクタリングで売却する売掛債権の種類や金額を工夫するなど、少しの配慮によって審査に通過できる可能性を高めることは可能です。

ファクタリング審査のポイントを2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに分けて解説するとともに、ファクタリング審査に通過するためのコツについても解説していきます。

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ファクタリングで審査される対象

ファクタリングは申込企業が保有している売掛債権を売却して資金化する資金調達方法です。

そのため、審査では次の3つが対象になります。

  • 売掛先企業
  • 申込企業
  • 売掛債権

ファクタリングで審査される3つの対象についてまずは解説していきます。

売掛先企業

ファクタリングの審査において最も重点的に確認されるのが売掛先企業です。

ファクタリングとは売掛債権の売却ですので、売掛先企業が売掛債権を支払える能力があるかないかが、審査では最も重要です。

売掛先企業の決算状況や売上規模、業歴などが審査では重視され、「売掛債権を支払える能力がない」と判断された場合には審査通過はできません。

反対に、売掛先企業に支払能力があると判断されれば、申込企業の業況が悪くても審査に通過できる可能性が高いでしょう。

申込企業

2社間ファクタリングでは申込企業の決算状況や業歴や規模なども確認されます。

2社間ファクタリングは、売掛債権期日になると、売掛先企業から申込企業の銀行口座へ代金が入金になり、その代金を申込企業がファクタリング会社へ送金する形で、支払いが完了します。

一度代金が申込企業を経由するので、「申込企業が代金を経由しても使い込みをしないか」という点をチェックしているのです。

そのため、申込企業の資金繰りがあまりにも悪いと、2社間ファクタリングの審査に通過できない可能性もあります。

なお、3社間ファクタリングは、代金が申込企業を経由しないので、申込企業の決算状況や資金繰りは審査されません。

ファクタリングでは申込企業の決算状態はそれほど重視されないので、赤字や債務超過でも十分に審査に通過できる可能性はあります。

しかし、あまりにも業況が悪く、今日明日にも倒産してしまうかもしれない企業は審査に落とされてしまう可能性もあるでしょう。

売掛債権

売掛債権そのものも審査の対象となります。

具体的には次の2点が確認されます。

  • 売掛債権の金額
  • 売掛債権の期日

売掛債権の金額があまりにも大きいと、ファクタリング会社のリスクが大きくなるので審査に通過できないことがあります。

また、売掛債権の期日も重要です。

期日までの日数が長いと、ファクタリング会社へ期日通りに入金されないリスクも高まります。

時間が経てば経つほど売掛先企業の業況が悪化する可能性が高まりますし、そもそもそれほど長い期日を設定する売掛先企業の業況が健全とは判断できないためです。

そのため、売掛債権の支払日までの期間が長ければ審査にマイナスになり、短ければプラスになる傾向があります。

2社間・3社間共通の審査のポイント

2社間・3社間共通の審査のポイント

2社間ファクタリングと3社間ファクタリング共通の審査のポイントは以下の通りです。

  • 売掛先の与信
  • 売掛債権の支払サイト
  • 売掛債権の金額
  • 申込企業の信用
  • 売掛先企業との取引期間
  • 売掛債権の種類
  • 売掛金の実在性

売掛債権のリスクとともに、ファクター(ファクタリング会社)にとって自社が取引をするに値する企業かどうかという点も重要なポイントとして審査されます。

2社間、3社間ファクタリング共通のポイントについて詳しく解説します。

売掛先企業の与信

ファクタリングで最も重視されるポイントは売掛先の与信です。

ファクタリングは売掛債権をファクターへ売却することですので、ファクターにとっては「期日通りに売掛債権の支払いが履行されるかどうか」という点が最も重要になります。

例えば、支払いに問題がないと判断される公共団体などが売掛先の場合には審査に通過しやすくなりますが、支払いが懸念される小規模事業者が債務者である売掛債権は審査に通過しにくいと言えます。

