ファクタリングの手数料は借入よりも高いのが一般的で、その負担は決して軽くはありません。

「できれば、手数料を引き下げたい」と考えている人も多いのではないでしょうか?

ファクタリングの手数料は交渉によって引き下げることができます。

また、他社と比較することによって、手数料負担を軽減することも可能です。

この記事では、ファクタリングにおける手数料交渉と比較の重要性について解説していきます。

ファクタリングの手数料負担は膨大です。

少しでも手数料負担を軽減して、企業経営に負担をかけないうようにファクタリングを利用できるようになりましょう。

 

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ファクタリングの手数料相場

ファクタリングの手数料相場は2社間ファクタリングか3社間ファクタリングかによって異なります。

それぞれの手数料相場を頭に入れ、適切な手数料を設定しているファクタリング会社へ申し込みましょう。

2社間ファクタリングの手数料は5%〜15%程度

2社間ファクタリングの手数料は5%〜15%程度が相場です。

2社間ファクタリングは売掛債権の期日に売掛債権の代金が申込企業を経由するため、申込企業が資金を流用するリスクがあります。

そのため、高い手数料を設定して、申込企業の代金流用リスクに備えています。

2社間ファクタリングは3社間ファクタリングよりも手数料が高いのが基本です。

3社間ファクタリングの手数料は1%〜5%程度

3社間ファクタリングの手数料は1%〜5%程度と2社間ファクタリングと比較して非常に低いのが特徴です。

2社間ファクタリングは契約当初から売掛先企業の合意を得て契約し、売掛債権期日には売掛先企業が直接代金をファクタリング会社へ支払います。

そのため、申込企業による代金流用リスクがありません。

2社間ファクタリングと比較して、ファクタリング会社の回収リスクが低いため、2社間ファクタリングと比較して手数料が低く設定されています。

ただし、3社間ファクタリングでは売掛先企業の同意を得るために時間がかかるので、申込から入金まで1週間〜2週間程度の時間がかかります。

最短即日で資金化できる2社間ファクタリングと比較して、3社間ファクタリングは資金化までに時間がかかります。

ファクタリングの手数料を決める3つの要素とは

ファクタリングの手数料は次の3つの要素によって決定します。

  • 売掛債権の信頼度
  • 売掛債権の金額と期間
  • 申込企業の信用度

ファクタリングの手数料を決める3つの要素について詳しく解説していきます。

売掛債権の信頼度

最も重視されるのは売掛債権の信頼度です。

売掛債権の信頼度とは「売掛債権の期日に、売掛債権が期日通りに入金されるかどうか」ということです。

売掛先企業が大手で業況もよければ、売掛債権が期日通りに入金される可能性がありますが、売掛先企業の業況が悪ければ期日通りに入金されない可能性があります。

そのため大手企業や優良企業の売掛債権であれば期日通りに入金される可能性が高いので手数料は安くなる可能性がありますが、業況の悪い企業の売掛債権は回収できないリスクが高いので手数料が高くなる傾向にあります。

できる限り手数料を下げたいのであれば、大手企業や優良企業の売掛債権をファクタリングしましょう。

売掛債権の金額と期間

売掛債権の金額が大きい方が手数料が低くなる傾向があります。

100万円の売掛債権を手数料10%でファクタリングした場合にはファクタリング会社には10万円の収入になりますが、1,000万円の売掛債権を手数料5%でファクタリングした場合はファクタリング会社に50万円もの収入が入ります。

このように、手数料が低くても売掛債権の金額が大きければファクタリング会社の収入が大きくなるので手数料が低く設定される可能性が高いでしょう。

また、売掛債権の期日までの期間が短い売掛債権の方が手数料は低くなります。

期間が長い売掛債権は「期日になるまでに業況が悪化して支払いができなくなる可能性がある」と判断されますが、期間が短い売掛債権の方が「期日通りに支払う可能性が高いだろう」と判断される可能性が高いためです。

