あまり名前を聞いたことがない人も多いかもしれませんが、ファクタリングを利用するのであれば三共サービスはかなりの優良企業です。
手数料が低く、対応が丁寧で信頼できる会社として知る人ぞ知るファクタリング会社になります。
しかし、実際にどのような流れで審査が行われ、審査基準はどのようになっているのかについては不透明な部分が多く「自分でも審査に通る?」とか「必要なタイミングで資金が間に合う?」などと疑問や不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
そこで、口コミから三共サービスのファクタリングの特徴を洗い出していきます。
結論的に言えばかなり活用できるファクタリングサービスですので、特徴やメリット・デメリットをしっかりと理解しておきましょう。
三共サービスの基本情報
企業 | 独立系 |
---|---|
種類 | 2社間/3社間/診療報酬 |
資金化までの期間 | 最短即日 |
最小利用可能額 | 表示なし |
最大利用可能額 | 1億円 |
手数料 | 2社間:5%〜 3社間:1.5%〜 |
赤字決算 | 対応可能 |
償還請求権 | なし |
個人事業主 | 不可 |
担保・保証人 | 不要 |
三共サービスの申し込みから資金化までの流れ
三共サービスの資金化までの流れは以下の通りです。
- 公式ホームページから問い合わせ
- メールかFAXで書類提出
- 三共サービスよりヒアリング・審査
- メールか電話で最終確認
- 来店不要で契約・振込
三共サービスはオンラインで申し込みや書類の提出を行い、契約手続は非対面で完結するというのが最大の特徴です。
ただし、提出書類はそれなりに多いので、事前に漏れのないように揃えておきましょう。
三共サービスの申込から入金までの流れを解説していきます。
公式ホームページから問い合わせ
三共サービスの申し込みは24時間365日インターネットから行うことが基本です。
三共サービスホームページには「30秒で簡単査定」という機能があり以下の項目を入力するだけで、簡易診断と簡易申込をすることができます。
- 会社名
- 連絡先電話番号
- メールアドレス
- お手持ちの売掛金
- 必要資金
これらの金額を入力すると「買取対象額」と「手数料」が表示されるので、ファクタリングの条件に納得できたら申込を行いましょう。
なお、三共サービスは電話やFAXでも申し込みや相談をすることも可能です。
電話番号 | FAX番号 | 営業時間 |
---|---|---|
0120-43-4140 | 03-3830-0979 | 平日9時〜19時 |
メールかFAXで書類提出
申込後、以下の必要書類を揃えて三共サービスへ提出する必要があります。
- 本人確認書類(免許証・パスポートなど顔写真付きのもの)
- 商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
- 決算書(直近2期分)
- 売掛先への請求書
- 成因資料(契約書・納品書・注文書・発注書等)
- 入出金の通帳・当座勘定表等
- 小切手帳・手形帳(当座預金を保有している場合)
- 納税証明書
用意しなければならない書類は他のファクタリング会社よりも若干多い印象がありますので、漏れのないよう準備しましょう。
三共サービスよりヒアリング・審査
書類を提出すると三共サービスから電話があり、ヒアリングが行われます。
ここでは「なぜお金が必要なのか」「売掛先はどんな企業なのか」などと言った基本的なことを聞かれます。
ヒアリングはファクタリングの中でも重要な審査ですので、聞かれたことには丁寧に明確に答えるようにしてください。
提出された書類とヒアリングの内容を基に、三共サービスで審査が行われます。
なお、ヒアリングの際の対応については評価する口コミが多数あります。
対応がとても素晴らしかったです。
ファクタリング会社というとグレーな印象を持っている人も多いかもしれませんが、三共サービスは丁寧な対応を行う優良企業です。
メールか電話で最終確認
審査に通過すると、三共サービスから買取金額や手数料などの条件がメールまたは電話で通知されます。
なお、最終的な審査結果は無料見積とは異なる結果となってしまうこともあるので、この点は理解しておきましょう。
来店不要で契約・振込
審査結果に同意することができた場合は契約手続を行います。
なお、契約には以下の書類が必要になります。
- 印鑑証明書
- 商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書2通)
- 社判・実印
契約後はすぐに振込が行われ、2社間ファクタリングの場合には最短即日で振込があります。
口コミから分かる三共サービスの審査基準
口コミなどから三共サービスの審査には以下の5つの特徴があることが分かりました。
- 審査難易度は高め
