請求書買取サービスやファクタリングという資金調達方法に、興味のある経営者は多いのではないでしょうか。請求書買取サービスとは売掛債権を売却し、手数料を差し引かれた代金が得られる資金調達方法です。

今回の記事では、請求書買取サービスのファクタリングの仕組み・メリット・デメリット・注意点をまとめました。さらに、おすすめの請求書買取サービス11選も紹介します。

本記事を読めば、請求書買取サービスをどのように利用すればよいか理解できます。自分に最適な請求書買取サービスを見つけて、素早い資金調達を実現しましょう。

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請求書買取サービスの仕組みとは

請求書買取サービスとは、売掛債権を売却して手数料が差し引かれた代金を得られる資金調達方法です。一般的にはファクタリングと呼ばれており、近年では中小企業・医療機関・個人事業主・フリーランスなどで幅広く利用されています。

請求書買取サービスは融資とは異なり、負債ではないため信用情報を傷つけません。また、売掛先の支払い能力が審査で重視されるため、利用者の経営状態・財務状況が悪くても利用できます。

さらに、最短数十分~即日で資金調達ができるのも請求書買取サービスのメリットです。請求書だけでなく、注文書買取サービスなら受注時点で資金調達が可能で取引の機会を失いません。

請求書買取サービスの手数料相場

請求書買取サービスの手数料相場を、以下の表にまとめました

契約の種類 手数料の相場
2社間契約(面談) 10%~20%
2社間契約(オンライン) 2%~12%
3社間契約 1%~9%

2社間契約より3社間契約の手数料相場が安い理由は、以下の3つのリスクがないからです。

  • 架空債権リスク
  • 売掛債権の二重譲渡リスク
  • 利用者による売掛金の着服リスク

2社間契約は、売掛債権の実在を利用者の書類からしか判断できません。そのため、架空債権・二重譲渡のリスクがつきまといます。しかし、3社間契約なら売掛先の承諾を得るため架空債権・二重譲渡のリスクはゼロです。

また、2社間契約では経済的に困窮した利用者が、回収した売掛金を着服するリスクは無視できません。一方、3社間契約は売掛先から請求書買取サービス会社に利用者を経由せず入金されるため、着服リスクへの懸念は不要です。

以上の理由から、3社間契約は2社間契約より手数料が安くなる傾向にあります。

請求書カード払いとの違いは?

請求書買取サービスは売掛債権を売却するのに対し、請求書カード払いは買掛債務をカードで後払いにする仕組みです。請求書カード払いは、クレジットカードを利用して支払いを30日~60日ほど延長できます。

また、請求書カード払いは請求書買取サービスに比べて、手数料相場が3%~4%ほどとリーズナブルです。請求書カード払い・請求書買取サービスどちらも、資金繰りを改善できる仕組みであるのは共通しています。

請求書買取サービスの2種類の契約形態

請求書買取サービスには、2社間契約と3社間契約の2種類があります。それぞれの違いを、以下の表にまとめました。

契約形態 特徴 メリット デメリット
2社間契約
  • 利用者・請求書買取サービス会社で契約を締結
  • 売掛金を利用者が回収し、請求書買取サービス会社に入金
  • 最短即日で資金調達できる
  • 売掛先に利用を知られない
  • 3社間契約に比べて手数料が高い
3社間契約
  • 利用者・請求書買取サービス・売掛先で契約を締結
  • 売掛先が直接請求書買取サービス会社に入金
  • 2社間契約に比べて手数料が安い
  • 資金調達に1週間ほどかかる
  • 売掛先の承諾が必要

2社間契約は急ぎで資金調達が必要な人、3社間契約は手数料を安くすませたい人におすすめです。2社間契約・3社間契約それぞれを検討し、現在の資金状況に最適な選択をしましょう。

請求書買取サービスの選び方のポイント

請求書買取サービスの選び方のポイントについて解説します。

  • 手数料が安い
  • 入金スピード
  • 買取可能額の下限・上限を確認
  • 審査通過率
  • 必要書類の数が少ない
  • 事業形態への対応
  • 信頼性が高い

選び方のポイントを押さえて、自分に最適な請求書買取サービスを見つけましょう。

手数料が安い

手数料の安さは、請求書買取サービスを選ぶ上でもっとも重要なポイントです。

請求書買取サービスは、融資などの資金調達方法と比較して資金調達コストが高くなりがちです。たとえば、手数料5%で支払いサイト2ヶ月の場合の手数料は年利換算で30%になります。手数料を年利換算する計算方法は、以下のとおりです。

12ヶ月÷支払いサイト×手数料率=年利換算相当

実際に手数料5%、支払いサイト2ヶ月を計算式に当てはめてみます。

12ヶ月÷2ヶ月(支払いサイト)×5%(手数料率)=30%(年利換算)