ファクタリング審査にとって最も重要な点が「売掛先に支払能力があるかどうか」という点でになるので、売掛先の業況がどのようになっているか最重要の審査項目です。

売掛債権の支払サイト

ファクタリング審査では、売掛債権の支払サイトも非常に重要です。

売掛債権の支払サイトとは「何日後が支払期日なのか」という、売掛債権の期日までの日数のことです。

支払サイトが長いほどリスクが高いと判定され審査通過が厳しくなるか手数料が高くなります。

期日までに時間があるほど、売掛先の業況が悪化する可能性が高くなるので、売掛債権のデフォルトリスクが高まるためです。

一方、支払サイトが短いほどリスクが低いと判断されて審査通過は容易になり手数料も低くなる傾向があります。

例えば、期日が3ヶ月先の売掛債権よりも、1ヶ月先の期日の売掛債権の方が審査に通過しやすく手数料も低くなります。

ファクタリング審査では売掛債権の支払サイトも非常に重要です。

売掛債権の金額

ファクタリング審査では売掛債権の金額も重要視されます。

売掛債権の金額が大きい方が審査に通過しやすいと言えます。

売掛債権の金額が大きければ低い手数料率でも十分な利益を出すことができるので、ファクターにとっては「おいしい案件」になるためです。

例えば、同じく手数料10%でも100万円の売掛債権のファクタリングであれば10万円の手数料ですが、1,000万円であれば100万円です。

このように、同じ手数料でも金額が大きくなればファクターの利益は大きくなります。

売掛債権の金額が大きければ審査には通過しやすくなります。

ただし、あまりにも金額が大きな場合には、ファクターにとってはデフォルトした場合のリスクも大きくなるので、審査に通過できないこともあります。

大きな金額のファクタリングを希望する時には、規模の大きなファクターへ申し込みをすることを心がけましょう。

また、売掛先企業の規模が小さいのに売掛債権の金額が大きい場合などは審査に通過できない可能性もあります。

あくまでの売掛先企業の業況とセットで売掛債権の金額が判断されるものと理解しておきましょう。

申込企業の信用

ファクタリングでは申込企業の信用も大切です。

特に2社間ファクタリングにおいては代金が一度申込企業の口座を経由するため、「売掛先企業から入金があったら、ファクタリング会社へ遅滞なく送金できるか」という点がかなり重視されます。

また、ファクターにとっては「取引をする企業がしっかりとした企業か」ということも重要視して、申込企業の決算状況などを確認しています。

取引する企業の業況が安定しているのであれば、長期間に渡って取引をすることができるため、ファクターにとっては「大切な顧客」になります。

しかし、取引する企業の業況が不安定で「今にも倒産しそう」という場合には、ファクターにとっては大切な顧客にはなり得ない可能性が高いので審査も厳しく見られる可能性があります。

ファクターにとって「今後も長く取引したい大切な顧客」と判断されるため、自社の与信状況がよい方が審査で有利になる傾向があります。

売掛先企業との取引期間

売掛先企業との取引期間が長い方がファクタリングの審査で有利になります。

取引期間が長ければ長い方が、売掛先企業が信用できるということですので、ファクタリング会社にとってのリスクは低くなります。

反対に、申込企業にとって初めて取引する企業の売掛債権は、ファクタリング会社にとっても期日通りに入金になるかどうかが分かりません。

従ってこのような売掛債権は審査で不利になります。

そのため、ファクタリングの審査では、継続して取引している証拠となる次のような書類の提出を求められることがあります。

  • 売掛先企業との基本契約書
  • 売掛先企業からの入金が確認できる通帳の写し

これらの書類を提出することによって、「売掛先企業との関係が過去から継続的に行われている」ものであり、「これまでも期日通りに支払いが行われてきた」ことをファクタリング会社が確認できます。

売掛先企業との取引の継続性はファクタリング審査で非常に重要です。

できる限り、長い期間継続して取引してきた取引先の売掛債権をファクタリングしましょう。

売掛債権の種類

売掛債権の種類も審査に影響します。

売掛債権の種類とは「どのような企業に対する売掛債権なのか」ということです。

例えば、売掛先が公的機関となる診療報酬などは審査で有利になります

また、売掛先が大手金融会社となる、クレジットカードの売上金などもファクタリング審査では有利です。

できる限り売掛先が公的機関か大手企業の売掛債権をファクタリングしましょう。

反対に、売掛先企業が業況が悪化している企業や、小規模企業の場合には審査が不利になりますし、売掛先が個人事業主の場合には審査通過がほぼ不可能です。

売掛金の実在性

売掛金が「本当に実在するものか」という点も審査で必ずチェックされます。

ファクタリングを利用する人の中には請求書などを偽造してファクタリングへ申し込む人も残念ながら存在するためです。

ファクタリング会社は売掛債権の実在性を確認するために、取引基本契約書や、過去の入金が確認できる通帳の写しなどの提出を求めてくることがよくあります。

実在性を確実に証明するために、請求書だけでなく、取引基本契約書など、できる限り多くのエビデンスを用意することができる売掛債権を売却するようにしてください。

2社間ファクタリングの審査ポイント

2社間ファクタリングの審査

2社間ファクタリングだけで重視される審査のポイントも存在します。

  • 申込企業の与信状況
  • 申込企業と売掛先企業の関係性

2社間ファクタリングでは資金が自社を経由するので、申込企業の与信が3社間より重要視されます。

2社間ファクタリングだけの審査の重要ポイントについて解説します。

申込企業の与信状況

2社間ファクタリングは3社間ファクタリングと比較して、申込企業の与信状況がかなり重要視されます。

2社間ファクタリングにおいては、売掛債権期日になると資金が申込企業の口座を経由するためです。

売掛先に秘密でファクタリングすることができる2社間ファクタリングにおいては、売掛債権期日になると売掛先が自社の口座へ売掛金の代金を振り込みます。

そのお金を自社がファクターへ送金するという形でファクターへの支払いが終了します。

このように、2社間ファクタリングにおいては資金が一度自社を経由しますが、この際に申込企業の業況や資金繰りがあまりにも悪いと、申込企業が売掛債権の代金を流用してしまう可能性があります。