- 納税状況も審査対象になる
- 3社間も含めて柔軟な審査
- 売掛先に与信が最重要
- 2社間ファクタリングでは経営者の人柄も重視される
三共サービスは手数料が高いので審査難易度は厳しめですが、3社間があるのでそれなりに柔軟に審査を行います。
三共サービスの審査の特徴について詳しく解説していきます。
審査難易度は高め
三共サービスの審査難易度は、他のファクタリング会社よりも少々高めだといえます。
三共サービスは数多くの書類を提出させ、納入企業の審査を厳格に行なっていますし、何よりも手数料が業界最低水準であるためです。
他のファクタリング会社よりも手数料が低い分、自社に対しても売掛先に対してもしっかりと審査をしています。
納税状況も審査対象になる
三共サービスの特徴として、納税状況も審査対象にしているという点です。
三共サービスの審査では納税証明書を提出しなければなりませんが、これはファクタリング会社への提出資料としては非常に稀です。
納税証明書は納税していなければ発行されないので、場合によっては税金を滞納していると審査に通過することができない可能性もあるでしょう。
一般的にファクタリング会社が「税金の滞納があっても審査に通る」と謳っていることと比較して、三共サービスは納税状況まで審査しているため審査は厳しいと考えられます。
3社間も含めて柔軟な審査
三共サービスは3社間ファクタリングの取り扱いも行っています。
そのため、「2社間ファクタリングでは取り扱いできないが、3社間ファクタリングなら可」という提案を三共サービスの方から行なってくることもあります。
一般的に3社間ファクタリングの方が2社間ファクタリングよりも買取率は高いので、2社間ファクタリングでダメな人を3社間ファクタリングで通すなど、三共サービスの審査は柔軟です。
2社間ファクタリングしか取り扱っていないファクタリング会社よりも三共サービスは柔軟な審査が行われる傾向があります。
売掛先の与信が最重要
三共サービスの審査で最も重視させるのは、売掛先の信用です。
売掛先企業が優良企業であれば、売掛債権がデフォルトするリスクが低いので審査に通過しやすくなりますが、売掛先企業が赤字や債務超過の場合には審査落ちの可能性もあります。
自社に信用がなくても、売掛先の与信で資金調達できるのがファクタリングの特徴です。
より確実に資金調達したいのであれば、できる限り優良企業の売掛債権をファクタリングするようにして下さい。
2社間ファクタリングでは経営者の人柄も重視される
2社間ファクタリングの審査では経営者の人柄や経営者の資質など、決算書からは判断できない情報も重要です。
2社間ファクタリングでは、売掛債権期日に売掛先から自社へ入金がありますが、この資金を約束通りにファクタリング会社へスライドさせるかどうかは、経営者の人間性によって左右されます。
ヒアリングから「約束は守る誠実な人だ」と判断されれば審査通過の可能性は高く、「心配できない人」と判断されてしまうと審査に落ちてしまうこともあるでしょう。
以下の口コミのようにヒアリングは重要な審査ですので、聞かれたことには速やかに明瞭に答えるようにしてください。
営業終了の直前に電話したにもかかわらず、親身になって対応してくれました。開業間もない時期だったので審査を断られるかな?と不安だったのですが、こちらの事情にもしっかりと耳を傾けて頂き感謝しています。書類審査だけでなく、ヒアリングも重視する業者さんです。
口コミから分かる三共サービスのメリット
三共サービスはメリットが非常に多いファクタリング会社です。
- 手数料が非常に低い
- 初回は事務手数料が無料
- 他社から乗り換えると手数料が割引に
- 診療報酬ファクタリングも取り扱っており信頼度は高い
- 非対面で契約可能
- 最短即日資金化
主なメリットだけでこれだけ挙げることがでぎすが、初回の人や他社から乗り換える人には特典があるので、新規顧客にはさらにメリットがあります。
三共サービスのメリットを解説していきます。
手数料が非常に低い
三共サービスはファクタリング会社の中でもトップクラスに手数料が低くなっています。
- 2社間:5%〜
- 3社間:1.5%〜
初回の2社間ファクタリングの利用でも10%を切る手数料が設定されることは全く珍しくありません。
2社間ファクタリングで20%を超える手数料が設定されることは珍しくない中、三共サービスの手数料の低さは大きなメリットです。
初回は事務手数料が無料
三共サービスを最初に利用する人は事務手数料が無料です。
初回は手数料が高額になるのがファクタリングの常識ですが、三共サービスでは初回の方がお得に利用できる場合もあります。
他社から乗り換えると手数料が割引に
他社でファクタリングを利用している人が三共サービスに乗り換えると、手数料が割引になるサービスを行っています。
他社から乗り換えることで、三共サービスの手数料が平均で10%程度も割引される特典です。