少しでも資金調達コストを抑えるためには、できるだけ手数料の安い請求書買取サービスを選ぶ必要があります。手数料は、請求書買取サービスの公式サイトであらかじめ確認しましょう。

入金スピード

資金調達を急いでいるなら、入金スピードが速い請求書買取サービスを選びましょう

請求書買取サービスは、最短数十分~即日で資金調達が可能です。ただし、審査スピードがいくら速くてもほかの作業で時間がかかっていては意味がありません。以下の3つのポイントも、利用前に公式サイトや問い合わせで確認しておきましょう

  • すべてオンライン完結し、契約時に面談が不要か
  • 準備するのに時間がかかる必要書類はないか
  • 必要書類の数が2点~3点と少ない

資金調達を急いでいるなら、オンラインで完結する請求書買取サービスがおすすめです。

買取可能額の下限・上限を確認

買取可能額の下限・上限を前もって確認し、売上規模に適した請求書買取サービスを選択しましょう

買取可能額の下限は、請求書買取サービスによって1万円~100万円と大きな幅があります。また、買取可能額の条件も数十万円~1億円と大きく異なります。

売上規模が小さな個人事業主・フリーランスは、買取可能額の下限の低い請求書買取サービスがおすすめです。一方、大口の売掛債権を保有している中小企業・大企業は買取可能額の上限を重視しましょう。

審査通過率

自分の経営状態・財務状況が悪いなら、審査通過率の高い請求書買取サービスが適しています

請求書買取サービスの審査通過率は、2019年のインターネット調査によれば68.1%でした。しかし、中には審査通過率90%以上を誇る請求書買取サービスもあります。

数値を公表している請求書買取サービスは、審査通過率が90%以上という傾向が強いです。審査通過率を公表しており、手数料ができるだけ安い請求書買取サービスを選びましょう。

なお、2社間契約で審査に落ちた場合は3社間契約の利用を検討してください。3社間契約は利用者による売掛金着服リスクがないため、2社間契約より審査が柔軟です。

参照:ファクタリング比較コンシェル「ファクタリング(売掛債権譲渡)利用者への総合調査/2019年版リサーチ調査

必要書類の数が少ない

「急ぎで資金調達をしたい」「準備に手間をかけたくない」といった場合は、必要書類の少ない請求書買取サービスがおすすめです。

請求書買取サービスで必要とされる書類は、一般的に以下の7点です。

  • 本人確認書類
  • 通帳のコピー
  • 請求書
  • 決算書・確定申告書
  • 登記簿謄本
  • 印鑑証明書
  • 納税証明書

しかし、必要書類が2点~3点ほどと少ない請求書買取サービスもあります。必要書類が多いと準備に手間がかかり、素早い資金調達ができません。

請求書買取サービスの公式サイトで、あらかじめ必要書類の数を確認しましょう。

事業形態への対応

法人・個人事業主など、自分の事業形態に適した請求書買取サービスを選びましょう

多くの請求書買取サービスは、個人事業主から法人まで幅広く対応しています。しかし、中には法人専門や個人事業主・フリーランス向けの請求書買取サービスも存在します。

法人専門と個人事業主・フリーランス向けの請求書買取サービスの違いは、以下のとおりです。

事業形態 法人専門 個人事業主・フリーランス向け
買取可能額 上限が高い 下限が低い
入金スピード 最短即日~数日 最短数十分
必要書類の数 4点~7点 2点~4点
債権譲渡契約の有無 ありのケースが多い なし

個人事業主・フリーランスは、一般的な請求書買取サービスだと手数料が高くなる傾向があります。一方、個人事業主・フリーランス向け請求書買取サービスは、リーズナブルな手数料を設定しているケースも多いです。

自分の事業形態に請求書買取サービスが対応しているかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

信頼性が高い

信頼性の高い請求書買取サービスなら、安心して利用できます。信頼性を見極めるポイントは、以下のとおりです。

  • 上場企業・大企業・知名度の高い企業のグループ会社が運営している
  • 公式サイトで実績を公表している
  • 運営歴が長い
  • 会社概要で住所・電話番号・代表者名が記載されている
  • ネガティブな口コミ・評判が少ない
  • 疑問・質問への回答が丁寧