2社間ファクタリングの手数料が3社間ファクタリングよりも高いのは、まさにこの「資金流用のリスク」が加わるためです。

2社間ファクタリングにおいては売掛債権のデフォルトリスクに加えて、申込企業の資金流用リスクも加わるので、自社の与信状況がかなり重視されます。

「ファクタリングによって資金提供したとしても、今日にも明日にも倒産してしまう」というような企業は審査に通過できないこともあります。

申込企業と売掛先企業の関係性

申込企業と売掛先企業の関係性も重要です。

申込企業と売掛先企業が長い付き合いであれば、過去の入金履歴など「この取引先は支払状況に問題ない」と証明できる書類が多数あり、それらの書類を提出することによって審査で有利になります。

一方、初めて取引をするような企業の売掛債権は、期日通りに支払うという証明を何もすることができません。

特に、申込企業に資金が経由する2社間ファクタリングは、ファクターと売掛先企業が接する機会がないので、申込企業が売掛先の信用を一定程度証明する必要があります。

申込企業と売掛先企業の関係性が深いものであれば審査に有利になり、売掛先との関係が希薄であれば審査で不利になります。

2社間ファクタリングの審査を有利に進めたいのであれば、以前から取引があり、これまでも期日通りに入金があった売掛先企業に対する売掛債権をファクタリングしましょう。

3社間ファクタリングの審査ポイント

3社間ファクタリングの審査

3社間ファクタリングだけの審査のポイントも存在します。

  • 2社間よりも全体的に厳しくチェックする
  • 売掛先企業のファクターに対する態度

3社間ファクタリングは手数料が低いため、審査は全体的に2社間より厳しくなります。

また、ファクターと売掛先企業が直接接する3社間ファクタリングの審査では、ファクターの売掛先企業に対する印象も重要になります。

3社間ファクタリングだけの審査ポイントについて詳しく解説します。

2社間よりも全体的に厳しくチェックする

3社間ファクタリングの手数料は2%〜10%程度と2社間ファクタリングよりもかなり低くなることが一般的です。

手数料が低いということは、それだけ低いリスクしか取ることができないということですので審査は必然的に厳しくなります。

原則的に3社間ファクタリングは銀行系などの大手ファクターが取り扱いを行なっており、そのような会社はリスクの高い売掛債権を高い手数料を設定して買い取るようなことはしません。

このように3社間ファクタリングは基本的に優良企業の売掛債権を期日前に資金化するもので、2社間ファクタリングのように「ほとんどの債権を買い取る」ということはありません。

3社間ファクタリングの審査は2社間よりも基本的に厳しくなります

売掛先企業のファクターに対する態度

3社間ファクタリングでは、売掛先企業とファクターが直接契約を締結します。

この際に、売掛先企業のファクターに対する対応も審査されてしまいます。

あまりにもファクターに対する対応が悪かったり、債務の金額や支払期日に対して曖昧にしか理解していないような場合には、ファクターから「この企業、支払いは大丈夫か?」と、ネガティブな目線で評価されてしまう可能性があります。

一方、ファクターに対して売掛先企業の対応に問題がない場合には、「期日通りに売掛債権を支払うだろう」と判断されて審査には有利になります。

3社間ファクタリングでは、2社間ファクタリングと異なり、ファクターと支払企業が直接接するので、支払企業の対応など、定性的な評価が審査に影響を及ぼす可能性があります。

売掛先企業の同意がなければ審査に通らない

3社間ファクタリングでは売掛先企業が、ファクタリングに対して同意をしなければ絶対に審査に通過できません。

3社間ファクタリングにおいては、売掛債権期日にファクタリング会社へ支払いを行うのは売掛先企業だからです。

そのため、売掛先企業がファクタリングに対して理解せず、ファクタリング会社と契約ができなければ絶対に審査に通過できません。

あらかじめ、ファクタリングに対して理解があるであろう、売掛先を選択して3社間ファクタリングの申込をするようにしてください。

ファクタリング審査で重要視されない点

ファクタリングの審査で主に重視される点は売掛先企業の信用です。

そのため、融資の審査では重視されるこ次の2つのポイントは、ファクタリング審査ではそれほど重視されません。

  • 申込企業の決算状況
  • 経営者の信用情報や借入状況

なぜ、これらのポイントが審査で重視されないのか、ファクタリング審査の基準とともに詳しく解説していきます。

申込企業の決算状況

申込企業の決算状況はファクタリング審査の優先順位は低くなっています。

ファクタリングではファクタリング会社へ代金を支払うのは申込企業ではなく、売掛先企業だからです。

融資では債権者へお金を返済するのは申込企業です。

そのため、申込企業の決算状況や資産状況だけが審査され、取引先企業の信用は無関係です。

そのため、融資では赤字や債務超過の企業はまず審査に通過できません。

しかし、ファクタリングでは代金を支払うのは売掛先企業であるため、「倒産間近」のようなよほど差し迫った状況でない限りは申込企業の決算状況が悪くても審査に通過できます