三共サービスは初回手数料無料や乗り換えサービスで新規の顧客に対して積極的なファクタリング会社だと言えるでしょう。
診療報酬ファクタリングも取り扱っており信頼度は高い
三共サービスは診療報酬ファクタリングも取り扱っています。
診療報酬ファクタリングは国保連や保険組合などの公的機関とやり取りするため、一定の信用がなければ取り扱いのできないファクタリングです。
診療報酬ファクタリングを取り扱っている三共サービスは信頼度が高い会社だと言えるでしょう。
グレーな会社が多いファクタリング業界において、診療報酬ファクタリングを取り扱う三共サービスは安心なファクタリング会社だと言えます。
非対面で契約可能
三共サービスは非対面で契約することができます。
ファクタリング会社の多くが契約に面談が必要になりますが、三共サービスは非対面契約が可能なのでわざわざ時間を作ってファクタリング会社のオフィスに行く必要はありません。
審査通過後にすぐに非対面で契約できるので即日資金化の可能性が高いファクタリング会社です。
最短即日資金化
三共サービスは最短即日資金化に対応しています。
2社間ファクタリングの取り扱いがあり、審査時間が速く、非対面契約が可能なので他のファクタリング会社よりも即日資金化の可能性が高いと言えるでしょう。
急いでいる時は三共サービスは大きな力になります。
口コミから分かる三共サービスのデメリット
メリットの多い三共サービスですが、以下の3つの点だけはデメリットだと言えるでしょう。
- 個人事業主は取り扱い不可
- 納税証明書が必要
- 審査難易度が高い
取り扱うのは法人だけで、ある程度しっかりとした老人でなければ審査通過は容易ではありません。
三共サービスの3つのデメリットについて詳しく解説していきます。
個人事業主は取り扱い不可
三共サービスを個人事業主が利用することはできません。
三共サービスでファクタリングができるのは法人だけで、個人事業主にもファクタリングを提供している会社と比較してこの点はデメリットです。
納税証明書が必要
三共サービスの審査では納税証明書の提出の必要があります。
審査で納税状況まで確認する会社はそれほど多くありません。
税金を滞納している会社は審査に通過できない可能性もあり、ここも他のファクタリング会社と比較した場合のデメリットです。
審査難易度が高い
三共サービスサービスは以下の3つの理由から他のファクタリング会社よりも審査難易度が高いと考えられます。
- 手数料が低い
- 診療報酬ファクタリングを取り扱っている
- 納税状況まで確認する
他のファクタリング会社よりも手数料が低く納税状況まで確認する分厳しい審査を行いますし、診療報酬ファクタリングを行う会社はローリスクローリタンの傾向があるので三共サービスもそれほど高いリスクはとりません。
売掛先や自社の業況に問題があると審査に落とされてしまうこともあるようです。
三共サービスについてよくある質問
- どれだけ業績が優良な個人事業主でもファクタリングはできないのでしょうか?
- 不可能です。
個人事業主には債権譲渡登記が不可能であるため、三共サービスは個人事業主に対するファクタリングを行なっていないものだと思われます。
業況がいかによくても、個人事業主が債権譲渡登記できないことは変わらないので個人事業主は三共サービスでファクタリングすることは不可能です。
- 他社の審査に落ちた場合も申し込みはできますか?
- 申し込みは可能です。
また、ファクタリングの審査基準は会社によって異なるので他社の審査に落ちても三共サービスの審査に通過できる可能性はあります。
1社の審査に落ちたからと言ってファクタリングをあきらめず、複数のファクタリング会社へ申し込みを行なってみましょう。
- 2回目以降は手数料が上がってしまうのでしょうか?
- 2回目以降は事務手数料は発生しますが、手数料率は下がる可能性があります。
一般的には2回目以降の方が信用が増して手数料が下がっていく傾向があるので2回目以降も安心して申し込んでください。
- 税金を滞納していたら絶対に審査に通過できませんか?
- 絶対に審査に通過できないとは言えません。
しかし、三共サービスはわざわざ納税証明書を提出させているのですから、納税状況が審査に影響することは確実です。
場合によっては税金の滞納によって審査に落ちてしまうこともあるで、できれば税金滞納を解消してから申し込んだ方が確実です。
まとめ
三共サービスは手数料が低く、診療報酬ファクタリングまで取り扱っている信頼度の高いファクタリング会社です。
安心して取引ができるファクタリング会社を探しているという人には最適ですが、審査は厳しく、個人事業主に対する取り扱いはしていません。
ある程度業況が安定している法人の方で早期資金化を希望する場合には三共サービスでのファクタリングを検討してはいかがでしょう?