はじめて請求書買取サービスを利用するなら、慎重に信頼性の高さを見極めましょう。

おすすめの請求書買取サービス11選

資金繰りに悩む法人・フリーランス・個人事業主が利用できる、おすすめの請求書買取サービスを紹介します。

  • OLTA(オルタ) | 2%~9%と手数料の安さがトップクラス
  • ベストファクター | 請求書買取サービス利用者に無料コンサルティングを提供
  • 日本中小企業金融サポート機構 | 資金調達と財務コンサルティングを同時に進められる
  • QuQuMo(ククモ) | 申し込みから入金まで最短2時間とスピードはトップクラス
  • FREENANCE(フリーナンス)の即日払い | 個人事業主・フリーランスなら登録必須!
  • labol(ラボル) | 小規模事業者・個人事業主の人気No.1
  • ビートレーディング | 必要書類は2点だけ!最短2時間で資金調達が可能!
  • GMO BtoB 早払い | 東証プライム上場企業が提供する信頼の請求書買取サービス!
  • PayToday(ペイトゥデイ) | 手数料が最大1%~9.5%で入金まで最短30分
  • インボイスPay | 2社間取引の手数料が2.5%~8%と激安!
  • ペイトナーファクタリング | 申し込みから入金まで最短10分!業界最速!

手数料・入金スピード・買取可能額などから、自分に最適な請求書買取サービスを見つけましょう。

OLTA(オルタ) | 2%~9%と手数料の安さがトップクラス

種類 ・2社間契約
買取可能額 下限・上限なし
手数料 2%~9%
入金スピード 最短即日
手続き方法 オンライン
公式サイト https://www.olta.co.jp/

OLTAは累計の利用事業者数1万人以上、申し込み金額1,000億円以上を誇る実績豊富な請求書買取サービスです。

中小企業経営者・個人事業主が選ぶオンラインファクタリングNo.1を謳い、利用者からも高い人気を誇ります。AI審査やオンライン完結によってコストを削減し、2%~9%という業界最安水準の手数料を実現しました。

買取可能額の下限・上限が設定されていないため、小規模な個人事業主・フリーランスから大企業まで利用しやすいのが特徴です。実際に利用した人の評価を知りたいなら、OLTAの口コミを確認してみましょう。

ベストファクター | 請求書買取サービス利用者には無料コンサルティングを提供

種類 ・2社間契約
・3社間契約
・診療報酬買取サービス
・注文書買取サービス(BESTPAY)
買取可能額 30万円~
手数料 2%~20%
入金スピード 最短即日
手続き方法 オンライン・電話(契約時は要面談)
公式サイト https://bestfactor.jp/

ベストファクターは、2社間契約の請求書買取サービスの実績が豊富なファクタリング会社です。年間相談件数9,000件以上、利用者数1,000人以上の実績があり利用者から大きな支持を受けています。

手数料は業界最安水準の2%で、審査通過率92%以上を誇る利用のしやすさがベストファクターの特徴です。また、資金繰り改善に役立つ財務コンサルティングサービスを無料で提供しています。くわえて、同じ運営会社が提供する注文書買取サービス「ベストペイ」なら、受注時点で資金調達が可能です。

実際の利用者の評価が気になる人は、ベストファクターの口コミから確認しましょう。

日本中小企業金融サポート機構 | 資金調達と財務コンサルティングを同時に進められる

種類 ・2社間契約
・3社間契約
買取可能額 下限・上限なし
手数料 1.5%~10%
入金スピード 最短3時間
手続き方法 オンライン・電話・メール
公式サイト https://chushokigyo-support.or.jp/

日本中小企業金融サポート機構は、国が認定する経営革新等支援機関として請求書買取サービスを提供しています。一般社団法人であり利益だけを追求せず、1.5%~10%という格安の手数料を実現しました。

経営革新等支援機関とは、中小企業のサポートを行う実務能力や実績があると認定された機関です。そのため、請求書買取サービスだけではなく財務コンサルティングも提供しています。

オンライン完結で資金調達できるため、最短即日で申し込みから入金まで完了します。必要書類は本人確認書類・請求書・通帳のコピーの3点だけです。実際に利用した人の評判が気になるなら、日本中小企業金融サポート機構の口コミから確認してください。

資金調達と同時に根本的な資金繰り改善のアドバイスが欲しいなら、日本中小企業金融サポート機構は心強い味方です。

QuQuMo(ククモ) | 申し込みから入金まで最短2時間とスピードはトップクラス

種類 ・2社間契約
買取可能額 下限・上限なし
手数料 1%~14.8%
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン
公式サイト https://ququmo.com/

QuQuMoは、申し込みから入金まで最短2時間で完了するスピーディーな請求書買取サービスです。

経営方針としてスピードの追求を掲げており、オンライン完結でパソコン・スマートフォンから手軽に利用できます。買取可能額の下限・上限は設定しておらず、売上の小さな個人事業主・フリーランスから大企業まで対応しています。

面倒な書類は不要で、提出を求められるのは請求書・通帳のコピーの2点だけです。そのため、準備に時間も手間もかからず本業へリソースの集中が可能です。QuQuMoの口コミでは、「手数料が安い」「手続きが簡単」といった声が多く見られました。

急いで資金が必要なときには、最短2時間で入金まで完了するQuQuMoの利用を検討しましょう。

FREENANCE(フリーナンス)の即日払い | 個人事業主・フリーランスなら登録必須!

