スピーディーに資金調達できるファクタリングですが、いまいち仕組みがわからなくて利用に不安を感じる人は多くいます。ファクタリングは売掛債権を売却して、最短数十分~即日で資金調達を実現できる適法のサービスです。
今回の記事では、ファクタリングの仕組み・手数料相場・契約形態・メリット・デメリットについてまとめました。くわえて、格安の手数料で即日資金調達ができるおすすめファクタリング会社12選も紹介します。
本記事を読めば、ファクタリングの仕組みを理解して自分に最適なファクタリング会社を選べます。ファクタリングを活用して、手軽でスピーディーな資金調達を実現しましょう。
最短即日で資金調達ができるファクタリングとは
ファクタリングとは売掛債権をファクタリング会社に売却して、手数料が差し引かれた現金を受け取れるサービスです。ファクタリングを利用すると、売掛債権を支払期日より前に現金化できるため、資金繰りの改善が見込めます。
ファクタリングは融資・ビジネスローンなどの借入とは異なり、負債が増えず信用情報に記録が残りません。また、最近はオンラインで手続きが完結するオンラインファクタリングが主流で、最短即日や数時間で資金調達ができます。
多くのファクタリング会社は、中小企業・個人事業主・フリーランスに対応しています。しかし、中には法人専門・フリーランス専門といったファクタリング会社もありますので、事前に確認してから利用しましょう。
ファクタリングでの資金調達ニーズが増加した背景
ファクタリングでの資金調達ニーズが増加した背景には、中小企業・個人事業主の資金確保のハードルの高さがあります。中小企業・個人事業主は大企業に比べて実績が少なく、経営体制・財務基盤が脆弱なため融資が受けにくい状況でした。
そこで、中小企業・個人事業主は売掛債権を活用してファクタリングで資金調達をするようになりました。さらに、2020年に民法が改正されて、売掛債権などの動的資産を活用した資金調達が容易になったことも要因です。
法改正でファクタリングによる資金調達がよりスムーズになり、中小企業・個人事業主によるファクタリングの活用は一般的になりつつあります。
法人・個人事業主・フリーランスの資金調達に対応
ファクタリングは法人・個人事業主・フリーランスの資金調達に対応しています。
創業間もない状態で十分な実績がない場合、融資による資金調達は困難です。しかし、ファクタリングなら売掛債権さえあれば資金調達ができます。ただし、ファクタリング会社によって扱いが異なるので、実績なしでも利用できるか事前にチェックしておきましょう。
くわえて、法人専門や個人事業主・フリーランス専門といったファクタリング会社もあります。サービス内容を前もって確認し、自分に最適なファクタリング会社を選んでください。
請求書ファクタリングと注文書ファクタリングの違い
請求書ファクタリングと注文書ファクタリングの違いは、資金調達が可能なタイミングと手数料です。
売掛債権には、請求書と注文書の2種類があります。請求書ファクタリングは請求書、注文書ファクタリングは注文書を売掛債権として売却できます。
請求書より注文書の方が早い段階で発行されるため、注文書ファクタリングなら受注後すぐに資金調達が可能です。一方、請求書ファクタリングでの資金調達は納品後になります。
売掛債権の未回収リスクが高くなるため、請求書ファクタリングより注文書ファクタリングの手数料は高く設定されがちです。どちらも一長一短ですので、経営状態にあわせて適切に使い分けましょう。
ファクタリングの2つの契約形態
ファクタリングには、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングという2つの契約形態があります。それぞれの契約形態の特徴やメリット・デメリットを表にまとめました。
契約形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
2社間ファクタリング | ・利用者・ファクタリング会社間の契約 ・売掛金は売掛先から利用者に支払われ、その売掛金をファクタリング会社に振り込みする |
・資金調達が最短即日でスピーディー ・売掛先にファクタリングの利用を知られない |
・手数料が3社間ファクタリングより高い |
3社間ファクタリング | ・利用者・ファクタリング会社・売掛先で契約 ・売掛金は売掛先から直接ファクタリング会社に振り込みされる |
・手数料が2社間ファクタリングより安い | ・資金調達に売掛先の了解が必要で時間がかかる ・売掛先にファクタリングの利用を知られる |
