今回は、札幌市・旭川市・函館市に拠点を置くファクタリング会社を中心に、北海道で事業を営まれている中小企業、個人事業主の方が利用できるファクタリング会社をご紹介します。

ファクタリングは、銀行融資やビジネスローンとは異なる「借りない」資金調達方法です。決済期日前の売掛債権をファクタリング会社が買い取り、早期に資金化することで現金を受け取ることができます。

記事の後半ではファクタリング会社の選び方のポイントについても解説します。

「ファクタリングを利用すると売掛先に知られてしまうのでは?」「ファクタリングの手数料っていくら?」といったファクタリングの基礎知識については、以下の記事をご参考になさってください。

北海道のおすすめファクタリング会社一覧はこちら

 

北海道のおすすめファクタリング会社

まずは、北海道の事業者の方におすすめのファクタリング会社を紹介します。手数料や契約方式などを比較して、自身にとってベストなファクタリング会社を選びましょう。

ベストファクター|完全秘密・最短即日の2社間ファクタリング

ベストファクター

契約方式 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
買取限度額 30万円~
手数料 2%~
入金スピード 最短即日(2社間)
対面or非対面 対面(初回のみ)

ベストファクターは即日振込専門のファクタリング会社です。

同社の2社間ファクタリングは完全秘密主義で売掛先や金融機関に知られる心配がありません。柔軟審査に加え、手数料は2%~と業界最安水準、即日振込実行率77.8%のスピード対応も強みです。

さらに、ファクタリング利用者には無償の財務コンサルティングサービスを提供しています。コンサルを受けた企業の69.7%がキャッシュフローの改善、59.2%が企業価値の向上に成功しています。

北海道からの申込みには同社の担当者が出張対応しますので、事務所にいながらにして資金調達が可能です。

ビートレーディング|業界初の注文書ファクタリングに注目

契約方式 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
注文書ファクタリング
買取限度額 10万~7億円(過去の実績から)
手数料 【2社間】5%~
【3社間】2%~
入金スピード 最短即日(2社間)
対面or非対面 対面(初回のみ)

ビートレーディングはファクタリング業界におけるリーディングカンパニー的な存在で、2020年1月に同社4店舗めとなる仙台支店をオープンしています。

手数料・スタッフの対応・取引実績の三拍子揃って利用者、同業者の評価が高く、初めてファクタリングを利用する方は同社を選べば間違いないと言っても過言ではありません。

さらに、同社は新たなサービスである注文書ファクタリングは、受注時の注文書(発注書)を現金化します。

最大180日後までの注文書買取に対応しているため、請求書買取のファクタリングよりもさらに早期の資金調達が可能です。

OLTA(オルタ)|オンライン完結だから即日買取OK

契約方式 2社間ファクタリング(非対面)
買取限度額 制限なし
手数料 2〜9%
入金スピード 最短即日
対面or非対面 非対面

OLTAは業界でいち早くオンライン完結型の「クラウドファクタリング」を開始、着々と実績を積み上げています。

クラウドファクタリングは、手数料の高さがデメリットになりがちな2社間ファクタリングでありながら、2~9%の非常に安い手数料を実現しています。webで書類提出や契約もできるため、2社間のスピードも損なわれません。

さらに、買取限度額は下限も上限も設定されていないため、個人事業主の方でも利用しやすくなっています。取引の手軽さやスピードを重視するなら、OLTAのクラウドファクタリングを検討しましょう。

株式会社ウィット|30万円~500万円以下の小口専門

契約方式 2社間ファクタリング
買取限度額 30万~500万円
手数料 5%~
入金スピード 最短即日
対面or非対面 非対面

ウィットは500万円以下の小口専門のファクタリング会社です。非対面式かつ小口専門だからこそできる、柔軟な2社間ファクタリングを提供しています。

「電話1本でラクラク調達」をモットーとしている通り、土日祝でも営業時間内であれば、電話一本で申込みできます。面倒な書類提出や対面契約もないため、即日での現金化が可能です。

さらに、同社はファクタリング利用者に対し、経営改善をトータルサポートするコンサルティングも提供しています。同社に相談すれば、緊急の資金調達から経営改善まで、安心のトータルサポートが受けられるでしょう。

アクセルファクター|数千円~の債権から買取対応

契約方式 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
買取限度額 数千円~
手数料 2%~
入金スピード 最短即日
対面or非対面 対面(初回のみ)