種類 ・2社間契約
買取可能額 1万円~上限なし
手数料 3%~10%
入金スピード 最短30分
手続き方法 オンライン
公式サイト https://freenance.net/

FREENANCE(フリーナンス)は、個人事業主・フリーランス向けの請求書買取サービスです。

「フリーランスがもっと自由に、 より安心して働くためのインフラ」を掲げ、請求書買取サービス以外にも多様なサービスを提供しています。3%~10%とたいへんリーズナブルな手数料と、最短30分で資金調達できるスピードがフリーナンスの大きな特徴です。

さらに、フリーナンス口座を利用するほど手数料が下がるのも大きな魅力です。ただし、はじめての利用前には会員登録が必要なため、早めにすませておきましょう。フリーナンスでは請求書買取サービスのほかに、以下のようなサービスが利用できます。

  • 損害賠償保険
  • 所得補償保険
  • バーチャルオフィス

個人事業主・フリーランスは会員登録前に、フリーナンスの口コミで実際に利用した人の評価を確認しましょう。

labol(ラボル) | 小規模事業者・個人事業主の人気No.1

種類 ・2社間契約
買取可能額 1万円~上限なし
手数料 一律10%
入金スピード 最短1時間
手続き方法 オンライン
公式サイト https://labol.co.jp/

ラボルはGMOリサーチ株式会社のアンケートで、個人事業主・小規模事業者向け請求書買取サービスNo.1に選ばれました

24時間365日の振込に対応しており、最短60分という業界最速の入金スピードを誇ります。東証プライム上場のセレスの100%子会社のため、信頼性が高いのも魅力的なポイントです。

オンライン完結で必要書類は請求書と取引のエビデンスだけであり、準備にもまったく時間がかかりません。ただし、事前の会員登録には本人確認書類が必要ですので、いまからでもすませておきましょう。買取可能額は1万円からと低く、請求書の一部買取も可能なため余計な資金調達コストを省けます。

利用者から高い人気を誇っているのは、ラボルの口コミからも見て取れます。小回りの利く請求書買取サービスを探しているなら、ラボルは有力な選択肢の1つです。

ビートレーディング | 必要書類は2点だけ!最短2時間で資金調達が可能!

種類 ・2社間契約
・3社間契約
・注文書買取サービス
・診療報酬買取サービス
買取可能額 下限・上限なし
手数料 2社間ファクタリング:4%~12%
3社間ファクタリング:2%~9%
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン・LINE
公式サイト https://betrading.jp/

ビートレーディングは、手続きを簡素化して申し込みから入金まで最短2時間で完了する請求書買取サービスです。

累計取引社数5万2,000社以上、累計買取額1,170億円以上と豊富な実績と高い信頼性を誇ります。クラウドサインを導入しており、パソコン・スマートフォンさえあれば手軽に資金調達が可能です。

必要書類は請求書・通帳のコピーの2点だけで、準備にまったく手間と時間がかかりません。注文書買取サービスにも対応しており、受注時点で資金調達できるため機会損失を最小に抑えられます。

東京・仙台・名古屋・大阪・福岡に拠点を構えており、地方から来店しやすいのも大きな特徴です。ビートレーディングの口コミからも、「信頼性が高い」「急なときの心強い味方」といった声が多く聞かれました。

信頼性の高い請求書買取サービスを探しているなら、ビートレーディングの利用を検討しましょう。

GMO BtoB 早払い | 東証プライム上場企業が提供する信頼の請求書買取サービス!

種類 ・2社間契約
・3社間契約
買取可能額 100万円~1億円
手数料 1%~12%
入金スピード 最短2営業日
手続き方法 対面・オンライン
公式サイト https://www.gmo-pg.com/lpc/hayabarai/

GMO BtoB 早払いは、利用者の要望に応じて対面サポート・オンライン完結が選択できる請求書買取サービスです。

最初に審査を受ければ、その後は何度でも買取限度額内で資金調達できます。注文書買取サービスにも対応しており、受注時点で資金が得られるため取引の機会を逃しません。

GMO BtoB 早払いの仮想口座を利用すれば、2社間契約でも利用者が回収した売掛金を入金する必要がありません。GMO BtoB 早払いは東証プライム上場のため、信頼性が高く安心して利用できるのも大きなメリットです。

GMO BtoB 早払いの口コミでは、「大手の安心感があった」「申し分ないサービス」といった声が目立ちました。買取可能額の下限が100万円からなので、売掛債権額の大きな中小企業以上におすすめです。