それぞれの契約形態についてわかりやすく解説します。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社で契約します。2社間ファクタリングは、大半のファクタリング会社が提供している一般的な契約形態です。
事前説明や了承が必要ないため、売掛先にファクタリングの利用を知られません。また、契約がスピーディーに進むので即日資金調達ができます。
3社間ファクタリングに比べて、2社間ファクタリングは売掛債権の未回収リスクが大きいので手数料は高めに設定されています。しかし、オンラインファクタリングなら、手数料も3社間ファクタリングに匹敵するリーズナブルさです。
素早く資金調達したい人や、売掛先にファクタリングの利用を知られたくない人に2社間ファクタリングはおすすめです。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先で契約します。売掛先にファクタリングを利用する旨を通知し、売掛債権の譲渡を承諾してもらうことが必要です。
通知・承諾などの手続きがいるので、2社間ファクタリングのようにスピーディーな資金調達はできません。一方、売掛金は売掛先から直接ファクタリング会社に振り込まれるため、未回収リスクが小さくなり手数料は低めに設定されます。
3社間ファクタリングは、手数料をできるだけ抑えたい人におすすめです。3社間ファクタリングを取り扱っていないファクタリング会社も多いので、事前に公式サイトで確認しましょう。
ファクタリングで資金調達するメリット6選
ファクタリングで資金調達するメリットは以下の6つです。
- 最短即日で資金調達が可能
- 売掛先の倒産リスクの回避
- 担保・保証人が必要ない
- 借入ではないので信用情報に影響がない
- 資産のオフバランス化ができる
- 2社間ファクタリングなら売掛先に利用を知られない
融資・ビジネスローンにはない、ファクタリングならではのメリットを解説します。
最短即日で資金調達が可能
ファクタリングは融資と異なり、早ければ即日の資金調達が可能です。
中には、最短数十分で資金調達ができると謳っているファクタリング会社もあります。そのため、急ぎの支払いで現金が必要な場合にファクタリングは最適な資金調達手段です。
また、オンラインファクタリングなら必要書類が少なく、書類の準備に時間がかかりません。スピーディーに資金調達をしたいなら、ファクタリングは最適な資金調達方法です。
売掛先の倒産リスクの回避
ファクタリングを活用すれば、売掛先の倒産リスクや未払いリスクに備えられます。
ファクタリングは償還請求権なしの契約が一般的で、もし売掛債権が未回収でも利用者に弁済義務は発生しません。そのため、売掛先が未払いに陥っても利用者は売掛債権の未回収を防げます。
なお、償還請求権ありのファクタリング契約は貸金業とみなされるため、貸金業への登録が必須です。ほとんどのファクタリング会社は貸金業へ登録はしてませんので、償還請求権ありの契約は違法の可能性が大きいです。
売掛先の経営状態が怪しい場合は、ファクタリングでリスク回避を行いましょう。
担保・保証人が必要ない
ファクタリングは借入ではないので、担保・保証人は必要ありません。
また、審査基準が融資とは異なるので、柔軟な審査を受けられて通過しやすいことも特徴です。ファクタリングは売掛先の信用力が重視されるため、利用者の業績・経営状態・財政状況が悪くても審査の通過が可能です。
たとえば、税金を滞納していたり赤字決算だったりしてもファクタリングを利用できます。融資を断られても、ファクタリングなら資金調達できる可能性は高いです。諦めずにファクタリングの活用を検討しましょう。
借入ではないので信用情報に影響がない
ファクタリングは借入ではありませんので、信用情報に影響が出ません。
金融機関から融資を受けたり、カードローンを利用したりすると信用情報に記録が残ります。次に金融機関から融資を受けるとき、信用情報が精査されることになります。
一方、ファクタリングなら信用情報に影響がないため融資を受ける予定があっても心配ありません。融資とファクタリングは併用も可能ですので、それぞれ活用して計画的に資金調達しましょう。
資産のオフバランス化ができる
ファクタリングを利用すると、資産のオフバランス化によって企業価値を高く見せられます。
オフバランスとは、資産・取引・現金などを財務諸表に記載しない状態のことです。売掛債権を現金化してオフバランス化すれば、バランスシートをスリム化して財政状況が一目でわかります。
さらに、企業の収益性を示すROA(総資産利益率)がオフバランス化によって改善します。なぜなら、オフバランス化で分母である総資産が減少するからです。