赤字や債務超過で銀行から融資を受けられない時には、ファクタリングウを利用しましょう。

経営者の信用情報や借入状況

ファクタリングでは経営者個人の信用情報や借入状況はほぼ審査されません。

ファクタリングにおいて、代金をファクタリング会社へ支払うのは売掛先企業であるため、経営者個人の与信までチェックされることはほとんどありません

また、ほとんどのファクタリング会社は信用情報機関に加盟していないので、信用情報を調べることすら不可能です。

ビジネスローンなどは経営者個人の信用情報が審査で最も重要視されることがありますが、ファクタリングでは経営者個人の与信は審査されません。

「会社の業況が悪くて銀行から借りられない」「経営者個人の信用もないのビジネスローンも借りられない」

このような状況でも、ファクタリングであれば審査に通過できる可能性があるでしょう。

審査を通過するためのポイント

審査を通過するためのポイント

ファクタリングには2社間、3社間それぞれに審査のポイントがありますが、「ここを押さえておけば審査に通りやすい」という審査のポイントも以下のように存在します。

  • 優良企業の売掛債権をファクタリングする
  • できる限りサイトが短い売掛債権をファクタリングする
  • 金額が大きな売掛債権をファクタリングする
  • 過去の取引実績が良好な売掛債権をファクタリングする
  • 3社間ファクタリングを選択する

2社間、3社間共通で、審査に通過しやすくなるポイントについて詳しく解説していきます。

優良企業の売掛債権をファクタリングする

できる限り優良企業の売掛債権をファクタリングするようにしましょう。

ファクタリングでとにかく重視されるのは、売掛債権のリスクです。

売掛先が公共団体や上場企業であれば、支払いに遅れるリスクが低いと判断されるので、審査には通過しやすくなります。

手元に複数の売掛債権を保有している場合には、できる限り優良企業の売掛債権をファクタリングした方が審査には通過しやすくなり、手数料も低くなるでしょう。

できる限りサイトが短い売掛債権をファクタリングする

支払いサイトが短い売掛債権の方がファクターにとってのリスクが低いので審査に通過できる可能性が高くなるでしょう。

例えば、期間2ヶ月の売掛債権よりも、期間1ヶ月の売掛債権の方がデフォルトリスクは低くなります。

手元に期間の異なる複数の売掛債権を持っているのであれば、できる限り期間の短い売掛債権をファクタリングするようにしましょう。

金額が大きな売掛債権をファクタリングする

金額な大きな売掛債権をファクタリングすることで審査に通過しやすくなるでしょう。

金額が大きい売掛債権はファクタリング会社の手数料収入が大きくなるので、ファクタリング会社にとっていわゆる「買いたい債権」となり、審査に通過しやすく手数料率も低くなる傾向があります。

そのため、複数の債権を持っているのであれば、金額の大きな債権を売却した方が審査に通過できる可能性は高くなります。

ただし、金額が大きくなれば申込企業の手数料負担も大きくなるので、必要もないような規模の売掛債権をファクタリングすることは避けた方がよいでしょう。

過去の取引実績が良好な売掛債権をファクタリングする

これまでの取引実績があり、過去に何度も「期日通りに入金した」という記録がある売掛先の方が審査には通過しやすいと言えます。

過去の取引実績が優良な売掛先企業は、ファクターに対して、過去の入金を証明する通帳のコピーや基本契約書などの書類を提示することができます。

これらの書類を提出することによってファクターが「入金に問題ないだろう」と判断でき、審査には確実にプラスになるためです。

複数の取引先に対する売掛債権を持っているのであれば、これまでの取引実績が良好な売掛先に対する売掛債権をファクタリングするようにしましょう。

取引基本契約書や期日通りに入金している通帳のコピーなどを提出できる売掛先企業を選択してください。

3社間ファクタリングを選択する

より確実に審査に通過したいのであれば、2社間ファクタリングよりも3社間ファクタリングを選択しましょう。

3社間ファクタリングは売掛先企業が直接ファクタリング会社へ入金するため、2社間ファクタリングよりもファクタリング会社のリスクが低くなります。

申込企業の業況は審査でほとんど加味されないので、審査に通過できる可能性は2社間ファクタリングよりも高くなるでしょう。

売掛先企業の中に、ファクタリングについて理解のある企業が存在するのであれば、当該企業の売掛債権を使用して3社間ファクタリングを利用することで、2社間ファクタリングよりもかなり審査に通過しやすくなります

ファクタリング審査に通らない7つの原因

売掛債権や申込企業が次のいずれかに当てはまっているとファクタリング審査に通過できないことがあります。

  • 売掛債権の実在性が疑わしい
  • 売掛先の資金繰りが怪しい
  • 継続性のない売掛債権
  • 二重譲渡の可能性が疑われる売掛債権
  • 譲渡禁止特約がついている売掛債権
  • 申込企業が個人事業主
  • 申込企業の事業内容や実態が怪しい

確実に審査に通過するため、審査に通過できない7つの原因についてもしっかりと把握しておきましょう。

売掛債権の実在性が疑わしい

売掛債権の実在性が疑わしい、つまり請求書を偽造してファクタリングを利用していると判断された場合は審査に通過できません。

そのため次のようなケースでは売掛債権が架空であると判断されるリスクがあります。

  • 売掛債権の存在を証明できるものが請求書しかない
  • これまで取引がないのに急に大きな金額の売掛債権が発生している
  • 申込企業が売掛先と取引できる規模ではない

基本契約書や過去の入金が確認できるような資料がない場合や、これまで取引実績がないのに急に高額な売掛債権が発生している場合には「架空の売掛債権では?」と判断されることがあります。

