ファクタリング 利用額

ファクタリング 利用額

ファクタリングで自分の売掛金からいくら調達できるのか、不安な方も多いと思います。まずは、よくある3つの思い込みと、主要208社を調べて分かった実際の数字を見ていきます。

10万円では断られそう
47
主要208社のうち、買取金額の下限が10万円以下の会社は47社ありました。
いくらまで対応してくれる?
91
最も多い下限は30万円(91社)。上限は数千万円から億単位まで会社ごとに幅があります。
売掛金の全額が入る?
5〜20%
2社間の手数料相場です。100万円の請求書なら5万円から20万円が引かれ、残りが手元の資金になります。

ファクタリングはいくらから使える?下限は「30万円」が最も多い

ファクコミが主要208社を全数調査したところ(調査基準日2026年7月29日)、買取金額の下限を公表している会社では、下限を30万円とする会社が91社で最も多いと分かりました。一方で、10万円以下の売掛金でも買い取る会社も47社あります。少額だからといって、断られるとは限りません。

最も多い買取下限
30万円 / 91社
下限10万円以下の少額対応
47
買取金額を公表していない会社
57
下限30万円

91社
下限10万円以下

47社

買取金額の下限の目安は30万円です。ただし1万円や10万円の売掛金から買い取る会社もあるので、少額でも使える会社はあります。

少額のときは費用の割合が大きくなるので、オンライン完結や登記不要の会社を選ぶと抑えられます

来店や郵送、登記にかかる費用は、資金化する金額が小さくても大きくても大きくは変わりません。そのため少額を資金化するときほど、こうした固定の費用が金額に占める割合が大きくなり、割高になります。オンライン完結や、債権譲渡登記が不要な会社を選ぶと、この固定の費用を抑えられます。

いくらまで使える?上限は会社ごとに大きく違う

ファクタリングの買取額の上限は、少額に特化した会社から億単位に対応する会社まで幅があります。主要208社の調査では、買取金額の上限を1億円(10,000万円)とする会社が多い一方、ビートレーディングのように10億円(100,000万円)まで買い取る会社もあります。買取金額の上限を公表していない会社も多いため、大口の資金化を考えているなら早めに問い合わせるのが確実です。

急いで高額の資金が必要なときは、いつまでに必要かを先に伝えておくと安心です

資金化する金額が大きいと、売掛先の確認などで審査に時間がかかることがあります。会社が買い取れる上限額だけでなく、希望の時期に間に合うかどうかも合わせて確認しておきましょう。

「利用額」には4つの金額が混ざっている

「利用額」という言葉には、別々の金額が混ざっています。売掛金の額・買い取ってもらえる額・手元に残る資金を分けて考えると、自分がいくら使えて、いくら手元に残るのかがはっきりします。

呼び方 意味 ここで分かること
売掛債権額(額面) 請求書そのものの金額 売る前の元の金額
買取可能額 会社が買い取れる範囲(下限〜上限) その会社で使えるかどうか
限度額 会社が設定している上限 これ以上は買い取れないという線
利用額(調達額) 実際に資金化する金額 今回いくら使うか
手元に残る資金 手数料などを引いて実際に使えるお金 結局いくら手元に残るか

手数料を引くと、手元にいくら残る?

ファクタリング会社は、売掛金から手数料を引いて支払います。売掛金の額がそのまま入るわけではありません。

売掛金(額面)100万円

ファクタリング会社に引かれる手数料5〜20万円
=
自分の手元に残る資金80〜95万円
2社間の手数料相場5〜20%
3社間の手数料相場1〜8%

上の例は売掛金100万円を2社間で利用した場合の目安です。各社の手数料率は公表されていないことが多いため、実際の率は見積もりで確認します。

売掛金の額ごとに、手元に残る資金の目安を次の表にまとめます。

手数料率別・手元に残る資金の目安(単純計算)
売掛金 手数料5% 手数料10% 手数料15%
10万円 9.5万円 9.0万円 8.5万円
30万円 28.5万円 27.0万円 25.5万円
50万円 47.5万円 45.0万円 42.5万円
100万円 95.0万円 90.0万円 85.0万円
300万円 285.0万円 270.0万円 255.0万円
500万円 475.0万円 450.0万円 425.0万円
1,000万円 950.0万円 900.0万円 850.0万円