ROAが高ければ高いほど、効率的に利益を生んでいると判断されて融資を受けるときにも有利になります。融資を受ける予定があるなら、決算前にファクタリングを活用したオフバランス化を検討しましょう。
2社間ファクタリングなら売掛先に利用を知られない
2社間ファクタリングなら、売掛先にファクタリングの利用を知られません。
ファクタリングの利用を知られると、経営状況・財務状況の悪化を売掛先から疑われるかもしれません。経営状況が悪化していると知られると、今後の取引に影響が出る可能性もあります。
ファクタリングの利用を知られたくない場合は、2社間ファクタリングを活用して資金調達しましょう。
ファクタリングで資金調達するデメリット
ファクタリングで資金調達をするデメリットは、以下の通りです。
- 手数料が必要
- 資金調達できるのは売掛債権の額面が上限
- 債権譲渡登記が必要なケースがある
- 買取してもらえない売掛債権もある
- 3社間ファクタリングの利用には事前説明が必要
- 悪質な業者が存在する
前もってデメリットを押さえておき、トラブルにならないように注意しましょう。
手数料が必要
ファクタリングで資金調達をするには、ファクタリング会社に手数料を支払う必要があります。ファクタリングで受け取れるのは、売却した売掛債権の額面から手数料を差し引いた金額です。
ファクタリングの手数料相場は以下の通りです。
ファクタリングの種類 | 手数料相場 |
2社間ファクタリング(対面) | 10%~20% |
2社間ファクタリング(オンライン) | 2%~12% |
3社間ファクタリング | 1%~9% |
利益率の低い売掛債権でファクタリングを利用すると、利益を圧迫して経営状態の悪化を招く恐れがあります。ファクタリングで資金調達するなら、できるだけ手数料の安いファクタリング会社を選んで計画的に利用しましょう。
資金調達できるのは売掛債権の額面が上限
ファクタリングで調達できる資金の上限は、売掛債権の額面までです。売掛債権以上の資金調達は、ファクタリングでは不可能なので注意しましょう。
また、ファクタリング会社によって売却できる売掛債権の下限・上限が設定されていることがあります。前もって公式サイトから確認しておいてください。
売掛債権額以上の資金が必要なら、融資・ビジネスローンなどを検討しましょう。
債権譲渡登記が必要なケースがある
ファクタリングは、契約のときに債権譲渡登記を求められるケースがあります。債権譲渡登記とは、売掛債権などの譲渡を登記する手続きです。手続きできるのは法人格に限定されているため、債権譲渡登記が必要なファクタリングを個人事業主・フリーランスは利用できません。
また、債権譲渡登記には別途手数料が必要な場合があります。ファクタリング会社に、必要な手数料を前もって確認しておきましょう。
債権譲渡登記は必ず必要なわけではありません。個人事業主・フリーランスが利用する場合や、手数料を抑えたい場合は債権譲渡登記のないファクタリング会社を選択してください。
買取してもらえない売掛債権もある
支払期日を過ぎている売掛債権や、支払期日が書いていない請求書はファクタリングできません。ほかにも、債権譲渡禁止特約がついている売掛債権も取り扱えないケースがあります。
2020年の法改正で債権譲渡禁止特約がついている売掛債権も、売掛先に通知すれば譲渡可能となりました。しかし、通知が必要なため、3社間ファクタリングでしか債権譲渡禁止特約がついた売掛債権は取り扱えません。
ファクタリング会社によって、債権譲渡禁止特約のついた売掛債権の扱いは異なります。事前に取り扱っているかを確認するようにしましょう。
3社間ファクタリングの利用には事前説明が必要
3社間ファクタリングは、売掛先にファクタリングの利用を知られるため事前説明が必要です。
ファクタリングの利用を知られると、資金繰りや経営状態の悪化が疑われるかもしれません。そのため、事前に十分な説明をして売掛先の不安を払拭する必要があります。
関係悪化につながらないよう、十分に説明して売掛先をフォローしましょう。
悪質な業者が存在する
ファクタリングを装った悪質な業者も存在しますので注意しましょう。悪質な業者の具体例は以下の通りです。
- ファクタリングを装ってABL(動産担保つき融資)で資金を貸付ける
- 償還請求権ありの契約を求めてくる
- 給与ファクタリング
ファクタリングは売掛債権の売却ですが、ABLは売掛債権を担保とした融資です。仮に売掛先から売掛債権が未回収になった場合、ABLや償還請求権ありの契約だと利用者に返済・弁済の義務が生じます。