アクセルファクターは東京・仙台・名古屋に拠点を置く、全国対応のファクタリング会社です。同社の特徴は買取可能額の幅広さ、「原則即日」のスピードへのこだわりです。

買取可能額は最小数千円から最大1億円までと、小規模事業者の方でも利用しやすい設定となっています。また対面型のファクタリング会社ながら、即日での資金調達が可能なように、手続きを簡素化するなどの工夫をしています。

日本中小企業金融サポート機構|破格の手数料1.5%~

契約方式 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
買取限度額 上限なし
手数料 1.5%~
入金スピード 最短即日
対面or非対面 非対面(3社間は対面)

日本中小企業金融サポート機構は、ファクタリング業界で唯一の一般社団法人です。

徹底的な無駄の削減と非営利団体という強みを活かし、1.5%からの低手数料と最短1時間で振込完了の「即日ファクタリング」を提供しています。しかも、かなりの好条件でありながら、審査通過率95%という柔軟な審査も魅力です。

さらに、同機構は事業再生やM&Aなどの経営支援も積極的に提案しています。資金調達に限らず、経営改善を図りたい事業者の方は、同機構に相談することでトータルの経営サポートが受けられるでしょう。

QuQuMo|高品質でスピーディーな資金調達

契約方式 2社間ファクタリング
買取限度額 上限なし
手数料 1%~
入金スピード 最短即日
対面or非対面 非対面

QuQuMoは、最速2時間で現金化という圧倒的なスピードを持ち味とするファクタリングサービスです。公式サイトの見積り依頼からお客様情報および必要書類の登録を行えば、最短30分で買取可否がわかります。

さらに、面談や債権譲渡登記といった面倒な手続きも不要で、業界トップクラスの1%~という低手数料も実現しています。過去の実績では、1,000万円を超える資金調達に成功した利用者もいるようです。スピードと手数料の安さを重視した、時短の資金調達を希望する場合におすすめします。

FPSメディカル|医療ファクタリング業界最安水準の手数料0.25%~

契約方式 3社間ファクタリング
買取限度額 保険請求額の3ヶ月分相当
手数料 1%~
入金スピード 最短即日
対面or非対面 非対面

FPSメディカルは金融サービスのアクリーティブが取り扱う医療報酬債権ファクタリングです。通常、約2ヶ月かかる診療報酬債権等(レセプト)を最短15日で早払いします。

買取限度額は有床施設が保険請求額の1~3ヶ月分相当、無床施設は保険請求額の1~2ヶ月分相当です。また掛け目は80~95%、手数料率は月々0.25%~で早払いサービスを提供しています。
買取可否の審査結果は、申し込みから最短2営業日での回答です。同社WEBサイト上で取引条件が確認できるため、そのまますぐに契約までの手続きを進められます。

けんせつくん|北海道で建設業を営む事業者におすすめ

契約方式 2社間ファクタリング
注文書ファタリング
買取限度額 上限なし
手数料 5%~
入金スピード 最短即日
対面or非対面 非対面

けんせつくんは、文字どおり建設業の債権買取を専門に取り扱うファクタリング会社です。

同社のファクタリングは納品後の請求書のみならず、受注時の注文書も買取対象としています。申し込みから審査まで最短2時間、手数料も5%~と非常にリーズナブルです。

さらに、建設業界経験のある専門スタッフが相談を承っているので、ファクタリングに不安のある方でも安心です。面談不要、全国対応のオンライン取引ですので、北海道の事業者の方にもおすすめします。

オンファクト|個人事業主も法人も2社間ファクタリング

契約方式 2社間ファクタリング
買取限度額 30万円~1億円
手数料 2%~
入金スピード 最短1日
対面or非対面 対面

オンファクトは法人・個人事業主にかかわらず、最短1日で振込の2社間ファクタリングを提供しています。

手数料は業界最安水準の2%~、最低30万円から最大1億円までが買取対象です。また審査の結果、売掛債権に問題がない場合は、金額・内容にかかわらず100%の売掛金(掛け目なし)で買い取ってもらうことができます。

なお、契約前の審査は書類のみでOKですが、査定後は来店もしくは同社スタッフが事業所に伺って対面契約が必要です。

 