低い手数料でファクタリングを利用したいのであれば、額面金額が大きく、期日までの期間が短い売掛債権をファクタリングしましょう。

申込企業の信用度

2社間ファクタリングにおいては申込企業の信用度も手数料に大きく影響します。

2社間ファクタリングでは売掛債権期日に代金が申込企業を経由するため、申込企業に信頼がなければ「代金を持ち逃げするかもしれない」と、懸念されて高い手数料が適用される可能性があるためです。

申込企業の業況があまりにも悪い場合には、手数料が高くなるだけでなく、場合によっては審査落ちする可能性もあります。

また、初めてファクタリング会社と取引する場合も、ファクタリング会社にとっての信頼度が低いため、手数料が高くなる傾向があります。

2回目以降の取引では手数料が引き下がる可能性が高いので、同じファクタリング会社取引を継続して、ファクタリング会社からの信頼を獲得するのも手数料を引き下げるための有効な方法だといえるでしょう。

ファクタリングは手数料交渉が可能

手数料の違い

ファクタリングの手数料交渉は可能です。

ファクタリングの手数料は債権の信頼度によって異なり、そしてファクターも競争に晒されているので、少しでも優良な債権を少ない手数料で買い取りたいと考えているため、交渉によっては手数料が下がることがあります。

自社の信頼が高ければ債権の信頼も高くなる

ファクタリングの手数料を決めるのは、売掛債権の信頼性です。

  • 売掛債権の信頼性が高い:手数料が低くなる
  • 売掛債権の信頼性が低い:手数料が高くなる

ファクタリングの手数料は債権の回収リスクに対するリスクプレミアムとして設定されています。

そのため、債権の信頼性が高ければファクターのリスクが低いので手数料も低くなり、債権の信頼性が低ければファクターのリスクが高いので手数料は高くなります

債権の信頼性は

  • 売掛先の業況
  • 自社の業況や経営者の人間性
  • などといった要素で決定します。

売掛先の業況に関しては、自社でどうにかできる問題ではありませんが、自社の業況や経営者の人間性の部分に関しては自社の努力でファクターによく見られるように改善できるポイントです。

つまり、ファクターから「この会社と経営者は信頼できる」と判断されれば手数料が下がる余地があるのです。

ファクタリングの手数料が売掛先の業況だけで決まるのであれば、交渉の余地はありません。

しかし、ファクタリングの手数料は自社の業況や経営者の人間性などによっても変わるので、交渉することによって手数料が下がる可能性があります。

競争に勝つために手数料を下げることもある

ファクターも競争に晒されています。

ファクター同士の競争に勝つために、ファクターが手数料を下がることもあるのです。

ファクタリング業務を営むためには、資格や登録が必要ありません。

どんな会社もファクターとして営業することができるので、今やファクタリング会社は無数に存在します。

ファクターも数多くのライバルとの競争に晒されているのです。

顧客へ高い手数料を提示して手数料交渉に応じないと、顧客が他のファクターへ流れてしまうかもしれません。

ファクタリングは売り手市場になりつつあるので、交渉することによって、案外簡単に手数料が下がることがあります。

ファクタリングの手数料交渉3つのポイント

ファクタリングの手数料交渉3つのポイント

ファクタリングの手数料を引き下げるためには、いくつかポイントがあります。

「早く資金が欲しい。しかし手数料は下げて欲しい」と自分たちの要求ばかり伝えていても、ファクターにとってメリットはありません。

納入企業もファクターにとって「手数料を下げてでも付き合いたい」と考えられるような企業である必要があります。

ファクターにとってメリットのある企業とは以下のような企業です。

  • 納入企業との将来的な取引拡大が望めるか
  • 借入での過去の返済実績に問題ない
  • 営業実績がしっかりとしている企業

手数料を引き下げるためにはどのような企業であるべきなのか、どんな交渉をすべきなのかということについて、詳しく解説していきます。

納入企業との将来的な取引拡大が望めるか

ファクターにとって「この会社と将来的な取引拡大が望めるかどうか」ということは重要なポイントです。

ファクターは優良な企業とは長期に渡って長い付き合いをしたいと考えています。

ある程度規模が大きく業績もそこまで悪くない企業であれば、今後も「良いお客様」になってくれる可能性が高いですが、今にも資金ショート寸前の企業であれば、いつ倒産するか分からないのでファクターにとっては将来的な取引拡大は望めません。