また、申込企業は中小企業なのに、売掛先企業が超大手企業名の場合も架空の売掛債権であると疑われる可能性があります。

基本的には請求書以外にも、通帳のコピーなどを提出できれば偽造を疑いは排除できるので、請求書以外にも実在性を証明できる売掛債権をファクタリングしましょう。

売掛先の資金繰りが怪しい

売掛先企業の資金繰りが悪化している場合や、悪化が疑われる場合も審査に通過できません。

ファクタリング審査においては売掛先の決算状況と資金繰りが最も重視されるので、これは当然と言えば当然です。

売掛先企業が赤字や債務超過の場合や、他社の支払いに遅れている場合は審査通過が難しくなります

ファクタリング会社は帝国データバンクなどの調査会社から企業の決算状況を仕入れているため、売掛先企業の業況もしっかり把握しています。

そのため、できる限り業況がよい企業に対する売掛債権をファクタリングするようにしてください。

継続性のない売掛債権

継続的な取引がない企業に対する売掛債権も審査通過が難しくなります。

継続的に取引がある企業であれば、これまでの入金実績などを確認できるので、「期日通りに入金できるだろう」などと判断できます。

しかし、これまで取引実績がない企業に対しては、期日通りに代金を支払うかどうかの判断ができません

一過性の取引しかない企業に対する売掛債権は審査に通過できない可能性があるので、これまでの取引履歴ができる限り長い企業に対する売掛債権をファクタリングしましょう。

二重譲渡の可能性が疑われる売掛債権

二重譲渡の可能性が疑われている売掛債権も審査には通過できません。

例えば、債権譲渡登記をしようとしたとき、すでに別のファクタリング会社の債権譲渡登記が設定されていた場合には二重譲渡の可能性が非常に高いので、絶対に審査には通過できません。

とはいえ、債権譲渡登記を設定せずに取り扱うファクタリング会社も増えているので、審査で二重譲渡を見破るのは至難の至難の業です。

もしも二重譲渡が発覚した場合には、詐欺罪などで刑事告発される可能性もあるので、絶対にすでにファクタリング会社へ譲渡した売掛債権を別のファクタリング会社へ譲渡しないでください。

譲渡禁止特約がついている売掛債権

譲渡禁止特約がついている売掛債権をファクタリングする場合も審査に通過できない可能性があります。

譲渡禁止特約とは、売掛先企業との間で「他の人へ譲渡しない」という約束をしている売掛債権です。

法的には譲渡禁止特約がついていても、当該売掛債権は合法的に譲渡可能です。

そのため、ファクタリングができる可能性もありますが、譲渡禁止特約がついている売掛債権をファクタリングしたことによって、後々売掛先企業とトラブルになる可能性も否定できません。