北海道でファクタリング会社を選ぶときのポイント

以下の①~⑤は、ファクタリングの利用会社が抱える問題とその回答です。

  1. 売掛先に知られないためには → 2社間ファクタリングを選ぶ
  2. 手数料を下げるには → ファクタリング会社のリスクを下げる
  3. 最短即日で資金調達するには → 2社間ファクタリング・非対面契約にする
  4. 資金繰りを改善するには → 財務コンサルティングサービスを利用する
  5. ファクタリングは本当に安全なのか → 口コミの評価が高いファクタリング会社を選ぶ

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

①売掛先に知られないためには

売掛先(取引先、元請け)の承諾なしで契約ができる「2社間ファクタリング」がおすすめです。

2社間ファクタリングは、事業者とファクタリング会社の2社間のみで契約します。売掛先は取引に一切関与しないため、

自身の資金不足を知られる心配がありません。

ただし、2社間ファクタリングは売掛先の承諾が不要な代わりに、法務局で債権譲渡登記という公的な手続きが必要です。債権譲渡登記は申請すればだれでも閲覧できるため、売掛先や取引銀行に完全秘密にできるというわけではありません。ファクタリング会社によっては、その債権譲渡登記も省略可能です。

この2社間ファクタリングに対して、事業者・ファクタリング会社・売掛先の3社間で契約するファクタリングを「3社間ファクタリング」と言います。こちらは売掛先の承諾が必須です。

②手数料を下げるには

ファクタリングの手数料は、ファクタリング会社のリスクに応じて上がったり下がったりします。

以下の表は、ファクタリングの手数料が変動する要因をまとめたものです。

手数料が<上がる>要因 手数料が<下がる>要因
2社間ファクタリングで契約する 3社間ファクタリングで契約する
面談必須の対面式ファクタリングを利用する 面談不要の非対面式ファクタリングを利用する
売掛先の信用力が低い 売掛先の信用力が高い
売掛先との取引履歴が浅い 売掛先と長期の取引履歴がある
入金サイトが45日超 入金サイトが短い
赤字・債務超過・税金滞納がある 不利な条件がなく、業績も好調である
債権譲渡登記を留保する(2社間の場合) 債権譲渡登記を行う(2社間の場合)
初回契約である 継続利用(2回以上)である

ファクタリングは融資と審査方法が異なるため、赤字・債務超過・税金滞納でも利用できます。

ただし、ファクタリングの手数料を下げたい場合は、上表の「手数料が<下がる>要因」に挙げた条件で契約する必要があります。

2社間・3社間のどちらで契約するかは、手数料はもちろん、資金調達までのスピードや売掛先との関係などを考慮して選ぶことが大切です。

さらに、ファクタリングでは「債権のうち何%を買い取るのか」の掛け目に注意が必要です。掛け目は、売掛先の信用力が高ければ高く、逆に信用力が低ければ低く設定されます。

たとえば、掛け目90%の場合は債権のうち90%が買取対象となり、残りの10%はファクタリング会社が早払いした売掛金を回収できた時点で利用者に支払われます。

③即日で資金調達するには

即日で資金調達するための最低条件は以下のとおりです。

  • 2社間ファクタリングに申し込む
  • 事前に提出書類を全て揃え、午前中までに申し込む
  • 面談が必要な場合は自社から近いファクタリング会社に申し込む

即日の資金調達は、2社間ファクタリングを利用することが第一条件です。

3社間ファクタリングは「売掛先の承諾を得る」というプロセスがある以上、早くても2~3日はかかってしまいます。

ただし、2社間であっても対面での面談が必要な場合は、出張に要する時間がかかります。その時間を短縮するためには、最寄りのファクタリング会社への申し込みがおすすめです。

近隣にファクタリング会社がない場合は、非対面契約のファクタリングサービスを選びましょう。非対面契約のファクタリングサービスは、オンラインですべての手続きが完了するため、即日の資金調達の確実性が高まります