つまり、手数料交渉が有利になる企業は、そこまで経営状態が悪化していない事業継続が見込まれる企業です。

ファクタリングで資金を供給したとしても、事業継続が難しい企業に対しては安易に手数料を引き下げるようなことはしません。

借入での過去の返済実績に問題ない

過去に銀行や消費者金融からお金を借りたことがあるという事業者の方は、その返済実績をアピールするということも大切です。

借入を過去にしっかりと返済できた、または現在も遅れなく返済中ということは「お金がなくても返済だけは期日通りにしっかりとする」ことの証明に間違いありません。

借入の返済に遅れる人はファクタリングの支払いに遅れる可能性もあります。

「支払いは期日通りにする」という証明のために過去の借入実績と返済実績をしっかりとアピールしましょう。

企業の実績をアピールできるか

企業の実績や中身などもしっかりとアピールしましょう。

ファクターに

  • 何の仕事をしている会社か
  • 外部からの評価はどの程度か

など、会社について理解してもらうことは非常に重要です。

会社の中身をファクターに知ってもらうために

  • 会社案内
  • 製品やサービスの広告
  • ホームページ
  • 会社特集された記事

など、客観的に自社が何をしているかが分かる資料を用意して、ファクターと交渉をしてみましょう。

2回目以降の継続契約は交渉の余地あり

2回目以降の継続契約は交渉の余地あり

初めて取引をするファクターとは、ファクターにとってメリットがある企業であれば手数料が引き下がる可能性があります。

しかし、2回目以降の取引では、前回までの取引でファクターから信用を獲得することができているので、手数料引き下げの交渉が納入企業有利に進みやすい傾向にあります。

ファクターも、「他の手数料が低いファクターへ顧客が取られてしまうのではないか」と危惧しているためです。

2回目以降の継続契約は手数料引き下げ交渉をしやすくなると言えるでしょう。

納入企業有利になりやすい

2回目以降の取引では、納入企業が有利な立場になります。

  • 前回までの取引で納入企業は期日通りに支払うことを証明している
  • 取引が継続することによってファクターにとって将来的に取引拡大が望める顧客になっている

このような理由から、2回目以降の取引では、納入企業が有利な立場になります。

2回目以降の取引ではファクターにとって、「ぜひとも取引を継続して欲しい顧客」になっているので、手数料交渉をしやすい状況にあると言えるでしょう。

他社に流れる前に自社で囲いたい

ファクターにとって優良な顧客が他社に流れることは、ファクターにとっては是が非でも避けなければならない事態です。

他社から低い手数料を提示されてしまったら、顧客は他のファクターに取られてしまうかもしれません。

そのため「他社より少しでも低い手数料を提示して顧客の流出を防ぐ」のが、ファクターの大切なミッションになります。

2回目以降の取引では「A社は〇〇%の手数料を提示してきた。御社は手数料を下げられませんか?」と交渉することによって、手数料が下がることがあります。

ファクターに交渉できるのは2%〜5%程度

手数料を引き下げると言っても、無限に手数料が下がるわけではありません。

結論的には2%〜5%の引き下げが限度でしょう。

ファクターも運営には経費がかかっているので、むやみに手数料を引き下げるということは不可能です。

ファクターも経費がかかっている

ファクタリング業務を営むにあたっては、ファクターも経費をかけて運営しています。

  • 人件費
  • 広告費
  • その他の経費