また、給与ファクタリングは2020年に金融庁が違法だと公表しています。高額な手数料を請求する違法業者が多いので、利用しないようにしてください。
ファクタリング会社の信頼性は、以下のポイントから判断しましょう。
- 運営歴が3年以上で実績が豊富
- 知名度の高い企業・上場企業やそのグループ企業が運営している
- 口コミ・評判でポジティブな評価が多い
資金調達にファクタリングの利用がおすすめの人
資金調達にファクタリングの利用がおすすめな人は、以下の通りです。
- 急ぎで資金調達が必要
- ビジネスローン・銀行融資の審査に通らない
- 黒字倒産のリスクを回避したい
上記のケースに当てはまる場合は、早急にファクタリングでの資金調達を検討しましょう。
急ぎで資金調達が必要
数日後に支払いが迫っていて、手元に資金がないならファクタリングの利用がおすすめです。
2社間ファクタリングなら、最短数十分~即日で売掛債権を現金化して資金調達できます。ファクタリングなら銀行融資のように、多くの書類を求められることも長い審査を待つ必要もありません。オンラインファクタリングなら必要書類も少ないため、準備も極めて短時間ですみます。
ただし、どんなに急いでいる場合でも、資金調達スピードと手数料のバランスをチェックしてファクタリング会社を選びましょう。
ビジネスローン・銀行融資の審査に通らない
銀行融資・ビジネスローンの審査に通らない場合は、ファクタリングによる資金調達を検討しましょう。
融資・ビジネスローンは主に、利用者の返済能力が審査されます。一方、ファクタリングは売掛先の信用力・支払い能力が審査されるため、利用者の経営状態や財務状況が悪くても審査を通過できます。
たとえば、赤字決算・債務超過・税金滞納といったケースでもファクタリングの利用は可能です。なお、ファクタリングの審査に不安があるなら、複数社に相見積もりを取る方法がおすすめです。審査に通過したファクタリング会社の中から、手数料のリーズナブルなサービスを選びましょう。
黒字倒産のリスクを回避したい
ファクタリングでキャッシュフローを改善すれば、黒字倒産リスクを回避できます。
黒字倒産とは、商品・サービスが売れて帳簿上で利益が出ているにもかかわらず、支払いに必要な資金が不足して倒産することです。ファクタリングなら、売掛債権を支払期日前に現金化できるため黒字倒産を確実に防げます。
ファクタリングだけで不安があるなら、請求書カード払いの利用も検討しましょう。請求書カード払いは、支払期日を延長して手元に現金を残せるサービスです。
ただし、ファクタリング・請求書カード払いどちらも手数料が必要で利益を圧迫する恐れがあります。黒字倒産を防ぎつつ利益を上げるため、ファクタリングを計画的に活用しましょう。
急ぎの資金調達を実現するファクタリング会社の選び方のポイント
手元資金が乏しく支払いが迫っているときに、急ぎで資金調達できるファクタリング会社の選び方を解説します。以下のポイントに着目してファクタリング会社を選びましょう。
- 手数料がリーズナブル
- 即日現金化が可能
- 必要書類が少ない
- 売掛債権の買取可能額の下限・上限
- 償還請求権が盛り込まれていない
- オンラインに対応
- 信頼性・実績が豊富
即日資金調達ができるファクタリング会社を利用し、資金繰りを改善して急場をしのぎましょう。
手数料がリーズナブル
利益を圧迫しないためにも、手数料がリーズナブルなファクタリング会社を選びましょう。
手数料が高いと利益を圧迫し、かえって経営状態が悪くなる恐れがあります。たとえ急ぎの資金調達が必要だとしても、手数料とのバランスを考えてファクタリング会社を選ぶべきです。
資金調達を急いでいるなら、オンラインファクタリングの利用がおすすめです。オンラインファクタリングの手数料相場は2%~12%とリーズナブルで、利益を大きく圧迫しません。
手数料が安いほど、手元に資金が残って経営が安定します。よりリーズナブルな手数料でファクタリングを活用したいなら、複数社に相見積もりを取ってもっとも安いファクタリング会社を選択しましょう。
即日現金化が可能
急ぎで資金調達したいなら、即日現金化できるオンラインファクタリングを選びましょう。
資金調達できるスピードは、ファクタリング会社によって大きく異なります。ファクタリング会社の公式サイトをチェックして、最短数十分~即日を謳っているファクタリング会社がおすすめです。
スピードに自信のあるファクタリング会社は、実績を掲載している場合もあります。実績が豊富なファクタリング会社なら、スピーディーに資金調達できる可能性が高いです。
必要書類が少ない
素早く資金調達したいなら、必要書類の少なさにも注目しましょう。