PayToday(ペイトゥデイ) | 手数料が最大1%~9.5%で入金まで最短30分

種類 ・2社間契約
買取可能額 10万円~上限なし
手数料 1%~9.5%
入金スピード 最短30分
手続き方法 オンライン
公式サイト https://paytoday.jp/

PayTodayは買取額の下限が10万円で、手数料が1%~9.5%とたいへんリーズナブルな請求書買取サービスです。

累計申込額は100億円を突破し、豊富な実績と高い信頼性を誇ります。初期費用・月額費用など、手数料以外の費用は一切かかりませんので安心して利用できます

申し込みから契約までオンライン完結のため、面談が不要でパソコン・スマートフォンから手続きが可能です。売掛債権の支払いサイトは、最大90日まで対応しているのもPayTodayの特徴です。

PayTodayの口コミでは、「スピードと信頼を両立」「安心して利用できた」などの評判が目立ちました。スピーディーかつ安心して資金調達をしたいなら、PayTodayはイチオシの選択肢です。

インボイスPay | 2社間取引の手数料が2.5%~8%と激安!

種類 ・2社間契約
・3社間契約
買取可能額 売掛先により変動
手数料 2.5%~8%
入金スピード 最短即日
手続き方法 オンライン・電話・ファックス・LINE
公式サイト https://smart-hedge.co.jp/

インボイスPayは、オンラインAI審査を導入した請求書買取サービスです。

AI審査やオンライン完結によるコスト削減で、2.5%~8%と非常に安い手数料を実現しました。見積もりは申し込みをしてから最短10分で提示されるため、待ち時間が短くてすみます。見積もりに必要なのは、売掛先の企業が発行した請求書だけというのも手軽に利用できるポイントです。

手数料・買取可能額はプログラムが自動算出するため、担当者によるブレが一切ありません。手数料の安い請求書買取サービスを探しているなら、インボイスPayの口コミで評判をチェックしつつ利用を検討しましょう。

ペイトナーファクタリング | 申し込みから入金まで最短10分!業界最速!

種類 ・2社間契約
買取可能額 初回は25万円まで
利用実績に応じて最大100万円
手数料 一律10%
入金スピード 最短10分
手続き方法 オンライン
公式サイト https://paytner.co.jp/factoring

ペイトナーファクタリングは、資金調達が最短10分で完了する業界最速の請求書買取サービスです。

手数料は一律10%に設定されており、初回利用は25万円までとなります。ただし、利用実績に応じて最大100万円の売掛債権を買取してもらえます。

また、AIによる審査を導入しており、わずらわしい事業計画書などの提出は必要ありません。提出が求められるのは本人確認書類・請求書・通帳のコピーの3点だけです。

さらに、ペイトナーファクタリングは売掛先が個人事業主でも利用できる珍しい請求書買取サービスです。ペイトナーファクタリングの口コミでは、「本当にスピードが速い」との評判がもっとも多く見られます。

小口の売掛債権が多い個人事業主・フリーランスは、ペイトナーファクタリングで会員登録をすませておきましょう。

請求書買取サービスを利用するメリット

請求書買取サービスには、以下のようなメリットがあります

  • 請求書で即日資金調達が可能
  • 信用情報や決算書への影響がない
  • 売掛先に知られない(2社間)
  • オンライン完結なら手続きが簡単
  • 担保や保証人が不要
  • 赤字決算や債務超過状態でも利用が可能
  • 取引先が倒産しても弁済義務は生じない
  • 最大180日先の売掛債権まで買取OK
  • 個人事業主・フリーランスでも利用できる

メリットを把握し、賢く請求書買取サービスを利用して資金調達を実現しましょう。

請求書で即日資金調達が可能

請求書買取サービスは、最短数十分~即日で資金調達が可能です。

一般的な掛取引では、売掛金が入金されるまでに30日~60日のタイムラグが生じます。そのため、キャッシュ不足に陥ったり黒字倒産したりする危険性は無視できません。

しかし、請求書買取サービスを利用すれば売掛金を現金化し、資金繰りを即座に改善できます。「急な支払いで困った」「手元資金が心許ない」というときは、請求書買取サービスがおすすめです。

信用情報や決算書への影響がない

請求書買取サービスは、借入ではないため負債が増えず決算書にも影響しません

たとえば、信用情報が傷つかなければ将来的にビジネスローンの審査も通過しやすくなります。また、決算書の負債が少なければ融資審査で有利になります。

将来的に融資を受ける予定があるなら、請求書買取サービスで信用情報・決算書を良好に保ちましょう。

売掛先に知られない(2社間)

2社間契約なら、請求書買取サービスの利用を売掛先に知られません

請求書買取サービスの利用を知られると、財務状況の悪化を疑われて取引が停止・減少するリスクがあります。しかし、利用を知られなければ、これまで通りの信頼関係の継続が可能です。