などが発生します。

また、2社間ファクタリングの手数料の中には10万円程度の登記費用も含まれています。

ファクタリングの手数料は確かに借入よりは高くなりますが、手数料の全てがファクターの収益になるわけではなく、ファクターの儲け分が圧倒的に高いわけでもありません。

そのため、それほど大きく手数料の引き下げを期待することは難しいでしょう。

2%~5%の引き下げは可能

手数料を引き下げることができるとしても、それほど多くの手数料引き下げを期待するのは難しいでしょう。

基本的には1%〜2%程度いくら高くても5%程度までしか引き下げることできないものと考えておきましょう。

手数料の中には経費や登記費用が含まれています。

また、ファクターはファクタリングの原資を銀行から借入によって資金調達している場合もあります。

ほぼ無利息の顧客からの預金で資金調達できる銀行と、利息を支払って資金調達しているファクターとでは資金調達コストが全く異なります。

ファクタリングには様々な経費がかかっているので、大きく手数料を引き下げることはできません

しかし、1%でも引き下げることができるのに越したことはありませんので、手数料の引き下げについて積極的に交渉してみましょう

手数料交渉に有利な時期は月の半ば

手数料交渉に有利な時期は月の半ば

手数料交渉に有利な時期があります。

基本的には繁忙期は外した方がよいでしょう。

申し込みが殺到している時期というのは、ファクターが審査に追われており、手数料を下げてまで審査に通すようなイレギュラーな対応をしなくても、十分にノルマや目標を達成することができるためです。

狙うのであれば申し込みが減少する閑散期です。

閑散期であれば人手が空いており時間をかけて審査に対応することができるので、十分交渉をする余裕がありますし、閑散期にもファクターはノルマや目標を抱えているので、「手数料を引き下げてでも買い取りたい」と考えるためです。

月末・月初は繁忙期

20日から月末にかけてはファクターが最も忙しい時期です。

月末の支払資金が不足している事業者の申し込みがファクターに殺到するのです。

そして、1日からの数日間も月末に次いで忙しい時期となっています。

月末に銀行融資の申し込みなどによって資金調達を試みた企業が資金調達に失敗して、月初になってファクタリングで資金調達するケースが多いのです。

このような繁忙期に手数料交渉をしても、ファクターは交渉の相談に乗っている時間もなく、十分な案件を抱えているので引き下げは難しくなります。

繁忙期に手数料の引き下げ交渉をすることは避けた方がよいでしょう。

10日〜20日が狙い目

手数料の引き下げ交渉をするのであれば、10日から20日が狙い目です。

この時期は月末からも月初からも離れているファクターにとっては最も閑散期です。

申し込みが少ないので手数料引き下げ交渉に応じられる人員的、時間的な余裕がありますし、ファクタリング案件が少ないので「手数料を下げてでも、買取をしたい」とファクターが考えることが多いのです。

月末月初は需要過多になりますが、10日から20日の閑散期は申し込みが減少し、供給過多になるので、手数料引き下げが成功しやすくなります。

手数料引き下げ交渉をするのであれば、このような時期を狙うのがよいでしょう。

相見積をとって交渉することの重要性

複数のファクターから相見積をとって交渉するということは手数料負担軽減のためには非常に重要です。

他社から見積もりを取ることによって、手数料を引き下げることができる可能性がありますし、交渉が不調に終わったのであれば他社に乗り換えてしまうことで手数料を下げることができます。