必要書類の数はファクタリング会社によって異なりますが、2点~7点ほどが一般的です。必要とされる書類の具体例は以下の通りです。
- 登記簿謄本
- 印鑑証明書
- 本人確認書類
- 決算書・確定申告書
- 取引履歴の確認できる銀行口座通帳
- 売掛先との基本契約書
- 売掛金の存在を証明する請求書・発注書・納品書など
必要書類が少ないファクタリング会社だと、通帳・本人確認書類・請求書だけで利用できるケースもあります。必要書類は公式サイトからチェックし、前もって用意しておくと資金調達がスムーズに進みます。
売掛債権の買取可能額の下限・上限
買取可能額の下限・上限をチェックして、ファクタリング会社を選びましょう。
ファクタリング会社によっては、買取できる売掛債権の額に下限・上限を設定しています。たとえば、下限が30万円の場合はそれ以下の売掛債権を売却できません。個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスは、買取可能額の下限が低く設定されていることが大半です。
なお、売掛債権の額が小さいほど、手数料が高くなる傾向にありますので注意しましょう。手数料と買取可能額のバランスをチェックし、最適なファクタリング会社を選びましょう。
償還請求権が盛り込まれていない
ファクタリングの契約をするときに、償還請求権の有無は必ずチェックしましょう。償還請求権ありの契約の場合、売掛債権が未回収になったときに利用者が弁済義務を負います。
償還請求権ありの契約は、ファクタリング会社が貸金業に登録している必要があります。しかし、ほとんどのファクタリング会社は貸金業へ登録していませんので、償還請求権ありの契約は違法である可能性が高いです。
違法業者との契約はさまざまなリスクが発生します。償還請求権ありの契約を求められたら、しっかりと断りましょう。
オンラインに対応
手軽でスピーディーにファクタリングを利用したいなら、オンライン対応しているファクタリング会社を選びましょう。
オンラインファクタリングは、手数料が安く最短即日で資金調達できます。また、審査にAIを活用しているファクタリング会社も多く、審査結果をすぐ知ることができるのも大きなメリットです。
対面が必要なファクタリングのように、店舗に出向く必要がないので移動時間も節約できます。必要書類も少ないため、準備に時間がかかりません。
パソコン・タブレット・スマートフォンから手続きできるオンファインファクタリングで、素早い資金調達を実現しましょう。
信頼性・実績が豊富
ファクタリング会社を選ぶとき、信頼性・実績をしっかりと確認しましょう。
きちんとしたファクタリング会社が大半ですが、中には法外な手数料を請求する悪徳業者も存在します。悪徳業者に引っかからないためには、以下の3つのポイントをチェックしてください。
- 運営実績が3年以上
- 口コミ・評判で高い評価を得ている
- 知名度の高い企業や、そのグループ企業が運営している
悪徳業者は違法行為をしているため、次々に名前を変えるという特徴があります。そのため、3年以上の運営歴があるなら信頼性が高いと判断できます。
SNSやGoogleマップで、利用したいファクタリング会社の口コミ・評判を確認しましょう。ポジティブな評価が多いなら安心して利用できます。
どうしても不安なら、知名度の高い企業・上場企業やそのグループ企業が運営しているファクタリングサービスがおすすめです。
資金調達におすすめの格安手数料のファクタリング会社12選
スピーディーな資金調達におすすめの、手数料がリーズナブルなおすすめファクタリング会社12選を紹介します。
- ベストファクター | 即日振り込み率61.5%!9割以上が審査に通過!
- BESTPAY | 注文書ファクタリングにも対応!
- QuQuMo|最低手数料1%からと業界最安水準!
- ビートレーディング | 個人・法人のどちらにも対応!
- 日本中小企業金融サポート | 最大手数料10%までで安心
- アクセルファクター | 審査突破率が93%と業界トップ
- PayToday | オンライン完結で地方でも利用可能
- OLTA | 利用可能額の下限上限がない
- ベイトナーファクタリング 電話・メールが一切不要
- ラボル | 最短60分でスピード入金!
- FREENANCE | フリーランス向けの補償制度もあり
- JBL | 最短2時間で資金調達が可能!
自分に最適なファクタリング会社を見つけ、資金調達をしてキャッシュフローを改善しましょう。
ベストファクター | 即日振り込み率61.5%!9割以上が審査に通過!