なお、100%知られたくない場合は債権譲渡登記が不要な請求書買取サービスを選びましょう。

オンライン完結なら手続きが簡単

オンライン完結の請求書買取サービスなら、簡単な手続きでスピーディーに資金調達できます

オンライン完結だと、面談のための移動時間・交通費がかかりません。また、オンライン完結の請求書買取サービスは必要書類が少ない傾向があります。そのため、書類の準備に手間がかからずリソースを本業に集中できます

さらに、オンライン完結ならオフィス賃料・人件費などが削減できるため、手数料が安く設定されがちです。時間や手間をかけずに簡単な手続きですませたいなら、オンライン完結の請求書買取サービスを選びましょう。

担保や保証人が不要

請求書買取サービスは、借入と異なり担保や保証人を求められません

融資では、信用力の乏しい個人事業主・フリーランスなどはとくに担保・保証人を求められる傾向があります。担保や保証人を準備するには時間や手間がかかり、本業が疎かになりかねません。

担保・保証人が不要で、手軽に利用できる請求書買取サービスは個人事業主・フリーランスにやさしい資金調達方法です。

赤字決算や債務超過状態でも利用が可能

赤字決算・債務超過・税金滞納といった状態でも、請求書買取サービスは利用できます

融資は利用者の返済能力を重視しますが、請求書買取サービスのメリットでは売掛先の支払い能力が主に審査されます。そのため、利用者の経営状態・財務状況が悪くても審査の通過が可能です。

ただし、2社間契約は利用者の経済状況が悪いと売掛金を着服されるリスクがあります。したがって、まったく利用者の信用状況が審査されないわけではありません。一方、3社間契約なら売掛金は売掛先から請求書買取サービス会社に入金されるので、利用者の信用状況は審査の対象外です。

もし2社間契約で審査落ちした場合は、より審査が柔軟な3社間契約の利用を検討しましょう。

取引先が倒産しても弁済義務は生じない

請求書買取サービスで売掛債権を売却したあとに売掛先が倒産しても、利用者に弁済義務は発生しません。なぜなら、一般的な請求書買取サービスの契約には償還請求権が入っていないからです。

償還請求権とは売掛先が倒産した場合、請求買取サービス会社が利用者に支払いを求められる権利です。償還請求権入りの請求書買取サービス契約は、貸金業登録していなければ違法となります。

ただし、倒産リスクのある売掛債権は買取してもらえない可能性もあります。あくまで、副次的なメリットとしてとらえておきましょう。

最大180日先の売掛債権まで買取OK

注文書買取サービスの場合、最大180日先の売掛債権まで取り扱っているケースがほとんどです。また、一部の請求書買取サービスも最大180日先の売掛債権を売却できます

とくに、入金スパンが長い建設業界の場合は支払いサイトが大きな問題となります。請求書買取サービスの支払いサイトは、あらかじめ公式サイトや問い合わせで確認しましょう。

個人事業主・フリーランスにも対応

請求書買取サービスの多くは、個人事業主・フリーランスにも対応しています

信用力の弱い個人事業主・フリーランスは、銀行融資・ビジネスローンの審査に落ちる場合も少なくありません。しかし、請求書買取サービスは売掛先の支払い能力を重視するため、信用力の弱い個人事業主・フリーランスでも利用できます。

また、ビジネスローンなどの融資は、事業用の資金使途に限られるという制限があります。そのため、調達した資金を不足した生活費には充てられません。しかし、請求書買取サービスなら資金使途が問われないため生活費にも流用できます

請求書買取サービスは、個人事業主・フリーランスにおすすめの資金調達方法です。

請求書買取サービスを利用するデメリット

請求書買取サービスを利用するデメリットは、以下のとおりです。

  • 手数料がかかる
  • 違法・悪質な業者も存在する
  • 債権譲渡登記が必要な場合がある
  • 売掛債権額の範囲内でしか資金調達ができない

あらかじめデメリットを理解し、損失・トラブルを上手に回避して請求書買取サービスを利用しましょう。

手数料がかかる

請求書買取サービスは、1%~20%ほどの手数料がかかります請求書買取サービスの手数料相場は、以下のとおりです。

契約の種類 手数料の相場
2社間契約(面談) 10%~20%
2社間契約(オンライン) 2%~12%
3社間契約 1%~9%

手数料が高い請求書買取サービスを繰り返し利用すると、かえって資金繰り悪化を招きかねません。そのため、できる限り手数料の安い請求書買取サービスを選択しましょう。

また、時間に余裕があるなら、請求書買取サービスより資金調達コストの安いビジネスローン・融資の利用も検討してください。

違法・悪質な業者も存在する

請求書買取サービスには、違法・悪質な業者も存在しているので注意が必要です。違法・悪質な請求書買取サービス業者の特徴は、以下のとおりです。

  • 請求書買取サービスを装った貸付
  • 契約に償還請求権・買戻特約が入っている
  • 分割払いができると謳っている
  • 手数料が相場より高すぎる
  • 給与債権の買取をしている