譲渡禁止特約がついている売掛債権は、何も特約がついていない売掛債権と比較すると審査では不利になるでしょう。

また、売掛先の同意が必要になる3社間ファクタリングでは、さらに審査通過が難しくなります。

申込企業が個人事業主

ファクタリングを申し込んでいるのが個人事業主の場合も審査通過が難しくなります。

個人事業主は法人よりも事業規模が小さいですし、社会的な信用度も低いのが実情です。

また、個人と事業の会計の区分も曖昧であるため、売掛債権の代金を流用してしまうリスクもあります

さらに個人事業主は債権譲渡登記ができません。

債権譲渡登記とは、売掛金などの債権を譲渡したことを第3者へ対抗するための登記です。

簡単に言えば債権譲渡登記があることによって、二重譲渡されたとしても「すでに当社が譲渡を受けた登記だ」と主張できます。

そのためファクタリング会社によっては債権譲渡登記を設定することがありますが、債権譲渡登記は個人事業主には設定できません

個人事情主はこの点でもファクタリング審査で不利になり、ファクタリング会社によっては個人事業主に対する取り扱いは行っていない場合もあります。

申込企業の事業内容や実態が怪しい

申込事業の事業内容や実態が疑わしい場合も審査落ちの原因になります。

そもそも事業を営んでいない会社が架空の売掛債権を作成して、ファクタリングで資金調達する可能性も十分にあるためです。

ファクタリング審査では、申込企業が実際に営んでいる事業者かどうかについて、ホームページなどで確認します。

電話番号、ホームページ、調査会社のデータベースで全くヒットしない業者は「実態が怪しい」と判断され、審査に通過できない可能性もあるでしょう。

ファクタリング審査にかかる時間と審査の流れ

ファクタリングは申込から資金化まで最短即日ですが、時間がかかる場合には2週間以上必要になることもあります。

ファクタリングの種類は申し込むファクタリング会社によっても、審査にかかる時間は大きく異なります。

必要なタイミングで必要な資金調達ができるよう、審査の流れをしっかりと把握しておきましょう。

2社間ファクタリング、3社間ファクタリングそれぞれの審査の流れを解説していきます。

【最短即日】2社間ファクタリングの流れ

2社間ファクタリングで申込から入金を受けるまでの流れは次の通りです。

  1. WEBや電話で申し込み
  2. 必要書類提出
  3. 審査通過
  4. 契約
  5. 入金
  6. 売掛債権が申込企業へ入金
  7. 申込企業からファクタリング会社へ送金

WEBで完結できるファクタリング会社はWEBからの申し込みと同時に必要書類を提出します。

早い場合には、1時間〜数時間程度で審査は完了です。

審査通過後はオンライン完結型のファクタリング会社は、オンライン上でクラウド契約システムなどの利用して契約を行います。

契約後は指定した口座へ、手数料を控除した金額がファクタリング会社から入金されます。

早いファクタリング会社であれば、ここまで最短即日で、遅くても1週間程度では完了するでしょう。

売掛債権期日になり、売掛先企業から通常通りに申込企業へ入金があったら、その金額をファクタリング会社へ送金して支払い完了です。

【2週間以上かかることも】3社間ファクタリングの流れ

3社間ファクタリングで申込から入金を受けるまでの流れは次の通りです。

  1. WEBや電話で申し込み
  2. 必要書類提出
  3. ファクタリング会社と売掛先企業が交渉
  4. 審査通過
  5. 3社で契約
  6. 入金
  7. 売掛債権がファクタリング会社へ支払い

申込の流れは同じですが、3社間ファクタリングの場合、売掛先企業とファクタリング会社の間でやりとりがあります。

売掛先企業がファクタリングに同意して「期日になったら売掛先企業へ代金を支払います」という内容の契約手続を行わなければなりません。

3社間ファクタリングでは、このやりとりがあるので、審査通過が2社間ファクタリングよりも遅くなります。

平均的には1週間〜2週間程度で入金になりますが、銀行系ファクタリング会社などでは2週間以上の時間がかかることもあります。

ファクタリングの審査時間を短くするための3つのポイント

ファクタリングの審査にかかる時間を短くするには、申込者が次のようなポイントを押さえて利用することで、スムーズな審査通過が実現できます。

  • あらかじめ必要書類を用意する
  • 優良な売掛債権をファクタリングする
  • 以前利用したファクタリング会社を利用する

ファクタリングの審査に通過するた目の3つのポイントについて詳しく見ていきましょう。

あらかじめ必要書類を用意する

ファクタリングの審査時間を短縮するためにはあらかじめ必要書類を手元に用意した上で申込をしてください。

ファクタリングの審査に必要な書類は次の通りです。

  • 請求書
  • 本人確認書類
  • 売掛先からの入金が確認できる通帳の写し
  • 決算書、確定申告書
  • 取引先との基本契約書など

あらかじめ、これらの書類を手元に用意しておくことで、スムーズに書類の提出ができますし、何よりも申込の際に入力ミスを防げます。

間違いなく、スムーズに審査を進めるために、あらかじめファクタリングの審査に必要な書類を手元に用意しておきましょう。

優良な売掛債権をファクタリングする

複数の売掛債権を保有しているのであれば、優良な売掛債権を優先してファクタリングしましょう。

売掛先企業の業況がよいなど、売掛債権が優良な場合は、ファクタリング会社もそれほど慎重に審査を行う必要がないため、スムーズに審査に通過できます。

反対にリスクの高い売掛債権はファクタリング会社が慎重に審査を行うので、審査には時間がかかります。

業況が良くない会社の売掛債権や、期間の長い売掛債権は避けた方がよいでしょう。

急いでいるのであれば、最も優良な売掛債権をファクタリングするようにしてください。

以前利用したファクタリング会社を利用する

過去に利用したことがあるファクタリング会社へ相談しましょう。

過去に利用したことがあるファクタリング会社は、申込企業について過去の取引で審査済みであるため、審査時間を大幅に短縮できます。

これまで利用したことがあるファクタリング会社があるのであれば、そのファクタリング会社へ相談することでスムーズに審査に通過できるでしょう。

審査落ちした時におすすめのファクタリング会社10選

審査に通過しやすく、手数料も低めのおすすめのファクタリング会社は次の10社です。

ファクタリングの審査に落ちて、以下の10社であれば審査に通過できる可能性があります。

  • QuQuMo
  • アクセルファクター
  • ビートレーディング
  • ベストファクター
  • PAYTODAY
  • 事業資金エージェント
  • ファストファクタリング
  • ファクタリングベスト
  • フリーナンス
  • 日本中小企業金融サポート機構

それぞれのファクタリング会社の基本情報や特徴について詳しく解説していきます。

QuQuMo

QuQuMo

取り扱いファクタリングの種類 2社間ファクタリング
上限額 〜1億円
買取手数料 1〜14.8%
入金スピード 最短2時間
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 オンライン契約
申込方法 電話・インターネット

QuQuMoの特徴は次のとおりです。

  • クラウドサインでオンライン電子契約
  • 上限手数料が明記されている
  • 即日資金化できる可能性が高い

QuQuMoはクラウドサインという電子契約システムを採用しており、オンライン上で非対面で契約できるのでスピーディーかつ安心です。

そのため、最短2時間での資金化にも対応しています。

また、上限手数料が14.8%としっかりと明記されているので法外な手数料を要求されるような心配もありません。

安心できるファクタリング会社でできる限り早く資金調達したいという人はQuQuMoが向いています。

アクセルファクター

アクセルファクター

取り扱いファクタリング 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
上限額 30万円〜1億円
買取手数料 2%〜
入金スピード 最短即日
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 非対面可能
申込方法 電話・インターネット