種類 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング ・注文書ファクタリング |
調達可能金額 | 30万円~1億円 |
手数料 | 2%~20% |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | オンライン・電話 |
公式サイト | https://bestfactor.jp/ |
ベストファクターは即日振り込み率61.5%で、9割以上が審査通過するファクタリング会社です。
柔軟な審査で平均買取率92.2%を記録しており、手数料は業界最安クラスの2%からとなっています。注文書ファクタリングにも対応しており、受注した段階で資金調達できるため柔軟な運用が可能です。
簡易診断シミュレーターを提供しており、買取手数料を素早く診断できます。法人・個人事業主のどちらにも幅広く対応しています。
融資を断られた人やスピーディーに資金調達したい人にとって、ベストファクターは最適な選択肢です。
TRY | リーズナブルな手数料と豊富な実績!
種類 | ・2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 10万円~5,000万円 |
手数料 | 3%~ |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | オンライン・電話・メール・ファックス |
公式サイト | https://www.factoring-try-sko.co.jp/ |
TRYは、資金調達を急いでいる人に最短即日でファクタリングを提供しています。手数料は3%からとリーズナブルに設定されており、経営を圧迫する恐れがありません。
審査通過率8割以上という実績があるため、大きな瑕疵がない限りTRYを利用できる可能性は高いです。365日24時間対応なので、土日祝などに急ぎでファクタリングを利用したい人に向いています。
急な資金調達ニーズに対応したTRYで、売掛債権を現金化して急な支払いに対応しましょう。
QuQuMo | 最低手数料1%からと業界最安水準!
種類 | ・2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 下限・上限なし |
手数料 | 1%~14.8% |
入金スピード | 最短2時間 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://ququmo.com/ |
QuQuMoは、オンラインで手続きをして最短2時間で資金調達できるファクタリングサービスです。手数料は1%からと業界トップクラスにリーズナブルで、利益を圧迫せずにファクタリングを利用できます。
買取可能額の下限・上限は設定されておらず、少額から高額の売掛債権まで幅広く対応しています。法人・個人事業主・フリーランスに対応しており、必要書類も請求書・通帳の2点だけです。
手元資金が乏しく、急ぎで資金調達をしたいならQuQuMoの利用を検討しましょう。
ビートレーディング | 個人・法人のどちらにも対応!
種類 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング ・注文書ファクタリング |
調達可能金額 | 制限なし |
手数料 | 2社間ファクタリング:4%~12% 3社間ファクタリング:2%~9% |
入金スピード | 最短2時間 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは取引実績4.6万社、累計買取額1000億円以上を達成した実績豊富なファクタリング会社です。
手続きを極限まで簡素化して、最短2時間での資金調達を実現しました。クラウドサインを導入しており、パソコン・タブレット・スマートフォンでオンライン契約できます。
必要書類は通帳のコピーと請求書の2点だけで、準備にほとんど時間がかかりません。請求書ファクタリングだけでなく、注文書ファクタリングにも対応しています。
また、創業1年以内の中小企業・個人事業主でもビートレーディングは利用可能です。起業して間もない個人事業主は、ビートレーディングでの資金調達がおすすめです。
日本中小企業金融サポート | 最大手数料10%までで安心
種類 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
調達可能金額 | 制限なし |
手数料 | 1.5%~10% |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | オンライン・電話・郵送 |
公式サイト | https://chushokigyo-support.or.jp/ |
日本中小企業金融サポートは、関東経済産業局長などが認定する経営支援機関であり非営利団体です。非営利団体なので、利用者に寄り添ったリーズナブルな手数料を設定しています。
また、ファクタリング以外に補助金の申請もサポートしており、さまざまな角度から資金調達を支援してくれます。手数料は1.5%~10%と格安に設定されており、経営を圧迫せずに資金調達が可能です。
資金調達とともに、事業計画の策定サポートが欲しい人は日本中小企業金融サポートを選択しましょう。
アクセルファクター | 審査突破率が93%と業界トップ
種類 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
調達可能金額 | 1億円まで |
手数料 | 2%~20% |
入金スピード | 最短3時間 |
手続き方法 | メール・ファックス・LINE・オンライン |
公式サイト | https://accelfacter.co.jp/ |
アクセルファクターは、原則即日対応をモットーにしているファクタリングサービスです。半数以上の依頼に対し、即日振り込みを実現した実績があります。