単純計算の目安です。掛け目(買取率)や振込手数料は含みません。実際に手元に残る資金は、会社・債権の内容・審査によって変わります。

手数料率が低くても、掛け目で最初に受け取れる金額が少なくなることがあります

ファクタリング会社が売掛金の一部だけを先に買い取り、残りを後日精算する「掛け目」という仕組みを使うことがあります。手数料率だけでなく、自分が最初に受け取れる金額まで確認しておきましょう。

買取金額を公表していない会社が57社。だから見積もりは複数取る

主要208社のうち57社、およそ4社に1社は買取金額を公表していません。利用できる枠や手数料は、売掛先の信用や債権の内容によって変わるため、会社側もあらかじめ金額を出しにくいのです。1社だけで決めず複数の会社から見積もりを取ると、同じ売掛金でも条件を比べられます。

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見積もりを取るときは、条件をそろえて伝えると比べやすくなります

売掛金の額と、いつまでにいくら必要かをそろえて伝えると、各社の条件を同じ基準で比べられます。金額の桁が同じでも、会社によって手数料や入金の速さは変わります。

「少額だと手数料が高い」は本当?

登記費用や審査などの決まった費用がかかるため、少額の取引では手数料の率が上がりやすい、と言われます。ただし、少額に対応していて評価の高い会社は実際にあります。主要208社の調査から、買取金額の下限が10万円以下で、総合スコアの高い会社を紹介します。

会社名 買取下限 総合スコア 口コミ件数
アクセルファクター 10万円 4.10 47件
OLTA 1万円 4.08 47件
ビートレーディング 1万円 3.90 53件
FREENANCE 10万円 3.83 33件
株式会社NO.1 1万円 3.75 24件

総合スコアは、入金スピード・スタッフ対応・審査の通りやすさ・手数料の安さの平均です。口コミ件数が少ない会社ほどスコアは動きやすい点にご注意ください。主要208社の調査(2026年7月29日基準)より。

少額でも評価の高い会社はあります。金額だけで諦めず、買い取ってもらえる範囲と評価の両方で選べます。

あなたの売掛金額なら、どの会社が候補になる?

まず、売掛金の額ごとに、どの会社が候補になるかの目安を示します。会社側から探すのではなく、自分の金額から候補を絞るほうが早く決まります。

あなたの売掛金額 見るべき目安
10万円前後 下限10万円以下の会社(主要208社で47社)から選ぶ
30〜100万円 下限30万円までの会社が中心(下限30万円が91社で最多)
数百万円 多くの会社が対応。手数料と入金の速さで比べる
1,000万円以上 上限の大きい会社(億単位に対応する会社)を選ぶ

次に、主要208社のうち、買取金額の範囲を公表し、口コミが20件以上ある会社(特定の業種に特化した会社を除く)を、総合スコア順に20社並べます。会社名は口コミページにリンクしています。買取金額の欄を見れば、自分の売掛金額で候補になるかどうかが分かります。

会社名 買取金額 即日買取 個人事業主 オンライン完結 総合スコア 口コミ件数
1 ベストファクター 30〜10,000万円 4.15 62件
2 アクセルファクター 10〜5,000万円 4.10 47件
3 OLTA 1万円〜(上限要問合せ) 4.08 47件
4 ファクタリング福岡 30〜10,000万円 4.05 21件
5 GMO BtoB早払い 〜10,000万円(下限要問合せ) 4.00 27件
6 onfact 30万円〜(上限要問合せ) 3.98 34件
7 西日本ファクター 30〜3,000万円 3.98 23件
8 ビートレーディング 1〜100,000万円 3.90 53件
9 QuQuMo 〜10,000万円(下限要問合せ) 3.90 37件
10 ネクストワン 30〜10,000万円 3.90 29件
11 ファクタープラン 10〜5,000万円 3.85 23件
12 S-COM 10〜5,000万円 3.85 22件
13 FREENANCE 10〜5,000万円 3.83 33件
14 トップマネジメント 30〜30,000万円 3.83 30件
15 株式会社NO.1 1万円〜(上限要問合せ) 3.75 24件
16 yup 10〜5,000万円 3.73 33件
17 PMG 30万円〜(上限要問合せ) 3.65 24件
18 メンターキャピタル 30〜10,000万円 3.58 20件
19 ファクターズ 30〜3,000万円 3.53 24件
20 イディアル 30〜10,000万円 3.50 20件