ファクタリングは1社だけに目を奪われるのではなく、他のファクターも含めて広い視野を持つことが大切です。

比較の結果他社に乗り換えるのもあり

他のファクターの見積もりを取ることによって、ファクターが手数料の引き下げに応じる可能性があります。

しかし、ファクターの方針によっては手数料の引き下げに応じてくれないこともあります。

このような場合には、より手数料が低いファクターへ乗り換えてしまうことも可能です。

相見積を取ることには2つの効果があります。

  • これまで取引をしてきたファクターの手数料引き下げが成功する可能性がある
  • 手数料の低いファクターへ乗り換えることができる

どちらになっても、納入企業にとっては手数料負担を軽減できるメリットがあり、相見積を取ることで納入企業に不利になることは一切ありません。

むしろファクターとの関係性で有利になることのほうが多いと言えます。

1社だけでなく複数の業者から見積もりを取り、手数料を比較することはとても大切です。

ファクタリン手数料の内訳

ファクタリングの手数料は、全てがファクタリング会社の利益になるわけではありません。

手数料の中には次のような経費も含まれています。

  • 債権譲渡登記費用
  • 審査手数料・事務手数料
  • 収入印紙代

それぞれの費用は何のために必要でいくらくらいかかるのか、詳しく解説していきます。

債権譲渡登記費用

債権譲渡登記とは、法人がする金銭債権の譲渡などについて、簡便に債務者以外の第三者に対する対抗要件を備えるための制度です。

参考:法務省|登記 -債権譲渡登記

2社間ファクタリングにおいては、申込企業がすでにファクタリングで売却したことを隠して他の業者へ債権を譲渡してしまうリスクがあります。

そこでファクタリング会社が債権譲渡登記を行うことで、仮に二重譲渡があったとしても他の企業に対抗できます。

ファクタリング会社によってはファクタリングの際に債権譲渡費用を設定することがあり、その場合は手数料の中に債権譲渡費用が含まれるので、手数料は高くなります。

債権譲渡登記 は1件につき7,500円 (債権個数5000個以下の場合)と司法書士報酬が必要です。

債権譲渡登記が必要なファクタリングは手数料が高くなってしまいます。

審査手数料・事務手数料

ファクタリング会社の利益部分である、審査手数料・事務手数料も手数料の中に含まれています。

運営コストが高い店舗型のファクタリング会社は手数料が高くなりますし、運営コストが低いオンライン完結型のクラウドファクタリングは手数料が低くなります。

手数料の低いファクタリング会社を選択したいのであれば、クラウド型のファクタリング会社を選択するのがよいでしょう。

収入印紙代

対面型で書類で契約をする場合には契約金額に応じた次の収入印紙代を支払う必要があります。

  • 1万円未満:非課税
  • 10万円以下:200円
  • 10万円を超え50万円以下:400円
  • 50万円を超え100万円以下:1,000円
  • 100万円を超え500万円以下:2,000円
  • 500万円を超え1千万円以下:10,000円
  • 1千万円を超え5千万円以下:20,000円
  • 5千万円を超え1億円以下:60,000円
  • 1億円を超え5億円以下:100,000円
  • 5億円を超え10億円以下:200,000円
  • 10億円を超え50億円以下:400,000円
  • 50億円を超えるもの:600,000円
  • 契約金額の記載のないもの:200円

なお、オンラインで契約が完結するファクタリングの場合には、書類での契約を交わさないので収入印紙は必要ありません。

買取ファクタリング以外の手数料相場

買取ファクタリング以外のファクタリングの手数料の相場は次のとおりです。

  • 一括ファクタリング:相手企業によって異なる
  • 医療ファクタリング:1%~2%程度
  • 国際ファクタリング:2%~4%程度
  • 保証ファクタリング:2%~15%

一括ファクタリングや保証ファクタリングは売掛先企業の信用によって手数料は大きく異なります。

優良企業の売掛債権であれば2%程度の手数料が設定されますし、リスクが高い企業は10%を超えることもあります。

手数料の安いファクタリング業者5選

手数料の低いファクタリング会社としておすすめなのが次の5社です。

  • ペイトナーファクタリング
  • ベストファクター
  • QuQuMo
  • ビートレーディング
  • OLTA(オルタ)

低い手数料でファクタリングを利用したい場合におすすめの5つのファクタリング会社に対して詳しくご紹介していきます。

ペイトナーファクタリング

契約方式 非対面
提携サービス 2社間
手数料 固定10%
入金スピード 最短10分
債権買取額 最大100万円

ペイトナーファクタリングは、100万円までの少額買取に特化しているファクタリング会社です。

コンピューターが審査をするための最短10分で審査を完了してくれますし、手数料は固定10%となっており、非常に分かりやすくなっています。

少額の買取を手数料10%で行ってくれるので、中小の事業者にとってはおすすめのファクタリング会社です。

ベストファクター

契約方式 対面式
提携サービス 2社間、3社間、診療報酬、介護報酬
手数料 2社間:5%~
3社間:2%~
入金スピード 2社間:最短即日
3社間:2日〜3日程度
債権買取額 制限なし

ベストファクターは店舗型のファクタリング会社として優良な口コミが多い信頼度の非常に高いファクタリング会社です。

通常の売掛債権の他、診療報酬債権なども買取も行っており、買取できる売掛債権の種類が多いのもメリットです。

契約には対面が必要ですので、当日中に対面できない人は即日資金化は難しいですが、手数料の交渉には応じてくれる可能性があります。

ファクタリングだけでなく、さまざまな経営や資金繰りの相談ができるので「信頼できるファクタリング会社と対面で付き合いたい」という方にはベストファクターにはおすすめです。

