ファクタリングを利用する人の多くが、「すぐに資金が必要」と、急いでお金を必要としており、手元の資金にも不安を抱えている人が多いのではないでしょうか?

ファクタリングで入金までにかかる日数がどれくらいなのかという点は、ファクタリングの利用を検討する人にとっては、非常に気になるポイントです。

全てのファクタリングで入金までにかかる日数が一定ということはありません。

入金までにかかる日数はファクタリングの形やファクターによって異なるので、違いを理解しておかないと「資金が必要なタイミングに間に合わない」ということもよくあります。

ファクタリングで入金までにかかる日数について解説します。

必要な資金を必要なタイミングに調達することができるようになりましょう。

2社間ファクタリングは最短即日で入金になる

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは資金化までの時間が短く、ファクターによっては最短即日で資金化してくれる所もあります。

2社間ファクタリングには3社間ファクタリングにはない特徴があるためです。

  • 売掛先の同意が不要
  • 来店や面談が不要
  • Web完結に対応している

これらの特徴によって、2社間ファクタリングでは素早い資金化へ対応することができるのです。

2社間ファクタリングが資金化までに時間がかからない理由について、すこし深掘りして考えていきましょう。

売掛先の同意が必要ない

2社間ファクタリングは、売掛先への同意が必要ありません。

ファクターと納入企業(ファクタリングを申し込んだ会社)だけで契約をすることができます。

そのため、申込みを完了し、審査に通過できればすぐに契約をすることができ、早いファクターは最短即日で資金化することが可能です。

売掛先の同意が必要な場合には、売掛先の同意を得て、契約内容を書面で確認するなど、契約手続きにどうしても時間がかかってしまいますが、2社間ファクタリングではこのような時間は必要ありません。

当日の昼頃までに申し込みをすれば、すぐに審査が完了し、当日中には売却代金を入金してくれるファクターは多数存在します。

売掛先が契約に関与しない、2社間ファクタリングの方が入金までかかる日数は圧倒的に短くなります。

来店や面談が不要

2社間ファクタリングでは、面談や来店が不要となっているファクターが数多く存在します。

来店が面談が必要な場合には、ファクターのオフィスまで行くのに時間がかかってしまいますし、審査にも「納入企業経営者の人間性」などの要素も加わるので、どうしても審査に時間がかかってしまいます。

2社間ファクタリングを取り扱う、多くのファクターはこのような面談での審査が不要となっているので審査に時間がかかりません。

2社間ファクタリングは、面談や来店が不要となっていることが多いことも入金までの時間がかからない理由の1つです。

Web完結に対応している

2社間ファクタリングの多くがWeb完結など、手続きが簡素化されているというのも入金までの時間がかからない理由の1つです。

ファクターの事務所へ来店する必要もありませんし、契約書の郵送でのやりとりなども必要なく、契約手続はWeb上で完結するかFAXで可能です。

来店によって契約すれば店頭へ行く時間が必要になりますし、郵送の場合には書類が自社に到着する時間、契約書類をファクターへ返送する時間などが必要になりますが、2社間ファクタリングの多くがこのような時間のかかる契約方法を採用していません。

契約手続きに時間がかからないように設計されているというのも2社間ファクタリングが入金までの時間がかからない理由の1つです。

2社間ファクタリングは基本的に「急いで資金が必要」という人のために商品設計がなされているので、審査に時間がかからないようになっています。

3社間ファクタリングは入金までに1週間程度の時間がかかる

3社間ファクタリング

一方、3社間ファクタリングは資金化までに1週間程度の時間がかかり、即日資金化は不可能です。

  • 売掛先の同意が必要
  • 大手の取扱いが多い
  • Web完結は難しい

これらの理由によって、3社間ファクタリングはどうしても売掛債権の買取までには1週間程度の時間がかかり、即日での資金化はまず不可能です。

3社間ファクタリングが入金までにかかる時間について詳しく解説していきます

売掛先の同意が必要

3社間ファクタリングは売掛先の同意が必ず必要なファクタリングです。

3社間ファクタリングの契約当事者はファクター納入企業(ファクタリングに申し込んだ会社)・支払企業(売掛先企業)の3社です。

そして、売掛債権の期日には、売掛先企業がファクターへ直接支払いをするので、事前に売掛先に対して「債権をファクターへ譲渡すること」「期日になったらファクターの口座へ振り込むこと」などを同意してもらわなければなりません。