いずれにせよ、即日の資金調達を実現するには、事前に提出書類をすべて揃えておき、午前中までに申し込みを済ませておきましょう。

④資金繰りを改善するには

貴社の資金繰りを改善したいときは、ファクタリングによる早期の資金調達と併せて、ファクタリング会社の経営支援を受けましょう。

対面契約方式のファクタリング会社の多くは、利用期間中の経営支援サービスが無料です。

財務コンサルティングや新たな資金調達先の紹介など、貴社の経営課題に合った経営支援サービスが無料で提供されます。

「借金に頼らない経営をしたい」「自社に合った金融機関を紹介してほしい」といった要望のある事業者の方は、ファクタリング会社に経営支援の相談をおすすめします。

⑤ファクタリングは本当に安全なのか

「売掛金(売掛債権)を売買する」というファクタリングの取引そのものに、違法性は一切ありません。

しかし、過去にはファクタリング業者を装ってヤミ金融を営業していた業者が摘発されています。

悪質な業者に騙されないためにも、ファクタリング会社のホームページで過去の買取実績や会社概要、利用者の口コミ等を必ず確認しましょう。

事前にファクタリング会社に問い合わせ、スタッフの対応で信頼できるかどうかを確認することも大切です。

北海道でファクタリング会社を選ぶときに注意したいポイント

ファクタリング会社を選ぶ際、「ファクタリング手数料が安い」という理由で売掛債権の売却先を選ぶ利用者の方は少なくありません。

手数料は手元に残せる現金の額に影響するため、たしかにファクタリング会社選びでは重要な要素のひとつです。

しかし、支払いまでの猶予がない状況で「手数料は安いが入金まで時間がかかる」ファクタリング会社を選んでしまうと、取り返しのつかないことになってしまう可能性も否定できません。

ファクタリング会社を選ぶ際は、「いつまでに」「いくら(金額)資金が必要か」を明確にした上で、契約までのプロセスや提出書類、さらには過去の取引実績も確認することが重要です。

過去の取引実績を見ることにより、自社と同業・同規模、同じ悩みを抱えている会社が、いつまでに・いくらの資金調達に成功したかがわかります。

手数料、入金スピード、実績の3点を中心に、自社の経営状況や資金調達目的に合ったファクタリング会社を選びましょう。

北海道のファクタリングに関するQ&A

北海道のファクタリングに関して、よくある質問とその回答をQ&A形式でまとめました。

Q.対面式と非対面式では、どちらが手数料が安くなりますか?
A.ファクタリング会社の人件費が比較的少なくて済む非対面式のほうが、手数料が低めという傾向があります。ただし、対面式はファクタリング会社の担当者と取引の交渉ができる、財務コンサルティングサービスを含めて長いお付き合いができるといったメリットもあるため、将来の経営改善や事業再生まで視野に入れたファクタリング会社選びをするなら、対面式も考慮に入れるべきでしょう。
Q.初回契約でも、2社間ファクタリングで手数料5%にしてもらえることはありますか?
A.初回契約の場合は、よほど信頼性の高い大手企業の売掛債権でもない限り、手数料5%でファクタリングの利用は難しいでしょう。2社間ファクタリングは、「取引先から決済期日に支払われる売掛金を、いったん利用者が預かり、1~3営業日後までにファクタリング会社に支払う」という性質上、利用者による使い込みリスクが発生する可能性があります。そのため、ファクタリング会社と利用者の間で繰り返し取引を行い、「債権の信用性が高く、使い込みリスクの心配もない利用者である」と判断されれば、手数料5%でファクタリングを利用できるようになる可能性は高くなります。
Q.万が一、取引先から決済期日に売掛金が支払われなかった場合、利用者が買い戻す必要がありますか?
A.ありません。ファクタリングは手形割引とは異なり、万が一、取引先から決済期日に売掛金が支払われなかったとしても、利用者に買い戻しの義務がないノンリコース契約(償還請求権なし)です。

北海道で最短即日の資金調達をお考えの方へ

ファクタリングは、売掛債権という資産を活用した資金調達方法で、借入のように負債を増やすことなく、なおかつ最短即日でまとまった資金を手にすることができます。

北海道道内に拠点を置くファクタリング会社は少なく、来店や訪問が必要となると、最短即日の資金調達は難しくなります。その点、非対面式はオンラインで取引が完結するため、忙しい事業者の方にもおすすめです。

さらに、ファクタリング会社によって得意とするファクタリング契約の種類、顧客の業種も異なります。

製造業の方であれば、製造業の経営状況や資金調達事情に詳しいファクタリング会社を選ぶと、将来的な資金繰り改善も視野に入れた幅広いサポートが受けられるでしょう。

新型コロナウイルスで経営が苦しいなか、資金ショートや倒産を防ぐために、資金繰りに困ったときは最短即日のファクタリングを活用しましょう。

北海道のファクタリング会社