アクセルファクターの特徴は次の通りです。

  • 取り扱うファクタリングの半分以上が即日買取
  • 店舗型だから安心

アクセルファクターは店舗型のファクタリング会社として評価の高いファクタリング会社です。

店舗型でありながらスピード買取やオンライン契約にも力を入れており、取り扱うファクタリングの実に半分以上が即日買取に対応しています。

安心できる店舗型のファクタリング会社で即日買取を希望する方はアクセルファクターの利用を検討してみましょう。

ビートレーディング

ビートレーディング

取り扱いファクタリング 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
上限額 1万円〜10億円
買取手数料 2%〜
入金スピード 最短5時間
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 オンライン可能
申込方法 電話・インターネット

ビートレーディングの特徴は次のとおりです。

  • 取引実績国内最大規模
  • 最短5時間で資金化
  • 注文書買取にも対応

ビートレーディングは国内最大の累計買取額を誇り、これまでに累計で900億円以上の買取を実施しているファクタリング会社の代名詞的な会社です。

基本は対面契約ですがオンライン契約にも対応しており、最短5時間で売掛債権を資金化してくれます。

さらに請求書だけでなく注文書も売掛債権とみなして買取を行ってくれるので、手持ちの資金がないタイミングで高額の受注をしてもしっかりと対応できます。

実績と評判が非常に高い会社ですのでファクタリング会社選びに迷ったら、ビートレーディングを選んでおけば間違いないでしょう。

ベストファクター

ベストファクター

取り扱いファクタリング 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
上限額 30万円〜1億円
買取手数料 2%〜
入金スピード 最短即日
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 郵送可
申込方法 電話・インターネット

ベストファクターの特徴は次のとおりです。

  • 担当者の知識が非常に深い
  • 郵送や訪問契約にも対応
  • 顧客対応の評価が高い

信頼できる担当者のもとでファクタリングを実施したいという方は、担当者の対応の良さや専門性の高さに定評があるベストファクターがおすすめです。

ファクタリングだけでなく財務的な知識が全般的に豊富なのでさまざまな相談をすることができます。

基本は対面で契約をしなければなりませんが、遠方の場合には出張買取や郵送での手続きにも対応してくれるのでまずは相談してみましょう。

PAYTODAY

PAYTODAY

取り扱いファクタリングの種類 2社間ファクタリング
利用上限額 10万円〜
買取手数料 2〜9.5%
入金スピード 最短30分
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 無し
申込方法 インターネット

PAYTODAYの特徴は次のとおりです。

  • 10万円から買取可能
  • 最短30分で買取
  • 手数料の上限は9.5%

売上規模の小さな事業者に強いファクタリング会社がPAYTODAYです。

10万円から買取に対応しているので個人事業主やフリーランスなどの小規模事業者の方も気兼ねすることなく安心して利用できます。

また、上限手数料は9.5%と非常に低いので、ファクタリングにかかるコストを抑えることもできます。

さらに申込から最短30分で現金化できるので急いで資金が必要な場合にもおすすめです。

急にお金が必要になった小規模事業者の方はPAYTODAYの利用を検討してみましょう。

事業資金エージェント

事業資金エージェント

取り扱いファクタリング 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
上限額 〜2億円
買取手数料 1.5%〜
入金スピード 最短2時間
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 オンライン可能
申込方法 電話・インターネット

8割以上の取り扱いが2時間で振り込みを行っている、入金スピードに定評のあるファクタリング会社です。

必要書類は次の3点のみと非常に手続きも簡単です。

  • 本人確認書類
  • 請求書
  • 入金が確認できる通帳の写し

メールや電話だけでなく、LINEからも簡単に問い合わせができ、査定だけ受けることも可能です。

どのファクタリング会社を利用するか悩んでいる方は、まずは気軽に問い合わせてみましょう。

ファストファクタリング

ファストファクタリング・ミラージュ

取り扱いファクタリング 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
上限額 上限なし
買取手数料 5%〜
入金スピード 最短2時間
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 オンライン可能(初回は対面)
申込方法 電話・インターネット

ファストファクタリングは、通常の買取ファクタリングだけでなく、発注段階の発注書も債権と見做す将来債権ファクタリングにも対応しているファクタリング会社です。

発注段階から発注金額を資金化できるので、仕事の受注があった時に運転資金がなくても、発注書を資金化することで大口の受注も可能になります。

また、ファクタリングと同時に財務コンサルティングを受けられるので、自社の資金繰りや財務状況に不安がある事業者の方も安心して利用できます。

ただし、初回は大阪の事務所で面談が必要になり、非対面で完結できるのは2回目以降です。

関西圏の方でないと、利用は難しいでしょう。

ファクタリングベスト

ファクタリングベスト

取り扱いファクタリング 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
上限額 制限なし
買取手数料
入金スピード 最短3時間
個人事業主の利用可否 不可
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 オンライン
申込方法 インターネット