まず、同意を得るのにそれなりに時間がかかりますし、同意を得たら書面にて確認しなければなりません。

これらの手続きに1週間程度の時間がかかってしまうので、3社間ファクタリングは申し込みから資金化までに1週間程度の時間が必要になります。

3社間ファクタリングでは即日資金化はまず不可能です。

審査に時間のかかる大手の取り扱いが多い

3社間ファクタリングを取り扱っているのは、主にメガバンク傘下の大手ファクターです。

このような大手ファクターは審査のプロセスが複雑で、基本的には面談での契約になります。

中小ファクターのように審査が簡素化しておらず、担当者→上席者→本部などと審査が回覧されるので、審査プロセスそのものに時間がかかります。

また、契約は担当者の面前で重要事項の説明とともに行うのが原則ですので、どうしても資金化までに時間がかかってしまうのです。

3社間ファクタリングは大手ファクター取り扱っていることが多く、大手ファクターは審査のプロセスも契約手続きも時間がかかるので、入金になるまでの時間がかかってしまいます。

Web完結は難しい

3社間ファクタリングは売掛先の同意が必要なファクタリングですので、Web完結のような簡素な契約方法は不可能です。

「売掛先の同意を得る」という人間が必ず関与しなければならない手続きが必要になるので、契約には書面のやりとりが伴います。

時にはファクターが売掛先の同意を得るために売掛先への交渉を手伝うこともあります。

このように、3社間ファクタリングは納入企業と売掛先企業間の関係性というアナログな部分が大きく関係するので、Web完結でスムーズに契約することは不可能です。

3社間ファクタリングは契約手続きが複雑になるので、入金までにかかる時間も長くなります。

診療報酬ファクタリングは診療から1ヶ月半程度で資金化

診療報酬の支払いは最大3ヶ月後

ファクタリングは様々な売掛債権を売却することができますが、その中でも診療報酬は資金化までに時間がかかる売掛債権です。

  • 診療報酬はすぐに請求できない
  • 売掛先の同意が必要

診療報酬は診療行為を行った後、すぐに国保や社保へ請求ができず、売掛先の同意も必要になるためです。

診療報酬ファクタリングは診療から行為を行ってから入金までに1ヶ月半程度の時間がかかってしまいます。

その理由について詳しく見ていきましょう。

診療報酬はすぐに請求できない

診療報酬はすぐに請求することが不可能な債権です。

通常診療行為を行うと、その請求は翌月10日頃までに国保や社保へまとめて請求を行います。

そして、請求した翌月末頃に入金になります。

例えば1月5日に診療した保険料は、2月10日までに請求し、入金になるのは3月末ということになります。

つまり、診療報酬は診療行為を行なってから資金化されるまでには最大3ヶ月程度の時間を要します。

ファクターへ診療報酬を売却することができるのは、国保や社保へ診療報酬を請求した後になります。

上記の事例で言えば2月10日以降ということになり、資金化されるのは2月15日くらいになります。

診療報酬ファクタリングは、ファクタリングを利用しても診療行為を行なってから入金までにかかる時間が1ヶ月半程度必要になってしまうのです。

売掛先の同意が必要

診療報酬ファクタリングは国保や社保などの売掛先の同意が必要な3社間ファクタリングです。

国保や社保や同意を断るということはほとんどありませんが、それでも同意を得るのに数日間の時間がかかってしまいます

やはり2社間ファクタリングと比較して、手続きが面倒になるという点も診療報酬ファクタリングが入金までにかかる時間が長くなる理由の1つと言えるでしょう。

入金までの時間と手数料の関係

手数料の違い

また入金までに要する時間と手数料にも関係性があります。

一般的には入金までの時間が早いと手数料が高くなり、入金までに時間がかかると手数料は低くなります。

なぜこのような関係になるのでしょうか?

詳しく解説していきます。

入金までに時間がかからないと手数料は高い

入金までに時間がかからないと手数料は高くなる傾向にあります。

入金までに時間がかからないファクタリングは2社間ファクタリングで行われます。

2社間ファクタリングは支払期日になると、売掛先→自社→ファクターという流れで自社を経由して資金をファクターへ支払います。

この時に、自社が売掛債権代金を他の支払いへ流用したり、持ち逃げするリスクがあります。

2社間ファクタリングの手数料には、自社に対するこれらのリスクまで加味されるリスクプレミアムとして設定されるので、自社に対するリスクが加わる分だけ手数料が高くなってしまうのです。