QuQuMo

契約方式 非対面
提携サービス 2社間
手数料 2社間:1%~
入金スピード 最短2時間
債権買取額 〜1億円

QuQuMoもオンラインで完結できるファクタリング会社です。

2社間ファクタリング専門のファクタリング会社でありながら、1%〜という非常に低い手数料が魅力です。

クラウドサインというオンラインの契約システムを採用しているので、非対面で契約できます。

最短2時間で低い手数料で売掛債権を資金化できるので急ぎでお金が必要な方も活用できるファクタリング会社です。

ビートレーディング

契約方式 対面式
提携サービス 2社間、3社間、診療報酬、介護報酬
手数料 2社間:5%~
3社間:2%~
入金スピード 2社間:最短即日
3社間:2日〜3日程度
債権買取額 制限なし

対面型ファクタリング会社の代表格と言えるのがビートレーディングです。

介護報酬、診療報酬だけでなく、注文書のファクタリングも行っているので非常に幅広い売掛債権の買取を行っています。

大口の注文を受けた際の増加運転資金の調達にも活用できるでしょう。

契約の基本は対面式ですが、希望すればZOOMなどでのオンライン面談も行っています。

担当者1人1人が、経営にも資金繰りにも専門性が高いのでファクタリングだけでなく、経営相談にも活用できる信頼できるファクタリング会社です。

 

OLTA(オルタ)

契約方式 非対面
提携サービス 2社間
手数料 2~9%
入金スピード 最短即日
債権買取額 制限なし

クラウドファクタリングの草分け的な存在のファクタリング会社です。

審査はAIが行うので、請求書をアップロードするだけで24時間以内に審査は完了し、契約手続きはオンラインで完結します。

また手数料の上限は9%ですので「低い手数料で資金調達したい」という方にも向いているファクタリング会社です。

大手企業も多数出資しているファクタリング会社ですので「安心できるファクタリング会社を取引したい」という方にもおすすめです。

ファクタリングの手数料交渉についてよくある質問

手数料引き下げに有利な金額はありますか?
金額が大きな売掛債権のファクタリングの方が手数料引き下げが上手くいく可能性は高くなります。金額が大きな売掛債権ほどファクターの収益が大きくなるのでファクターは積極的に買い取りたいと考えています。金額が大きな売掛債権を保有しているのであれば、積極的に交渉してみましょう。
自社の実績をアピールするためにどんな資料を持っていけばよいですか?
会社のホームページなどはもちろんですが、新聞やテレビや雑誌などに報道された資料があればそちらも持参しましょう。外部からの評価が分かる資料が最も大きな効果があります。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングはどちらの方が手数料が下がりやすいですか?
金額が大きな場合には2社間ファクタリングの方が下がりやすいと言えます。金額が大きな場合には手数料に占める登記費用の割合が小さくなるので、手数料は下げやすくなります。金額が小さな場合には手数料の多くを登記費用が占めてしますので手数料は下げにくくなります。また、3社間ファクタリングはそもそも手数料が低いので手数料を引き下げにくいと言えます。
手数料の上限や下限は決められていますか?
ファクタリングは国の法律に則って商品設計などがされているわけではないので、手数料の上限や下限に明確なルールはなく、ファクターがそれぞれリスクを判定し、そのプレミアムとして手数料は決められています。悪徳業者はリスク以上の異常に高い手数料を設定することもあります。

まとめ

ファクタリングの手数料の引き下げ交渉を行うことは可能です。

ファクターにとってリスクの低い債権となるために

  • 将来的に取引拡大が期待できること
  • これまでの返済実績
  • 会社の実績

などを積極的にアピールしましょう。

そして、手数料の引き下げ交渉には有利な時期があります。

ファクターが比較的閑散期に入る毎月10日から20日くらいに交渉するのがよいでしょう。

複数の業者から相見積を取ることは、納入企業の立場を優位にして交渉が成功しやすくなります

ファクタリングの手数料交渉を有利にするためにはポイントがありますので、ポイントを抑えて積極的に手数料の引き下げ交渉をするようにしてください。