審査突破率は93%と非常に高く、柔軟な審査が魅力で多くの利用者がリピートしています。資料不足の場合も、代替資料を提案してくれるため高い確率で審査通過が可能です。
最長180日の売掛債権に対応しており、建設業界で入金サイトが長い企業でも安心です。創業して間もない個人事業主の利用も受け付けているため、起業したてで資金不足の場合に利用を検討しましょう。
豊富な実績で信頼性の高いファクタリングサービスを利用したいなら、アクセルファクターは有力な選択肢です。
PayToday | オンライン完結で地方でも利用可能
種類 | ・2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 10万~ |
手数料 | 1%~9.5% |
入金スピード | 最短30分 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://paytoday.jp/ |
PayTodayはAIを活用した審査でコスト削減を実現し、リーズナブルな手数料でファクタリングサービスを提供しています。AI審査で効率的に手続きが進むので、審査から最短30分で資金調達が可能です。
スマートフォン1台あれば、申し込み・審査・契約までオンラインで完結できます。手数料は1%~9.5%と業界最安水準で、キャッシュを多く手元に残せるので経営を圧迫する心配はありません。
法人・個人事業主・フリーランスのいずれにも対応しており、開業したての人の利用も受け付けています。リーズナブルな手数料でスピーディーに資金調達したいなら、PayTodayの活用をしっかりと検討しましょう。
OLTA | 利用可能額の下限・上限がない
種類 | ・2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 下限・上限なし |
手数料 | 2%~9% |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://www.olta.co.jp/ |
OLTAは累計利用者数1万社以上、累計申込金額1000億円以上という信頼と実績のあるファクタリング会社です。スピーディーな資金調達が可能で、最短即日で売掛債権を売却できます。
AI審査を導入しており、必要なコストを削減して圧倒的に安い2%~9%という手数料を実現しました。必要書類は決算書・入金明細・請求書の3つだけで、準備に時間がかからない点も魅力です。
売掛債権の全額・一部の買取が選択できるため、必要な金額分だけファクタリングを利用できます。個人事業主でも、開業日から4ヶ月以上の実績があればファクタリングを申し込めます。
リーズナブルな手数料で、手軽に資金調達したいならOLTAの利用がおすすめです。
ペイトナーファクタリング | 電話・メールが一切不要
種類 | 2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 初回は15万円まで |
手数料 | 一律10% |
入金スピード | 最短10分 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://paytner.co.jp/factoring |
ペイトナーファクタリングは、売掛債権を最短10分でファクタリングできるサービスです。AIによる審査を導入しており、面談・電話・メールなどのやりとりが一切ありません。
必要書類は本人確認書類・請求書の2つだけで、準備もスピーディーに終えられます。手数料は一律10%に設定されており、シンプルな仕組みでわかりやすいことがメリットです。
累計申請数は5万件以上にのぼり、実績と信頼性が豊富なファクタリング会社です。その日のうちに資金が必要なら、ペイトナーファクタリングでスピーディーに調達しましょう。
ラボル | 最短60分でスピード入金!
種類 | ・2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 1万円~10万円(初回) |
手数料 | 一律10% |
入金スピード | 最短60分 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://labol.co.jp/ |
ラボルは、個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスです。業界トップスピードの最短60分で資金調達できるのがラボルの特徴です。
銀行の営業時間に制限されず、24時間365日いつでも振り込みができる仕組みを実現しました。面倒な必要書類は一切不要で、ほかのファクタリングで断られた人でも利用できます。
起業直後の新規売掛先でも、業種・職種問わず取り扱っています。利用可能額の下限は1万円に設定されており、手数料は一律10%です。
個人事業主・フリーランスで、すぐに資金調達が必要な人はラボルを活用しましょう。
FREENANCE | フリーランス向けの補償制度もあり
種類 | ・2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 下限・上限なし |
手数料 | 3%~10% |
入金スピード | 最短30分 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイト | https://freenance.net/ |
FREENANCEは、3%~10%の手数料が利用すればするほど下がるファクタリングサービスです。買取可能額の下限・上限がなく、少額からファクタリングできるのが特徴です。
個人事業主・フリーランス向けのサービスで、審査は最短30分で完了します。請求書さえあればファクタリングできるため、必要書類を揃えるための作業もいりません。
ファクタリング以外にも、フリーナンス口座・あんしん補償・バーチャルオフィスなどフリーランス向けのサービスを提供しています。フリーランスとして独立したときに、ぜひとも登録しておきたいサービスがFREENANCEです。
JBL | 最短2時間で資金調達が可能!