入金までに時間がかからないファクタリングは2社間ファクタリングで行われ、2社間ファクタリングは売掛債権期日に自社を経由するので、手数料は高くなります

入金までに時間がかかると手数料は低い

入金までに時間がかかるファクタリングは手数料が低くなる傾向があります。

入金までに時間がかかるファクタリングは3社間ファクタリングで行われます。

3社間ファクタリングは売掛債権期日になると、売掛先が直接ファクターへ支払いをするのでファクターのリスクは2社間よりも低くなります。

3社間ファクタリングでは、自社の資金流用や持ち逃げなどのリスクがないのでリスクプレミアムが低くなり手数料を低くすることができるのです。

また、入金までに時間がかかるファクターは慎重に審査を行なっているので、詳細にリスクを把握することができる分手数料が低くなることもあります。

入金までの時間がかかる3社間ファクタリングは、ファクターのリスクが低く、審査も慎重に行われることが多いので手数料は低くなる傾向にあります。

申し込むファクターによって入金までの時間は異なる

入金までの時間と「どのファクターへ申し込むか」ということも関係があります。

大手に申し込みをすれば入金までに時間はかかりませんし、小規模ファクターへ申し込みをすると2社間なのに入金までに時間がかかってしまうことがあります。

最後に入金までの時間とファクターの規模の関係についても解説していきます。

小規模ファクターは2社間でも時間がかかる

小規模なファクターに申し込みをすると、2社間ファクタリングだったとしても入金までの時間が数日間かかってしまうこともあります。

小規模なファクターは審査のシステムが確立しておらず、人出も足りないので、少ない人数で審査に不慣れな人間が審査をしていることが多いためです。

大手のように審査システムが確立し、コンピューター化されているわけではないので、どうしても審査には時間がかかってしまいます。

ファクタリング業務を営業するためには、国や都道府県の許可は必要ないので、どんな業者も営業できます。

中には、審査に不慣れな小規模企業が「お金がある」というだけの理由で営業していることも多いので、このような業者に申し込みをしてしまうと、例え2社間ファクタリングであったとしても、入金までに時間がかかってしまうこともあります。

大規模ファクターは即日対応も多い

大規模なファクターは審査をスピーディーに行い、即日資金化してくれる業者も多数存在します。

  • 審査に慣れた人員が充実している
  • 審査システムが確立している
  • コンピューター化されている

大手は審査体制を上記のように整えているので、短期間で正確な審査を行うことができるのです。

また、ファクターは数多く存在し、顧客を奪い合っている状況です。

このような状況下では「どれだけ早く資金化することができるのか」ということがファクターの付加価値としては非常に重要なので、競争力のある大手ファクターに申し込むことで、入金までにかかる時間を大幅に短縮することができます

ファクタリングの入金についてのよくある質問

即日資金化と記載されているファクターは必ず即日で資金化可能ですか?
申し込みから審査まで不備なくスムーズに行けば即日資金化してもらうことは可能です。ただし、申込内容に不備や虚偽があった場合や、ファクターの審査が繁忙の場合には即日資金化ができないこともありますので、即日資金化した場合にはできる限り午前中の早い時間に申し込み、申込内容に間違いがないように申込手続きをしてください。
会社の近くのファクターの方が、入金までの時間はかかりませんか?
ファクターは基本的に日本全国の会社を対象としているので、ファクターの所在地はあまり関係ありません。ただし、審査に面談が必要な場合には近くのファクターである必要がありますし、ファクターも会社所在地の近くの会社の方が安心ですので、近い方が審査に通過しやすいということは言えるかもしれません。
できる限り審査を早く完了させるコツを教えてください。
提出書類を不備なく提出し、申込内容に間違いや虚偽がないことが大切になります。申込内容に虚偽が発覚した場合には、審査落ちになってしまいますし、間違いや不備があった場合にも審査は最初からやり直しになってしまう可能性が高くなります。不備や間違いがないかどうかしっかりと確認し、完璧な状態で申し込むことで早期に審査に通過することができます。
入金期日を遅らせてもらうことはできますか?
入金期日を遅らせてもらうことは可能です。「最短即日資金化」という会社に申し込んだとしても、「入金は〇〇日にしてほしい」と事前に伝えておけば、希望する日に入金手続きを行なってくれます。「手元の資金があったら使ってしまう」という人は、希望日を伝えておきましょう。

まとめ

ファクタリングで入金までにかかる時間は

  • 2社間か3社間か
  • どのファクターに申し込むのか

という要素によって決定し、基本的には2社間ファクタリングを大手ファクターへ申し込むのが最も入金までの時間がかからない方法となっています。

ただし、入金までの時間がかからないファクタリングの方が、手数料が高くなってしまうという点には注意が必要になります。

売掛債権の早期資金化ができるファクタリングは便利ですが、必要なタイミングに資金が間に合わなければ意味がありません。

「この会社はいつまでに入金になるのか」ということをしっかりと把握し、資金が必要なタイミングに入金になるファクターを選択するようにしましょう