主要208社の全数調査(調査基準日2026年7月29日)より。総合スコアは4項目の平均です。買取金額のうち「要問合せ」は各社で公表されていない範囲です。口コミ件数が少ない会社ほどスコアは動きやすい点にご注意ください。

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金額の前に確認したい、安全に使うための注意点

金融庁は、ファクタリングを装った貸付けに注意を呼びかけています。次のサインがある会社は、実際には貸付けの疑いがあります。

こんな会社は避ける(貸付けの疑いがあるサイン)
契約書の名前が「金銭消費貸借契約書」になっている(中身は借金と同じ)
売主が後で買い戻す、または売主自身の資金で支払う取り決めがある
本来はかからないはずの消費税を、手数料に上乗せして請求してくる
契約書を見せない
当てはまる会社は避けて、別の会社に切り替えるのが安全です。迷うときは契約前に公的な相談窓口や専門家に相談しましょう。

利用額は大きいほどよいわけではありません。必要な分だけ資金化すれば、ファクタリング会社に支払う手数料を抑えられます。

売掛金500万円

必要な分だけ資金化300万円

残りは売らない(手数料もゼロ)200万円

「売掛金の額」と「本当に必要な資金の額」は分けて考えましょう。高い手数料で必要以上に資金化すると、かえって資金繰りは苦しくなります。

ファクタリングの利用額に関するよくある質問

10万円のような少額でも使えますか?
使える会社はあります。主要208社の調査では、買取金額の下限が10万円以下の会社が47社ありました。少額の場合は、オンライン完結や登記不要の会社を選ぶと、来店や郵送の費用を抑えやすくなります。
上限はいくらまで対応してもらえますか?
会社ごとに違います。1億円までの会社が多い一方、10億円まで対応する会社もあります。買取金額の上限を公表していない会社も多いので、大口の場合は早めに問い合わせて確認してください。
手数料はいくらぐらいかかりますか?
相場は2社間で5〜20%、3社間で1〜8%です。各社の手数料率は公表されていないことが多いため、実際の率は見積もりで確認します。掛け目や振込手数料が別にかかる場合もあります。
金額が大きいほど手数料は安くなりますか?
固定的な費用の割合が下がるため、率が下がることはあります。ただし会社や債権の内容によって変わるので、金額の桁が同じでも複数の会社から見積もりを取って比べるのが確実です。
売掛金の全額を資金化したほうがよいですか?
必要な資金だけを資金化すれば、ファクタリング会社に支払う手数料を抑えられます。手元に残る資金と、後に取引先から入ってくる予定の資金のバランスを見て、必要な分だけ使うのが基本です。

まとめ:金額は「自分の売掛金でいくら使えて、いくら残るか」で見る

ファクタリングの利用額は、平均の目安よりも、自分の売掛金でいくらから使えて、手数料を引いた後にいくら手元に残るかで見るのが役立ちます。下限は30万円が最も多く、10万円以下から使える会社も47社あります。上限は会社ごとに幅があり、買取金額を公表していない会社も57社あるため、条件は複数の会社を比べて確かめるのが確実です。

調査概要
調査対象:ファクタリング会社 主要208社
調査基準日:2026年7月29日
調査方法:各社が公表している買取金額・対応条件を集計
買取金額を公表していない会社は「未公開」として集計
公表情報は変更される場合があります

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