ファクタリングベストは、ファクタリング会社ではなくファクタリング会社の相見積もりサービスです。

次のような情報を入力するだけで、すぐに複数のファクタリング会社から買取条件が提示されます。

  • 売掛金金額
  • 希望調達金額
  • 会社名
  • 担当者名
  • 都道府県
  • 携帯番号
  • 会社電話番号
  • メールアドレス

ファクタリング会社の数は多いので、優良なファクタリング会社を探すのは困難ですが、ファクタリングベストを利用すれば、厳選されたファクタリング会社のみから見積もりを得られます。

「どのファクタリング会社へ相談したらよいか分からない」という方は、利用を検討しましょう。

なお、個人事業主は利用できないので注意してください。

フリーナンス

フリーナンスfreenance

取り扱いファクタリング 2社間ファクタリング
上限額 上限なし
買取手数料 3%〜10%
入金スピード 最短即日
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 オンライン
申込方法 インターネット

フリーナンスはGMOグループが運営するフリーランス向けの金融サービスで、次のようなサービスを展開しています。

  • 屋号で口座を作成できる「フリーナンス口座」
  • フリーランス用の保険に無料で加入できる「あんしん補償」
  • そして請求書を早期に資金化できる「即日払い」

ファクタリングサービスである「即日払い」は、フリーナンス口座を入金先とした取引先への請求書を早期に買い取り、フリーナンス口座へ入金になった時にそこから回収を行うというものです。

審査は最短30分で、手数料の上限も10%と非常に低いのが大きな特徴です。

そして、「フリーナンス口座」を持つだけで、フリーランスの仕事上の損害などを補償する保険に加入できます。

安心のGMOグループが提供するファクタリングですので、迷っている方は口座だけでも作成するとよいでしょう。

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構

取り扱いファクタリング 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
上限額 上限なし
買取手数料 1.5%〜10%
入金スピード 最短即日
個人事業主の利用可否 可能
財務状況 赤字・債務超過・税金滞納OK
面談の有無 オンライン可能
申込方法 電話・インターネット・窓口

日本中小企業金融サポート機構は株式会社ではなく、非営利の一般社団法人です。

ファクタリングだけでなく、コンサルティング業務や経営改善業務なども行っており、非常に専門性が高いのが特徴です。

また非営利の一般社団法人ですので、手数料も低く、上限手数料の目安は10%と、かなり低くなっています。

さらに、非対面の契約にも力を入れており、当時中に窓口へ訪問できない事業者の方も、オンラインで面談し、オンラインで契約できるよう配慮しています。

日本全国から即日ファクタリングを利用できるでしょう。

ファクタリング審査のポイントについてよくある質問

ファクターによって審査の難易度は変わりますか?
ファクターによって審査の難易度は異なります。
どの程度のリスクまで許容するのかは、ファクターの方針によって異なりますし、ファクターが設定している手数料によっても異なるためです。
そのため、1社の審査に落ちたとしても、別のファクターであれば審査に通過できる可能性はあります。
心配な場合には複数社の見積もりを取るのがよいでしょう。
3社間ファクタリングの審査に落ちたあと、2社間ファクタリングの審査には通過できますか?
2社間ファクタリングよりも3社間ファクタリングの審査の方が厳しい傾向があるので、3社間ファクタリングの審査に落ちても2社間ファクタリングの審査に通過できる可能性は十分にあります。
3社間の審査に落ちたら2社間ファクタリングへ申し込みを検討するとよいでしょう。
審査に落ちた原因を教えてくれますか?
審査に落ちた原因は基本的に教えてもらうことはできません。
審査基準は基本的に非公開ですので、審査に落ちた原因を聞いたとしても「総合的な判断」と言われるだけでしょう。
ただし、対面型のファクターであれば、担当者と懇意にしていれば審査落ちの原因を教えてもらうことができ、審査に通過するためにはどうすればよいか教えてもらうことができる場合もあります。
入金サイト3ヶ月以上の売掛債権は買い取ってもらえませんか?
入金サイトが長い売掛債権は審査に通過することが難しくなる傾向があります。
一般的に、売掛金は3ヶ月以内の期間が限度で、3ヶ月を過ぎると手形を発行するのが一般的です。そのため、3ヶ月以上の期限の売掛債権はリスクが高すぎると判断される傾向があります。入金サイトが3ヶ月以上の売掛債権は、債務者が優良企業でない限りは買い取ってもらうことが難しいか、手数料が著しく高くなってしまう可能性があるでしょう。
期日を過ぎている売掛債権はファクタリングできますか?
期日を過ぎている売掛債権はファクタリングすることができません。
ファクタリングで買い取ってもらうことができるのは期日前の正常な売掛債権だけですので、期日を過ぎる前にはファクタリングに申し込むようにしましょう。

まとめ

ファクタリング審査に通過するためのポイントは以下の通りです。

  • 優良企業の売掛債権を売却する
  • 支払サイトの短い売掛債権を売却する
  • 金額の大きな売掛債権を売却する
  • 自社の業況が悪化する前にファクタリングに申し込む
  • 取引実績が良好な企業の売掛債権をファクタリングする

これらのポイントをしっかりと理解しておけば審査に通過できる可能性は決して低くはないと言えるでしょう。

審査のポイントを抑えて、できる限り確実にスピーディーに資金調達ができるように、意識して債権を売却しましょう。