少しでも怪しいと感じたら、契約をキャンセルしてトラブルを回避しましょう。もし違法・悪質な請求書買取サービス業者の被害に遭ったら、弁護士や以下の窓口に相談してください。

名称 営業時間 相談窓口・電話番号など
ファクタリング事業推進協会 平日9時~18時 電話:0120-123-022
金融庁金融サービス利用者相談室 平日10時~17時 電話:0570-016811
IP電話の場合:03-5251-6811
ファックス:03-3506-6699
Webサイト受付窓口
金融庁多重債務相談窓口 24時間365日 相談窓口
日本貸金業協会 平日9時~17時 電話:0570-051051
IP電話の場合:03-5739-3861
ファックス:03-5739-3024
Webサイト受付窓口
警察 24時間365日 電話:#9110(各都道府県警察相談ダイヤル)
消費者庁消費者ホットライン 平日9時~17時 土日祝10時~16時 電話:188
国民生活センター平日バックアップ相談 平日10時~12時 13時~16時 電話:03-3446-1623

いずれの窓口も無料ですので、被害に遭ったら速やかに相談しましょう。

参照:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起

債権譲渡登記が必要な場合がある

請求書買取サービスの中には、2社間契約で債権譲渡登記が必要な場合があります。債権譲渡登記とは、売掛債権の譲渡の事実を公的に登記する制度です。

債権譲渡登記すれば二重譲渡リスクを回避できるのが、請求書買取サービス会社側のメリットです。一方、利用者側は債権譲渡登記が必要だと別途7,500円の登記費用が発生するケースがあります。

現在は、2社間契約でも債権譲渡登記が不要な請求書買取サービスが多く登場しています。とくに、オンライン完結の請求書買取サービスは債権譲渡登記が必要ありません。

余計な手続きや費用をかけたくないなら、債権譲渡登記のない請求書買取サービスを選びましょう。

売掛債権額の範囲内でしか資金調達ができない

請求書買取サービスは、売掛債権額の範囲内でしか資金調達ができません。そのため、設備投資などで大きな資金が必要なときには銀行融資・日本政策金融公庫・制度融資などを検討しましょう。

銀行融資・日本政策金融公庫・制度融資それぞれの特徴は、以下のとおりです。

融資の種類 銀行(信用保証付き融資) 日本政策金融公庫 制度融資
特徴
  • 審査が厳しめ
  • 金利がリーズナブル
  • 条件次第では高額融資も可能
  • 審査期間は2週間~3週間ほど
  • 起業したてでも融資を受けられる
  • 金利がリーズナブル
  • 中小企業にも積極的
  • 審査期間は3週間~1ヶ月ほど
  • 地方自治体・金融機関・信用保証組合が連携して提供
  • 自治体によっては保証料・金利などをサポート
  • 長期の借入が可能
金利 1.5%~3% 1%~3% 1.5%~3%
審査の難易度 ★★★★★ ★★★★ ★★

実現可能な事業計画書・資金計画書を作成できれば、融資での資金調達も難しくありません。

請求書買取サービスを利用するときの注意点

請求書買取サービスを利用するときは、以下のポイントに注意しましょう。

  • 請求書買取サービスで買取できないケース
  • 相見積もりを取る
  • 個人事業主・フリーランスは手数料の上限を確認
  • 入金期限を遵守
  • 契約書の控えは適切に管理

注意点を頭に入れておき、余計なトラブルを回避してスムーズな資金調達を実現しましょう。

請求書買取サービスで買取できないケース

以下のケースに当てはまる場合は、請求書買取サービスで買取してもらえません

  • 個人事業主・個人が売掛先
  • 利用者が売掛先から借入している
  • 売掛先の支払いが遅延している
  • 架空・二重譲渡の疑いがある
  • 不良債権
  • 売掛金の未回収リスクが高い

大半の請求書買取サービスでは、個人事業主が売掛先の売掛債権は買取していません。また、利用者が売掛先から借入がある場合、売掛債権が借入と相殺される可能性があるため取り扱い不可となります。

審査通過を目指すなら、以下のポイントに注意して売掛債権を選びましょう

  • 売掛先が公的機関・官公庁・自治体・大企業・上場企業
  • 売掛先の信用力が高い
  • 継続して取引している売掛先
  • 支払いサイトが短い
  • 売掛債権額が大きい