種類 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
調達可能金額 | 最大1億円 |
手数料 | 2%~14.9% |
入金スピード | 最短2時間 |
手続き方法 | オンライン・LINE・ファックス・電話 |
公式サイト | https://jbl-japanbusinesslinks.co.jp/ |
JBLは、最短2時間で資金調達が可能なオンラインファクタリングです。
JBLのオンライン無料査定を利用すると、10秒でおおよその手数料が見積もれます。5項目をクリックするだけなので、申し込み前にどれくらいの資金が調達できるかわかります。
そのほかに、簡易審査として通帳・請求書の2つだけでの見積もり依頼が可能です。法人・個人事業主に対応しており、地方の事業者には出張買取も実施しています。
柔軟な対応によって利用者満足度が高く、リピート率は99%を記録しました。ファクタリングでどれくらい資金調達できるのか、JBLのオンライン無料査定で確認しましょう。
ファクタリングの資金調達に関するよくある質問
ファクタリングの資金調達に関するよくある質問をまとめました。
- 七福神などの給与ファクタリングは違法なの?
- 2社間ファクタリングの支払期日はいつ?
- 経営状態が悪く赤字決算でもファクタリングで資金調達できる?
- 売掛債権がもし回収できなかったらどうなる?
- 融資とファクタリングの違いは何?
- 融資とファクタリングは併用できる?
トラブルを防ぐためにも、前もって疑問を解消しておきましょう。
七福神などの給与ファクタリングは違法なの?
七福神などの給与ファクタリングは、2020年に発表された金融庁の見解によって違法とみなされました。金融庁は、給与ファクタリングに以下の問題があるとしています。
- 給料ファクタリングは実質的に貸金業
- 給料債権の譲渡は法的に認められない
また、給与ファクタリング業者である七福神が訴訟された裁判で、2021年2月9日に東京地裁は違法であるとの判決を出しました。
給与ファクタリングは闇金と同じように、法外な手数料が請求されます。生活の困窮・返済トラブルといったリスクが高いため、絶対に利用しないようにしましょう。
2社間ファクタリングの支払期日はいつ?
2社間ファクタリングの支払期日は、基本的に売掛債権の入金日です。売掛先から入金があった時点で、速やかにファクタリング会社に振り込みましょう。
売掛先からの入金が遅れている場合は、その旨をファクタリング会社に連絡してください。売掛債権の未入金・倒産などによる未回収について、利用者が責任を負う必要はありません。
経営状態が悪く赤字決算でもファクタリングで資金調達できる?
経営難・赤字決算・税金の滞納といった状態でも、ファクタリングによる資金調達は可能です。ただし、ファクタリング会社によっては断られるケースもあります。
審査通過が不安なら、あらかじめ複数社に相見積もりを依頼しておきましょう。
売掛債権がもし回収できなかったらどうなる?
売掛先からの未入金や倒産によって売掛債権が回収できなかった場合でも、利用者に弁済義務は発生しません。未回収になっていることを、ファクタリング会社に速やかに連絡しましょう。
売掛債権の回収責任は、売掛債権を買取したファクタリング会社が負います。
融資とファクタリングの違いは何?
ファクタリングと融資の違いは、負債が増えるかどうかです。融資は借入なので負債が増えますが、ファクタリングは売掛債権の売却であり負債は増えません。
また、ファクタリングと融資では審査基準が大きく異なります。融資は利用者の返済能力を重視しますが、ファクタリングでは売掛先の支払い能力・信用力を審査します。
ファクタリングと融資の違いを理解し、上手にファクタリングを活用しましょう。
融資とファクタリングは併用できる?
融資とファクタリングの併用は可能です。なお、融資の負債額はファクタリングの審査に影響しません。
融資とファクタリングを計画的に利用して、スムーズに資金調達を行いましょう。
スピーディーに資金調達できるファクタリングを活用しよう!
ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に売却して資金調達する仕組みです。利用者は、手数料が差し引かれた金額を現金で受け取れます。
主流であるオンラインファクタリングなら、最短数十分~即日で資金調達が可能です。手数料も2%~12%ほどとリーズナブルなため、手元資金を多く残せて経営を圧迫しません。
ファクタリング会社によって、サービスにはさまざまな特徴や違いがあります。自分に最適なファクタリングサービスを見つけて、スピーディーな資金調達を実現しましょう。