なお、2社間契約で審査落ちした場合は3社間契約を検討してください。

相見積もりを取る

請求書買取サービスで手数料を抑えたいなら、必ず相見積もりを取りましょう

請求書買取サービスの手数料は、審査後にしか具体的な数値がわかりません。また、同じ売掛債権でも請求書買取サービス会社によって手数料が異なるケースは多く見られます。

複数社に相見積もりを取れば、もっとも安い手数料の請求書買取サービスを選べます。なお、相見積もりの候補が多すぎると手間がかかるため、3社~4社に絞り込んでおきましょう。

個人事業主・フリーランスは手数料の上限を確認

個人事業主・フリーランスが2社間契約を利用するなら、手数料の上限を確認しましょう。

個人事業主・フリーランスは信用力が弱いため、請求書買取サービスの手数料が高くなりがちです。しかし、手数料の上限が決まっているなら安心して利用できます。また、手数料の上限が低い請求書買取サービスは、結果的に資金調達コストを抑えられる可能性が高いです。

手数料をより抑えたいなら、3社間契約の利用も積極的に検討しましょう。

入金期限を遵守

請求書買取サービスの2社間契約では、入金の期限を遵守しましょう

2社間契約の場合、売掛先から利用者が売掛金を回収して請求書買取サービスに入金します。もし経済的に困窮して売掛金を着服すると、横領罪・業務上横領罪に問われる可能性があります。くわえて、入金が遅れれば遅延損害金が発生しますので注意しましょう。

売掛先から売掛金の入金が遅れている場合は、利用者に責任はありません。ただし、売掛先からの入金が遅れている旨を請求書買取サービスへ速やかに連絡してください。

契約書の控えは適切に管理

請求書買取サービスで債権譲渡契約を締結すると、契約書の控えを渡されますので適切に管理しましょう。

契約書を保管しておけば、万が一のトラブルが起こったときでもスムーズな解決が期待できます。一方、契約書がなければ正当な主張ができず不利益を被る可能性は否定できません。

請求書買取サービス会社に売掛金の入金が終わるまで、厳重に契約書は保管しておきましょう。

請求書買取サービスの利用の流れ

請求書買取サービスの利用の流れは、以下のとおりです。

  1. 利用者は請求書買取サービスに電話・オンラインなどから申し込む
  2. 3社間契約の場合、売掛先から売掛債権譲渡の承諾を得る
  3. 審査が行われ、請求書買取サービス会社から手数料などの条件が提示される
  4. 条件に合意できたらお互いに契約を締結する
  5. 売掛債権を請求書買取サービス会社に売却し、利用者は代金を受け取る
  6. 2社間契約で利用者が売掛先から売掛金を回収したら、請求書買取サービス会社に入金する

なお、3社間契約の場合は売掛先から請求書買取サービス会社に直接、売掛金が入金されます。そのため、利用者は売掛金の決済期日にとくに何もする必要はありません。

請求書買取サービスに関するよくあるQ&A

請求書買取サービスに関するよくある質問を解説します。

  • 請求書買取サービスに違法性はある?
  • 請求書買取サービスで審査されるポイントは?
  • 起業したばかりでも利用できる?

事前に疑問を解消し、スピーディーかつスムーズな資金調達を実現しましょう。

請求書買取サービスに違法性はある?

請求書買取サービスに違法性はありません

請求書買取サービスはファクタリングと呼ばれ、中小企業庁も進めている資金調達方法です。また、請求書買取の契約そのものが違法とされた判例は過去にもありません。

参照:中小企業庁「売掛債権の利用促進について

請求書買取サービスで審査されるポイントは?

請求書買取サービスで審査されるポイントは、以下の4点です。

  • 売掛先の信用状況
  • 利用者の信用状況
  • 売掛債権の支払いサイト
  • 売掛債権額

なお、利用者の信用状況は3社間契約ではほぼ審査されません。支払いサイトは短いほど、売掛債権額は大きいほど審査に有利になります。

起業したばかりでも利用できる?

請求書買取サービスは基本的に、起業したばかりでも利用できます。ただし、いくつかの請求書買取サービスでは決算書2期分の提出が必要です。

あらかじめ公式サイトや問い合わせで、起業したばかりでも利用できるかどうか確認しましょう。

請求書買取サービスを賢く利用して資金調達を実現しよう!

請求書買取サービスは近年、中小企業・個人事業主を中心として徐々に利用が広まっている資金調達方法です。売掛債権を請求書買取サービスに売却し、手数料が差し引かれた代金を受け取れます。

今回の記事では、請求書買取サービスの仕組み・メリット・デメリット・注意点などを解説しました。さらに、おすすめの請求書買取サービス11選を紹介しました。

請求書買取サービスは最短数十分~即日で資金が調達でき、経営状態・財務状況が悪くても審査の通過が可能です。請求書買取サービスを計画的に利用して、資金繰り改善と持続的な経営を目指しましょう。